JP3448218B2 - キャリアテープとその収納方法および収納用ケース - Google Patents

キャリアテープとその収納方法および収納用ケース

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JP3448218B2
JP3448218B2 JP21430998A JP21430998A JP3448218B2 JP 3448218 B2 JP3448218 B2 JP 3448218B2 JP 21430998 A JP21430998 A JP 21430998A JP 21430998 A JP21430998 A JP 21430998A JP 3448218 B2 JP3448218 B2 JP 3448218B2
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裕人 大崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体素子や各
種の異形部品(例えばコネクタ、スイッチ、発振器)な
ど種々の電子部品等の多数を個別に保持して搬送、供給
および検査するに適したキャリアテープおよび半導体検
査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】部品の搬送、供給において、部品が収納
された容器をテープ状に連結した包装形態のままで自動
供給機に装着し、部品を1個ずつ自動供給するテーピン
グ方式の部品供給方法は、電子部品の実装で高い信頼性
が実証され、近年急速に普及し、部品供給方法の主流と
なっている。そこで、特開平6−156562号公報に
開示されるような再利用可能なキャリアテープも提案さ
れている。
【0003】図24と図25は従来のキャリアテープの
正面図と平面図および斜視図である。35は収納容器、
36は収納容器の側縁に沿って配列されたスプロケット
ホイール用の小孔、37は収納容器中央部に設けられた
部品収納部、38は部品、39は接続部で収納容器を複
数個連続で形成する際にこの接続部によって搬送方向に
帯状に接続されている。40は部品収納部の開口部に設
けられた部品飛び出し防止手段(以下、シャッタと称
す)である。
【0004】このキャリアテープは図26のようにリー
ル巻き状態で収納、保管、あるいは搬送され、使用時に
スプロケット機構等などによりリールから解巻される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のリールによるキャリアテープの収納方法では、自動
供給装置を長時間停止することなく稼働させるために
は、装填するキャリアテープの長さを増大させる必要が
あり、その結果キャリアテープのリール径が大きくな
り、またリール径が大きくなればなるほど円形であるが
故にデッドスペースが発生し、装置が大きくなる原因と
なっていた。また、リール内のキャリアテープが無くな
ると、連続で次のリールを供給することが不可能で、一
旦空リールを取出して次のリールを装填した後、再び前
準備作業(キャリアテープの先頭に繋げられているリー
ダー用のテープ等を供給側リールから解巻して取出し側
のリールに取り付ける)が必要となる等、作業ロスが発
生していた。
【0006】キャリアテープを高密に収納する為には、
折りたたんで密着させて収納することが最も効果的であ
るが、従来のキャリアテープの構造では、接合部を中心
として、収納容器どうしを密着して折り曲げることは不
可能であった。したがって、この発明の目的は、キャリ
アテープの収納を省スペースで実現できるキャリアテー
プとその収納方法および自動供給装置等に連続して供給
できるキャリアテープ用収納ケースを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載のキャリアテープは、部品収納用凹部を
有する複数の収納容器が接続手段により連結され、隣合
前記収納容器どうしが近接するように前記接続手段を
折り返し可能としたことを特徴とする。
【0008】このように、隣合う収納容器どうしが近接
するように接続手段を折り返し可能としたので、接続手
段の位置で180度の折り返しが可能となる。このた
め、帯状収納容器を水平状態から一定長さで180度折
り返し、次の一定長さで先程とは逆方向に180度折り
返す、というつづら折り状態にすることができ高密な収
納が可能となり、キャリアテープの収納状態において省
スペースを実現できる。
【0009】請求項2記載のキャリアテープは、請求項
1において、部品の収納容器からの飛び出し防止手段と
して、開閉可能なシャッタを有する。このように、部品
の収納容器からの飛び出し防止手段として、開閉可能な
