JP2571146Y2 - 長尺絶縁基材用リール - Google Patents

長尺絶縁基材用リール

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JP2571146Y2
JP2571146Y2 JP1992002595U JP259592U JP2571146Y2 JP 2571146 Y2 JP2571146 Y2 JP 2571146Y2 JP 1992002595 U JP1992002595 U JP 1992002595U JP 259592 U JP259592 U JP 259592U JP 2571146 Y2 JP2571146 Y2 JP 2571146Y2
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JP
Japan
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insulating base
reel
long insulating
long
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森  茂樹
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はリールに関し、特にフィ
ルムキャリアを製造するための長尺絶縁基材を巻回する
場合に使用されるリールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フィルムキャリアは、種々な電子機器の
小型化・薄型化に対応できるため、所謂電子部品を搭載
する回路基板として広い分野で利用されているものであ
る。また、このフィルムキャリアは、エポキシガラステ
ープのような長尺絶縁基材に対して、所謂リール・トゥ
・リール方式で連続かつ短時間での加工処理によって形
成できるため、その形態も種々なものが開発され、利用
されてきている。
【0003】このような長尺絶縁基材に対するメッキや
エッチング等のリール・トゥ・リール方式による種々な
加工処理は、図7に示すような処理装置によってなされ
るのであるが、この場合に、長尺絶縁基材は一方のリー
ルに対して巻回していくことにより処理装置内を搬送さ
れるのである。そのためには、処理を行う前に、長尺絶
縁基材の端部をリールに対して固定しなければならない
が、従来の固定方式は、図6に示すように、リールの巻
回内面に対して例えば接着テープ等によって仮固定して
おき、この仮固定した上に長尺絶縁基材の一部を更に巻
回して固定するものであった。
【0004】ところで、このような長尺絶縁基材におい
ては、図6にても示したように、その両側に安定搬送を
行うためのスプロケット穴が形成してはあるけれど、こ
れは長尺絶縁基材がリールに正しい位置で装填された場
合を想定して形成してあるものであり、もし長尺絶縁基
材の端部がリールに対して正しい位置で装填されていな
い場合には、長尺絶縁基材が蛇行しながら巻回・搬送さ
れることになって、場合によっては長尺絶縁基材がスプ
ロケットから外れてしまうことがあったのである。ま
た、長尺絶縁基材の端部をリールの巻回内面に対して正
しい位置で固定しようとする場合、リールを構成してい
る側板間に手を入れて行わなければならないため、その
作業は結構時間を要するものであったのである。
【0005】そこで、本考案者等は、この種の長尺絶縁
基材のリールに対する最初の巻回固定を簡単かつ正確な
ものとするにはどうしたらよいかについて種々検討を重
ねてきた結果、本考案を完成したのである。
【0006】
【考案を解決しようとする課題】本考案は、以上の経緯
に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題
は、リールに対する長尺絶縁基材の端部の固定の容易化
及び正確化である。
【0007】そして、本考案の目的とするところは、長
尺絶縁基材の端部を正しい位置でしかも簡単に装填する
ことのできるリールを簡単な構成によって提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本考案の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「巻回することによって搬送
される長尺絶縁基材10に、メッキ等の種々な処理を施
すことによって電子部品を搭載するためのフィルムキャ
リアを製造するに際して使用されるリール20におい
て、リール20の巻回内面21に長尺絶縁基材10の端
部を収納する収納凹所24を設け、この収納凹所24の
側部に長尺絶縁基材10のスプロケット穴11に係合す
る支持ピン23を立設し、これら支持ピン23及び収納
凹所24を開閉自在に覆うとともに前記長尺絶縁基材1
0を押さえる蓋体22を設けたことを特徴とする長尺絶
縁基材用リール20」である。
【0009】
【考案の作用】以上のように構成した本考案に係るリー
ル20の作用を、その使用の態様とともに以下に説明す
る。
【0010】まず、リール20に対して長尺絶縁基材1
0の端部の位置決めを行わなければならないが、これを
行うのがリール20の巻回内面21の収納凹所24に一
体形成した一対の支持ピン23である。すなわち、これ
らの支持ピン23は、長尺絶縁基材10の両側に形成し
てあるスプロケット穴11内に挿入されるものであり、
長尺絶縁基材10の端部両側に形成してある一対のスプ
ロケット穴11内に各支持ピン23を挿入する。各スプ
ロケット穴11は、一定の等間隔をおいて長尺絶縁基材
10の両側に形成してあるものであるから、スプロケッ
ト穴11に支持ピン23を挿入するだけで、長尺絶縁基
材10のリール20に対する正確な位置決めが自動的に
行われるのである。
【0011】次に、この長尺絶縁基材10の端部のリー
ル20に対する固定を行わなければならないが、そのた
めに使用されるのが蓋体22である。以下に示す第一実
施例の蓋体22においては、これをリール20の巻回内
面21側に回動させるだけで、この長尺絶縁基材10の
リール20に対する固定は完了するのである。
【0012】また、このリール20においては、長尺絶
縁基材10のスプロケット穴11に嵌合するためにリー
ル20の巻回内面21から突出する一対の支持ピン23
が設けてあるが、これらの支持ピン23は、正面側を巻
回内面21の曲面に合わせて湾曲させた蓋体22によっ
て覆われるため、巻回された長尺絶縁基材10と支持ピ
ン23とが直接接触することがなく、長尺絶縁基材10
に損傷を与えないことは言うまでもない。
【0013】以上のいように、位置決め・固定した長尺
絶縁基材10をリール20に順次巻回していく過程にお
いては、この長尺絶縁基材10がスプロケット穴11に
対して正確な位置で装填されているから、長尺絶縁基材
10が蛇行したり、あるいは図示しないスプロケットか
ら外れたりしないのである。
【0014】
【実施例】次に、本考案に係るリール20を、図面に示
した各実施例について詳細に説明する。 ・実施例1 図1〜図3には、本考案の第一実施例に係るリール20
が示してあり、このリール20における基本思想は、
ール20の巻回内面21に収納凹所24を設け、この収
納凹所24の支持ピン23を長尺絶縁基材10のスプロ
ケット穴11に係合して端部を固定し、これら支持ピン
23及び収納凹所24を開閉自在な蓋体22ににより覆
ということである。
【0015】すなわち、このリール20においては、図
2及び図3に詳しく示しているように、リール20の巻
回内面21近傍に長尺絶縁基材10の巻回側に開閉され
る蓋体22をピン等によって取付けたものであり、この
蓋体22 の内側に対応する部分に、長尺絶縁基材10
側の左右一対のスプロケット穴11に対応する間隔で一
対の支持ピン23を固定したものである。勿論、この蓋
体22は、リール20の巻回内面21の形状に合うよう
に、円弧状に湾曲させてあるものである。
【0016】なお、この実施例においては、長尺絶縁基
材10の固定すべき端部をリール20の巻回内面21よ
り内方に位置するための収納凹所24が、巻回内面21
の一部に形成してあって、この収納凹所24の一端部側
に前述した蓋体22の一端が回動自在に連結してあるの
である。そして、この収納凹所24内に、前述した各支
持ピン23が、巻回内面21から完全に後退した状態で
固定してあるのである。これにより、長尺絶縁基材10
の端部の固定を、次に巻回されてくる長尺絶縁基材10
を外側へ膨張させることなく、また当該長尺絶縁基材1
0に損傷を与えることなく行えるようにしていているも
のである。
【0017】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案においては、
上記各実施例に例示した如く、「巻回することによって
搬送される長尺絶縁基材10に、メッキ等の種々な処理
を施すことによって電子部品を搭載するためのフィルム
キャリアを製造するに際して使用されるリール20にお
いて、リール20の巻回内面21に長尺絶縁基材10の
端部を収納する収納凹所24を設け、この収納凹所24
の側部に長尺絶縁基材10のスプロケット穴11に係合
する支持ピン23を立設し、これら支持ピン23及び収
納凹所24を開閉自在に覆うとともに前記長尺絶縁基材
10を押さえる蓋体22を設けたことを特徴とする長尺
絶縁基材用リール20」ことにその構成上の特徴があ
り、これにより、長尺絶縁基材の端部を正しい位置でし
かも簡単に装填することのできるリールを簡単な構成に
よって提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第一実施例に係るリールに長尺絶縁
基材装填する状態を示した斜視図である。
【図2】 同断面図である。
【図3】 図2の要部を拡大して示した部分拡大断面図
である。
【図4】 従来の長尺絶縁基材の装填方法を示す斜視図
である。
【図5】 この種の長尺絶縁基材用のリールが使用され
る処理装置の概略側面図である。
【符号の説明】
10 長尺絶縁基材 11 スプロケット穴 20 リール 21 巻回内面 22 蓋体 23 支持ピン 24 収納凹所

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻回することによって搬送される長尺絶
    縁基材に、メッキ等の種々な処理を施すことによって電
    子部品を搭載するためのフィルムキャリアを製造するに
    際して使用されるリールにおいて、前記リールの巻回内面に前記長尺絶縁基材の端部を収納
    する収納凹所を設け、この収納凹所の側部に前記長尺絶
    縁基材のスプロケット穴に係合する支持ピンを立設し、
    これら支持ピン及び収納凹所を開閉自在に覆うとともに
    前記長尺絶縁基材を押さえる蓋体 を設けたことを特徴と
    する長尺絶縁基材用リール。
JP1992002595U 1992-01-28 1992-01-28 長尺絶縁基材用リール Expired - Lifetime JP2571146Y2 (ja)

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JP4623692B2 (ja) * 2000-09-19 2011-02-02 株式会社 沖情報システムズ シート状記録媒体の取り付け構造
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