JP2570003Y2 - カセットダウン検知機能付き誤消去防止スイッチ - Google Patents
カセットダウン検知機能付き誤消去防止スイッチInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は例えばオーディオ用カ
セット或はビデオ用カセットなどのカセットが、オーデ
ィオ機器或はビデオデッキなどの記録再生装置にセット
されたことを検知すること、およびそのオーディオ用カ
セット或はビデオ用カセットの誤消去防止用爪の有無を
検知することの両機能を有するカセットダウン検知機能
付き誤消去防止スイッチに関する。
セット或はビデオ用カセットなどのカセットが、オーデ
ィオ機器或はビデオデッキなどの記録再生装置にセット
されたことを検知すること、およびそのオーディオ用カ
セット或はビデオ用カセットの誤消去防止用爪の有無を
検知することの両機能を有するカセットダウン検知機能
付き誤消去防止スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ用カセット或はビデオ用カセ
ットには誤消去防止用爪が設けられている。この誤消去
防止用爪を折って取り除くことにより、以後そのカセッ
トに対して記録しないように記録再生装置が動作する。
またオーディオ用カセット或はビデオ用カセットがそれ
ぞれの記録再生装置に適切にセットされているか否かを
検知するためのカセットダウン検出スイッチも設けら
れ、カセットの非セット状態では装置が作動しないよう
にしている。
ットには誤消去防止用爪が設けられている。この誤消去
防止用爪を折って取り除くことにより、以後そのカセッ
トに対して記録しないように記録再生装置が動作する。
またオーディオ用カセット或はビデオ用カセットがそれ
ぞれの記録再生装置に適切にセットされているか否かを
検知するためのカセットダウン検出スイッチも設けら
れ、カセットの非セット状態では装置が作動しないよう
にしている。
【0003】図5〜図9を用いて従来のカセットダウン
検知機能付き誤消去防止スイッチを説明する。取付部1
は孔1Aとピン状の突起1Bとを有し、突起1Bがシャ
ーシ或はプリント基板などに形成された孔(何れも図示
しない)に挿入されて位置決めされ、孔1Aを使ってシ
ャーシ或はプリント基板等にビス止めされる。取付部1
から直角(上)方向に接片支持部2が形成され、これに
固定接片3と可動接片4とが支持される。固定接片3と
可動接片4とは常時開極状態にある常開スイッチの場合
を示している。
検知機能付き誤消去防止スイッチを説明する。取付部1
は孔1Aとピン状の突起1Bとを有し、突起1Bがシャ
ーシ或はプリント基板などに形成された孔(何れも図示
しない)に挿入されて位置決めされ、孔1Aを使ってシ
ャーシ或はプリント基板等にビス止めされる。取付部1
から直角(上)方向に接片支持部2が形成され、これに
固定接片3と可動接片4とが支持される。固定接片3と
可動接片4とは常時開極状態にある常開スイッチの場合
を示している。
【0004】接片支持部2の上に枠状のスイッチ本体6
が形成されており、この枠により固定接片3と可動接片
4とが取り囲まれて保護されている。枠の上部(先端
部)にはスイッチ本体6の延長線方向から到来するカセ
ット11の挿入を案内する傾斜面6Aが形成され、スイ
ッチ本体6の接片支持部2に近い位置に肉薄部6Bが形
成され、カセット11の矢印方向の挿入時にこのカセッ
ト11により、取付部1に対してスイッチ本体6が右方
向(図6,図7において)に傾動できるように構成され
ている。
が形成されており、この枠により固定接片3と可動接片
4とが取り囲まれて保護されている。枠の上部(先端
部)にはスイッチ本体6の延長線方向から到来するカセ
ット11の挿入を案内する傾斜面6Aが形成され、スイ
ッチ本体6の接片支持部2に近い位置に肉薄部6Bが形
成され、カセット11の矢印方向の挿入時にこのカセッ
ト11により、取付部1に対してスイッチ本体6が右方
向(図6,図7において)に傾動できるように構成され
ている。
【0005】スイッチ本体6の枠の接片支持部2側の内
側面から、その枠の一方の開口面に位置して駆動レバー
5が突設され、その基端側に設けられた肉薄部5Bによ
りスイッチ本体6に対して傾動自在とされている。この
