JP2607501Y2 - 異常信号発信装置 - Google Patents

異常信号発信装置

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JP2607501Y2
JP2607501Y2 JP583393U JP583393U JP2607501Y2 JP 2607501 Y2 JP2607501 Y2 JP 2607501Y2 JP 583393 U JP583393 U JP 583393U JP 583393 U JP583393 U JP 583393U JP 2607501 Y2 JP2607501 Y2 JP 2607501Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タイヤなどの回転体
に設けられその異常状態の発生を空中伝播信号として発
信するようにした異常信号発信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば、
タイヤに設けられる異常状態を検知したときにその異常
検知信号を空中伝播信号として発信し、受信装置により
これを受信して報知手段などにより使用者に報知するよ
うにしたものがある。この場合、タイヤに設ける異常信
号発信装置においては、例えば、タイヤのハブナットの
緩みを検出したり、あるいは空気圧が低下したのを検出
して異常検出信号を出力するものがある。
【0003】例えば、タイヤのハブナットの緩みは、タ
イヤのホイールとこれを固定するハブナットとの間にス
イッチを構成する接触片を介在させ、ハブナットの締め
付け状態が良好なときには接触片がホイールおよびハブ
を介してアースされる構成となっており、ハブナットが
緩んで接触片とホイールとの間の電気的接触状態が不良
となるとオフするように異常検出スイッチを構成してい
る。また、タイヤに設けた空気圧センサにより、タイヤ
の空気圧が所定値よりも低下するとオフするスイッチを
設けて空気圧の異常検出スイッチとしている。
【0004】そして、異常信号発信装置においては、こ
れらの異常検出スイッチがオフすると、例えば、それぞ
れに対応して設けられたトランジスタがオンして異常検
出信号を空中伝播信号として発信するように構成されて
いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来構成のものでは、各異常検出スイッチが異常
を検出したときにアースレベルから浮動のレベルに切換
わることでトランジスタをオンさせる都合上、異常信号
発信装置を構成する回路自体のアースを取る必要があ
る。したがって、別途に装置からアース線を引き出して
タイヤのホイール等のアースレベルに相当する部位に接
続する必要があり、タイヤへの装着に際して面倒な接続
作業が必要になる煩わしさがある。
【0006】また、このように各異常検出スイッチに対
応してトランジスタのオンオフの制御を行うため、何れ
の異常検出スイッチにもそれぞれ1個のトランジスタを
対応させて設ける必要があり、部品点数が多くなる不具
合がある。
【0007】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、装置のアース線を設けることなく、し
かもトランジスタの個数も少なくして、安価で且つ取り
付け作業に際しても簡単に装着することができるように
た異常信号発信装置を提供するにある。
【0008】本考案の異常信号発信装置は、回路のアー
ス端子と電源端子との間に接続される駆動用の直流電源
と、この直流電源からの給電により異常検出信号を空中
伝播信号として発信するように設けられた発信器と、こ
の発信器と前記回路のアース端子との間に介在され制御
端子に制御入力を与えることにより前記発信器への給電
を制御する少なくとも1個のスイッチング素子と、異常
状態を検出するとオン状態からオフ状態に切り換わるよ
うに構成され前記回路のアース端子と設置場所における
大地アース端子との間に電気的に接続される第1の異常
検出スイッチと、異常状態を検出するとオン状態からオ
フ状態に切り替わるように構成され前記スイッチング素
子の制御端子と前記設置場所における大地アース端子と
の間に電気的に接続される第2の異常検出スイッチと、
前記スイッチング素子の制御端子と前記電源端子との間
