JP2570848Y2 - タイヤの異常検出装置 - Google Patents

タイヤの異常検出装置

Info

Publication number
JP2570848Y2
JP2570848Y2 JP583493U JP583493U JP2570848Y2 JP 2570848 Y2 JP2570848 Y2 JP 2570848Y2 JP 583493 U JP583493 U JP 583493U JP 583493 U JP583493 U JP 583493U JP 2570848 Y2 JP2570848 Y2 JP 2570848Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
bracket
abnormality detection
hub
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP583493U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0663405U (ja
Inventor
貞雄 国分
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP583493U priority Critical patent/JP2570848Y2/ja
Priority to US08/199,951 priority patent/US5500637A/en
Priority to DE69403237T priority patent/DE69403237T2/de
Priority to EP94102671A priority patent/EP0612632B1/en
Publication of JPH0663405U publication Critical patent/JPH0663405U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2570848Y2 publication Critical patent/JP2570848Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タイヤを自動車等の車
軸のハブに固定しているハブナットの締め付け状態を検
出するタイヤの異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば、
自動車の車軸のハブ部分にタイヤのホイールを固定する
ときに、ハブナットでタイヤと共に締め付け固定して装
着するものがある。この場合、異常検出装置には導電性
のブラケットが導出されており、これをハブナットで固
定することにより装置本体側とホイールとを電気的に導
通状態として異常検出スイッチを形成している。そし
て、なんらかの原因によりハブナットが緩んだときに、
ブラケットとホイールとの間の導通状態が不良になる
と、異常検出スイッチがオフ状態に切り換わったことに
なり、ひとつでも異常検出スイッチがオフしたことが検
出されると、これをもってタイヤが異常状態にあること
を検出して異常信号を電波等により外部に発信して報知
するようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来構成のものでは、装置本体側から導出した4
本のブラケットによりホイールを固定する各ハブナット
で締め付けて装着しているので、1個のハブナットが緩
んだ状態ではまだ他のハブナットにより固定されたブラ
ケットが安定な状態に保持されており、緩んだハブナッ
トの部分のブラケットとホイールとの電気的接触状態が
すぐに不良になりにくく、異常状態の検出が遅れてしま
う不具合がある。
【0004】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、タイヤをハブに固定しているハブナッ
トの締め付け状態が緩んだ時点で迅速にこれを検出して
異常検出信号を出力することができるタイヤの異常検出
装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のタイヤの異常検
出装置は、導電性を有する複数のブラケットを備えると
共にこれらのブラケットがタイヤのホイールと共にハブ
にハブナットの締め付けにより固定された本体ケース
と、この本体ケースのブラケットと前記タイヤのホイー
ルとの間に介在された絶縁層とを具備し、前記タイヤが
ハブナットにより正常に取り付け固定されている状態で
は、前記ブラケットとハブナットとの間が電気的に接触
したオン状態となって、前記ブラケット,ハブナットお
よびハブボルトを介して前記ホイール側と導通状態とな
り、前記ハブナットが緩むと前記ブラケットとハブナッ
トとの間が電気的に接触しなくなることによりオフ状態
となるようにした異常検出スイッチを構成したところに
特徴を有する。
【0006】
【作用】本考案のタイヤの異常検出装置によれば、タイ
