JP2570584Y2 - 石油燃焼器の開閉扉取り付け構造 - Google Patents

石油燃焼器の開閉扉取り付け構造

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JP2570584Y2
JP2570584Y2 JP1991077566U JP7756691U JP2570584Y2 JP 2570584 Y2 JP2570584 Y2 JP 2570584Y2 JP 1991077566 U JP1991077566 U JP 1991077566U JP 7756691 U JP7756691 U JP 7756691U JP 2570584 Y2 JP2570584 Y2 JP 2570584Y2
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利彦 山田
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株式会社トヨトミ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は芯上下や点火操作を行
なう操作部が、露出して外部から直接手を触れないよう
にカバーする石油燃焼器の開閉扉取り付け構造に関する
ものであり、開閉扉が開閉扉収納部にぴったり納まる構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】芯上下や点火操作を行なう操作部には、
外部から直接手を触れないようにカバーする開閉扉を設
けるものがあり、この開閉扉は一般的には支軸と孔との
嵌合によっており、支軸と孔との嵌合部を中心にして開
閉扉が回転するものである。そして、開閉扉の多くは石
油燃焼器の枠体の前板に開閉扉収納部を設け、開閉扉が
この開閉扉収納部にぴったり納まり、前板と開閉扉の表
面が一致するものが好まれている。
【0003】一般に、開閉扉の支軸と孔との嵌合部は開
閉扉のすぐ内側に位置する構造であり、開閉扉収納部の
収納部端縁と開閉扉の端部との間隔を大きく設定しない
と、開閉扉を開ける時に嵌合部側の端部が開閉扉収納部
の収納部端縁にぶつかってしまうものである。この為、
実際にはかなり大きな間隔を必要としており、この間隔
を狭くしてもぶつからないようにする為には、開閉扉の
回転軸となる嵌合部を開閉扉収納部の周囲の前板の裏側
に位置させて、湾曲した腕木の先端に開閉扉の嵌合部を
設ける構造が一般的であった。(実開昭63−1989
02号参照)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】開閉扉が収納位置から
回動した時に開閉扉の端部が収納部端縁に当たらないよ
うに大きな間隙で実施すると、開閉扉の収納時にこの間
隔が目立って見映えが非常に悪くなるものである。しか
し、この構造であれば開閉扉の嵌合部が開閉扉の裏面で
大きく突出させる必要がないので、コンパクトな構造で
実施できるものである。
【0005】従って、開閉扉や前板の裏面に余裕があれ
ば従来の実開昭63−198902号のような構造が好
まれるが、最近のコンパクトな石油燃焼器ではこのよう
な余裕がなく、間隔が広くなっても当然と思われて設計
されてきたが、大いに改良すべき余地があるものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
この考案では、石油燃焼器の枠体6の前板7に配置した
扉枠3に開閉扉収納部7aを形成し、該扉枠3には石油
燃焼器の操作部1を設け、該開閉扉収納部7aに操作部
1をカバーする開閉扉2を配置し、開閉扉2の一側には
扉枠3の係止部3aに係止する係止手段2aを設け、該
係止手段2aとは反対側に位置する開閉扉2の裏側へ伸
ばした突部には孔5を形成し、該孔5は嵌合する支軸4
によって対応する扉枠3と支軸4を介して保持され、開
閉扉2が孔5と支軸4を中心にフリーに回動可能とする
開閉扉において、弾性力のある樹脂成形品で形成した開
閉扉2の突部に孔5を形成し、該孔5の形状は直径を支
軸4の径より大として、先端部には支軸4より狭小の開
口部5aを設けてΩ状に構成し、該扉枠3側に設けた支
軸4は開口部5aが外方に拡がって孔5内に装着すると
共に、孔5に装着した支軸4は孔5の一側に移動して、
孔5付近の開閉扉2の端部が開閉扉収納部7aの収納部
端縁7bと近接しながら回動し、かつ、孔5に装着した
支軸4は孔5の他側に当接して、開閉扉収納部7a内で
開閉扉2の係止手段2aと係止部3aとが係合すること
で石油燃焼器の開閉扉取り付け構造としたものである。
【0007】
【作用】この考案の構造では、開閉扉2が少しあけば開
閉扉2は係止手段2a側に移動できるから、孔5付近の
開閉扉2の端面が収納部端縁7bに沿って移動しながら