に接続されたバイアス手段とを具備したところに特徴を
有する。
【0009】
【作用】本考案の異常信号発信装置によれば、異常が発
生していない状態においては、第1および第2のいずれ
の異常検出スイッチもオン状態となっているので、第1
異常検出スイッチは回路のアース端子を設置場所で
地アースしてアース電位に保持しており、第2の異常検
出スイッチはスイッチング素子の制御端子を設置場所で
大地アースしてバイアス手段によるバイアスを無効化し
ているので、スイッチング素子はオフ状態に保持されて
いる。したがって、発信器は動作されず、異常検出信号
の空中伝播信号は発信されない状態となっている。
【0010】次に、回転体が異常状態となって異常検出
スイッチがオン状態からオフ状態に切換わると、これに
より、いずれの異常検出スイッチがオフした場合におい
てもスイッチング素子がオンして発信器を動作させて異
常検出信号の空中伝播信号を発信するようになる。
【0011】この場合、まず、第1の異常検出スイッチ
がオフ状態となった場合には、回路のアース端子が浮動
電位になり、スイッチング素子は、制御端子が第2の
常検出スイッチのオン状態により設置場所で大地アース
されていても、バイアス手段を介して駆動電位が与えら
れるようになるので、オン状態となって発信器を動作さ
せるようになる。また、第2の異常検出スイッチがオフ
状態となった場合には、スイッチング素子は、同様にし
てバイアス手段により制御端子にバイアスが与えられる
ようになるのでオン状態となって発信器を動作させるよ
うになるのである。
【0012】
【実施例】以下、本考案を自動車のタイヤの異常を検出
する異常信号発信装置に適用した場合の一実施例につい
て図面を参照しながら説明する。すなわち、図2は電気
的な全体構成の概要を示すもので、自動車のボディ側に
設けられる受信装置1は、マイクロコンピュータ,RO
M,RAMなどからなるもので、あらかじめプログラム
が記憶されており、後述のように動作するようになって
いる。操作キーとしての電波キー2は、自動車のキーシ
リンダに挿入して回動操作するためのキープレート2a
とキーグリップ2bとからなるもので、このキーグリッ
プ2bにはロックスイッチ3およびアンロックスイッチ
4が設けられると共に、内部にはそのロックスイッチ3
あるいはアンロックスイッチ4の押圧操作に応じてID
コードと共にドアロック信号あるいはドアアンロック信
号を電波信号を発信するキー信号発信回路が内蔵されて
いる。
【0013】そして、受信装置1にはアンテナ1aが設
けられており、上述の電波キー2からの電波信号を受信
するようになっている。また、受信装置1の各入力端子
には、自動車の運転席部に設けられているイグニッショ
ンスイッチ5,各ドアに設けられるドアカーテシスイッ
チ6および車速を検知する車速センサ7が接続されてい
る。受信装置1の各出力端子には、ドアロック機構8を
駆動する駆動装置8a,第1および第2の警報装置9お
よび10が接続されている。この場合、第1の警報装置
9は車内に設けられたブザー等からなるもので、車内の
乗員に聞こえる程度に報知するものであり、第2の警報
装置10は例えば自動車に備えられたホーンを利用して
車外にも聞こえるように報知するもので、いずれも警報
手段として機能するものである。
【0014】一方、タイヤの異常状態を検出して異常検
出信号を電波信号として出力する送信器11は、送信回
路12(図1参照),4個の異常検出スイッチ13aな
いし13d,空気圧センサ14およびアンテナ15によ
り構成される。送信回路12の各端子は、4個の異常検
出スイッチ13aないし13dおよび空気圧センサ14
をそれぞれ介して電気的にアースするように接続されて
いる。この場合、後述するように、4個の異常検出スイ
ッチ13aないし13dとタイヤの空気圧を検出する空
気圧センサ14は、正常時においてはオン状態となって
おり、異常状態を検出するとオフ状態となるもので、送
信回路12は、これに基いて異常検出信号を電波信号と
してアンテナ15から送信するようになっている。
【0015】次に、図3ないし図5を参照して送信器1
1の構成について述べる。すなわち、送信回路12は、
偏平な円筒状をなすケース16に収容されており、その
底面部から四方に向けて取り付け部材と異常検出スイッ