ヤがハブナットにより正常に取り付け固定されている状
態では、ハブナットがブラケットと密着状態にあるの
で、本体ケース側からハブナットを介してタイヤのホイ
ール側へ導通状態が保持されており、もって異常検出ス
イッチがオン状態となっている。そして、タイヤのホイ
ールを締め付けているハブナットが緩むと、ブラケット
がタイヤのホイール側と接触状態にあっても、ブラケッ
トは絶縁層を介してホイールと接触しているのでその間
の電気的導通はなく、しかもハブナットが緩むことによ
りブラケットはハブナットとの間の接触状態が不良とな
ることにより異常検出スイッチがオフ状態となることに
なり、もってタイヤの異常状態つまり、ハブナットの緩
み状態を検出することができるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を自動車のタイヤの異常を検出
する異常検出装置に適用した場合の一実施例について図
面を参照しながら説明する。すなわち、図2は電気的な
全体構成の概要を示すもので、自動車のボディ側に設け
られる受信装置1は、マイクロコンピュータ,ROM,
RAMなどからなるもので、あらかじめプログラムが記
憶されており、後述のように動作するようになってい
る。操作キーとしての電波キー2は、自動車のキーシリ
ンダに挿入して回動操作するためのキープレート2aと
キーグリップ2bとからなるもので、このキーグリップ
2bにはロックスイッチ3およびアンロックスイッチ4
が設けられると共に、内部にはそのロックスイッチ3あ
るいはアンロックスイッチ4の押圧操作に応じてIDコ
ードと共にドアロック信号あるいはドアアンロック信号
を電波信号を発信するキー信号発信回路が内蔵されてい
る。
【0008】そして、受信装置1にはアンテナ1aが設
けられており、上述の電波キー2からの電波信号を受信
するようになっている。また、受信装置1の各入力端子
には、自動車の運転席部に設けられているイグニッショ
ンスイッチ5,各ドアに設けられるドアカーテシスイッ
チ6および車速を検知する車速センサ7が接続されてい
る。受信装置1の各出力端子には、ドアロック機構8を
駆動する駆動装置8a,第1および第2の警報装置9お
よび10が接続されている。この場合、第1の警報装置
9は車内に設けられたブザー等からなるもので、車内の
乗員に聞こえる程度に報知するものであり、第2の警報
装置10は例えば自動車に備えられたホーンを利用して
車外にも聞こえるように報知するもので、いずれも警報
手段として機能するものである。
【0009】一方、タイヤの異常状態を検出して異常検
出信号を電波信号として出力する送信器11は、送信回
路12(図5参照),4個の異常検出スイッチ13aな
いし13d,空気圧センサ14およびアンテナ15によ
り構成される。送信回路12の各端子は、4個の異常検
出スイッチ13aないし13dおよび空気圧センサ14
をそれぞれ介して電気的にアースするように接続されて
いる。この場合、後述するように、4個の異常検出スイ
ッチ13aないし13dとタイヤの空気圧を検出する空
気圧センサ14は、正常時においてはオン状態となって
おり、異常状態を検出するとオフ状態となるもので、送
信回路12は、これに基いて異常検出信号を電波信号と
してアンテナ15から送信するようになっている。
【0010】次に、図1,図3および図4を参照して送
信器11の構成について述べる。すなわち、送信回路1
2は、偏平な円筒状をなす本体ケース16に収容されて
おり、その底面部から四方に向けて取り付け部材と異常
検出スイッチ13aないし13dとを兼用した4本のブ
ラケット17が設けられている。各ブラケット17は、
導電性を有する部材からなり、その先端部の背面側には
絶縁層17a(図4に拡大して図示)が設けられてい
る。そして各ブラケット17の先端部には挿通孔17b
が形成されている。
【0011】さて、自動車に取り付けられるタイヤ18
は、そのホイール19に形成された挿通孔19aに、自
動車の車軸端部のハブ20に突設された4本のハブボル
ト21が挿通された状態でハブナット22により固定さ
れるが、このとき、ホイール19とハブナット22との
間に送信器11の4本のブラケット17のそれぞれの挿
通孔17aがハブボルト21に挿通された状態でハブナ
ット22が締め付け固定される。
【0012】これにより、送信器11はホイール19の
中心部分の外部に装着され、且つ、この状態で、各ブラ
ケット17とハブナット22とが圧接状態となって電気
的に接触した状態になる。また、このときブラケット1
7とホイール19との間は圧接状態であるが絶縁層17
aが介在されるために電気的には絶縁状態となる。これ
により、ブラケット17は、ハブナット22,ハブボル
ト21,ハブ20を介して車体側つまりアースされるこ
とになり、このブラケット17とハブナット22とによ
り異常検出スイッチ13aないし13dが構成されるの
である。つまり、この異常検出スイッチ13aないし1