駆動レバー5の遊端側にはカム5Aが形成されている。
カム5Aは上向と下向の傾斜面AとBとを有し、カセッ
ト11を挿入するときと取出すときの何れの方向でも引
掛らないようにしている。また駆動レバー5の裏面に
は、その基端側と遊端側にそれぞれ突条5C,5Dが形
成されている。
側面から、その枠の一方の開口面に位置して駆動レバー
5が突設され、その基端側に設けられた肉薄部5Bによ
りスイッチ本体6に対して傾動自在とされている。この
駆動レバー5の遊端側にはカム5Aが形成されている。
カム5Aは上向と下向の傾斜面AとBとを有し、カセッ
ト11を挿入するときと取出すときの何れの方向でも引
掛らないようにしている。また駆動レバー5の裏面に
は、その基端側と遊端側にそれぞれ突条5C,5Dが形
成されている。
【0006】可動接片4は図8に示すように接片部4A
と、支持部4Bと、端子部4Cと、舌片4Dとを有し、
図に示すように予めくの字形に折曲られており、駆動レ
バー5の裏面に沿い、上述した突条5C,5Dと駆動レ
バー5間に形成されるスリット内に挿通されて駆動レバ
ー5の遊端側に延長され、その先端がスイッチ本体6の
上端側の裏面に圧接係合され、これにより取付部1に対
しスイッチ本体6を図7において左方向へ傾動偏倚させ
ている。可動接片4の舌片4Dは接片支持部2に形成し
た孔に係合され、抜け止めとされている。
と、支持部4Bと、端子部4Cと、舌片4Dとを有し、
図に示すように予めくの字形に折曲られており、駆動レ
バー5の裏面に沿い、上述した突条5C,5Dと駆動レ
バー5間に形成されるスリット内に挿通されて駆動レバ
ー5の遊端側に延長され、その先端がスイッチ本体6の
上端側の裏面に圧接係合され、これにより取付部1に対
しスイッチ本体6を図7において左方向へ傾動偏倚させ
ている。可動接片4の舌片4Dは接片支持部2に形成し
た孔に係合され、抜け止めとされている。
【0007】固定接片3は図9に示すように先端部に固
定接点3Aを有する接片部3Bと、支持部3Cと、端子
部3Dと、側部に突出した突片3E,3F,3Gと、舌
片3Hとを有しており、これも図に示すように予めくの
字形に折曲られている。突片3Eは枠状のスイッチ本体
6の内側に形成された突起6Cと係合され、カセット1
1の挿入によりスイッチ本体6が図7で右方向に傾動す
るとき、固定接片3もスイッチ本体6と共に傾動され、
この傾動動作中は固定接片3が可動接片4と接触しない
ように構成されている。
定接点3Aを有する接片部3Bと、支持部3Cと、端子
部3Dと、側部に突出した突片3E,3F,3Gと、舌
片3Hとを有しており、これも図に示すように予めくの
字形に折曲られている。突片3Eは枠状のスイッチ本体
6の内側に形成された突起6Cと係合され、カセット1
1の挿入によりスイッチ本体6が図7で右方向に傾動す
るとき、固定接片3もスイッチ本体6と共に傾動され、
この傾動動作中は固定接片3が可動接片4と接触しない
ように構成されている。
【0008】固定接片3に形成された突片3Fと3Gと
は、接片支持部2に形成される凹溝に係合されて固定接
片3が接片支持部2に支持される。舌片3Hは接片支持
部2に係合されて固定接片3の抜け止めとされる。接片
支持部2の上端側から取付部1と平行して2条の突条7
が突出され、この2条の突条7の側辺から下向に弾性取
付片8が延長形成され、その下端に外向に突出した爪8
Aを有し、この爪8Aがプリント基板或はシャーシなど
に形成されたスリット状の孔(何れも図示しない)に係
合されて抜け止めとされ、取付位置に固定される。
は、接片支持部2に形成される凹溝に係合されて固定接
片3が接片支持部2に支持される。舌片3Hは接片支持
部2に係合されて固定接片3の抜け止めとされる。接片
支持部2の上端側から取付部1と平行して2条の突条7
が突出され、この2条の突条7の側辺から下向に弾性取
付片8が延長形成され、その下端に外向に突出した爪8
Aを有し、この爪8Aがプリント基板或はシャーシなど
に形成されたスリット状の孔(何れも図示しない)に係
合されて抜け止めとされ、取付位置に固定される。
【0009】スイッチ本体6の外側に軸9が設けられ、
これに棒状のレバー10の一端が回動自在に取り付けら
れ、このレバー10の遊端には山形のカム面10A,1
0Bが形成され、その反対面が可動接片15の遊端に対
接されている。この可動接片15には固定接片16が対