チ13aないし13dとを兼用した4本のブラケット1
7が設けられている。各ブラケット17は、導電性を有
する部材からなり、その先端部の背面側には絶縁層17
a(図5に拡大して図示)が設けられている。そして各
ブラケット17の先端部には挿通孔17bが形成されて
いる。
【0016】さて、自動車に取り付けられるタイヤ18
は、そのホイール19に形成された挿通孔19aに、自
動車の車軸端部のハブ20に突設された4本のハブボル
ト21が挿通された状態でハブナット22により固定さ
れるが、このとき、ホイール19とハブナット22との
間に送信器11の4本のブラケット17のそれぞれの挿
通孔17aがハブボルト21に挿通された状態でハブナ
ット22が締め付け固定される。
【0017】これにより、送信器11はホイール19の
中心部分の外部に装着され、且つ、この状態で、各ブラ
ケット17とハブナット22とが圧接状態となって電気
的に接触した状態になる。また、このときブラケット1
7とホイール19との間は圧接状態であるが絶縁層17
aが介在されるために電気的には絶縁状態となる。これ
により、ブラケット17は、ハブナット22,ハブボル
ト21,ハブ20を介して車体側つまりアースされるこ
とになり、このブラケット17とハブナット22とによ
り異常検出スイッチ13aないし13dが構成されるの
である。つまり、この異常検出スイッチ13aないし1
3dは、正常時においてはオン状態にあり、ハブナット
22が緩んだり脱落するなどの異常状態が発生すると、
ブラケット17とハブナット22とが離間して非接触状
態になり、この結果ブラケット17がアースされなくな
ることになりオフするものである。
【0018】空気圧センサ14は、ホイール19の外周
部のタイヤ18内部側に位置して設けられており、外部
に突設されたバルブ23に接続ケーブル24の一端側が
接続された状態でキャップ25が装着されている。接続
ケーブル24の他端側は、送信回路12の接続端子に接
続されており、送信回路12と空気圧センサ14とが電
気的に接触状態となるようにしてある。そして、この空
気圧センサ14は、タイヤ18の空気圧が所定値以上あ
る正常状態においては、接続ケーブル24をホイール1
9を介してアースした状態に保持し、空気圧が所定値以
下に低下した異常状態になるとオフし、接続ケーブル2
4とホイール19との電気的な接触状態が断たれるよう
になっている。
【0019】次に、図1を参照して送信回路12の電気
的構成について述べる。圧電素子26は、タイヤ18の
回転に伴う振動で発電を行うもので、その両端子は4個
のダイオードをブリッジ接続した整流回路27の交流入
力端子間に接続されている。整流回路27の直流出力端
子は直流電源としての二次電池28の両端子間に接続さ
れており、圧電素子26により発生された交流出力を直
流出力に変換して二次電池28に与えて充電するように
なっている。ここで、二次電池28は、その負極端子が
回路のアース端子に接続されており、正極端子が電源端
子に接続されている。
【0020】発信器としての発振器29は、タイヤ18
の異常状態を電波信号としてアンテナ15から出力する
もので、正の電源入力端子は二次電池28の正極端子に
接続され、負の電源入力端子はスイッチング素子として
の4つのトランジスタ30ないし33のコレクタ・エミ
ッタ間を介して二次電池28の負極端子に接続されてい
る。各トランジスタ30ないし33の制御端子としての
ベースはバイアス手段としてのバイアス抵抗34を介し
て二次電池28の正極端子に接続されている。そして、
発振器29は、トランジスタ30ないし33のいずれか
がオンすると、二次電池28から給電されて異常検出信
号を出力するようになっている。
【0021】さて、前述の4個のブラケット17すなわ
ち異常検出スイッチ13aないし13dのうち、異常検
出スイッチ13aは二次電池28の負極端子つまり回路
のアース端子と設置場所の大地アースとの間に接続さ
れ、第1の異常検出スイッチとして機能するように設け
られ、他の3個の異常検出スイッチ13bないし13d
は、それぞれトランジスタ30ないし32のベースと設
置場所の大地アースとの間に接続されており、第2の異
常検出スイッチとして機能するように設けられ、空気圧
センサ14に接続された接続ケーブル24は、トランジ