3dは、正常時においてはオン状態にあり、ハブナット
22が緩んだり脱落するなどの異常状態が発生すると、
ブラケット17とハブナット22とが離間して非接触状
態になり、この結果ブラケット17がアースされなくな
ることになりオフするものである。
【0013】空気圧センサ14は、ホイール19の外周
部のタイヤ18内部側に位置して設けられており、外部
に突設されたバルブ23に接続ケーブル24の一端側が
接続された状態でキャップ25が装着されている。接続
ケーブル24の他端側は、送信回路12の接続端子に接
続されており、送信回路12と空気圧センサ14とが電
気的に接触状態となるようにしてある。そして、この空
気圧センサ14は、タイヤ18の空気圧が所定値以上あ
る正常状態においては、接続ケーブル24をホイール1
9を介してアースした状態に保持し、空気圧が所定値以
下に低下した異常状態になるとオフし、接続ケーブル2
4とホイール19との電気的な接触状態が断たれるよう
になっている。
【0014】次に、図5を参照して送信回路12の電気
的構成について述べる。圧電素子26は、タイヤ18の
回転に伴う振動で発電を行うもので、その両端子は4個
のダイオードをブリッジ接続した整流回路27の交流入
力端子間に接続されている。整流回路27の直流出力端
子は直流電源としての二次電池28の両端子間に接続さ
れており、圧電素子26により発生された交流出力を直
流出力に変換して二次電池28に与えて充電するように
なっている。
【0015】発信器としての発振器29は、タイヤ18
の異常状態を電波信号としてアンテナ15から出力する
もので、正の電源入力端子は二次電池28の正極端子に
接続され、負の電源入力端子はスイッチング素子として
の4つのトランジスタ30ないし33のコレクタ・エミ
ッタ間を介して二次電池28の負極端子に接続されてい
る。各トランジスタ30ないし33の制御端子としての
ベースはバイアス手段としてのバイアス抵抗34を介し
て二次電池28の正極端子に接続されている。そして、
発振器29は、トランジスタ30ないし33のいずれか
がオンすると、二次電池28から給電されて異常検出信
号を出力するようになっている。
【0016】さて、前述の4個のブラケット17すなわ
ち異常検出スイッチ13aないし13dのうち、異常検
出スイッチ13aは二次電池28の負極端子に接続さ
れ、他の3個の異常検出スイッチ13bないし13d
は、それぞれトランジスタ30ないし32のベースに接
続されており、空気圧センサ14に接続された接続ケー
ブル24は、トランジスタ33のベースに接続されてい
る。
【0017】次に、本実施例の作用について図6に示す
プログラムのフローチャートをも参照しながら説明す
る。まず、送信器11の動作原理について説明する。送
信回路12は、4個の異常検出スイッチ13aないし1
3dおよび空気圧センサ14を介した状態でアースされ
ているので、タイヤ18のホイール19を固定するハブ
ナット22が正常に固定され、且つタイヤ18の空気圧
が正常である場合には、それら各スイッチ13aないし
13dおよび空気圧センサ14が全てオン状態にあるの
で、トランジスタ30ないし33のエミッタ・ベース間
が共にアースレベルつまり同電位とされている。したが
って、トランジスタ30ないし33は全てオフ状態が保
持されており、発振器29は二次電池28から給電され
ず、異常検出信号が出力されない状態となっている。
【0018】この状態で、ハブナット22の一つが緩ん
だりあるいは脱落したりすると、ブラケット17との接
触状態が断たれるため、異常検出スイッチ13aないし
13dのうちの対応するものがオフ状態となる。つま
り、例えば、異常検出スイッチ13aがオフした場合に
は、二次電池28の負極端子が浮動状態となり、トラン
ジスタ30ないし33のベース・エミッタ間にバイアス
抵抗34を介してバイアスを与えるようになる。これに
より、トランジスタ30ないし33がオンして発振器2
9が給電されるようになり、異常検出信号がアンテナ1
5を介して電波信号として出力される。
【0019】また、異常検出スイッチ13bないし13
dあるいは空気圧センサ14がオフした場合には、トラ
ンジスタ30ないし33の対応するもののベースがアー
スレベルから浮動状態とされるようになり、そのベース
・エミッタ間にバイアス抵抗34を介してバイアスが与
えられるようになる。これにより、トランジスタ30な
いし33のうちの対応するものがオンすると、上述同様
にして発振器29が給電されるようになり、異常検出信
号がアンテナ15を介して電波信号として出力されるよ
うになる。
【0020】さて、受信装置1は、図示しない車載バッ
テリなどから給電されると、図6に示すセキュリティプ
ログラムをスタートする。まず、受信装置1は、ステッ
プS1にて、自動車が走行状態にあるか否かを判断す
る。この場合、受信装置1は、車速センサ7からの車速
信号を入力して走行中か否かを判断する。そして、自動
車が走行している場合には、受信装置1は、「YES」
