JP4752645B2 - 車両盗難防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両盗難防止装置に関する。
従来より、車両をジャッキアップしてレッカー車等により持ち去る盗難を防止する車両盗難検出装置が、例えば特許文献1で提案されている。具体的に、特許文献1では、車両のジャッキアップポイントである車両の両サイド4箇所およびフロントデフ付近に設けられると共に、機械的構造により構成される検出スイッチと、この検出スイッチから検出信号を入力して盗難検出判定および警報出力の処理を行う防盗コントローラと、を備えた車両盗難検出装置が提案されている。
このような構成を有する車両盗難検出装置では、防盗コントローラに車両のホーンとライトが接続されるように配線されている。そして、検出スイッチの検出状態が検出信号として間欠的に防盗コントローラに入力される。この検出信号に基づいて、防盗コントローラにて検出スイッチがON状態となったか否かが判定され、検出スイッチがOFF状態(正常)の場合、引き続き間欠的に検出信号が入力される。また、検出スイッチがON状態の場合、車両が盗難されたと判定される。これに伴い、ホーンがON/OFFされて繰り返し鳴らされ、ライトが点滅されることで盗難が外部に報知されるようになっている。
特開2004−136848号公報
しかしながら、上記従来の技術では、検出スイッチが機械的構造によって構成されている。このため、飛び石が当たるなどの車両盗難以外の場合によって検出スイッチに力が加わり、防盗コントローラにて誤判定がなされ、誤警報がなされてしまう可能性がある。
なお、従来より、傾斜センサを用いた車両の盗難検出装置が知られているが、この傾斜センサのみで車両の盗難を検出する場合、車両盗難とは関係ない車両の傾き(例えば風や人のもたれ等)までも盗難であると誤判定してしまう可能性がある。
本発明は、上記点に鑑み、高精度で車両の盗難を検出することができる車両盗難防止装置を提供することを目的とする。
上記のように、検出スイッチと傾斜センサとはそれぞれ別々に車両盗難の検出に用いられているが、これらを組み合わせることについて発明者らは検討を行った。しかしながら、検出スイッチと傾斜センサとを単に組み合わせただけでは、それぞれで車両の盗難の判定を行うことはできるが、それぞれ独立した判定を行うことになるため、相互の判定結果を用いた総合的な車両盗難の判定を行うことができないことがわかった。
そこで、本発明は、車両の盗難を判定する判定手段(31)を備えており、当該判定手段は、ジャッキアップ検出手段(10)から車両に設置されたジャッキアップの有無に応じた電気信号をジャッキアップ信号として入力すると共に、傾斜角度検出手段(20)から車両の傾斜を検出してそのレベルに応じた電気信号を傾斜信号として入力する。そして、車両の下部にジャッキが設置されたことを示す値を第1閾値とし、車両が盗難されつつあると想定される場合の車両の傾斜角度を示す値を第2閾値と定義したとき、ジャッキアップ信号が示す値が第1閾値を超え、かつ、傾斜信号が示す値が第2閾値を超える場合、車両が盗難されつつあると判定し、警報手段(40)にて警報を行うことを特徴としている。
このように、ジャッキアップ検出手段の出力(ジャッキアップ信号)と、傾斜角度検出手段の出力(傾斜信号)と、を組み合わせて車両盗難判定に用いることで、僅かなジャッキアップによる車両の傾斜を検出することができる。これにより、低角度のジャッキアップでタイヤが浮上してしまう車両に対して車両の盗難検出の精度を向上させることができる。すなわち、ジャッキアップ検出手段による検出と傾斜角度検出手段による検出とを組み合わせることで誤判定を防止し、ひいては誤警報を防止することができる。
また、判定手段は、ジャッキアップ信号が示す値が第1閾値を下回り、かつ、傾斜信号が示す値が第2閾値よりも大きい第3閾値を超える場合、車両が盗難されつつあると判定することもできる。
このようにすれば、ジャッキアップ検出手段が配置された部分以外にて車両がジャッキアップされた場合、ジャッキアップ検出手段にて車両のジャッキアップを検出できなかったとしても、車両の傾きを判定することにより、車両の盗難を検出することができる。
さらに、ジャッキアップ検出手段として、複数の設置検出手段(11〜14)を備えたものとすることができる。この場合、判定手段は、複数の設置検出手段のうちの一部から入力される各ジャッキアップ信号が示す値のうち少なくとも1つが第1閾値を下回り、かつ、複数の設置検出手段のうちの残りから入力される各ジャッキアップ信号が示す値のうち少なくとも1つが第1閾値を超え、さらに、傾斜角度検出手段から入力される傾斜信号が第3閾値を超える場合、車両が盗難されつつあると判定することができる。
このように、ジャッキアップ検出手段として設置検出手段を複数車両に設け、各設置検出手段の出力により、車両がジャッキアップされているか否かを判定することもできる。これにより、車両に対するジャッキの設置の場所に応じて精度良く車両の盗難を検出することができる。
また、ジャッキアップ検出手段において、車両に設置されている位置ごとに複数の設置検出手段が異なるものとすることができる。例えば、スイッチとタイヤの回転検出センサとを組み合わせることもできる。さらに、第1閾値は複数の設置検出手段ごとにそれぞれ異なる値とすることもできる。
上記の場合において、判定手段は、複数の設置検出手段のうちの残りから入力される各ジャッキアップ信号が示す値のうち少なくとも1つが第1閾値を下回り、かつ、傾斜角度検出手段から入力される傾斜信号が示す値が第2閾値よりも大きい第3閾値を超える場合、車両が盗難されつつあると判定することもできる。
このようにすれば、複数の設置検出手段にてジャッキの設置を検出できなかったとしても、車両の傾きに応じて車両の盗難を検出することができる。
また、傾斜角度検出手段はジャッキアップ信号が第1閾値を超えた場合に検出を開始することができる。これにより、装置の省電力化を図ることができる
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態で示される車両盗難防止システムは、例えば車両の駐車時に車両が盗難されることを検出すると共に、その旨を報知することで、車両盗難を防止するものである。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両盗難防止装置のブロック構成図である。この図に示されるように、車両盗難防止システムS1は、ジャッキアップ検出部10と、傾斜センサ20と、ECU30と、警報部40と、を備えて構成されている。
ジャッキアップ検出部10は、車両下部にジャッキが設置されたことを検出するものである。このようなジャッキアップ検出部10は、例えば4つの独立したスイッチ11〜14で構成される。これら各スイッチ11〜14は、機械的な構造を有しており、車両の下部においてジャッキが当てられる部分に取り付けられている。そして、車両の下部にジャッキが当てられると、そのジャッキに対応した部分のスイッチ11〜14がオンする。すなわち、各スイッチ11〜14は、オンまたはオフの状態をジャッキアップ信号としてそれぞれECU30に出力する。
なお、ジャッキアップ検出部10は、本発明のジャッキアップ検出手段に相当する。すなわち、各スイッチ11〜14も同様にジャッキアップ検出手段に相当するものであると言える。また、各スイッチは本発明の設置検出手段にも相当するものである。
傾斜センサ20は、車両の傾斜を検出してそのレベルに応じた電気信号を傾斜信号として出力するものである。この傾斜センサ20として、例えば加速度センサが採用される。加速度センサは、シリコン基板等に対して一般に知られている櫛歯構造を有する梁構造体として形成され、傾けられた車両の角度に応じた可動電極と固定電極間の静電容量変化(電気信号)を傾斜信号として出力する。なお、傾斜センサ20は、本発明の傾斜角度検出手段に相当する。
ECU30は、傾斜センサ20およびジャッキアップ検出部10の各スイッチ11〜14からそれぞれ入力される傾斜信号およびジャッキアップ信号に基づいて、車両盗難防止処理を行う機能を有するものである。このようなECU30は判定部31を備えている。
判定部31は、ジャッキアップ信号が示す値が第1閾値を超え、かつ、傾斜信号が示す値が第2閾値を超える場合、車両が盗難されつつあると判定し、警報信号を出力する。本実施形態では、第1閾値は車両の下部にジャッキが設置されたことでスイッチ11〜14がオンした状態を示す値とし、第2閾値は車両が盗難されると推定される場合の車両の傾斜角度を示す値とする。
このようなECU30は、例えばメモリやCPU等を備えたマイクロコンピュータ等によって構成される。すなわち、ECU30は、傾斜信号およびジャッキアップ信号に基づいて車両盗難防止処理を行う盗難防止処理プログラムや第1、第2閾値等のデータをメモリに格納している。なお、ECU30において、判定部31は本発明の判定手段に相当する。
警報部40は、ECU30の判定部31にて車両が盗難されつつあると判定された場合、警報処理を行うものである。すなわち、警報部40は判定部31から入力された警報信号に応じて、例えばサイレン、ブザー、クラクション等を鳴らしたり、ハザードを点滅させたりすることにより、車両外部に警報を発する機能を有する。なお、警報部40は、本発明の警報手段に相当する。以上が、本実施形態に係る車両盗難防止システムS1の全体構成である。
次に、上記車両盗難防止システムS1において行われる車両盗難防止処理について、図2を参照して説明する。図2は、盗難防止処理プログラムの内容を示すフローチャートである。本実施形態では、車両盗難防止システムS1に車両のバッテリ電源が供給されると、盗難防止処理プログラムに従って図2に示されるフローがスタートする。
まず、ステップ110では、セキュリティセットがなされる。すなわち、ECU30からジャッキアップ検出部10および傾斜センサ20に各信号が入力されるようにセッティングがなされる。例えば、ジャッキアップ検出部10の各スイッチ11〜14に電流を流すことや、傾斜センサ20に信号出力の指令を出力する等のセッティングを指す。
次に、ステップ120では、車両にジャッキが設置されたか否かが判定される。すなわち、ジャッキアップ検出部10の各スイッチ11〜14から入力される各ジャッキアップ信号の値のうち少なくとも1つが、ジャッキアップが設置されたことを示す第1閾値を超えるか否かが判定される。本ステップでジャッキアップ信号が示す値が第1閾値を超えないと判定されると、車両にジャッキが設置されていないとして引き続きジャッキの設置が監視される。また、本ステップにてジャッキアップ信号が示す値が第1閾値を超え、車両にジャッキアップが設置されたと判定されると、ステップ130に進む。
ステップ130では、車両の傾斜角度が第2閾値を超えるか否かが判定される。すなわち、車両が盗難されると推定される場合の車両の傾斜角度を示す第2閾値を超えるか否かが判定される。本ステップにて車両の傾斜角度が第2閾値を超えないと判定されると、車両は盗難されるおそれがないとしてステップ120に戻り、再びジャッキの設置が監視される。また、本ステップにて車両の傾きが第2閾値を超える場合、ステップ140に進む。
ステップ140では、警報処理がなされる。具体的には、判定部31から警報部40に警報信号が入力される。これにより、警報部40にて、例えば一定時間、クラクション等を鳴らしたりハザードを点滅させたりすることで、車両外部に警報が発せられる。こうして、車両盗難防止処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態では、ジャッキアップ検出部10の出力(ジャッキアップ信号)と、傾斜センサ20の出力(傾斜信号)と、を組み合わせて車両盗難判定に用いることで、車両盗難を検出することを特徴としている。このように、2つの異なる信号を車両盗難判定に用いることで、僅かなジャッキアップによる車両の傾斜を検出することができる。すなわち、低角度のジャッキアップでタイヤが浮上してしまう車両に対して車両の盗難検出の精度を向上させることができる。このように車両盗難の検出精度を向上させることで誤判定および誤警報を防止することができる。また、タワーパーキングやフェリー、洗車場など、通常の使用で車両が傾いてしまう場合でも、誤警報が起きないようにすることができる。
このように、車両に対するジャッキの設置をより高い確率で検出することができ、盗難の状況に合わせた最適な傾斜角度で盗難判定や警報を行うことができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、図2のステップ120にて車両にジャッキが設置されていないと判定された場合にも、車両の傾斜角度に対する判定を行うことが特徴となっている。
すなわち、本実施形態では、車両が盗難されると推定される場合の車両の傾斜角度を示す第2閾値よりも大きい第3閾値が設定されている。つまり、第3閾値で設定されている車両の傾斜角度が第2閾値で設定されている傾斜角度よりも大きい値になっている。
図3は、第2実施形態に係る盗難防止処理プログラムの内容を示すフローチャートである。まず、ステップ121では、ステップ120と同様の処理が行われる。すなわち、各ジャッキアップ信号が示す値のうち少なくとも1つが第1閾値を超えないと判定されると、ステップ131に進む。
なお、ステップ121で各ジャッキアップ信号が示す値のうち少なくとも1つが第1閾値を超えると判定されると、第1実施形態と同様に、ステップ130が実行される。
そして、ステップ131では、車両の傾斜角度が第3閾値を超えるか否かが判定される。すなわち、車両にジャッキが設置されてないが、車両が傾いているか否かが判定される。本ステップで車両の傾斜角度が第3閾値を超えていないと判定されると、ステップ121に戻り、再びジャッキの設置が監視される。
また、ステップ131にて車両の傾きが第3閾値を超える場合、ステップ140に進み、第1実施形態と同様に警報処理が行われる。
以上説明したように、ジャッキの設置が検出されない場合であっても、車両の傾斜角度に応じて車両の盗難を検出することが可能である。これにより、ジャッキアップ検出部10の各スイッチ11〜14が車体の全ての部分に対応していないために、車両にジャッキが設置されたことを検出できない場合であっても、車両の盗難を防ぐ可能性を高めることができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、上記各実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、車両に設置した各スイッチ11〜14の設置場所の違いに応じた判定を行うことが特徴となっている。すなわち、本実施形態では、例えば、各スイッチ11〜14のうちスイッチ11、12が車両前方に設置され、スイッチ13、14が車両後方に設置されているとする。
図4は、第3実施形態に係る盗難防止処理プログラムの内容を示すフローチャートである。この図に示されるように、ステップ110にてセキュリティセットがなされた後、ステップ122では、車両前方にジャッキが設置されたか否かが判定される。すなわち、各スイッチ11、12から入力される各ジャッキアップ信号が示す値のうち少なくとも一方が第1閾値を超えるか否かが判定される。なお、各スイッチ11、12から入力される各ジャッキアップ信号が示す値の両方が第1閾値を超えたことを判定するようにしても良い。
本ステップで各ジャッキアップ信号が示す値のうち少なくとも一方が第1閾値を超えると判定されるとステップ130に進む。この後、第1実施形態と同様の処理がなされる。また、本ステップで各ジャッキアップ信号が示す値のうち両方が第1閾値を超えないと判定されるとステップ123に進む。
ステップ123では、車両後方にジャッキが設置されたか否かが判定される。すなわち、各スイッチ13、14から入力される各ジャッキアップ信号が示す値のうち少なくとも一方が第1閾値を超えるか否かが判定される。本ステップで超えると判定されるとステップ131に進む。この後、第2実施形態と同様の処理がなされる。また、本ステップで各ジャッキアップ信号が示す値のうち両方が第1閾値を超えないと判定されると、ステップ132に進む。
ステップ132では、車両の傾斜角度が第3閾値を超えるか否かが判定される。すなわち、車両にジャッキが設置されてないが、車両が傾けられているか否かが判定される。本ステップで車両の傾斜角度が第3閾値を超えていないと判定されると、ステップ122に戻り、再び車両前方および後方におけるジャッキの設置が監視される。また、ステップ132にて車両の傾きが第3閾値を超える場合、ステップ140に進み、第1実施形態と同様に警報処理が行われる。
以上説明したように、各スイッチ11〜14の設置場所に応じてジャッキの設置の監視を行うことができる。また、本実施形態のように、各スイッチ11〜14の取付場所に応じて、ジャッキの設置の有無を判定するようにすれば、二輪ジャッキアップ(二輪を持ち上げて車両を持ち去る場合のジャッキアップ)による車両自体の盗難なのか、一輪ジャッキアップ(タイヤを盗難する際に一輪のみ持ち上げるジャッキアップ)による車輪の盗難なのかを判定することも可能となる。このように盗難の目的が異なる場合、警報処理で報知する手段を盗難目的に応じて変更しても良い。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、ジャッキアップ検出部10に4つのスイッチ11〜14が設けられているが、1つのみで構成しても良いし、例えば8つで構成しても構わない。
上記各実施形態では、ジャッキアップ検出部10にスイッチ11〜14を採用しているが、例えばタイヤの回転検出センサを採用することもできる。このタイヤの回転検出センサは、車両がジャッキによって持ち上げられた際、タイヤに荷重がかからなくなることでタイヤが回転することを検出するものである。このようなセンサを用いることも可能である。
また、車両にジャッキアップ検出部10として複数の検出手段を備える場合、各検出手段がそれぞれ異なるものでジャッキアップ検出部10を構成しても構わない。例えば、ジャッキアップ検出部10を上記したスイッチ11〜14とタイヤの回転検出センサとの組み合わせで構成することができる。さらに、ジャッキアップ検出手段10として複数の検出手段を備えた場合、各検出手段に設定すべき第1閾値をそれぞれ異なる値にすることもできる。
上記各実施形態では、傾斜センサ20として加速度センサを採用しているが、傾斜センサ20としてタイヤ空気圧センサ、車高センサ、超音波センサ等を採用することも可能である。
第1実施形態において、図2に示されるステップ120では、各スイッチ11〜14から入力される各ジャッキアップ信号が示す値のうち、少なくとも1つが第1閾値を超えるか否かを判定しているが、例えば各ジャッキアップ信号が示す値のうち2つが第1閾値を超えるか否かを判定するようにしても構わない。すなわち、ジャッキアップ以外によって各スイッチ11〜14がオンしてしまう場合もあり得るため、ジャッキアップ信号が示す値が第1閾値を超える数を調整することでジャッキアップ検出の検出精度を調整することができる。
第1実施形態では、図2に示されるステップ120の判定の後、ステップ130に進む場合に傾斜センサ20にて車両の傾斜の検出を開始しても良い。すなわち、傾斜センサ20は、ジャッキアップ信号が第1閾値を超えた場合、車両の傾斜の検出を開始するようにしても構わない。これにより、車両盗難防止システムS1の消費電流を低減することができる。
第1実施形態では、車両にジャッキが設置されたか否か(ステップ120)を判定した後、車両の傾斜角度を判定している(ステップ130)が、先に車両の傾斜角度を判定した後、車両にジャッキが設置されたか否かを判定するようにしても構わない。
上記各実施形態では、車両盗難防止システムS1は車両の駐車時に稼働する。よって、図1に示される各構成要素(ジャッキアップ検出部10、傾斜センサ20、判定部31、警報部40のうちの少なくとも1つ)は車両走行時に使用するセンサなど、他の目的の為に設置された各種センサ、ECU30の動作モードを変えて用いてもよい。
また、ジャッキアップ検出部10は車両によって、設置する場所や種類を変えてもよい。具体的には、車両において通常のジャッキポイントには、車両搭載ジャッキを検出するのに適した手段、その他のポイントにはガレージジャッキを検出するのに適した手段などを用いることが好ましい。
また、本システムS1を間欠動作による低消費電力化を図るようにしても構わない。例えば、ECU30が、傾斜センサ20における車両の傾斜の検出を間欠的に行う指令をセキュリティセット時に傾斜センサ20に出力することも可能である。
第3実施形態では、ジャッキの設置の有無を判定する場合(ステップ122、123)車両前方および後方でそれぞれ同じ第1閾値を設定しているが、上記で説明したように、それぞれ異なる閾値を設定しても構わない。
上記各実施形態では、図1に示される各構成要素を備えた車両盗難防止システムS1について説明したが、上記図2、図3、図5に示されるフローを実行するECU30を車両盗難防止装置としても良い。
また、警報部40に通信手段を設け、車両の盗難を検出した場合、ユーザに車両の盗難があった旨をメール等で送信することも可能である。さらに、車両におけるジャッキアップ検出部10の各スイッチ11〜14の設置場所に応じて、外部に対して行う警報部40が異なるようにしても構わない。
なお、各図中に示したステップは、各種処理を実行する手段に対応するものである。
本発明の第1実施形態に係る車両盗難防止装置のブロック構成図である。 盗難防止処理プログラムの内容を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る盗難防止処理プログラムの内容を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る盗難防止処理プログラムの内容を示すフローチャートである。
符号の説明
10…ジャッキアップ検出手段としてのジャッキアップ検出部、11〜14…設置検出手段としてのスイッチ、20…傾斜角度検出手段としての傾斜センサ、30…ECU、31…判定手段としての判定部。

Claims (7)