開閉扉2を開くことができ、開閉扉2を収納した時に端
部と収納部端縁7bとの間隔を狭くしても充分実用性を
得ることができた。
【0008】また、開閉扉2と開閉扉収納部7aの収納
部端縁7bとの隙間が狭いことは、従来のように開口す
る開閉扉収納部7a側から開閉扉2の孔5と扉枠3の孔
に支軸4を湾曲させながら通す作業が非常にやりにくか
ったが、この考案では孔5をΩ状に形成して開口部5a
を設けたから、あらかじめ扉枠3に設けた支軸4に開閉
扉2を押付けるだけで、両者が簡単に嵌合できるように
なったものである。
【0009】
【実施例】以下実施例を示す図により構成を説明する
と、6は石油燃焼器の枠体、10は枠体6の前部の中央
よりも上方に設けた開口内に配置した燃焼筒、7は燃焼
筒が露出する石油燃焼器の前部の開口よりも下方に位置
した前板、3は前板7に取り付けられる扉枠である。7
aは扉枠3に形成した開閉扉収納部、7bは開閉扉収納
部7aの外周で構成する収納部端縁であり、実施例の収
納部端縁7bは扉枠3もしくは前板3の一部で構成して
いる。
【0010】1は扉枠3に形成した凹部内に配置した操
作部、9は操作部1の操作状態を目視で判断するための
表示窓であり、該操作部1は石油燃焼器の芯上下・点火
操作等を外部から行なうものであり、図に示す実施例で
は操作部1を上下動するつまみで構成し、芯上下つまみ
と点火つまみと燃焼量調節つまみを兼用し、押し下げ操
作によって芯を上昇させ、押下げ端部付近で点火操作を
行ない、燃焼を開始してからは上下操作によって燃焼量
調節を行なう。また、操作部1を構成するつまみを引き
上げて消火操作を行なっている。
【0011】2は開閉扉収納部7aに設けられて操作部
1を予期せざる時或いは幼児等が誤って操作することを
防止するために不使用時にカバーして操作時のみ開閉操
作するする開閉扉、8は開閉扉2を開閉しないで緊急に
石油燃焼器を消火操作する場合に操作する強制消火ボタ
ンである。
【0012】上記の石油燃焼器において、3aは扉枠3
の一側で開閉扉2の収納部端縁7bに設けた係止部、2
aは係止部3aに対応して開閉扉2の一側に設けた係止
手段であり、開閉扉2を開閉扉収納部7aに収納した時
に図に示す実施例では扉枠3の係止部3aに係止手段2
aが係合している。
【0013】5は係止手段2aとは反対側に位置する開
閉扉2から裏側へ向かって伸ばした突部に形成した孔、
4は開閉扉2の孔5に対応して扉枠の開閉扉収納部7a
の一側に設けた支軸であり、実施例の支軸4は扉枠3の
開閉扉収納部7aの上下の収納部端縁7bから一対設け
ており、孔5に支軸4が嵌合して開閉扉2が孔5と支軸
4を中心に開閉可能になっている。
【0014】5aは孔5の先端部に設けた開口部であ
り、該開口部5aは支軸4よりも狭小の間隔で形成して
おり、この考案の開閉扉2は弾性力のある樹脂成形品で
形成している。該孔5の直径は支軸4の径より大とし
て、孔5の内壁面の形状をΩ状に構成しており、扉枠3
に設けた支軸4に開閉扉2を押付けるだけで、開口部5
aが外方に拡がって孔5内に支軸4を装着することがで
き、両者が簡単に嵌合できるものである。また、嵌合し
た孔5と支軸4との関係は従来のガタつきがほとんどな
い状態ではなく、多少ガタつきがあるように形成して
る。
【0015】2bは開閉扉2の係止手段2aの付近に設
けた扉開閉つまみであり、実施例の開閉扉2の係止手段
2aは外方に向いた突起が形成してあり、開閉扉収納部
7aに開閉扉2を収納する時には支軸5が孔5の壁面に
当接し、それでも係止手段2aの突起が収納部端縁7b
にぶつかるから、樹脂成形品である開閉扉2が湾曲して
係止部3aに係止している。この為、開閉扉が開閉扉収
納部7aに収納された時には係止部付近の開閉扉2と収
納部端縁7bとの間隔を近接させることができた。
【0016】また、開閉扉2の孔5は支軸4よりも大き
くしたから、開閉扉2が開閉扉収納部7aから少し動け
ば、支軸4は孔5の中を自由に移動できるようになり、
支軸4と孔5との位置が変わるから孔5付近の開閉扉2
の端部は開閉扉収納部7aの収納部端縁7bにぶつかる
ことなく、収納部端縁7bに沿って移動しながら開閉扉
2を開くことができたものである。この為、孔5がある
開閉扉2付近でも収納部端縁7bとの間隔を狭くするこ
とができたものである。
【0017】実施例において前板7は鋼板で形成し、扉
枠3は樹脂成形品で形成しており、前板7に設けた抜き
孔の端部の折曲片を扉枠3の固定孔に貫通させて先端を
折曲げたから、前板7の抜き孔は扉枠3の外郭を囲繞す
るように固定でき、前板7と扉枠3との取付が簡単にな
るとともに、接合部に外部から見える隙間もなく、きれ
いに一体化できるようになった。
【0018】
【考案の効果】この考案は以上のように孔5の直径を支
軸4の径よりも大としたので、開閉扉2を開く時の動作
が非常に軽くなり、支軸4と孔5との嵌合に自由度が生
まれ、孔5付近の開閉扉2の端面は収納部端縁7bに沿
って移動しながら、ぶつかることなく開閉扉2の開閉が
できるようになり、収納部端縁7bと開閉扉2の端縁と
の間隔を狭くしても、スムーズに開閉扉2の開閉ができ
るようになったものである。
【0019】また、開閉扉2を閉じる時には孔5の端面
と支軸4とが当接した状態で、開閉扉収納部7aの中に
開閉扉2が位置するものであり、開閉扉2の係止手段2
aと扉枠3の係止部3aが係止した時には、開閉扉2は
ガタツキがなく緊着され、開閉扉2と扉枠3との寸法精
度が良好になるものである。
【0020】また、孔5の付近の開閉扉2も、係止手段
2a付近の開閉扉2も、共に開閉扉収納部7aの収納部
端縁7bとの間隔が狭くできるから、開閉扉2が閉じた
時に前板7の表面と開閉扉2の表面とが同じ面の連続と
して構成でき、また、開閉扉2の周囲の隙間が非常に狭
くできたから、外観を損ねることがなくなった。
【0021】また、開閉扉2と周囲の収納部端縁7bと
の隙間が狭いことは、開閉扉2を移動する自由度がかな
り制限されることになるが、開閉扉2の孔5をΩ状に形
成して開口部5aを設けたから、着脱の際ある程度バネ
性が維持できて、扉枠3の支軸4に開閉扉2を押付ける
だけで、両者が簡単に嵌合できるようになったものであ
り、隙間が狭くとも、開閉扉2の取付の作業性が良くな
ったものである。
【0022】また、開閉扉2を回動自在に取付けるに当
って、孔5と支軸4の位置は開閉扉2の裏面に位置させ
ることができたから、孔5を形成する突部の背を低くで
きるようになり、枠体6内に石油燃焼器の部品が接近し
て配置されるコンパクトな機器であっても、実施できる
ようになり、応用範囲が広がるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す開閉扉を閉じた状態
の要部横断面図である。
【図2】この考案の一実施例を示す開閉扉を開けた状態
の要部横断面図である。
【図3】この考案の一実施例を示す開閉扉を外した状態
の要部正面図である。
【図4】この考案品を実施づる石油燃焼器の正面外観図
である。
【符号の説明】
1 操作部 2 開閉扉 2a 係止手段 3 扉枠 3a 係止部 4 支軸 5 孔 5a 開口部 6 枠体 7 前板 7a 開閉扉収納部 7b 収納部端縁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石油燃焼器の枠体6の前板7に配置した
    扉枠3に開閉扉収納部7aを形成し、 該扉枠3には石油燃焼器の操作部1を設け、 該開閉扉収納部7aに操作部1をカバーする開閉扉2を
    配置し、 開閉扉2の一側には扉枠3の係止部3aに係止する係止
    手段2aを設け、 該係止手段2aとは反対側に位置する開閉扉2の裏側へ
    伸ばした突部には孔5を形成し、 該孔5は嵌合する支軸4によって対応する扉枠3と支軸
    4を介して保持され、 開閉扉2が孔5と支軸4を中心にフリーに回動可能とす
    る開閉扉において、 弾性力のある樹脂成形品で形成した開閉扉2の突部に孔
    5を形成し、 該孔5の形状は直径を支軸4の径より大として、先端部
    には支軸4より狭小の開口部5aを設けてΩ状に構成
    し、 該扉枠3側に設けた支軸4は開口部5aが外方に拡がっ
    て孔5内に装着すると共に、 孔5に装着した支軸4は孔5の一側に移動して、孔5付
    近の開閉扉2の端部が開閉扉収納部7aの収納部端縁7
    bと近接しながら回動し、 かつ、孔5に装着した支軸4は孔5の他側に当接して、
    開閉扉収納部7a内で開閉扉2の係止手段2aと係止部
    3aとが係合することを特徴とする石油燃焼器の開閉扉
    取り付け構造。
JP1991077566U 1991-08-30 1991-08-30 石油燃焼器の開閉扉取り付け構造 Expired - Lifetime JP2570584Y2 (ja)

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JPH0525208U JPH0525208U (ja) 1993-04-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62118869U (ja) * 1986-01-20 1987-07-28
JPS63198902U (ja) * 1987-06-11 1988-12-21

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JPH0525208U (ja) 1993-04-02

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