と判断してステップS2に移行し、送信器11からタイ
ヤの異常検出信号を受信しているか否かを判断し、受信
していない場合には「NO」と判断してステップS1に
戻り、受信している場合には「YES」と判断してステ
ップS3に移行する。
【0021】この場合、ステップS2で受信装置1によ
り「YES」と判断されるということは、走行状態にお
いてタイヤ18のハブナット22が緩んだり脱落してい
る場合あるいは空気圧が低下している場合であり、受信
装置1は、ステップS3にて第1の警報装置9を駆動し
てブザーにより車室内の運転者に報知して促し、ステッ
プS1に戻るようになる。
【0022】次に、自動車が走行していない状態では、
受信装置1はステップS1で「NO」と判断してステッ
プS4に移行するようになる。受信装置1は、ステップ
S4にて、電波キー2からドアロック信号を受信してい
るか否かを判断し、受信していない場合には「NO」と
判断してステップS5に移行する。ステップS5で、受
信装置1は、電波キー2からドアアンロック信号を受信
しているか否かを判断し、受信していない場合には「N
O」と判断してステップS6に進む。続いて、受信装置
1は、ステップS6で、送信器11からタイヤの異常検
出信号を受信しているか否かを判断し、受信していない
場合にはステップS1に戻って、上述のステップS1,
S4,S5およびS6を繰り返す。
【0023】この状態で、例えば、運転者が自動車から
降りてドアを閉めた後、電波キー2のロックスイッチ3
が押圧操作されると、受信装置1は、ステップS4にお
いて「YES」と判断してステップS7に移行し、ドア
が閉められた状態であればここで「YES」と判断して
ステップS8に進み、駆動装置8aにロック信号を与え
てドアロック機構8にロック動作を行なわせる。また、
ステップS7で「NO」と判断したときには、受信装置
1はステップS1に戻るようになる。
【0024】さて、受信装置1は、ステップS8を経る
ことにより、電波キー2からのロック信号を受けてドア
ロック機構をロック動作させた場合には、ステップS9
以降に示す警戒モードに入るようになる。すなわち、受
信装置1は、ステップS9において、ドアが開かれたか
否かをドアカーテシスイッチ6からの信号に基いて判断
し、閉じた状態であれば「NO」と判断してステップS
10に進む。ステップS10で、受信装置1は、タイヤ
18のホイール19に取り付けた送信器11から異常検
出信号が送信されているか否かを判断し、受信していな
ければ「NO」と判断してステップS11に進む。受信
装置1は、ステップS11にて電波キー2からドアアン
ロック信号を受信したか否かを判断し、受信していなけ
れば「NO」と判断してステップS9に戻り、以下、ス
テップS9ないしS11を繰り返すようになる。
【0025】さて、このようにステップS9ないしS1
1を繰り返す状態では、自動車は運転者が不在である駐
車中の状態が想定されており、受信装置1は、盗難等を
防止するための警戒モードの動作として、例えば、電波
キー2からのアンロック信号を受けることなくドアが開
かれたときには、ステップS9で異常状態であると判断
してステップS12に進み、第2の警報装置10に報知
信号を与えてホーンにより車外に報知するようになる。
また、送信器11からのタイヤの異常検出信号を受信し
た場合には、受信装置1は、ステップS10で「YE
S」と判断してステップS12に進み、同様に第2の警
報装置10に報知動作を行なわせるようになる。
【0026】また、受信装置1は、ステップS9ないし
S11を繰り返す状態で、電波キー2からアンロック信
号を受信すると、ステップS11にて「YES」と判断
してステップS13に移行するようになり、ここで、駆
動装置8aにアンロック信号を与えてドアロック機構8
にロック動作を行なわせるようになり、この後、ステッ
プS1に戻って上述のステップを繰り返すようになる。
【0027】なお、上述の場合に、自動車のドアロック
をする場合に、電波キー2のロックスイッチ3を操作し
てドアロック信号を送信したときには、ステップS9な
いしS11の警戒モードに入るが、例えば、電波キー2
のキープレート2aにより機械的に施錠動作を行った場
合には、受信装置1は、ステップS1,S4,S5およ
びS6のステップを繰り返して実行する状態となる。そ
して、この場合には、送信器11からタイヤの異常検出
信号が出力された場合でも、車外への警報動作は行われ
ないようになっている。また、このような状態で電波キ
ー2からアンロック信号を受けた場合には、受信装置1
は、ステップS5で「YES」と判断してステップS1
3に進み、ドアロック機構の解錠動作を行った後ステッ
プS1に戻るようになるのである。
【0028】このような本実施例によれば、異常検出ス
イッチ13aないし13dを構成するブラケット17
を、ホイール19と接する側の面に絶縁層17aを設け
て構成したので、ブラケット17はハブナット22との
接触状態のみにより開閉するスイッチとすることがで
