JP2570210Y2 - 2液混合容器 - Google Patents

2液混合容器

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JP2570210Y2
JP2570210Y2 JP1990068761U JP6876190U JP2570210Y2 JP 2570210 Y2 JP2570210 Y2 JP 2570210Y2 JP 1990068761 U JP1990068761 U JP 1990068761U JP 6876190 U JP6876190 U JP 6876190U JP 2570210 Y2 JP2570210 Y2 JP 2570210Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、2液混合容器に係り、特に異なる液剤の収
容部間を隔離膜で仕切り、使用時に外力でこの隔離膜を
破断して各々の収容部に収容された液剤を混合するよう
にした容器に関する。
〔従来の技術〕 この種の2液混合容器としては、実開昭60−4433号公
報に記載されたものが知られている。
これは第3図に示すように、第1液剤Aを収容する有
底筒体20に、第2液剤Bを収容する有蓋筒体21を螺合
し、有底筒体20の底部に隔離膜22を設けて両者を区画し
ている。
そして、有蓋筒体21の下縁に破断可能部23を介してス
トッパリング26を形成、このストッパリング26の下縁を
有底筒体20の上縁に接近させてある。有底筒体20の上縁
内側には前記隔離膜22を突き破るための爪突起24が設け
られ、この爪突起24と一体的にパッキン25が設けられ、
有底筒体20と有蓋筒体21との気液密性が保たれる構造と
なっていた。
このような従来技術の2液混合容器の使用に際して
は、破断可能部29を破断してストッパリング26を取り除
いた後、有底筒体20と有蓋筒体21とを相対的に回転させ
て有底筒体20と有蓋筒体21とを接近させると、爪突起24
が隔離膜22に突刺して第1液剤Aと第2液剤Bとが混合
されるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前記従来技術では、2つの容器部分をスラ
イド可能かつ気液密的に結合する必要があるため、容器
構造が複雑となり、また密閉性と操作性とを両立させる
ために密閉部分に高い加工精度が要求されるという難点
があった。さらに、前記操作では、爪突起24によって単
に隔離膜22を破断させるのみであるために、この操作の
みでは両液剤は十分に混合されず、容器を把握して振る
等しなければ混合液剤の使用はできなかった。
さらに、容器部分の一部を有底蛇腹構造として2液を
容器に混合させる構造も考えられるが、誤操作によって
使用前に2液を混合させてしまう可能性もあった。
本考案は前記に鑑みてなされたものであり、簡易な構
造で使用前の誤操作を防止でき、かつ液剤の混合を確実
に行うことのできる2液混合容器を提供することを技術
的課題をする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記課題を解決するために、以下のような構
成とした。
すなわち、第1液剤Aを収容すべき第1容器4と、第
2液剤Bを収容すべき第2容器1とを備え、前記第2容
器1の下部は前記第1容器4の上部開口部に取り付けら
れ、かつ第2容器1の底部3は破断可能であり、第2容
器1内には、下端に前記第2容器1の底部3を破断する
べき破断刃5を有する押圧ロッド6が設けられ、さら
に、第2容器1の上部開口部に第1キャップ7を着脱可
能に取り付けるとともに、この第1キャップ7に前記第
2容器1の上部開口部に着脱可能な第2キャップ8を取
付け、この第2キャップ8には、前記第2容器1の上部
開口部に第2キャップ8を取付けたとき、前記押圧ロッ
ド6の上端に係合して押圧ロッド6を下方へ押圧する係
合部13を設け、前記押圧ロッド6の一端近傍にフランジ
11を形成し、このフランジ11の先端に、第2容器1の底
部3の周縁部の方向に曲折された袖状の破断刃5を形成
し、さらに、前記押圧ロッド6は、第2容器1の底部3
の中央部分に連結し、底部3は、肉薄破断部2から中心
部分に行くにしたがって、第2液剤B収容部方向に凸形
状に形成されて、底部3は弾性を有するように形成し、