  1. 車両に対するジャッキアップの設置に応じた電気信号をジャッキアップ信号として出力するジャッキアップ検出手段(10)から前記ジャッキアップ信号を入力すると共に、前記車両の傾斜を検出してそのレベルに応じた電気信号を傾斜信号として出力する傾斜角度検出手段(20)から前記傾斜信号を入力し、
    前記車両の下部にジャッキが設置されたことを示す値を第1閾値とし、前記車両が盗難されつつあると想定される場合の前記車両の傾斜角度を示す値を第2閾値と定義したとき、
    前記ジャッキアップ信号が示す値が前記第1閾値を超え、かつ、前記傾斜信号が示す値が前記第2閾値を超える場合、前記車両が盗難されつつあると判定し、警報手段(40)にて警報を行う判定手段(31)を備えており、
    前記判定手段は、前記ジャッキアップ信号が示す値が前記第1閾値を下回り、かつ、前記傾斜信号が示す値が第2閾値よりも大きい第3閾値を超える場合、前記車両が盗難されつつあると判定するようになっていることを特徴とする車両盗難防止装置。
  2. 前記ジャッキアップ検出手段は、複数の設置検出手段(11〜14)を備えており、
    前記判定手段は、前記複数の設置検出手段のうちの一部から入力される各ジャッキアップ信号が示す値のうち少なくとも1つが前記第1閾値を下回り、かつ、前記複数の設置検出手段のうちの残りから入力される各ジャッキアップ信号が示す値のうち少なくとも1つが前記第1閾値を超え、さらに、前記傾斜角度検出手段から入力される前記傾斜信号が前記第3閾値を超える場合、前記車両が盗難されつつあると判定するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の車両盗難防止装置。
  3. 前記ジャッキアップ検出手段(10)において、前記車両に設置されている位置ごとに前記複数の設置検出手段がそれぞれ異なるものであることを特徴とする請求項2に記載の車両盗難防止装置。
  4. 前記第1閾値は前記複数の設置検出手段ごとに異なる値になっていることを特徴とする請求項2またはに記載の車両盗難防止装置。
  5. 車両に対するジャッキアップの設置に応じた電気信号をジャッキアップ信号として出力するジャッキアップ検出手段(10)から前記ジャッキアップ信号を入力すると共に、前記車両の傾斜を検出してそのレベルに応じた電気信号を傾斜信号として出力する傾斜角度検出手段(20)から前記傾斜信号を入力し、
    前記車両の下部にジャッキが設置されたことを示す値を第1閾値とし、前記車両が盗難されつつあると想定される場合の前記車両の傾斜角度を示す値を第2閾値と定義したとき、
    前記ジャッキアップ信号が示す値が前記第1閾値を超え、かつ、前記傾斜信号が示す値が前記第2閾値を超える場合、前記車両が盗難されつつあると判定し、警報手段(40)にて警報を行う判定手段(31)を備えており、
    前記ジャッキアップ検出手段は、複数の設置検出手段(11〜14)を備えており、
    前記判定手段は、前記複数の設置検出手段のうちの一部から入力される各ジャッキアップ信号が示す値のうち少なくとも1つが前記第1閾値を下回り、かつ、前記複数の設置検出手段のうちの残りから入力される各ジャッキアップ信号が示す値のうち少なくとも1つが前記第1閾値を超え、さらに、前記傾斜角度検出手段から入力される前記傾斜信号が前記第2閾値を超える場合、前記車両が盗難されつつあると判定するようになっており、
    前記判定手段は、前記複数の設置検出手段のうちの残りから入力される各ジャッキアップ信号が示す値のうち少なくとも1つが前記第1閾値を下回り、かつ、前記傾斜角度検出手段から入力される前記傾斜信号が示す値が前記第2閾値よりも大きい第3閾値を超える場合、前記車両が盗難されつつあると判定するようになっていることを特徴とする車両盗難防止装置。
  6. 前記判定手段は、前記ジャッキアップ信号が示す値が前記第1閾値を下回り、かつ、前記傾斜信号が示す値が第2閾値よりも大きい第3閾値を超える場合、前記車両が盗難されつつあると判定するようになっていることを特徴とする請求項5に記載の車両盗難防止装置。
  7. 前記傾斜角度検出手段(20)は前記ジャッキアップ信号が前記第1閾値を超えた場合に検出を開始することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両盗難防止装置。
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