き、ハブナット22に緩みが発生したときにブラケット
17との接触状態が不良となってハブナット22の緩み
状態を早期に検出することができる。
【0029】また、本実施例によれば、送信器11の送
信回路12において、上記構成の異常検出スイッチ13
aないし13dを設けることで、回路構成上ではアース
を別途に取れないため、すべて異常検出スイッチ13a
ないし13dおよび空気圧センサ14を介してアースし
た状態で構成した場合でも、いずれかのスイッチがオフ
したときにこれを検出することができるようにすると共
に、5つの検出スイッチに対して4個のトランジスタ3
0ないし33で構成したので、検出スイッチの個数に対
してトランジスタの個数を1個少なくすることができ
る。
【0030】さらに、本実施例によれば、タイヤ18の
異常状態を示す送信器11からの異常検出信号を、電波
キー2からのドアのロックおよびアンロック信号を受信
する受信装置1により兼用して受信するようにしたの
で、別途に受信装置を設けることなく安価に構成するこ
とができる。
【0031】そして、本実施例によれば、受信装置1に
より受信したタイヤの異常検出信号に基いて、そのとき
の自動車の状態に応じて第1の警報装置9あるいは第2
の警報装置10を駆動して車外あるいは車内に警報を出
力するようにしたので、使用者に対して適切な警報がな
され、安全性の向上を図ると共に盗難防止の効果を向上
させることができる。
【0032】なお、上記実施例においては、絶縁層とし
てブラケット17の先端部に形成した絶縁層17aを設
ける構成としたが、これに限らず、例えば、絶縁層を形
成する絶縁リングなどを別途に設け、これをホイール1
9とブラケット17との間に介在させるようにしても良
いし、あるいは、ホイール19のブラケット17と接触
する部分に絶縁層を形成するようにしても良い。
【0033】また、上記実施例においては、第1および
第2の警報装置9および10としてブザー,ホーンなど
を用いる場合について説明したが、これに限らず、例え
ば、外部に電波による警報信号を出力する警報装置とし
ても良いし、夜間等ではヘッドライトなどを点滅動作さ
せることにより警報動作を行う構成としても良いもので
ある。
【0034】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のタイヤの
異常検出装置によれば、ブラケットの先端部のホイール
と接触する部分に絶縁層を介在させたので、ブラケット
とハブナットとの間の接触状態のみを検出することがで
き、ハブナットが緩んでブラケットとの接触が不良にな
ると、迅速にこれを検出することができるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す送信器をタイヤに取り
付けた状態で示す縦断側面図
【図2】全体構成の電気的なブロック図
【図3】図1の正面図
【図4】送信器のブラケット先端部の取り付け状態を示
す縦断側面図
【図5】送信回路の電気的構成図
【図6】セキュリティプログラムのフローチャート
【符号の説明】
1は受信装置、2は電波キー、5はイグニッションスイ
ッチ、6はドアカーテシスイッチ、7は車速センサ、8
は駆動装置、9および10は第1および第2の警報装
置、11は送信器、12は送信回路、13aないし13
dは異常検出スイッチ、14は空気圧センサ(異常検出
スイッチ)、16は本体ケース、17はブラケット、1
7aは絶縁層、18はタイヤ、19はホイール、20は
ハブ、22はハブナット、27は圧電素子、28は整流
回路、29は二次電池、30は発振器、31ないし34
はトランジスタ、35はバイアス抵抗である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する複数のブラケットを備
    え、これらのブラケットがタイヤのホイールと共にハブ
    にハブナットの締め付けにより固定された本体ケース
    と、 この本体ケースのブラケットと前記タイヤのホイールと
    の間に介在された絶縁層とを具備し、前記タイヤがハブナットにより正常に取り付け固定され
    ている状態では、前記ブラケットとハブナットとの間が
    電気的に接触したオン状態となって、前記ブラケット,
    ハブナットおよびハブボルトを介して前記ホイール側と
    導通状態となり、前記ハブナットが緩むと前記ブラケッ
    トとハブナットとの間が電気的に接触しなくなることに
    よりオフ状態となるようにした 異常検出スイッチを構成
    したことを特徴とするタイヤの異常検出装置。
JP583493U 1993-02-22 1993-02-22 タイヤの異常検出装置 Expired - Fee Related JP2570848Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP583493U JP2570848Y2 (ja) 1993-02-22 1993-02-22 タイヤの異常検出装置