シャッタを有するので、上記のようにつづら折り状態で
部品を収納容器に収納した場合でも部品が落下すること
はない。
【0010】請求項3記載のキャリアテープは、請求項
1または2において、収納容器は両側に接続手段を有
し、前記接続手段に収納容器を着脱自在に連結する接合
部を設けた。このように、収納容器は両側に接続手段を
有し、前記接続手段に収納容器を着脱自在に連結する接
合部を設けたので、作業中にキャリアテープの残りが少
なくなると収納容器を連結して補充できる。そのため、
作業を連続して行うことができ生産性の向上に寄与す
る。
【0011】請求項4記載のキャリアテープは、請求項
1または2において、収納容器は両側に接続手段を有
し、少なくとも一方の接続手段が弾性を有する帯状体で
その先端と、他方の接続手段とは、相互に係合可能な穴
および突起を有し、前記穴と前記突起とからなる接合部
により連結されている。このように、収納容器は両側に
接続手段を有し、少なくとも一方の接続手段が弾性を有
する帯状体でその先端と、他方の接続手段とは、相互に
係合可能な穴および突起を有し、前記穴と前記突起とか
らなる接合部により連結されているので、帯状体の部分
が屈曲することで収納容器を折り返すことができ、また
穴と突起の係合により容易に収納容器を着脱できる。
【0012】請求項5記載のキャリアテープは、請求項
1または2において、収納容器の両側に、横向きの穴ま
たはピンからなる接合部を設け、前記接合部に接続手段
を接続可能とした。このように、収納容器の両側に、横
向きの穴またはピンからなる接合部を設け、前記接合部
に接続手段を接続可能としたので、穴またはピンの部分
より収納容器の着脱ができるとともに、穴またはピンを
軸心に回動させることで収納容器にストレスをかけるこ
となく折り返すことができる。
【0013】請求項6記載のキャリアテープは、請求項
5において、接続手段は両側に横向きのピンまたは穴を
設けた連結部品で、前記連結部品のピンまたは穴を収納
容器の穴またはピンに係合した。このように、接続手段
は両側に横向きのピンまたは穴を設けた連結部品で、
連結部品のピンまたは穴を収納容器の穴またはピンに
係合したので、連結部品の両側部を中心として回動自在
となり、収納容器および連結部品にストレスをかけるこ
となく、密着した状態で帯状収納容器を折り重ねること
ができる。
【0014】請求項7記載のキャリアテープは、請求項
1または2において、収納容器の両側に、一方を横向き
の穴、他方をピンで構成した接合部を設け、前記接合部
に接続手段を接続可能とした。このように、収納容器の
両側に、一方を横向きの穴、他方をピンで構成した接合
部を設け、前記接合部に接続手段を接続可能としたの
で、この穴またはピンの部分より収納容器の着脱ができ
るとともに、穴またはピンを軸心に回動させることで収
納容器にストレスをかけることなく折り返すことができ
る。
【0015】請求項8記載のキャリアテープは、請求項
7において、接続手段は両側の一方に横向きのピン、他
方に穴を有する連結部品で、前記連結部品のピンまたは
穴を収納容器の穴またはピンに係合した。このように、
接続手段は両側の一方に横向きのピン、他方に穴を有す
る連結部品で、前記連結部品のピンまたは穴を収納容器
の穴またはピンに係合したので、連結部品の両側部を中
心として回動自在となり、収納容器および連結部品にス
トレスをかけることなく、密着した状態で帯状収納容器
を折り重ねることができる。
【0016】請求項9記載のキャリアテープの収納方法
は、請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の
キャリアテープを一定長さで接続手段の位置で180度
折り返し、次の一定長さで逆方向に接続手段の位置で1
80度折り返す工程を繰り返し、つづら折り状態で収納
することを特徴とする。このように、キャリアテープを
一定長さで接続手段の位置で180度折り返し、次の一
定長さで逆方向に接続手段の位置で180度折り返す工
程を繰り返し、つづら折り状態で収納するので、高密な
収納が可能となり、従来の収納方法で発生していたリー
ルのコア部や4隅のデッドスペースが無くなり、限られ
たスペースで帯状収納容器の収納量の大幅な増大、ある
いは収納量が同じであれば省スペース化が図れる。ま
た、置いたときに円形のリールのように転がることが無
いため、取り扱いも容易である。
【0017】請求項10記載のキャリアテープ収納用ケ
ースは、請求項1,2,3,4,5,6,7または8記
載のキャリアテープを収納するキャリアテープ収納用ケ
ースであって、前記キャリアテープが一定長さで折り返
して収納され、最後尾の収納容器あるいはそれを含む少
数の収納容器が外部に突出できるように構成したことを