峙されており、これら可動接片15と固定接片16との
接触状態の変化により、カセット11のセットまたは非
セット状態が検知される。なお固定接片16は上述した
固定接片3とその基部で連結(一体化)され、可動接片
15は接片支持部2に形成された細長の貫通孔(図5〜
図7では図示しない)に貫通されて固定されている。取
付部1,接片支持部2,駆動レバー5,スイッチ本体
6,軸9などは樹脂材で一体に形成される。
これに棒状のレバー10の一端が回動自在に取り付けら
れ、このレバー10の遊端には山形のカム面10A,1
0Bが形成され、その反対面が可動接片15の遊端に対
接されている。この可動接片15には固定接片16が対
峙されており、これら可動接片15と固定接片16との
接触状態の変化により、カセット11のセットまたは非
セット状態が検知される。なお固定接片16は上述した
固定接片3とその基部で連結(一体化)され、可動接片
15は接片支持部2に形成された細長の貫通孔(図5〜
図7では図示しない)に貫通されて固定されている。取
付部1,接片支持部2,駆動レバー5,スイッチ本体
6,軸9などは樹脂材で一体に形成される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】この構成によればカセ
ット11のダウン(挿入)に伴うカセット11の前縁に
よるレバー10のカム面10Aへの押圧により、レバー
10が図6において反時計廻り方向に回動して可動接片
15を押すので、可動接片15が固定接片16と接触
し、即ちスイッチがオンし、カセット11のセットが検
知される。
ット11のダウン(挿入)に伴うカセット11の前縁に
よるレバー10のカム面10Aへの押圧により、レバー
10が図6において反時計廻り方向に回動して可動接片
15を押すので、可動接片15が固定接片16と接触
し、即ちスイッチがオンし、カセット11のセットが検
知される。
【0011】しかしながらこの構成ではカセット11の
挿入時において、カセット11の位置にその挿入方向と
直交する方向に(図6で示す1点鎖線または2点鎖線の
ように)バラツキがあったとき、レバー10の可動接片
15に対する押圧加減が異なってしまうために、場合に
よってはカセット11が挿入されているにも拘らず、ス
イッチがオンしないなどの誤った検知をする問題点があ
った。この考案はこの欠点を一掃し、信頼性の高いスイ
ッチを提供しようとするものである。
挿入時において、カセット11の位置にその挿入方向と
直交する方向に(図6で示す1点鎖線または2点鎖線の
ように)バラツキがあったとき、レバー10の可動接片
15に対する押圧加減が異なってしまうために、場合に
よってはカセット11が挿入されているにも拘らず、ス
イッチがオンしないなどの誤った検知をする問題点があ
った。この考案はこの欠点を一掃し、信頼性の高いスイ
ッチを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この考案では、枠状のス
イッチ本体6の外側面に突設したストッパ6D及び軸9
と、その軸9に回動自在に取り付けられた回動レバー2
0と、その回動レバー20により駆動されて固定接片1
6との接触状態が変化する可動接片15とによってカセ
ットダウン検出スイッチが構成され、回動レバー20は
スイッチ本体6の枠の開口面より突出し、到来するカセ
ット11の前面11Aで押される被押圧部20Aと、可
動接片15と当接する駆動部20Bと、回動規制用の凸
部20Cとを、その回動回りに具備するものとされ、カ
セット11の非セット状態において、回動レバー20が
可動接片15の弾性偏倚力により回動偏倚されて、凸部
20Cがストッパ6Dに衝突し、かつ被押圧部20Aが
軸9の軸心から上記開口面へおろした垂線のほぼ延長上
に位置した状態に保持されるものである。
イッチ本体6の外側面に突設したストッパ6D及び軸9
と、その軸9に回動自在に取り付けられた回動レバー2
0と、その回動レバー20により駆動されて固定接片1
6との接触状態が変化する可動接片15とによってカセ
ットダウン検出スイッチが構成され、回動レバー20は
スイッチ本体6の枠の開口面より突出し、到来するカセ
ット11の前面11Aで押される被押圧部20Aと、可
動接片15と当接する駆動部20Bと、回動規制用の凸