スタ33のベースと設置場所の大地アースとの間に接続
され、この空気圧センサ14も第2の異常検出スイッチ
として機能するように設けられている。
【0022】次に、本実施例の作用について図6に示す
プログラムのフローチャートをも参照しながら説明す
る。まず、送信器11の動作原理について説明する。送
信回路12は、4個の異常検出スイッチ13aないし1
3dおよび空気圧センサ14を介した状態でアースされ
ているので、タイヤ18のホイール19を固定するハブ
ナット22が正常に固定され、且つタイヤ18の空気圧
が正常である場合には、それら各スイッチ13aないし
13dおよび空気圧センサ14が全てオン状態にあるの
で、トランジスタ30ないし33のエミッタ・ベース間
が共にアースレベルつまり同電位とされている。したが
って、トランジスタ30ないし33は全てオフ状態が保
持されており、発振器29は二次電池28から給電され
ず、異常検出信号が出力されない状態となっている。
【0023】この状態で、ハブナット22の一つが緩ん
だりあるいは脱落したりすると、ブラケット17との接
触状態が断たれるため、異常検出スイッチ13aないし
13dのうちの対応するものがオフ状態となる。つま
り、例えば、異常検出スイッチ13aがオフした場合に
は、二次電池28の負極端子が浮動状態となり、トラン
ジスタ30ないし33のベース・エミッタ間にバイアス
抵抗34を介してバイアスを与えるようになる。これに
より、トランジスタ30ないし33がオンして発振器2
9が給電されるようになり、異常検出信号がアンテナ1
5を介して電波信号として出力される。
【0024】また、異常検出スイッチ13bないし13
dあるいは空気圧センサ14がオフした場合には、トラ
ンジスタ30ないし33の対応するもののベースがアー
スレベルから浮動状態とされるようになり、そのベース
・エミッタ間にバイアス抵抗34を介してバイアスが与
えられるようになる。これにより、トランジスタ30な
いし33のうちの対応するものがオンすると、上述同様
にして発振器29が給電されるようになり、異常検出信
号がアンテナ15を介して電波信号として出力されるよ
うになる。
【0025】さて、受信装置1は、図示しない車載バッ
テリなどから給電されると、図6に示すセキュリティプ
ログラムをスタートする。まず、受信装置1は、ステッ
プS1にて、自動車が走行状態にあるか否かを判断す
る。この場合、受信装置1は、車速センサ7からの車速
信号を入力して走行中か否かを判断する。そして、自動
車が走行している場合には、受信装置1は、「YES」
と判断してステップS2に移行し、送信器11からタイ
ヤの異常検出信号を受信しているか否かを判断し、受信
していない場合には「NO」と判断してステップS1に
戻り、受信している場合には「YES」と判断してステ
ップS3に移行する。
【0026】この場合、ステップS2で受信装置1によ
り「YES」と判断されるということは、走行状態にお
いてタイヤ18のハブナット22が緩んだり脱落してい
る場合あるいは空気圧が低下している場合であり、受信
装置1は、ステップS3にて第1の警報装置9を駆動し
てブザーにより車室内の運転者に報知して促し、ステッ
プS1に戻るようになる。
【0027】次に、自動車が走行していない状態では、
受信装置1はステップS1で「NO」と判断してステッ
プS4に移行するようになる。受信装置1は、ステップ
S4にて、電波キー2からドアロック信号を受信してい
るか否かを判断し、受信していない場合には「NO」と
判断してステップS5に移行する。ステップS5で、受
信装置1は、電波キー2からドアアンロック信号を受信
しているか否かを判断し、受信していない場合には「N
O」と判断してステップS6に進む。続いて、受信装置
1は、ステップS6で、送信器11からタイヤの異常検
出信号を受信しているか否かを判断し、受信していない
場合にはステップS1に戻って、上述のステップS1,
S4,S5およびS6を繰り返す。
【0028】この状態で、例えば、運転者が自動車から
降りてドアを閉めた後、電波キー2のロックスイッチ3
が押圧操作されると、受信装置1は、ステップS4にお
いて「YES」と判断してステップS7に移行し、ドア
が閉められた状態であればここで「YES」と判断して
ステップS8に進み、駆動装置8aにロック信号を与え