特徴とする。このように、キャリアテープが一定長さで
折り返して収納され、最後尾の収納容器あるいはそれを
含む少数の収納容器が外部に突出できるように構成した
ので、突出した収納容器を第2のキャリアテープの先頭
容器と連結することができ、装置を停止することなく連
続してキャリアテープを、任意のタイミングで装置に供
給することができる。
【0018】請求項11記載のキャリアテープ収納用ケ
ースは、請求項6または8記載のキャリアテープを収納
するキャリアテープ収納用ケースであって、キャリアテ
ープが一定長さで折り返して収納され、少なくとも一方
の側面にU字形の開口部を設けることで、連結部品の両
側に設けられた接合部のうち、最後尾の収納容器の接合
していない片側の接合部が、開口部から外部に突出でき
るように構成したことを特徴とする。このように、連結
部品の両側に設けられた接合部のうち、最後尾の収納容
器の接合していない片側の接合部が、開口部から外部に
突出できるように構成したので、突出した連結部品を第
2のキャリアテープの先頭容器と連結することができ、
装置を停止することなく連続してキャリアテープを、任
意のタイミングで装置に供給することができる。請求項
12記載のキャリアテープは、請求項5または7記載の
キャリアテープであって、収納容器は、ピンまたは穴を
軸心に回動する。 請求項13記載のキャリアテープは、
請求項6または8記載のキャリアテープであって、収納
容器は、連結部品の両側部を中心として回動する。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態のキ
ャリアテープを図1〜図4に基づいて説明する。図1
(a)はこの発明の第1の実施の形態のキャリアテープ
の平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、図2はこ
の発明の第1の実施の形態のキャリアテープの斜視図で
ある。
【0020】図1及び図2において、1は収納容器で、
部品4を収納する収納用凹部3を有する。収納容器1は
接続手段により複数連結されている。また、部品4の収
納容器1からの飛び出し防止手段として、開閉可能なシ
ャッタ7を有する。この場合、シャッタ7は部品4の電
極端子8と干渉しない4隅のうち対角方向である2隅に
配置してある。2は収納容器1の側縁に沿って配列され
たスプロケットホイール送り用の小孔である。但し、送
り方法がスプロケット送り以外の場合には必ずしも必要
ではない。
【0021】また、隣合う収納容器1どうしが近接する
ように接続手段が屈曲可能としている。接続手段は収納
容器1の両側に設けられ、収納容器1を着脱自在に連結
する接合部6を有する。この場合、接続手段は、収納容
器1の両側から延びている弾性を有する長い帯状体で、
その先端には接合部6が形成されている。接合部6は片
方が突起6a、他方はそれに嵌まり合う窪みまたは穴6
bになっていて、それらを嵌め合わせることで収納容器
1を複数連結できる。但し、長い帯状体5は両方を長く
する必要はなく、片方だけ長くしてもよい。
【0022】すなわち、図3(a)はこの発明の第1の
実施の形態の変形例のキャリアテープの平面図、(b)
は正面図、(c)は側面図、図4はこの発明の第1の実
施の形態の変形例のキャリアテープの斜視図である。図
3及び図4に示すように、帯状体5は片方のみ十分長く
して、他方は短くしてある。また、接合部6は、片方が
横向きのピン6c、他方はそれに嵌まり合う横向きの穴
6dで構成してある。
【0023】つぎに、上記構成のキャリアテープの収納
方法について説明する。図5はこの発明の実施の形態の
キャリアテープの収納方法を示す説明図である。図5に
示すように、帯状収納容器が水平状態から、一定長さL
になると弾性を有する帯状体5は接合部6を中心に湾曲
させられ、隣り合っている収納容器1は180度折り返
しにより表面あるいは裏面どうしが密着させられる。次
の一定長さLに達すると帯状体5は接合部6を中心に先
程とは逆方向に湾曲させられ、隣り合っている収納容器
1は180度折り返しにより表面あるいは裏面どうしが
密着させられる。このように、一定長さ毎に180度順
方向と逆方向交互に帯状体5が湾曲して折り曲げられ、
収納容器1が密着した状態で折り重ねられる。
【0024】以上のようにこの実施の形態によれば、隣
合う収納容器1どうしが近接するように接続手段が屈曲
可能としたので、接続手段の位置で180度の折り返し
が可能となる。このため、帯状収納容器を水平状態から
一定長さで180度折り返し、次の一定長さで先程とは
逆方向に180度折り返す、というつづら折り状態にす
ることができ高密な収納が可能となり、キャリアテープ
の収納状態において省スペースを実現できる。
【0025】また、収納容器1は両側に接続手段を有
