JP2571561Y2 - 帯状体の多方向送り装置 - Google Patents

帯状体の多方向送り装置

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JP2571561Y2
JP2571561Y2 JP1641393U JP1641393U JP2571561Y2 JP 2571561 Y2 JP2571561 Y2 JP 2571561Y2 JP 1641393 U JP1641393 U JP 1641393U JP 1641393 U JP1641393 U JP 1641393U JP 2571561 Y2 JP2571561 Y2 JP 2571561Y2
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正美 西尾
文俊 中尾
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は熱交換器の伝熱管に囲ま
れた狭隘部等へ洗浄・点検等の目的でベルト状部材を挿
入する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帯状体を狭隘部へ挿入するための
実用上効果的な装置は提供されていない。しかし、この
ような目的のために一般に考えられるやり方としては、
図8に示すように、帯状体18の両側に弾性材ローラA
19,弾性材ローラB20を配して帯状体18を挟んで
ローラA19,ローラB20を回転し帯状体18を送る
機構があるが、帯状体18を両側で挟む力を一定、特に
左右及び上下で均等な押し付けをしないと誇張して図示
するように、弾性材ローラは不均等に変形しやすい。
【0003】また、帯状体を長く送り出すと、まわりの
物との接触部が多くなり順次送り出しのための所要駆動
力が増大するが、弾性材ローラを使用する前述の方法で
は、駆動力は弾性材ローラと帯状体との摩擦によって得
ているので、大きい駆動力を得るには弾性材ローラの押
しつけ力を大きくする必要が生ずる。押しつけ力が大き
くなれば、弾性材ローラの変形量も大きくなり、前述し
たような不均等変形も生じやすく、このため送り出し方
向の不安定、送り出し速度の不安定という問題を生じや
すい。
【0004】また弾性材ローラには、送り力が大きいよ
うに帯状体との間の摩擦係数が大きい弾性材(ゴム)を
用いるが、スリップせずに、確実に送るには、大きな挟
む力を加えるが、この挟む力は、送り駆動に対しては、
抵抗であり、この分だけ、大きな駆動力を要することに
なる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は帯状体を所定
の方向へ正確に、一定速度で送り出すことのできる装置
を提供することを課題としている。また、本考案は、帯
状体を多方向に、少い駆動力で送り出すことのできる構
造簡単な装置を提供することをもその課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記課題を解
決するため、互いに向き合う面を凸形状とし移送すべき
帯状体を通す間隙を保って対面して配設された弾性材製
の2つの把持体と、この把持体の少なくともいづれか一
方の背面に設けられ加圧流体の流入により把持体の間の
間隙を狭めてそこに帯状体を把持させる加圧流体室と、
2つの把持体に往復移動を与える送り手段とをもつ帯状
体の間欠移送機構、及びこの移送機構を揺動支持ピンま
わりに回動させて帯状体の送り出し方向を変える揺動機
構を有する装置を採用する。
【0007】
【作用】本考案は前記した構成をもつ装置を採用するの
で、把持体の背面に設けられた加圧流体室に加圧流体が
導入されると把持体が変形して把持体の間に帯状体を均
等に押し付けて把持する。把持体は弾性材製なので帯状
体との間の摩擦係数が大きく、帯状体を確実に把持す
る。把持体の間に帯状体を挟んだ後、送り手段によって
把持体を移動させるとそれと一緒に帯状体が送り出され
る。帯状体の送り出し後、加圧流体室の流体圧を抜くと
把持体は帯状体の挟みつけを離すので、送り手段を元の
位置まで戻すことによって把持体は戻される。
【0008】把持体の互いに向き合う面は凸形状とされ
ているので帯状体の挟みつけを確実に行うと共に、挟み