てドアロック機構8にロック動作を行なわせる。また、
ステップS7で「NO」と判断したときには、受信装置
1はステップS1に戻るようになる。
【0029】さて、受信装置1は、ステップS8を経る
ことにより、電波キー2からのロック信号を受けてドア
ロック機構をロック動作させた場合には、ステップS9
以降に示す警戒モードに入るようになる。すなわち、受
信装置1は、ステップS9において、ドアが開かれたか
否かをドアカーテシスイッチ6からの信号に基いて判断
し、閉じた状態であれば「NO」と判断してステップS
10に進む。ステップS10で、受信装置1は、タイヤ
18のホイール19に取り付けた送信器11から異常検
出信号が送信されているか否かを判断し、受信していな
ければ「NO」と判断してステップS11に進む。受信
装置1は、ステップS11にて電波キー2からドアアン
ロック信号を受信したか否かを判断し、受信していなけ
れば「NO」と判断してステップS9に戻り、以下、ス
テップS9ないしS11を繰り返すようになる。
【0030】さて、このようにステップS9ないしS1
1を繰り返す状態では、自動車は運転者が不在である駐
車中の状態が想定されており、受信装置1は、盗難等を
防止するための警戒モードの動作として、例えば、電波
キー2からのアンロック信号を受けることなくドアが開
かれたときには、ステップS9で異常状態であると判断
してステップS12に進み、第2の警報装置10に報知
信号を与えてホーンにより車外に報知するようになる。
また、送信器11からのタイヤの異常検出信号を受信し
た場合には、受信装置1は、ステップS10で「YE
S」と判断してステップS12に進み、同様に第2の警
報装置10に報知動作を行なわせるようになる。
【0031】また、受信装置1は、ステップS9ないし
S11を繰り返す状態で、電波キー2からアンロック信
号を受信すると、ステップS11にて「YES」と判断
してステップS13に移行するようになり、ここで、駆
動装置8aにアンロック信号を与えてドアロック機構8
にロック動作を行なわせるようになり、この後、ステッ
プS1に戻って上述のステップを繰り返すようになる。
【0032】なお、上述の場合に、自動車のドアロック
をする場合に、電波キー2のロックスイッチ3を操作し
てドアロック信号を送信したときには、ステップS9な
いしS11の警戒モードに入るが、例えば、電波キー2
のキープレート2aにより機械的に施錠動作を行った場
合には、受信装置1は、ステップS1,S4,S5およ
びS6のステップを繰り返して実行する状態となる。そ
して、この場合には、送信器11からタイヤの異常検出
信号が出力された場合でも、車外への警報動作は行われ
ないようになっている。また、このような状態で電波キ
ー2からアンロック信号を受けた場合には、受信装置1
は、ステップS5で「YES」と判断してステップS1
3に進み、ドアロック機構の解錠動作を行った後ステッ
プS1に戻るようになるのである。
【0033】このような、本実施例によれば、送信器1
1の送信回路12において、上記構成の異常検出スイッ
チ13aないし13dを設けることで、回路構成上では
アースを別途に取れないため、すべて異常検出スイッチ
13aないし13dおよび空気圧センサ14を介してア
ースした状態で構成した場合でも、いずれかのスイッチ
がオフしたときにこれを検出することができるようにす
ると共に、5つの検出スイッチに対して4個のトランジ
スタ30ないし33で構成したので、検出スイッチの個
数に対してトランジスタの個数を1個少なくすることが
できる。
【0034】また、本実施例によれば、異常検出スイッ
チ13aないし13dを構成するブラケット17を、ホ
イール19と接する側の面に絶縁層17aを設けて構成
したので、ブラケット17はハブナット22との接触状
態のみにより開閉するスイッチとすることができ、ハブ
ナット22に緩みが発生したときにブラケット17との
接触状態が不良となってハブナット22の緩み状態を早
期に検出することができる。
【0035】さらに、本実施例によれば、タイヤ18の
異常状態を示す送信器11からの異常検出信号を、電波
キー2からのドアのロックおよびアンロック信号を受信
する受信装置1により兼用して受信するようにしたの
で、別途に受信装置を設けることなく安価に構成するこ
とができる。
【0036】そして、本実施例によれば、受信装置1に
より受信したタイヤの異常検出信号に基いて、そのとき
の自動車の状態に応じて第1の警報装置9あるいは第2
の警報装置10を駆動して車外あるいは車内に警報を出
力するようにしたので、使用者に対して適切な警報がな
され、安全性の向上を図ると共に盗難防止の効果を向上
させることができる。
【0037】なお、上記実施例においては、第1および
第2の警報装置9および10としてブザー,ホーンなど
を用いる場合について説明したが、これに限らず、例え
ば、外部に電波による警報信号を出力する警報装置とし
ても良いし、夜間等ではヘッドライトなどを点滅動作さ
せることにより警報動作を行う構成としても良いもので
ある。
【0038】以上説明したように、本考案の異常信号発
信装置によれば、第1および第2の異常検出スイッチを
設け、回路のアース端子を第1の異常検出スイッチを介
して設置場所の大地アースに接続し、バイアス手段を介
してバイアスされるスイッチング素子の制御端子を第2
の異常検出スイッチを介して設置場所の大地アースに接
続するようにしたので、いずれの異常検出スイッチが異
常状態を検出してオフした場合でも発信器を駆動するこ
とができ、装置のアース線を設けることなく、しかもト
ランジスタの個数も少なくして、安価で且つ取り付け作
業に際しても簡単に装着することができるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す送信回路の電気的構成
【図2】全体構成の電気的なブロック図
【図3】送信器をタイヤに取り付けた状態で示す縦断側
面図
【図4】同正面図
【図5】送信器のブラケット先端部の取り付け状態を示
す縦断側面図
【図6】セキュリティプログラムのフローチャート
【符号の説明】
1は受信装置、2は電波キー、5はイグニッションスイ
ッチ、6はドアカーテシスイッチ、7は車速センサ、8
は駆動装置、9および10は第1および第2の警報装
置、11は送信器(異常信号発信装置)、12は送信回
路、13aは第1の異常検出スイッチ、13b〜13d
は第2の異常検出スイッチ、14は空気圧センサ(第2
異常検出スイッチ)、17はブラケット、17aは絶
縁層、18はタイヤ、19はホイール、20はハブ、2
2はハブナット、26は圧電素子、27は整流回路、
は二次電池(直流電源)、29は発振器(発信器)、
30ないし33はトランジスタ(スイッチング素子)、
34はバイアス抵抗(バイアス手段)である。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−35177(JP,U) 特公 昭52−44991(JP,B2) 特公 平2−8933(JP,B2) 特公 平5−2533(JP,B2) 特公 昭51−22242(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路のアース端子と電源端子との間に接
    続される駆動用の直流電源と、この直流電源からの給電により異常検出信号を空中伝播
    信号として発信するように設けられた 発信器と、この発信器と前記回路のアース端子との間に介在され制
    御端子に制御入力を与えることにより前記発信器への給
    電を制御する少なくとも1個のスイッチング素子と、 異常状態を検出するとオン状態からオフ状態に切り換わ
    るように構成され前記回路のアース端子と設置場所にお
    ける大地アース端子との間に電気的に接続される第1の
    異常検出スイッチと、 異常状態を検出するとオン状態からオフ状態に切り替わ
    るように構成され前記スイッチング素子の制御端子と前
    記設置場所における大地アース端子との間に電気的に接
    続される第2の異常検出スイッチと、 前記スイッチング素子の制御端子と前記電源端子との間
    に接続された バイアス手段とを具備したことを特徴とす
    異常信号発信装置。
JP583393U 1993-02-22 1993-02-22 異常信号発信装置 Expired - Lifetime JP2607501Y2 (ja)

Priority Applications (4)

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