し、この接続手段に収納容器1を着脱自在に連結する接
合部6を設けたので、作業中にキャリアテープの残りが
少なくなると収納容器1を連結して補充できる。そのた
め、作業を連続して行うことができ生産性の向上に寄与
する。また、少なくとも一方の接続手段が弾性を有する
帯状体5でその先端と、他方の接続手段に相互に係合可
能な穴6bおよび突起6aからなる接合部6を設けたの
で、帯状体5の部分が屈曲することで収納容器1を折り
返すことができ、また穴6bと突起6aの係合により容
易に収納容器1を着脱できる。
【0026】この発明の第2の実施の形態のキャリアテ
ープを図6〜図14に基づいて説明する。図6はこの発
明の第2の実施の形態のキャリアテープの平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図、図7はこの発明の第
2の実施の形態のキャリアテープの斜視図、図8(a)
は連結部品の平面図、(b)は正面図、(c)は側面
図、図9は連結部品の斜視図である。
【0027】図6及び図7において、11は収納容器
で、部品14を収納する収納用凹部13を有する。収納
容器11は接続手段により複数連結されている。また、
部品14の収納容器1からの飛び出し防止手段として、
開閉可能なシャッタ19を有する。この場合、シャッタ
19は部品14の電極端子20と干渉しない4隅のうち
対角方向である2隅に配置してある。12は収納容器1
の側縁に沿って配列されたスプロケットホイール送り用
の小孔である。但し、送り方法がスプロケット送り以外
の場合には必ずしも必要ではない。
【0028】また、図8及び図9に示すように、収納容
器11の両側に、横向きの穴16またはピンからなる接
合部15を設け、この接合部15に接続手段を接続可能
とした。また、接続手段は両側に横向きのピン18また
は穴を設けた連結部品17で、この連結部品17のピン
18または穴を収納容器11の穴16またはピンに係合
することで、収納容器11が連結される。なお、収納容
器の両側に、一方を横向きの穴、他方をピンで構成した
接合部を設け、この接合部に接続手段を接続可能とし、
かつ接続手段は両側の一方に横向きのピン、他方に穴を
有する連結部品で、この連結部品のピンまたは穴を収納
容器の穴またはピンに係合する構成にしてもよい。
【0029】図10はこの発明の第2の実施の形態の変
形例のキャリアテープの平面図、図11(a)は連結部
品の平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、図12
は連結部品の斜視図である。図10に示すように、接合
部15を収納容器11の内側に埋設している。収納容器
11の両側面に横向きのピン21が埋設されていて、連
結部品22はそれに係合する穴23を有し、少なくとも
2つ以上で構成している。図11と図12にその三面図
と斜視図を示す。また、穴23に変えて図13と図14
に示すような切り欠き24を設けてもよい。
【0030】つぎに、上記構成のキャリアテープの収納
方法について説明する。図15はこの発明の実施の形態
のキャリアテープの収納方法を示す説明図である。図1
5に示すように、帯状収納容器が水平状態から、一定長
さL毎に180度順方向と逆方向交互に折り曲げられる
が、連結部品17の両側部17a,17bを中心として
回転自由であるため、収納容器11および連結部品17
に不要なストレスをかけることなく、密着した状態で折
り重ねることができる。
【0031】以上のようにこの実施の形態によれば、第
1の実施の形態の作用に加えて、接続手段は両側に横向
きのピン18または穴を設けた連結部品17で、この連
結部品17のピン18または穴を収納容器11の穴16
またはピンに係合したので、連結部品17の両側部17
a,17bを中心として回動自在となり、収納容器1お
よび連結部品17にストレスをかけることなく、密着し
た状態で帯状収納容器を折り重ねることができる。
【0032】この発明の実施の形態のキャリアテープ収
納用ケースを図16〜図23に基づいて説明する。図1
6(a)はこの発明の実施の形態のキャリアテープ収納
用ケースの正面図、(b)は平面図、図17はキャリア
テープ収納用ケースの斜視図、図18は図16(a)の
要部拡大図、図19は図16(b)の要部拡大図であ
る。
【0033】図16〜図19は、図15に示す収納方法
によりキャリアテープ31が収納されたケース25の様
子を示した図であるが、ケース25からキャリアテープ
31の最後尾の収納容器11に繋げてある連結部品17
が飛び出して保持されている。また、ケース側面には、
U字形の溝(開口部)26が設けられている。図20は
第一のケース25に収められている最後尾の収納容器2
