JP2571487Y2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2571487Y2
JP2571487Y2 JP1991109941U JP10994191U JP2571487Y2 JP 2571487 Y2 JP2571487 Y2 JP 2571487Y2 JP 1991109941 U JP1991109941 U JP 1991109941U JP 10994191 U JP10994191 U JP 10994191U JP 2571487 Y2 JP2571487 Y2 JP 2571487Y2
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JP
Japan
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heat
pipe
heat pipe
case
junction box
Prior art date
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Application number
JP1991109941U
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English (en)
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JPH0555719U (ja
Inventor
智之 山井
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication date
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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の車内配線に使
用される電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用の電気接続箱の一般的な構造を
図2に示す。電気接続箱は、ケース11にヒューズ12やリ
レー13などの部品を組み込み、これらの部品に所定の回
路を形成するための入出力用の電線14をコネクタやバス
バーなどを介して接続したものである。ケース11の部品
装着側には防水、防塵のため上部カバー15が装着され、
電線14の引出し側には下部カバー16が装着される。
【0003】このような構成の電気接続箱においては、
近年の自動車電装品の増加に伴い、次のような問題が生
じている。すなわち電気接続箱は、設置場所のスペース
の関係からその大きさが制限されており、その制約の中
で自動車の電装品が増加すると、ヒューズやリレー等の
部品が増え、電気接続箱内の接続回路の密度も高くな
る。
【0004】その結果、部品そのものや部品端子の接続
部などの発熱箇所が多くなり、それによる全体的な温度
上昇のために部品端子の接続部などで局部過熱が発生し
やすくなる。ヒューズ等の部品の端子は、ケースの接続
端子ハウジング部に収納された接続端子に差込み接続さ
れるため、その接続部が局部過熱すると、ケースの接続
端子ハウジング部が溶損したり熱変形したりするおそれ
があり、信頼性の点で問題がある。
【0005】そこで電気接続箱内の熱を外部に逃がすた
め、ケースに、吸熱部側がケース内に、放熱部側がケー
ス外に位置するようにヒートパイプを取り付けた電気接
続箱が提案されている(実開平3−97318号公
報)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記公報に開示
されている電気接続箱はヒートパイプの吸熱部がケース
内の空間に位置しているため、発熱部からヒートパイプ
吸熱部への伝熱性が必ずしも良好とはいえない。
【0007】部品や端子接続部などの発熱部からヒート
パイプ吸熱部への伝熱性を高めるためには、ヒートパイ
プの吸熱部をケースに埋め込むことが有効である。その
方法としては、ケースをヒートパイプが装着できる形
状に成形した後、ヒートパイプを装着して樹脂で埋め込
む方法、ケース成形用の金型にヒートパイプをセット
してインサート成形する方法、が考えられる。
【0008】しかしは、ケース成形後、ヒートパイプ
装着→樹脂充填→硬化の工程を経る必要があるため、手
間と時間がかかり大量生産には不向きである。また
は、ヒートパイプを金型内に設置して樹脂の成形を行う
ため、ヒートパイプに温度および強度の面で大きな負荷
がかかり、屈曲や潰れが発生して、その性能を破壊する
おそれがある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
課題を解決した電気接続箱を提供するもので、その構成
は、ケース内にヒューズやリレー等の部品を組み込んで
なる電気接続箱において、前記ケースに中空パイプを両
端が外部に開口するようにインサート成形し、その中空
パイプの一方の開口よりヒートパイプの吸熱部側を挿入
し、ヒートパイプの放熱部を前記中空パイプの一方の開
口から突出させたことを特徴とするものである。中空パ
イプとしては、熱伝導性が良好で、ケース成形時の温度
と圧力で変形しないものを使用することは勿論である。
【0010】
【作用】上記構成によると、ヒートパイプをインサート
成形する必要がないためヒートパイプを損傷するおそれ
がなく、またヒートパイプを中空パイプに挿入するだけ
でヒートパイプの取り付けが行えるので、組立ても簡単
になる。さらに中空パイプとヒートパイプの間隙をでき
るだけ小さくし、またその間隙に伝熱性グリースなどを
充填することにより、発熱部からヒートパイプ吸熱部へ
の伝熱性を十分高めることも容易である。またヒートパ
イプは中空パイプの両端のどちら側からでも挿入できる
ため、中空パイプのいずれか一端側に障害物がある場合
は、他端側から挿入することで障害物を回避することが
できる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本考案の一実施例を示す。先に説明
した図2の電気接続箱と同一部分には同一符号を付して
ある。この電気接続箱は、ヒューズ12やリレー13等の部
品が組み込まれるケース11に、中空パイプ17をその両端
が外部に開口するようにインサート成形し、その中空パ
イプ17に一方の開口からヒートパイプ18の吸熱部18a側
を挿入したものである。ヒートパイプ18の放熱部18bは
ケース11の外部に露出させてあり、この放熱部18bには
フィンが設けられている。
【0012】中空パイプ17をインサート成形する際には
中空パイプ17内に成形樹脂が入り込まないように注意す
る必要がある。中空パイプ17の材質は、インサート成形
に耐え、しかも伝熱性の良好なものがよく、具体的には
銅管、銅合金管、アルミ管またはアルミ合金管等を使用
することが好ましい。
【0013】また中空パイプ17とヒートパイプ18の間の
間隙によるヒートパイプ18への伝熱性の低下を防ぐた
め、中空パイプ17の内径はヒートパイプ18が挿入可能な
範囲でヒートパイプ18の外径にできるだけ接近させ、両
者間の間隙を小さくする。また中空パイプ17とヒートパ
イプ18の間の間隙によるヒートパイプ18への伝熱性の低
下を防ぐには、両者間の間隙に伝熱性の良好なグリース
等を介在させることも有効である。
【0014】なお上記実施例では中空パイプ17の断面形
状を円形としたが、中空パイプの断面形状はヒートパイ
プの断面形状に合わせて楕円形や角形にすることも可能
である。また上記実施例では直線状のヒートパイプを用
いたが、ヒートパイプのケース外に露出する部分は屈曲
されていてもよい。
【0015】またヒートパイプは放熱部側をケース外に
露出させておくことが、放熱効率を高める上で望まし
い。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ヒ
ートパイプの取付けにより温度上昇を抑制した電気接続
箱において、ヒートパイプをケースに簡単に取り付ける
ことができ、しかもヒートパイプを損傷することがなく
なるため、量産性にすぐれ、安価なヒートパイプ付き電
気接続箱が得られる。またヒートパイプは中空パイプの
両端のどちら側からでも挿入できるため、中空パイプの
いずれか一端側に障害物がある場合は、他端側から挿入
することで障害物を回避することができ、電気接続箱の
周囲の状態に柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る電気接続箱の一実施例を示す分
解斜視図。
【図2】 従来の電気接続箱の一例を示す分解斜視図。
【符号の説明】
11:ケース 12:ヒューズ 13:リレー 14:電線 15:上部カバー 16:下部カバー 17:中空パイプ 18:ヒートパイプ 18a:吸熱部 18b:放熱部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内にヒューズやリレー等の部品を組
    み込んでなる電気接続箱において、前記ケースに中空パ
    イプを両端が外部に開口するようにインサート成形し、
    その中空パイプの一方の開口よりヒートパイプの吸熱部
    を挿入し、ヒートパイプの放熱部を前記中空パイプの
    一方の開口から突出させたことを特徴とする電気接続
    箱。
JP1991109941U 1991-12-16 1991-12-16 電気接続箱 Expired - Lifetime JP2571487Y2 (ja)

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JPH0555719U JPH0555719U (ja) 1993-07-23
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JPH01202032A (ja) * 1988-02-08 1989-08-15 Hitachi Ltd 送受信機
JP3097318U (ja) * 2003-04-22 2004-01-22 ハヤミ工産株式会社 ストッパー

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JPH0555719U (ja) 1993-07-23

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