部20Cとを、その回動回りに具備するものとされ、カ
セット11の非セット状態において、回動レバー20が
可動接片15の弾性偏倚力により回動偏倚されて、凸部
20Cがストッパ6Dに衝突し、かつ被押圧部20Aが
軸9の軸心から上記開口面へおろした垂線のほぼ延長上
に位置した状態に保持されるものである。
【0013】
【実施例】図1〜図4を参照してこの考案によるカセッ
トダウン検知機能付き誤消去防止スイッチの一実施例を
説明する。但し図5〜図9と対応する部分には同一符号
を付してその説明を省略する。スイッチ本体6の外側面
に突設された軸9に回動レバー20が回動自在に取り付
けられている。回動レバー20はその回動回りに被押圧
部20Aと駆動部20Bとを有しており、これら被押圧
部20Aと駆動部20Bとは軸9より見てほぼ直角の位
置にある。
トダウン検知機能付き誤消去防止スイッチの一実施例を
説明する。但し図5〜図9と対応する部分には同一符号
を付してその説明を省略する。スイッチ本体6の外側面
に突設された軸9に回動レバー20が回動自在に取り付
けられている。回動レバー20はその回動回りに被押圧
部20Aと駆動部20Bとを有しており、これら被押圧
部20Aと駆動部20Bとは軸9より見てほぼ直角の位
置にある。
【0014】被押圧部20Aはスイッチ本体6の開口面
より図3において左方に突出しており、カセット11の
非セット状態では軸9の軸心から開口面へおろした垂線
のほぼ延長上に位置されている。駆動部20Bは可動接
片15を駆動するようにその遊端に対接されている。こ
の可動接片15は接片支持部2に形成された貫通孔18
に貫通して取り付けられ、これと対峙する固定接片16
はその基部が誤消去防止スイッチの固定接片3の支持部
3Cと連続して形成されている。なお可動接片15,固
定接片16の接片支持部2への取り付け手段はこの例に
限定されるものではなく、種々の構成をとり得る。
より図3において左方に突出しており、カセット11の
非セット状態では軸9の軸心から開口面へおろした垂線
のほぼ延長上に位置されている。駆動部20Bは可動接
片15を駆動するようにその遊端に対接されている。こ
の可動接片15は接片支持部2に形成された貫通孔18
に貫通して取り付けられ、これと対峙する固定接片16
はその基部が誤消去防止スイッチの固定接片3の支持部
3Cと連続して形成されている。なお可動接片15,固
定接片16の接片支持部2への取り付け手段はこの例に
限定されるものではなく、種々の構成をとり得る。
【0015】可動接片15は図3において左方向に傾動
するように誤消去防止スイッチの可動接片4と同様に予
め弾性偏倚力が付与されており、この偏倚力により回動
レバー20は図3において常時時計廻り方向に回動偏倚
され、カセット11の非セット状態では、この回動レバ
ー20に一体に形成された凸部20Cがスイッチ本体6
の外側面に一体形成されて突設されたストッパ6Dに衝
突して回動停止されている。この定常(カセット11の
非セット)状態では可動接片15と固定接片16とは非
接触状態とされ、スイッチはオフとなるように選ばれ
る。なお図3で示す14はカセットメインシャフトであ
る。
するように誤消去防止スイッチの可動接片4と同様に予
め弾性偏倚力が付与されており、この偏倚力により回動
レバー20は図3において常時時計廻り方向に回動偏倚
され、カセット11の非セット状態では、この回動レバ
ー20に一体に形成された凸部20Cがスイッチ本体6
の外側面に一体形成されて突設されたストッパ6Dに衝
突して回動停止されている。この定常(カセット11の
非セット)状態では可動接片15と固定接片16とは非
接触状態とされ、スイッチはオフとなるように選ばれ
る。なお図3で示す14はカセットメインシャフトであ
る。
【0016】この構成によれば、カセット11のダウン
(挿入)に伴ってその前面11Aで回動レバー20の被
押圧部20Aが押されるため、回動レバー20は図3に
おいて反時計廻り方向に回動され、これに伴い可動接片
15がその偏倚力に抗して右方向に傾動されて固定接片
16と接触し、即ちスイッチがオンしてカセット11の
セットが検知される。またカセット11をそのセット位
置より離脱したときは、回動レバー20は可動接片15
の偏倚力により反時計廻り方向に回動してその凸部20