7に、第二のケース28に収められている先頭の収納容
器29が連結部品30によって繋げられた図である。第
一のケース25内のキャリアテープ31が無くなると、
最後尾の収納容器27に繋げられている第二のケース2
8に収められていたキャリアテープ32が、途切れる事
無く供給される。このとき、最後尾の収納容器27に繋
がっている連結部品30は、ケースの溝26を通過して
上方向へ抜けることができる。但し、連結の方法として
は図21に示すように、1つ以上の収納容器11をケー
ス25外で保持してもかまわない。
【0034】図22は従来のリール式収納形態、図23
はこの発明の実施の形態のつづら折り式収納形態をスペ
ース比較した図である。これらの図から明らかなよう
に、この実施の形態のキャリアテープによる収納形態
は、従来の収納方法で発生していた図22のようなキャ
リアテープ41を巻回するリールのコア部33や4隅の
デッドスペース34が無くなり、限られたスペースで帯
状収納容器の収納量の大幅な増大、あるいは収納量が同
じであれば省スペース化が図れる。
【0035】また、置いたときに円形リールのように転
がることが無い為、取り扱いも容易である。さらに、キ
ャリアテープ最後尾の収納容器27または最後尾の収納
容器27と繋げてある連結部品30をケースから飛び出
させて保持しているので、第二のキャリアテープ32の
先頭の収納容器29と連結することができ、装置を停止
することなく連続してキャリアテープ31を、任意のタ
イミングで装置に供給することができる。
【0036】
【発明の効果】この発明の請求項1記載のキャリアテー
プによれば、隣合う収納容器どうしが近接するように接
続手段を折り返し可能としたので、接続手段の位置で1
80度の折り返しが可能となる。このため、帯状収納容
器を水平状態から一定長さで180度折り返し、次の一
定長さで先程とは逆方向に180度折り返す、というつ
づら折り状態にすることができ高密な収納が可能とな
り、キャリアテープの収納状態において省スペースを実
現できる。
【0037】請求項2では、部品の収納容器からの飛び
出し防止手段として、開閉可能なシャッタを有するの
で、上記のようにつづら折り状態で部品を収納容器に収
納した場合でも部品が落下することはない。請求項3で
は、収納容器は両側に接続手段を有し、前記接続手段に
収納容器を着脱自在に連結する接合部を設けたので、作
業中にキャリアテープの残りが少なくなると収納容器を
連結して補充できる。そのため、作業を連続して行うこ
とができ生産性の向上に寄与する。
【0038】請求項4では、収納容器は両側に接続手段
を有し、少なくとも一方の接続手段が弾性を有する帯状
体でその先端と、他方の接続手段とは、相互に係合可能
な穴および突起を有し、前記穴と前記突起とからなる
合部により連結されているので、帯状体の部分が屈曲す
ることで収納容器を折り返すことができ、また穴と突起
の係合により容易に収納容器を着脱できる。請求項5で
は、収納容器の両側に、横向きの穴またはピンからなる
接合部を設け、前記接合部に接続手段を接続可能とした
ので、穴またはピンの部分より収納容器の着脱ができる
とともに、穴またはピンを軸心に回動させることで収納
容器にストレスをかけることなく折り返すことができ
る。
【0039】請求項6では、接続手段は両側に横向きの
ピンまたは穴を設けた連結部品で、前記連結部品のピン
または穴を収納容器の穴またはピンに係合したので、連
結部品の両側部を中心として回動自在となり、収納容器
および連結部品にストレスをかけることなく、密着した
状態で帯状収納容器を折り重ねることができる。請求項
7では、収納容器の両側に、一方を横向きの穴、他方を
ピンで構成した接合部を設け、前記接合部に接続手段を
接続可能としたので、この穴またはピンの部分より収納
容器の着脱ができるとともに、穴またはピンを軸心に回
動させることで収納容器にストレスをかけることなく折
り返すことができる。
【0040】請求項8では、接続手段は両側の一方に横
向きのピン、他方に穴を有する連結部品で、前記連結部
品のピンまたは穴を収納容器の穴またはピンに係合した
ので、連結部品の両側部を中心として回動自在となり、
収納容器および連結部品にストレスをかけることなく、
密着した状態で帯状収納容器を折り重ねることができ
る。
【0041】この発明の請求項9記載のキャリアテープ
の収納方法によれば、キャリアテープを一定長さで接続
手段の位置で180度折り返し、次の一定長さで逆方向
に接続手段の位置で180度折り返す工程を繰り返し、
つづら折り状態で収納するので、高密な収納が可能とな
り、従来の収納方法で発生していたリールのコア部や4
隅のデッドスペースが無くなり、限られたスペースで帯
状収納容器の収納量の大幅な増大、あるいは収納量が同
じであれば省スペース化が図れる。また、置いたときに
円形のリールのように転がることが無いため、取り扱い
も容易である。
【0042】この発明の請求項10記載のキャリアテー
プ収納用ケースによれば、キャリアテープが一定長さで
折り返して収納され、最後尾の収納容器あるいはそれを
含む少数の収納容器が外部に突出できるように構成した
ので、突出した収納容器を第2のキャリアテープの先頭
容器と連結することができ、装置を停止することなく連
続してキャリアテープを、任意のタイミングで装置に供
給することができる。
【0043】この発明の請求項11記載のキャリアテー
プ収納用ケースによれば、連結部品の両側に設けられた
接合部のうち、最後尾の収納容器の接合していない片側
の接合部が、開口部から外部に突出できるように構成し
たので、突出した連結部品を第2のキャリアテープの先
頭容器と連結することができ、装置を停止することなく
連続してキャリアテープを、任意のタイミングで装置に
供給することができる。この発明の請求項12記載のキ
ャリアテープによれば、請求項5または7記載のキャリ
アテープであって、収納容器は、ピンまたは穴を軸心に
回動するので、収納容器に不要なストレスをかけること
なく、密着した状態で折り重ねることができる。 この発
明の請求項13記載のキャリアテープによれば、請求項
6または8記載のキャリアテープであって、収納容器
は、連結部品の両側部を中心として回動するので、収納
容器および連結部品に不要なストレスをかけることな
く、密着した状態で折り重ねることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の第1の実施の形態のキャリ
アテープの平面図、(b)は正面図、(c)は側面図で
ある。
【図2】この発明の第1の実施の形態のキャリアテープ
の斜視図である。
【図3】(a)はこの発明の第1の実施の形態の変形例
のキャリアテープの平面図、(b)は正面図、(c)は
側面図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態の変形例のキャリ
アテープの斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態のキャリアテープの収納
方法を示す説明図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態のキャリアテープ
の平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図7】この発明の第2の実施の形態のキャリアテープ
の斜視図である。
【図8】(a)は連結部品の平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図である。
【図9】連結部品の斜視図である。
【図10】この発明の第2の実施の形態の変形例のキャ
リアテープの平面図である。
【図11】(a)は連結部品の平面図、(b)は正面
図、(c)は側面図である。
【図12】連結部品の斜視図である。
【図13】(a)は連結部品の平面図、(b)は正面
図、(c)は側面図である。
【図14】連結部品の斜視図である。
【図15】この発明の実施の形態のキャリアテープの収
納方法を示す説明図である。
【図16】(a)はこの発明の実施の形態のキャリアテ
ープ収納用ケースの正面図、(b)は平面図である。
【図17】キャリアテープ収納用ケースの斜視図であ
る。
【図18】図16(a)の要部拡大図である。
【図19】図16(b)の要部拡大図である。
【図20】第一のケース内のキャリアテープに第二のケ
ース内のキャリアテープを連結した正面図である。
【図21】この発明の実施の形態のキャリアテープ用収
納ケースの斜視図である。
【図22】従来のキャリアテープの収納方法(リール
式)を示す正面図である。
【図23】この発明の実施の形態のキャリアテープの収
納方法(つづら折り式)を示す正面図である。
【図24】(a)は従来のキャリアテープの平面図、
(b)は正面図である。
【図25】従来のキャリアテープの斜視図である。
【図26】従来のキャリアテープの収納形態(リール
式)を示す正面図である。
【符号の説明】
