JPS6340542Y2 - - Google Patents

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JPS6340542Y2
JPS6340542Y2 JP13730882U JP13730882U JPS6340542Y2 JP S6340542 Y2 JPS6340542 Y2 JP S6340542Y2 JP 13730882 U JP13730882 U JP 13730882U JP 13730882 U JP13730882 U JP 13730882U JP S6340542 Y2 JPS6340542 Y2 JP S6340542Y2
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JP
Japan
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suction
water filter
filter chamber
chamber
pipe
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JP13730882U
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JPS5943514U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は汚泥、土砂、廃液等の吸引輸送に使
用される真空式吸引車に関する。
一般にこの種の真空式吸引車は、車体上に汚泥
等の被吸引物を蓄えるホツパを備えてなり、この
ものはこのホツパ内を吸引ブロアで吸引して負圧
にし、この負圧により吸引ホース等を介して外部
の汚泥等の吸引を行うようになつている。また、
上記ホツパと吸引ブロアとを結ぶ吸引通路の途中
には水フイルタ室が設けられており、この水フイ
ルタは吸引気流中の粉塵を分離して大気中への排
気を清浄にするものである。しかしながら、上記
水フイルタは比較的大きな粉塵の分離には効果的
なものであるが、この粉塵よりもさらに小さな微
粉塵についてはこれを確実に分離することが困難
なものであつた。このため、この微粉塵が水フイ
ルタの水分とともに吸引ブロアを通つてそのまま
大気中に放出されることになり、大気汚染を防止
するうえで好ましいものではない。また、上記微
粉塵が吸引ブロア中を通過することから、この吸
引ブロアの魔耗を招き易く、その寿命および耐久
性が低下する問題もあつた。
この考案はこのような事情にもとづいてなされ
たもので、その目的とするところは、大気汚染等
を良好に防止するとともに、吸引ブロアの寿命お
よび耐久性を向上することのできる真空式吸引車
を提供することにある。
すなわちこの考案は、水フイルタ室と吸引ブロ
アとを結ぶ通路を、水フイルタ室側の連結管と吸
引ブロア側の吸引管とに分割し、この吸引管の一
端は上記連結管と交差してこの連結管の端部内に
突出させたことを特徴とする。
このような構成によると、水フイルタ室から吸
引ブロアに向かつて導かれる吸引気流は、上記吸
引管の突出端に衝突し、このため流れ方向が大き
く変更されることから吸引気流中に含まれる微粉
塵や水分はその流動慣性により空気と分離される
ことになる。
したがつて吸引ブロアに微粉塵や水分が吸引さ
れず、吸引ブロアが長寿命になるとともに、この
吸引ブロアを通過することがないので大気を汚染
することも少くなる。
以下この考案の一実施例を図面にもとづき説明
する。
図中1は車体であつて、この車体1上には円筒
状のタンク2が載置されている。このタンク2は
その内部が一端側からホツパ室3および水フイル
タ室4に区画されており、その他端側は吸引ブロ
ア5のカバー部6に構成されている。なお、吸引
ブロア5は車体1のエンジン(図示しない)によ
つて駆動されるようになつており、7,7は上記
カバー部6とで吸引ブロア5のブロア室8を構成
する側板である。
一方、タンク2の一端側下部は枢軸9を介して
車体1に連結され、この枢軸9を中心に起伏自在
となつている。また、タンク2の一端にはホツパ
蓋10が開閉自在に設けられているとともに、こ
のホツパ蓋10には上記ホツパ室3に連通する吸
引口11並びにこの吸引口11に着脱自在に接続
される吸引ホース12が取着されている。なお、
13,13はタンク2の起伏シリンダであり、1
4はホツパ蓋10の開閉シリンダである。
そして、上記タンク2の上部外壁にはホツパ室
3からカバー部6にわたる連結管体15が設けら
ている。この連結管体15はタンク2の外壁をそ
の内壁の一部として構成されており、その一端は
ホツパ室3に連通して開口されている。この開口
端には開閉蓋16が設けられており、この開閉蓋
16はオーバフロー防止機構17により開閉作動
される。
また、連結管体15の他端は吸引管18を介し
て上記吸引ブロア5に接続される一方、その途中
においては上記水フイルタ室4に連通されてい
る。この水フイルタ室4上の連結管体15内には
閉塞壁19が設けられているとともに、水フイル
タ室4には連通管20が配置されている。この連
通管20は上端が上記閉塞壁19を貫通して連結
管体15内に連通されており、また下端は水フイ
ルタ室4の水中に開口されているものである。し
たがつて、上記連結管体15は閉塞壁19により
ホツパ室3と連通管20とを結ぶ通路と、水フイ
ルタ室4と吸引管18とを結ぶ通路とに区画され
ており、これによつてホツパ室3、水フイルタ室
4、吸引ブロア5が順次接続されるようになつて
いる。
そして、上記吸引管18は連結管体15の他端
に連通されるものであるが、この連結管体15の
他端側内部には仕切板21が設けられている。こ
の仕切板21はその下端と連結管体15の内壁と
の間に開口部22を存して配置されている。一
方、上記吸引管18はその上端が連結管体15の
他端と上記仕切板21との間の下壁を貫通してこ
の連結管体15内に突出されている。なお、23
は吸引ブロア5に接続されたサイレンサであり、
24はその排出口である。また、水フイルタ室
4、吸引管18に連通する大気開放管25,26
にはそれぞれ安全弁27,28が設けられてお
り、これら安全弁27,28は水フイルタ室4お
よび吸引管18内の負圧が所定値以上に達した時
点で開弁するように設定されている。なお、上記
吸引管18はその途中において分割構造となつて
おり、タンク2の起伏を妨げるものではない。
次に第4図を参照して上記構成による一実施例
の作用を説明する。
吸引ブロア5が駆動されると、ホツパ室3は吸