US08/199,951 US5500637A (en) 1993-02-22 1994-02-22 Abnormal condition signal transmitting device for a rotating body
DE69403237T DE69403237T2 (de) 1993-02-22 1994-02-22 Sendevorrichtung zum Anzeigen von Fehlfunktionen eines drehenden Körpers, insbesondere eines Reifens
EP94102671A EP0612632B1 (en) 1993-02-22 1994-02-22 Abnormal condition signal transmitting device for a rotating body, especially a tire

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP583493U JP2570848Y2 (ja) 1993-02-22 1993-02-22 タイヤの異常検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0663405U JPH0663405U (ja) 1994-09-09
JP2570848Y2 true JP2570848Y2 (ja) 1998-05-13

Family

ID=11622074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP583493U Expired - Fee Related JP2570848Y2 (ja) 1993-02-22 1993-02-22 タイヤの異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2570848Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2474530A (en) * 2010-03-30 2011-04-20 Wheely Safe Ltd Wheel loss detection
WO2023026454A1 (ja) * 2021-08-27 2023-03-02 太平洋工業株式会社 ブラケット、及び緩み判定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0663405U (ja) 1994-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5500637A (en) Abnormal condition signal transmitting device for a rotating body
JP2716335B2 (ja) 遠隔操作装置を備えた自動車のタイヤ異常警報装置
US6091321A (en) Method and apparatus of a vibratory indicator for use in vehicles
JPS63166636A (ja) 空気バッグ制御回路
JP3699208B2 (ja) 車両用盗難防止装置
JP2570848Y2 (ja) タイヤの異常検出装置
US4275377A (en) Alarm device for informing reduction of pneumatic pressure of vehicle tires
JP2607501Y2 (ja) 異常信号発信装置
JP2001248339A (ja) 車載電子ユニットの作動制御装置
JP3836350B2 (ja) 車両盗難防止装置
JP2706965B2 (ja) 車両用乗員保護装置
JPH0332962A (ja) 車輌用盗難防止装置
KR0138417Y1 (ko) 자동차의 도난감지장치
JPH0542929Y2 (ja)
JP2531951B2 (ja) 自動車におけるエアバツグモジユ−ルの誤作動防止装置
KR920004564Y1 (ko) 자동차용 오디오 시스템 도난 경보 장치
KR100476570B1 (ko) 프래임 바디 차량의 전자식 에어백 제어장치
KR970074033A (ko) 타이어의 횡력 검출장치
KR910000024Y1 (ko) 차량의 도난방지 및 안전 운행장치
KR19980040186U (ko) 경고신호용 조향핸들 진동장치
JPH07257296A (ja) 車両用電源装置
KR970003141Y1 (ko) 자동차용 배터리 방전 경보 회로
JPS62103247A (ja) 車両用盗難防止装置
JP2021004010A (ja) ホーン制御装置
KR890002007Y1 (ko) 자동차 도난 방지기

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees