JP2571498Y2 - 吸引車 - Google Patents

吸引車

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JP2571498Y2
JP2571498Y2 JP1992020213U JP2021392U JP2571498Y2 JP 2571498 Y2 JP2571498 Y2 JP 2571498Y2 JP 1992020213 U JP1992020213 U JP 1992020213U JP 2021392 U JP2021392 U JP 2021392U JP 2571498 Y2 JP2571498 Y2 JP 2571498Y2
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tank
suction
suction valve
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valve
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Inventor
皓司 竹村
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株式会社モリタエコノス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工事現場の汚泥水や各
種産業廃液等の流動物の吸引作業に利用される吸引車に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の吸引車は、タンク内を吸引装置
によって排気減圧し、タンクから導出した吸入ホースを
通して回収物をタンク内へ吸引するようにしている。
【0003】図2は上記吸引車の一例を図示するもの
で、(1)は吸引車の車体、(2)は車体(1)上に搭
載した円筒形のタンクで、その後方下部を車体(1)の
後部にヒンジ(3)を介して傾動自在に枢着し、左右両
側のダンプシリンダー(4)によって車体(1)に対し
てダンプできる。(5)はタンク(2)の後部扉で、そ
の上縁部をタンク(2)の開口後面の上縁部にヒンジ
(6)を介して吊下げ状に枢着し、開閉シリンダー
(7)によってタンク(2)に対して反転開放できる。
(8)はタンク(2)の上部に設けられた主マンホール
で、真空ポンプ、セパレーター兼水切装置等からなる吸
引装置(9)に吸排気ホース(10)を介して接続されて
いる。(11)は後部扉(5)の下方に設けられた吸入バ
ルブで、吸入ホース(図示せず)を着脱自在に接続する
ことができる。
【0004】上記構成において、タンク(2)の後部扉
(5)を閉合し、かつ、吸入バルブ(11)を閉じた状態
で、吸引装置(9)を駆動してタンク(2)内の空気を
吸排気ホース(10)を通して排気し、タンク(2)内を
減圧する。そして、上記タンク(2)内が所定の圧力に
減圧されると、吸入バルブ(11)を開き、この吸入バル
ブ(11)に接続された吸入ホースを通して回収物をタン
ク(2)内へ吸引する。このようにしてタンク(2)内
へ回収物を吸引し続け、タンク(2)内に回収物が充満
すると、吸入バルブ(11)を閉じ、かつ、吸引装置
(9)の駆動を停止し、これを目的位置に搬送し、ここ
で後部扉(5)を反転開放させ、かつ、タンク(2)を
ダンプさせ、タンク(2)内から回収物を排出する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来、上記吸引車にお
いては吸入バルブ(11)をタンク(2)の後部扉(5)
に後方に突出させて取付けているため、走行中に追突さ
れたり、他の構造物に接触したりして、吸入バルブ(1
1)を損傷することが稀でなかった。
【0006】そこで、上記問題を解決するため、タンク
(2)の後部扉(5)に吸入バルブ(11)を覆うように
して保護カバー(図示せず)を取付け、この保護カバー
によって吸入バルブ(11)を保護して損傷を減少するよ
うにしている。ところが、これでは吸入バルブ(11)の
損傷を減少することができても、保護カバーが吸入バル
ブ(11)よりも大きく、しかも、後方により突出するよ
う形成されているため、保護カバーが他の構造物に接触
する機会が増えることになって当該保護カバーの損傷が
頻発するとともに、車両としての全長が延長して車両の
操作性が甚だ悪くなり、最良の解決策とは云えなかっ
た。しかも、道路運送車両法の保安基準の一部が改定さ
れ、新基準を満足する突入防止装置(リアバンパー)の
装着が義務づけられたことにより、吸入バルブ(11)の
取付寸法等が従来よりきびしくなり、保護カバーの取付
けが困難であるばかりか、これまでと同様なサイズの吸
入バルブ(11)の取付けも困難である。この理由は、例
えば、点検等のために、後部扉を閉じたまま、タンクを
ダンプすれば吸入バルブ(11)がリアバンパーに当たる
からである。ちなみに、従来の取付構造において、従来
の基準では、150A(6B)程度の吸入バルブ(11)
を取付けることが可能であったが、新基準では、100
A(4B)程度の吸入バルブ(11)までしか取付けでき
なくなった。
【0007】そこで、本考案は、上述したような問題点
を解消せんとする吸引車を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、後部扉の下方
に形成された開口部分に内筒をタンク内に凹入して固着
し、該内筒のタンク内に凹入する先端部内周に固着した
取付リングに吸入バルブおよび吸引パイプを取付けるこ
とにより、上記目的を達成するものである。
【0009】
【作用】本考案では、吸入バルブをタンク内に凹入する
内筒の内側端部に設けた取付リングに取付けることで、
吸入バルブの後部扉よりの突出量を抑えることができ
る。このように吸入バルブの後部扉よりの突出量を抑え
ることで、走行中および作業中における他部材との接触
による損傷の機会が減少するとともに、吸引バルブの取
付寸法等が従来の基準よりきびしい新基準でもこれまで
と同様なサイズの吸入バルブの取付けが可能となった。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1および図2に
基づいて説明する。
【0011】図1は本考案に係る吸引車の後部側面図で
あり、また、図2はその要部詳細図である。但し、図3
と共通部分には同一の符号を付して重複する事項の説明
を省略する。
【0012】本考案に係る吸引車は、タンク(2)の後
部扉(5)よりの吸入バルブ(11)の突出量を抑えるた
め、図1に示すように、吸入バルブ(11)をタンク
(2)の後部扉(5)に操作可能なように埋め込んで取
付けた。即ち、図2に示すように、タンク(2)の後部
扉(5)の下方の所定位置に開口(5a)を形成させ、
該開口(5a)に継合する内筒(12)をタンク(2)内
に凹入して後部扉(5)の内面に一体に固着させ、該内
筒(12)のタンク(2)内に凹入する先端部内周に取付
リング(13)を一体に固着させ、該取付リング(13)に
吸入バルブ(11)および吸引パイプ(14)を取付ける。
尚、(15)は吸入バルブ(11)と取付リング(13)の間
に介在された連結円板で、両面に複数の植込みボルト
(16)および(17)を夫々螺着し、一方の植込みボルト
(16)に吸入バルブ(11)の取付フランジ(11a)をナ
ット(18)を介して締着するとともに、他方の植込みボ
ルト(17)に取付リング(13)および吸引パイプ(14)
の先端部外周上に一体に固着された取付フランジ(14
a)をナット(19)を介して締着している。
【0013】上述したように、タンク(2)の後部扉
(5)の下方に形成した開口(5a)部分に内筒(12)
をタンク(2)の内部に凹入して設け、該内筒(12)の
タンク(2)内に凹入する先端部に設けた取付リング
(13)に吸入バルブ(11)を取付ければ、吸入バルブ
(11)をタンク(2)の後部扉(5)に操作可能なよう
に埋め込んで取付けることができる。これによって吸入
バルブ(11)の後部扉(5)よりの突出量を抑えること
ができ、走行中および作業中における他部材との接触に
よる損傷の機会が減少する。しかも、吸入バルブ(11)
の後部扉(5)よりの突出量が抑えられることにより、
吸引バルブの取付寸法等が従来の基準よりきびしい新基
準でもこれまでと同様なサイズの吸入バルブ(11)の取
付けが可能である。ちなみに、150A(6B)程度の
吸入バルブ(11)まで取付けが可能になった。また、吸
入バルブ(11)を後部扉(5)の内面にタンク(2)内
に凹入して取付けた内筒(12)内に取付けることによ
り、タンク(2)の後部扉(5)に吸入バルブ(11)を
埋め込むように取付けることで、後部扉(5)に凹部切
欠を設けてその凹部切欠に吸入バルブ(11)を取付ける
のと比べてタンク(2)の容積の減少量を少なく抑える
ことができる。また、吸引パイプ(14)は回収物によっ
て摩耗することから、吸引パイプ(14)を取付リング
(13)に取付けることにより、吸引パイプ(14)の交換
が可能になった。更に、異なるサイズの吸入バルブ(1
1)の取付穴を加工した数種類の取付円板(15)を用意
させることにより、吸入バルブ(11)のサイズ変更・交
換が可能になった。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は吸入バル
ブをタンクの内部に入り込んだ取付リングに取付けるこ
とにより、吸入バルブの後部扉よりの突出量を抑えるこ
とができ、走行中および作業中における他部材との接触
による損傷の機会が減少するとともに、吸引バルブの取
付寸法等が従来の基準よりきびしい新基準でもこれまで
と同様なサイズの吸入バルブが取付可能であり、しか
も、吸入バルブの埋め込みによるタンク容積の減少量を
最小限に抑えると同時に、吸入バルブのサイズ変更・交
換および吸引パイプの交換が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る吸引車の後部側面図である。
【図2】本考案の要部詳細図である。
【図3】従来の吸引車の全体側面図である。
【符号の説明】
2 タンク 5 後部扉 11 吸入バルブ 12 内筒 13 取付リング 14 吸引パイプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクの後部扉に吸入バルブを取付ける
    吸引車において、上記後部扉の下方に形成された開口部分に内筒をタンク
    内に凹入して固着し、該内筒のタンク内に凹入する先端
    部内周に固着した取付リングに吸入バルブおよび吸引パ
    イプを取付けた ことを特徴とする吸引車。
JP1992020213U 1992-04-06 1992-04-06 吸引車 Expired - Fee Related JP2571498Y2 (ja)

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JPH0581392U JPH0581392U (ja) 1993-11-05
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JPS5935675Y2 (ja) * 1980-10-17 1984-10-02 富士重工業株式会社 吸泥車の汚水排出装置

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