引されて負圧状態となる。これによつて吸引ホー
ス12を介して汚泥等の吸込物がホツパ室3に吸
い込まれることになり、この吸込物はホツパ室3
の底部に堆積される。また、ホツパ室3からは粉
塵を含んだ吸引気流が連結管体15、連通管20
を通じて水フイルタ室4に導かれ、この水フイル
タ室4において粉塵の分離が行われる。さらに、
上記水フイルタ室4からは粉塵の分離された吸引
気流が連結管体15、吸引管18を介して吸引ブ
ロア5を通り、この吸引ブロア5からサイレンサ
23の排出口24を通じて大気中に排出される。
しかして上記実施例では、連結管体15から吸
引管18に向つて上記吸引気流が導かれる場合、
この吸引気流は吸引管18の突出端18aに衝突
し、しかもこの突出端18aと仕切板21との間
隙を通つて上記吸引管18内に導かれることにな
る。つまり、この吸引管18内に吸引気流が導か
れる際にはその流路方向が大きく変更されること
から、吸引気流中の微粉塵および水分は仕切板2
1並びに突出端18aに衝突して分離されること
になる。この結果、吸引ブロア5を介して大気中
に排出される吸引気流は極めて清浄なものとな
り、大気汚染を良好に防止できる。また、このこ
とから、上記微粉塵による吸引ブロア5の魔耗を
軽減でき、この吸引ブロア5の寿命および耐久性
を大幅に向上できる。
また、仕切板21および突出端18aによつて
分離された微粉塵は第4図に示すように連結管体
15の内壁に堆積されることになるが、これはタ
ンク2を起立させることで、水フイルタ室4内に
容易に回収することができる。また、このとき、
ホツパ室3のホツパ蓋10を開いてこのホツパ室
3内の吸込物を排出できることはもちろんであ
る。
さらに、この実施例ではホツパ室3、水フイル
タ室4がタンク2内を区画して構成されているこ
とから、これらホツパ室3、水フイルタ室4およ
び吸引ブロア5を上記連結管体15によつて順次
接続していくことができ、配管の引き回し簡略化
できる利点も有する。
また、タンク2を起立させた場合には上記吸引
ブロア5のブロア室8を構成するカバー部6が大
きく開かれることから、吸引ブロア5等の保守点
検が容易なものとなる。
なお、この考案は上記実施例に制約されるもの
ではない。例えば仕切板21は必ずしも必要では
なく、吸引管18の突出端18aのみでも充分に
微粉塵を除去することができる。また、上記仕切
板21の代わりにフイルタを配置するようにして
もよいものである。さらに水フイルタ4における
連通管20の下端は水中に浸漬して開口されるこ
とには限らず、水面に近い位置で水面より上で開
口されていてもよい。
以上説明したようにこの考案は、連結管から吸
引管に向つて吸引気流を導く際、この吸引管の上
端を連結管内に突出させて、この吸引気流の流路
方向を大きく変更させるようにしたから、上記吸
引気流中の微粉塵を効果的に分離することができ
る。よつて、大気中への排気が清浄なものとな
り、大気汚染の防止に大きく貢献できる。また、
排気が清浄であるから吸引ブロアの魔耗を軽減し
てその寿命および耐久性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はタ
ンクを一部切欠いて示す吸引車の側面図、第2図
は吸引車の平面図、第3図は第1図中−線に
沿う断面図、第4図は吸引作用を示す概略図であ
る。 1……車体、2……タンク、3……ホツパ室、
4……水フイルタ室、5……吸引ブロア、15…
…連結管体、18……吸引管、18a……突出
端、19……閉塞壁、20……連通管、21……
仕切板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体と、この車体に載置されたホツパ室および
    水フイルタ室ならびに吸引ブロアと、一端が上記
    ホツパ室に連通されるとともに他端が上記水フイ
    ルタ室に開口された連通管と、一端が上記水フイ
    ルタ室に連通されるとともに他端側が吸引管を介
    して上記吸引ブロアに接続された連結管とを備
    え、上記吸引管の一端は上記連結管と交差してこ
    の連結管の他端側内に突出されていることを特徴
    とする真空式吸引車。
JP13730882U 1982-09-10 1982-09-10 真空式吸引車 Granted JPS5943514U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13730882U JPS5943514U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 真空式吸引車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13730882U JPS5943514U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 真空式吸引車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5943514U JPS5943514U (ja) 1984-03-22
JPS6340542Y2 true JPS6340542Y2 (ja) 1988-10-24

Family

ID=30308454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13730882U Granted JPS5943514U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 真空式吸引車

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640708Y2 (ja) * 1989-08-22 1994-10-26 極東開発工業株式会社 風量吸引車
JP5613821B1 (ja) * 2013-12-26 2014-10-29 トープラハンタ株式会社 汚泥吸引車
JP6373623B2 (ja) * 2014-04-04 2018-08-15 昭和電機株式会社 ミストコレクタ

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Publication number Publication date
JPS5943514U (ja) 1984-03-22

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