Cがストッパ6Dに衝突して回動が停止され、その衝突
状態が保持される。即ち再度図3に示す定常状態に復帰
し、スイッチはオフとなる。
(挿入)に伴ってその前面11Aで回動レバー20の被
押圧部20Aが押されるため、回動レバー20は図3に
おいて反時計廻り方向に回動され、これに伴い可動接片
15がその偏倚力に抗して右方向に傾動されて固定接片
16と接触し、即ちスイッチがオンしてカセット11の
セットが検知される。またカセット11をそのセット位
置より離脱したときは、回動レバー20は可動接片15
の偏倚力により反時計廻り方向に回動してその凸部20
Cがストッパ6Dに衝突して回動が停止され、その衝突
状態が保持される。即ち再度図3に示す定常状態に復帰
し、スイッチはオフとなる。
【0017】上述したカセットダウン検出スイッチの構
成では、カセット11の非セット状態で回動レバー20
の被押圧部20Aが軸9の軸心から開口面へおろした垂
線のほぼ延長上に位置し、カセット11の前面11Aで
押される構成となっているため、カセット11の挿入位
置に図3において1点鎖線または2点鎖線で示すように
バラツキが生じても、回動レバー20の回動位置、つま
り回動角度にバラツキが生じることがなく、従って図5
〜図7で説明した従来のスイッチのように誤検知するこ
とが確実に回避される。なお、カセット11のセット状
態では、駆動レバー5のカム5Aがカセット11に設け
られている誤消去防止用爪(図示しない)の有無に応じ
て傾動し、即ち可動接片3と固定接片4とにより誤消去
防止用爪の有無を検知することは従来の場合と同様であ
る。
成では、カセット11の非セット状態で回動レバー20
の被押圧部20Aが軸9の軸心から開口面へおろした垂
線のほぼ延長上に位置し、カセット11の前面11Aで
押される構成となっているため、カセット11の挿入位
置に図3において1点鎖線または2点鎖線で示すように
バラツキが生じても、回動レバー20の回動位置、つま
り回動角度にバラツキが生じることがなく、従って図5
〜図7で説明した従来のスイッチのように誤検知するこ
とが確実に回避される。なお、カセット11のセット状
態では、駆動レバー5のカム5Aがカセット11に設け
られている誤消去防止用爪(図示しない)の有無に応じ
て傾動し、即ち可動接片3と固定接片4とにより誤消去
防止用爪の有無を検知することは従来の場合と同様であ
る。
【0018】なおこの実施例で使用される固定接片3と
可動接片4とは図8および図9に示すように予めくの字
形に折曲られ、この折曲によってスイッチ本体6と駆動
レバー5との双方に、取付部1に対し図3において左方
向への傾動偏倚力を常時与えている。よってこの実施例
では固定接片3と可動接片4との偏倚力によって、スイ
ッチ本体6と駆動レバー5との双方が取付部1に対して
前方(カム5Aの突出方向)に傾いてしまう事故を防止
するため、第1ストッパ21を設けている。この第1ス
トッパ21は例えばスイッチ本体6の下端部分が前方に
突出されて形成され、この場合取付部1の上面から例え
ば0.3mm程度の間隙21Aが具備されている。第1
ストッパ21はこの間隙21Aの相当量だけスイッチ本
体6を前方に傾動させることができ、この傾動量を制限
することができる。つまりスイッチ本体6と駆動レバー
5との傾動量が回動許容範囲に入るように間隙21Aの
寸法および第1ストッパ21の突出量が設定される。
可動接片4とは図8および図9に示すように予めくの字
形に折曲られ、この折曲によってスイッチ本体6と駆動
レバー5との双方に、取付部1に対し図3において左方
向への傾動偏倚力を常時与えている。よってこの実施例
では固定接片3と可動接片4との偏倚力によって、スイ
ッチ本体6と駆動レバー5との双方が取付部1に対して
前方(カム5Aの突出方向)に傾いてしまう事故を防止
するため、第1ストッパ21を設けている。この第1ス
トッパ21は例えばスイッチ本体6の下端部分が前方に
突出されて形成され、この場合取付部1の上面から例え
ば0.3mm程度の間隙21Aが具備されている。第1
ストッパ21はこの間隙21Aの相当量だけスイッチ本
体6を前方に傾動させることができ、この傾動量を制限
することができる。つまりスイッチ本体6と駆動レバー
5との傾動量が回動許容範囲に入るように間隙21Aの
寸法および第1ストッパ21の突出量が設定される。