付けを離すときに把持体の面が帯状体に付着することが
ない。以上の作動を繰り返えすことによって、帯状体を
均一に把持して確実に送ることができる。これによって
帯状体は上下に変位することなく駆動力一定の状態で送
り出せる。また、以上の作動を行う帯状体の間欠移送機
構を揺動機構によって揺動支持ピンまわりに回動させる
ことにより帯状体の送り出し方向を多方向に選定するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案による装置を図示した実施例に
基づいて具体的に説明する。図において、15及び16
は、それぞれ、弾性材でつくられ、対向する面の間に移
送すべき帯状体18を通すよう間隔を保って配設された
把持体である。把持体15及び16の互いに対向する面
は、図3に示されているように凸形状をしており、その
間における帯状体18の挟みつけを確実にすると共に、
帯状体18の挟みつけを離したときにその面が帯状体1
8に付着せず速やかに離れるようにしている。
【0010】把持体15の背面には、ダイヤフラム14
があり、このダイヤフラム14は、ダイヤフラム押え板
13によって送り金具取付板12に取付されており把持
体15の背面にダイヤフラム14をもつ圧縮空気室Bが
形成されている。Aは圧縮空気入口である。この送り金
具取付板12は、送り金具取付板11に取付されてい
る。このような組立体を送り金具10に取付し、これを
送り軸3にネジ嵌合により組み合せてある。この組み合
せにより送り軸3が回転されると、送り金具10はその
回転方向に応じて石又は左へ移動される。この送り金具
10と送り軸3が把持体15,16に往復移動を与える
送り手段を構成している。
【0011】図4に示すように、送り軸3は、支持金具
6内を通って配設され、その片端には、送りモータ2
が、付いている。以上説明した把持体15と16、圧縮
空気室B、及び送り金具10と送り軸3をもつ送り手段
等によって帯状体18に対する間欠移送機構を構成して
いる。支持金具6の両端は、揺動支持ピン7及び8で、
取付金具5に取付されており、支持金具6に取付けられ
ている前記した機構は一体となって揺動支持ピン7,8
まわりに回動可能となっている。取付金具5の一端に
は、揺動モータ1が取付され、この軸端に揺動駆動歯車
4が取付されている。相対する揺動ラック9が図6に示
すように支持金具6に取付されていて、モータ1を回転
すると歯車4、揺動ラック9へ回転力が伝えられ支持金
具6に取付けられている帯状体の間欠移送機構は図5か
ら図6に示すように、一体的に揺動支持ピン7,8まわ
りに回動される。
【0012】以上説明した構成を持つ図示した装置によ
る帯状体の送り出しは次のように行われる。移送すべき
帯状体18は把持体15,16の間に通したのち、図
1,図2に示すように、加圧流体としての圧縮空気が圧
縮空気入口Aから圧縮空気室Bに導入される。圧縮空気
の導入によりダイヤフラム14が膨れ、これに押され
て、把持体15が把持体16側に動いて、帯状体18を
挟む。
【0013】この状態で送り金具10と共に把持体1
5,16を図4に示すC方向に移動させるように送りモ
ータ2を回転させて送り軸3を回転させる。把持体1
5,16が支持金具6の端部までC方向に移動したの
ち、圧縮空気室B内の空気を入口Aから抜くとダイヤフ
ラム14は収縮し把持体15と16の間に隙間が生じ、
帯状体18の挟みつけを開放する。その状態で、今度は
把持体15,16を図4のD方向へ移動させるようモー
タ2を回転させる。この把持体15,16の戻り行程で
は帯状体18はそのまゝの位置に止められていて移送さ
れない。
【0014】このように、送りモータ2、送り軸3、送
り金具10、送り金具取付板11と12、ダイヤフラム
押え板13、ダイヤフラム14、把持体15と16など
で構成された間欠移送機構によって、帯状体18を把持
してC方向、離してD方向、再び把持してC方向、離し
てD方向…と順次繰り返えして作動させることにより帯
状体18は間欠的にC方向へ送り出される。
【0015】帯状体18の送り方向は、図4に示すよう
に揺動モータ1を回転させると、支持金具6が図5に示
すE又はF方向に揺動支持ピンA7及びB8を中心に揺
動し、図6のように選定することができる。なお、支持
金具6の先に、図7に示すように送り出される帯状体1
8を案内するガイド17を取り付けると図7にI,Jで
示すように帯状体18を方向づけて確実に送り出すこと
ができる。
【0016】以上、本考案を図示した実施例に基づいて
具体的に説明したが、本考案がこれらの実施例に限定さ
れず実用新案登録請求の範囲に示す本考案の範囲内で、
その形状、構造に種々の変更を加えてよいことはいうま
でもない。例えば、上記実施例では把持体15,16を
往復動させる送り手段として送り軸3とこれにネジ係合
された送り金具10を採用しているが、これを摩擦ロー
ラ等により送る機構としてもよい。また、図示した装置
では把持体15の背面にのみ圧縮空気室Bを設けている
が、把持体15、16の両方の背面に設けてもよい。
【0017】
【考案の効果】以上具体的に説明したように、本考案に
よる装置では、互いに向き合う面を凸形状とし移送すべ
き帯状体を通す間隙を保って対面して配設された2つの
把持体と、同把持体の少なくともいづれか一方の背面に
設けられ加圧流体の流入により前記間隙を狭めて同間隙
内に帯状体を把持させる加圧流体室と、前記2つの把持
体に往復移動を与える送り手段とをもつ帯状体の間欠移
送機構により帯状体を送るように構成されているので、
帯状体は両側を均等な力で確実に把持され把持体からの
送り動が帯状体に確実に伝えられる。
【0018】これによって、スリップなく帯状体を一定
速度で送り出すことができる。また、その把持体の対向
面は凸形状とされているので、帯状体に対し付着するこ
となく離れ易く、送りと、送り位置への復帰を確実に行
うことができる。更にまた、本考案による装置は、前記
した帯状体の間欠移送機構を揺動支持ピンまわりに回動
させて前記帯状体の送り出し方向を変える揺動機構を有
する構成としているので、間欠移送機構を揺動させるこ
とにより、帯状体を多方向に送り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例による送り装置の要部を1部
断面で示す平面図。
【図2】図1のG−G線に沿う断面図。
【図3】帯状体の把持を解放した状態で示す図2と同様
の断面図。
【図4】本考案の1実施例による送り装置全体を示す正
面図。
【図5】図4のH−H線に沿う側面図。
【図6】帯状体の送り方向を変化させた状態を示す図5
と同様の側面図。
【図7】図4に示す装置の平面図。
【図8】ローラ駆動方式による帯状体移送を説明するた
めの平面図。
【符号の説明】
1 揺動モータ 2 送りモータ 3 送り軸 4 揺動駆動歯車 5 取付金具 6 支持金具 7 揺動支持ピン 8 揺動支持ピン 9 揺動ラック 10 送り金具 11 送り金具取付板 12 送り金具取付板 13 ダイヤフラム押え板 14 ダイヤフラム 15 把持体 16 把持体 17 ガイド 18 帯状体 A 圧縮空気入口 B 圧縮空気室 C ベルト送り方向 D 把持部の復帰方向 E 右揺動方向 F 左揺動方向 I 右ベルト送り方向 J 左ベルト送り方向 K 把持板凸球半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 栗田 雅夫 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 原子力サービスエンジニアリング株式会 社内 (56)参考文献 実開 昭63−96065(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに向き合う面を凸形状とし移送すべ
    き帯状体を通す間隙を保って対面して配設された弾性材
    製の2つの把持体と、同把持体の少なくともいづれか一
    方の背面に設けられ加圧流体の流入により前記間隙を狭
    めて同間隙内に帯状体を把持させる加圧流体室と、前記
    2つの把持体に往復移動を与える送り手段とをもつ帯状
    体の間欠移送機構、及び同間欠移送機構を揺動支持ピン
    まわりに回動させて前記帯状体の送り出し方向を変える
    揺動機構を有することを特徴とする帯状体の多方向送り
    装置。
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