押圧ロッド6が下方に押下げられて、底部3がその弾性
に抗して変形した後、底部3が破断刃5で破断されるよ
うに形成した2液混合容器とした。
〔作用〕
前記した手段によれば、ストッパとして機能する第1
キャップ7を取り外して、第2キャップ8を前記第2容
器1に取付けることにより、第2容器1内の押圧ロッド
6の破断刃5が第2容器1の底部3の周縁部を押圧して
これを破断して第1容器4と第2容器1とが連通され、
第1液剤Aと第2液剤Bとが混合される。
また、底部3に肉薄破断部2を形成した構造とすれば
底部3の破断がより容易になるとともに、破断後の底部
の形状を一定の大きさとすることができる。
さらに、底部3と押圧ロッド6とを底部3の中央部分
で連結し、底部3に弾性をもたせ、押圧ロッド6が下方
に押下げられて、底部3が底部3の弾性に抗して変形し
た後、底部3が破断刃5で破断される。
そうすると、破断された底部3は、押圧ロッド6で下
方に押下げられて、第1液剤Aと第2液剤Bの2液剤を
攪拌して混合すると共に、破断された底部3は、弾性に
抗して変形した底部3が、破断により急激に元の形に戻
ることによって、2液剤を攪拌し混合する。
さらに、底部3は、底部3の中央部に連結された押圧
ロッド6によって、大きく傾くのを防止されて下降する
ので、2液剤を良く攪拌し混合すると共に、底部3は、
押圧ロッド6の重力によっても、下方に押されて下降
し、2液剤を攪拌し混合する。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図および第2図を用いて説明す
る。
本実施例では、筒状の第2容器1の内周面には螺条が
形成されており、この螺条には第1容器4が螺着されて
いる。
前記第2容器1の途中部分には第2容器1内を空間的
に仕切る底部3が、肉薄状に形成された肉薄破断部2を
介して設けられている。しがって、前記第1容器4は、
第2容器1に螺着させることによって、底部3がこの第
1容器4側の蓋体として機能し、前記第1容器4内の第
1液剤Aの収容部が密閉される構造となっている。
前記第2容器1内において、底部3で仕切られた上方
は第2液剤Bの収容部として形成されている。前記底部
3は、肉薄破断部2から中心部分に行くにしたがって第
2液剤B収容部方向に凸形状に形成され、その中心部分
には突出部10が形成されている。そして、前記突出部10
から肉薄破断部2に至る部分は肉厚は周縁にいくにした
がって次第に薄くなるように形成されている。
さらに、前記押圧ロッド6は、底部3の中央部分に連
結し、底部3は弾性を有するように形成し、押圧ロッド
6が下方に押下げられて、底部3がその弾性に抗して変
形した後、底部3が破断刃5で破断されるように形成し
てある。
第2液剤B収容部内には円筒状の押圧ロッド6が垂設
されており、その一端は前記底部3の突出部10に嵌合さ
れている。また押圧ロッド6の一端近傍には平面方向に
延出されたフランジ11が形成されており、このフランジ
11の先端は前記肉薄破断部2の方向に曲折されて袖状の
破断刃5を形成している。
第2容器1の上端外周には螺条が形成されており、こ
の螺条にはキャップ中央に凹部12を有する第1キャップ
7が螺合されている。第1キャップ7は、第2容器1に
おける第2液剤Bの収容部の蓋体として機能し、容器の
未使用状態においては前記第1キャップ7によって第2
液剤Bの収容部が密閉された構造となっている。
前記第1キャップ7の上部には第2キャップ8が取り
付けられている。この第2キャップ8にはその内周に螺
条が形成され、内部中央には係合部13を有している。そ
して未使用時においては、係合部13の下方先端が前記第
1キャップ7の凹部12に嵌合されている。また、第2キ
ャップ8の上方先端には多孔質弾性体からなる液剤塗布
部14が設けられ、この液剤塗布部14は着脱可能なカバー
15で覆われている。
この第2液混合容器を使用する場合には、前記第2容
器1に対して第1キャップ7を相対的に回転させて螺合
を解除し第2容器1より第1キャップ7を取り外した
後、前記第2容器1の外周面に設けられた螺条に対して
前記第2キャップ8を螺合する。
このとき、第2キャップ8に設けられた係合部13の下
方先端が押圧ロッド6の上端を押圧し、これにともなっ
て押圧ロッド6が下方に移動する。
この押圧ロッド6の移動にしたがい、底部3はその弾
性によってある程度の押圧力を吸収するが、これが一定
以上になると押圧ロッド6の破断刃5が肉薄破断部2に
対して大きな力となって作用し、肉薄破断部2を破断す
る。
第2キャップ8をさらに螺合させると、前記破断され
完全に独立状態となった押圧ロッド6と底部3とが第1
液収容部の底部方向に押し出されさらにその自重により
沈下する。
このように、本実施例によれば、未使用時においては
ストッパとして機能する第1キャップ7が装着されてい
るため、誤って底部3を破断させ2液を混合させてしま
うことがない。また、使用時において底部3の破断後に
おいては前記押圧ロッド6と底部3とが容器ないを自由
移動する攪はん物体となるため、2液の適切な混合を実
現できる。また底部3は押圧ロッド6と一体に容器内を
自由移動するため、底部3が液剤塗布部14からの液の注
出を妨害することを防止できる。さらに、底部3に弾性
をもたせることによって押圧ロッド6の一定の移動を吸
収できるため、容器の加工精度を厳密に維持する必要が
なく、容器製造の低コスト化を図ることもできる。
〔考案の効果〕
本考案は、押圧ロッド6の一端近傍にフランジ11を形
成し、このフランジ11の先端に破断刃5を形成し、さら
に、前記押圧ロッド6は、第2容器1の底部3の中央部
分に連結し、底部3は、肉薄破断部2から中心部分に行
くにしたがって、第2液剤B収容部方向に凸形状に形成
されて、底部3は弾性を有するように形成し、押圧ロッ
ド6が下方に押下げられ、底部3がその弾性に抗して変
形した後、底部3が破断刃5で破断されるように形成し
たものである。
したがって、本考案は、破断された底部3は、押圧ロ
ッド6で下方に押下げられて、第1液剤Aと第2液剤B
の2液剤を攪拌して混合すると共に、破断された底部3
は、弾性に抗して変形した底部3が、破断により急激に
元の形に戻すことによって、2液剤を攪拌し混合する。
さらに、底部3は、底部3の中央部に連結された押圧
ロッド6によって、大きく傾くのを防止されて下降する
ので、2液剤は良く攪拌し混合すると共に、底部3は、
押圧ロッド6の重力によっても、下方に押されて下降
し、2液剤を攪拌し混合するので、液剤の混合を確実に
行うことのできる2液混合容器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例を示し、第1図は
未使用時(混合前)の一部破断図、第2図は使用時(混
合後)の一部破断図、第3図は従来技術における混合容
器を示す一部破断図である。 1…第2容器、2…肉薄破断部、3…底部、4…第1容
器、5…破断刃、6…押圧ロッド、7…第1キャップ、
8…第2キャップ、11…フランジ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1液剤Aを収容すべき第1容器4と、第
    2液剤Bを収容すべき第2容器1とを備え、前記第2容
    器1の下部は前記第1容器4の上部開口部に取り付けら
    れ、かつ第2容器1の底部3は、破断可能であり第2容
    器1内には、下端に前記第2容器1の底部3を破断すべ
    き破断刃5を有する押圧ロッド6が設けられ、さらに、
    第2容器1の上部開口部に第1キャップ7を着脱可能に
    取り付けるとともに、この第1キャップ7に前記第2容
    器1の上部開口部に着脱可能な第2キャップ8を取付
    け、この第2キャップ8には前記第2容器1の上部開口
    部に第2キャップ8を取付けたとき、前記押圧ロッド6
    の上端に係合して押圧ロッド6を下方へ押圧する係合部
    13を設け、前記押圧ロッド6の一端近傍にフランジ11を
    形成し、このフランジ11の先端に、第2容器1の底部3
    の周縁部の方向に曲折された袖状の破断刃5を形成し、
    さらに、前記押圧ロッド6は、第2容器1の底部3の中
    央部分に連結し、底部3は、肉薄破断部2から中心部分
    に行くにしたがって、第2液剤B収容部方向に凸形状に
    形成されて、底部3は弾性を有するように形成し、押圧
    ロッド6が下方に押下げられて、底部3がその弾性に抗
    して変形した後、底部3が破断刃5で破断されるように
    形成したことを特徴とする2液混合容器。
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