【0019】このように第1ストッパ21を設けたこと
により、固定接片3および可動接片4の偏倚力が強過ぎ
ても、また熱等が加えられて接片支持部2とスイッチ本
体6との間に形成した肉薄部6Bが固定接片3および可
動接片4の偏倚力によって変形しても、スイッチ本体6
および駆動レバー5の傾動動作は第1ストッパ21で制
限される。よって不使用状態で長期に放置されてもスイ
ッチ本体6の傾斜面6Aがカセット11の前面11Aの
降下位置内に入ってしまう程スイッチ本体6が前方向に
傾動してしまうことを防止することができる。
により、固定接片3および可動接片4の偏倚力が強過ぎ
ても、また熱等が加えられて接片支持部2とスイッチ本
体6との間に形成した肉薄部6Bが固定接片3および可
動接片4の偏倚力によって変形しても、スイッチ本体6
および駆動レバー5の傾動動作は第1ストッパ21で制
限される。よって不使用状態で長期に放置されてもスイ
ッチ本体6の傾斜面6Aがカセット11の前面11Aの
降下位置内に入ってしまう程スイッチ本体6が前方向に
傾動してしまうことを防止することができる。
【0020】またこの実施例ではスイッチ本体6が後方
に外力を受けた場合に、後方に大きく傾動することを阻
止するため、第2ストッパ22が設けられている。これ
は第1ストッパ21と同様に接片支持部2との間で間隙
22Aを設けることにより構成される。この第2ストッ
パ22により、例えば組立中に作業員の指がスイッチ本
体6に触れ、スイッチ本体6を後方に大きく回動させて
しまう程大きな力を与えてしまった場合に、固定接片3
および可動接片4は与えられた力に従って大きく折曲ら
れ、悪くすると弾性限界を越えてしまい、固定接片3お
よび可動接片4を塑性変形させてしまうといった事故が
回避される。
に外力を受けた場合に、後方に大きく傾動することを阻
止するため、第2ストッパ22が設けられている。これ
は第1ストッパ21と同様に接片支持部2との間で間隙
22Aを設けることにより構成される。この第2ストッ
パ22により、例えば組立中に作業員の指がスイッチ本
体6に触れ、スイッチ本体6を後方に大きく回動させて
しまう程大きな力を与えてしまった場合に、固定接片3
および可動接片4は与えられた力に従って大きく折曲ら
れ、悪くすると弾性限界を越えてしまい、固定接片3お
よび可動接片4を塑性変形させてしまうといった事故が
回避される。
【0021】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案によれば、
カセット11の有無及び誤消去防止用爪の有無を検出す
ることができる。また、カセット11のセット位置に、
そのダウン(挿入)方向と直交する方向においてバラツ
キがあっても、回動レバー20はカセット11の前面1
1Aによって押されて回動する構造とされているため、
常に一定の角度だけ回動し、よってカセット11の有無
を検知するカセットダウン検出スイッチはカセット11
のセット位置のバラツキの影響を受けることなく、確実
に動作し、誤検知を確実に回避することができるものと
なっている。なお、カセット11の非セット状態では回
動レバー20は可動接片15の弾性偏倚力によりストッ
パ6Dに突き当てられて位置決めされるため、被押圧部
20Aは常に一定位置に保持され、よって長期にわた
り、安定して動作するスイッチを得ることができる。
カセット11の有無及び誤消去防止用爪の有無を検出す
ることができる。また、カセット11のセット位置に、
そのダウン(挿入)方向と直交する方向においてバラツ
キがあっても、回動レバー20はカセット11の前面1
1Aによって押されて回動する構造とされているため、
常に一定の角度だけ回動し、よってカセット11の有無
を検知するカセットダウン検出スイッチはカセット11
のセット位置のバラツキの影響を受けることなく、確実
に動作し、誤検知を確実に回避することができるものと
なっている。なお、カセット11の非セット状態では回
動レバー20は可動接片15の弾性偏倚力によりストッ
パ6Dに突き当てられて位置決めされるため、被押圧部
20Aは常に一定位置に保持され、よって長期にわた
り、安定して動作するスイッチを得ることができる。
【図1】この考案に係わるカセットダウン検知機能付き
誤消去防止スイッチの一実施例を示す正面図。
誤消去防止スイッチの一実施例を示す正面図。