1 収納容器 2 スプロケットホール 3 収納用凹部 4 部品 5 帯状体 6 接合部 7 シャッタ 8 電極端子 11 収納容器 12 スプロケットホール 13 収納用凹部 14 部品 15 接合部 16 横向きの穴 17 連結部品 18 横向きのピン 19 シャッタ 20 電極端子 21 横向きのピン 22 連結部品 23 横向きの穴 24 切り欠き 25 テープキャリア用ケース 26 U字形溝 27 キャリアテープの最後尾の収納容器 28 第二のキャリアテープ用ケース 29 第二のキャリアテープ先頭の収納容器 30 連結部品 31 第一のキャリアテープ 32 第二のキャリアテープ 33 リールのコア部 34 デッドスペース 35 収納容器 36 スプロケットホール 37 収納用凹部 38 部品 39 接合部 40 シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−218278(JP,A) 特開 平11−20885(JP,A) 特開 平5−51081(JP,A) 実開 昭62−550(JP,U) 特許2877865(JP,B2) 特許2799993(JP,B2) 特許2768884(JP,B2) 特許3223637(JP,B2) 特許2894119(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 73/02 H05K 13/02 B65D 85/86

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品収納用凹部を有する複数の収納容器
    が接続手段により連結され、隣合う前記収納容器どうし
    が近接するように前記接続手段を折り返し可能としたこ
    とを特徴とするキャリアテープ。
  2. 【請求項2】 部品の収納容器からの飛び出し防止手段
    として、開閉可能なシャッタを有する請求項1記載のキ
    ャリアテープ。
  3. 【請求項3】 収納容器は両側に接続手段を有し、前記
    接続手段に収納容器を着脱自在に連結する接合部を設け
    た請求項1または2記載のキャリアテープ。
  4. 【請求項4】 収納容器は両側に接続手段を有し、少な
    くとも一方の接続手段が弾性を有する帯状体でその先端
    と、他方の接続手段とは、相互に係合可能な穴および突
    を有し、前記穴と前記突起とからなる接合部により連
    結されている請求項1または2記載のキャリアテープ。
  5. 【請求項5】 収納容器の両側に、横向きの穴またはピ
    ンからなる接合部を設け、前記接合部に接続手段を接続
    可能とした請求項1または2記載のキャリアテープ。
  6. 【請求項6】 接続手段は両側に横向きのピンまたは穴
    を設けた連結部品で、前記連結部品のピンまたは穴を収
    納容器の穴またはピンに係合した請求項5記載のキャリ
    アテープ。
  7. 【請求項7】 収納容器の両側に、一方を横向きの穴、
    他方をピンで構成した接合部を設け、前記接合部に接続
    手段を接続可能とした請求項1記載のキャリアテープ。
  8. 【請求項8】 接続手段は両側の一方に横向きのピン、
    他方に穴を有する連結部品で、前記連結部品のピンまた
    は穴を収納容器の穴またはピンに係合した請求項7記載
    のキャリアテープ。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6,7また
    は8記載のキャリアテープを一定長さで接続手段の位置
    で180度折り返し、次の一定長さで逆方向に接続手段
    の位置で180度折り返す工程を繰り返し、つづら折り
    状態で収納することを特徴とするキャリアテープの収納
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,3,4,5,6,7ま
    たは8記載のキャリアテープを収納するキャリアテープ
    収納用ケースであって、前記キャリアテープが一定長さ
    で折り返して収納され、最後尾の収納容器あるいはそれ
    を含む少数の収納容器が外部に突出できるように構成し
    たことを特徴とするキャリアテープ収納用ケース。
  11. 【請求項11】 請求項6または8記載のキャリアテー
    プを収納するキャリアテープ収納用ケースであって、キ
    ャリアテープが一定長さで折り返して収納され、少なく
    とも一方の側面にU字形の開口部を設けることで、連結
    部品の両側に設けられた接合部のうち、最後尾の収納容
    器の接合していない片側の接合部が、前記開口部から外
    部に突出できるように構成したことを特徴とするキャリ
    アテープ収納用ケース。
  12. 【請求項12】 請求項5または7記載のキャリアテー
    プであって、収納容器は、ピンまたは穴を軸心に回動す
    るキャリアテープ。
  13. 【請求項13】 請求項6または8記載のキャリアテー
    プであって、収納容器は、連結部品の両側部を中心とし
    て回動するキャリアテープ。
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