【図2】図1の背面図。
【図3】図1の側面図。
【図4】図1の一部を分解した斜視図。
【図5】従来の技術を説明するための正面図。
【図6】図5の側面図。
【図7】図5のA−A線上の断面図。
【図8】図5〜図7に示した実施例に用いられる可動接
片の斜視図。
片の斜視図。
【図9】図5〜図7に示した実施例に用いられる固定接
片の斜視図。
片の斜視図。
Claims (1)
- 【請求項1】 カセットの誤消去防止用爪の有無を検出
する誤消去防止スイッチと、カセットがセット状態か非
セット状態かを検出するカセットダウン検出スイッチと
が一体に形成されたスイッチであって、 上記誤消去防止スイッチが、枠状のスイッチ本体の先端
部に形成された傾斜面により、そのスイッチ本体の延長
線方向から到来するカセットをスイッチ本体が形成する
一方の開口面に面する位置に案内し、その開口面より突
出されているカムの作動により上記誤消去防止用爪の有
無を検出する構造とされているカセットダウン検知機能
付き誤消去防止スイッチにおいて、 上記スイッチ本体の上記延長線方向に沿う外側面に突設
したストッパ及び軸と、その軸に回動自在に取り付けら
れた回動レバーと、その回動レバーにより駆動されて固
定接片との接触状態が変化する可動接片とによって上記
カセットダウン検出スイッチを構成し、 上記回動レバーは、上記開口面より突出し、到来する上
記カセットの前面で押される被押圧部と、上記可動接片
と当接する駆動部と、回動規制用の凸部とを、その回動
回りに具備するものとされ、 上記カセットの非セット状態において、上記回動レバー
は上記可動接片の弾性偏倚力により回動偏倚されて、上
記凸部が上記ストッパに衝突し、かつ上記被押圧部が上
記軸の軸心から上記開口面へおろした垂線のほぼ延長上
に位置した状態に保持されていることを特徴とするカセ
ットダウン検知機能付き誤消去防止スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993003313U JP2570003Y2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | カセットダウン検知機能付き誤消去防止スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993003313U JP2570003Y2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | カセットダウン検知機能付き誤消去防止スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0660940U JPH0660940U (ja) | 1994-08-23 |
JP2570003Y2 true JP2570003Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=11553874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993003313U Expired - Fee Related JP2570003Y2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | カセットダウン検知機能付き誤消去防止スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570003Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0326589Y2 (ja) * | 1986-12-12 | 1991-06-10 | ||
JP2558339Y2 (ja) * | 1991-05-23 | 1997-12-24 | ミツミ電機株式会社 | カセットハーフの検出スイッチ |
-
1993
- 1993-02-08 JP JP1993003313U patent/JP2570003Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0660940U (ja) | 1994-08-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |