JP2569827B2 - 親局と複数の子局との交信方法 - Google Patents

親局と複数の子局との交信方法

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JP2569827B2 JP1241186A JP24118689A JP2569827B2 JP 2569827 B2 JP2569827 B2 JP 2569827B2 JP 1241186 A JP1241186 A JP 1241186A JP 24118689 A JP24118689 A JP 24118689A JP 2569827 B2 JP2569827 B2 JP 2569827B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は移動する子局と親局との間で無線によるデー
タ交信を混信(重複)なく行うための交信方法に関す
る。
〔従来の技術〕
親局の交信エリア内に複数の子局が存在する場合に、
親局と複数の子局との間の交信を混信なく行うには一般
に以下の如き方法が考えられる。
a)子局毎に異なった識別番号(以下、IDコードと呼
ぶ)を付し、親局は1回の交信に1つのIDコードを指定
して交信を行う。子局は指定されたIDコードが自分の持
つIDコードと一致していている時のみ親局に対して応答
を行うようにしておく。親局は交信の際に交信を行いた
い子局のIDコードを指定して交信を行う。
b)親局からの呼び出しまたは呼び掛けに対して全子
局を応答可能とし、各子局は応答と同時に電波の受信モ
ニタを行ない、自分だけが応答しているか否かをチェッ
クする。その結果、他の子局と応答が重なっていないと
わかれば所定の交信処理を行なう一方、重なっていると
わかれば応答を中止する。再送出は、各子局に設けられ
ている乱数発生器で定まる所定の遅延時間後に行なう。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来技術で示した各方式にはそれぞれ次のような問題
点がある。
a)の方法は、親局が自分の交信エリア内にある子局
のIDコードを判っている場合には簡便な方法で混信を避
けることができるために有効である。しかし、一般に、
親局は交信エリア内にいかなるIDコードを持った子局が
入ってきているのか知ることができない場合が普通であ
る。この場合、親局はIDコードを1つずつ指定して交信
エリア内にある子局のIDコードを調べなくてはならな
い。ここで仮に1000台の子局が採用されているシステム
を考えると、親局は交信エリア内にある子局のIDコード
を調べるのに1000回の交信を必要とすることになる。1
回に交信に要する時間を仮に20msとすると1000回の交信
では20秒の時間が必要となる。移動する子局との通信に
20秒も要するのではとても実用にはならない。
b)の方法は、子局側の制御及び構成が複雑となるこ
とが予想され、このような機能を子局側に持たせること
は困難である。
このように、子局側の制御及び構成が簡単で、しかも
同一エリア内にある複数の子局を互いに区別して交信す
ることが可能な交信方式は今のところこれと云って決め
手をなるものがないのが現状である。
上記の問題を解決するためには、親局が自分の交信エ
リア内にある子局のIDコードを知ることができれば良
い。本発明は親局が交信エリア内にある子局のIDコード
を効率よく知るための方法を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
親局が交信エリア内にある子局のIDコードを知ること
ができれば、あとは従来技術の(a)項で示した方法に
より、親局と子局は混信を受けずに交信することが可能
となる。親局が自分の交信エリアに複数存在する子局の
IDを効率良く知るために本発明では以下の手段を提供す
る。
まず子局毎に異なるIDコードを与える。親局は混信を
起こした場合、少なくとも混信を検知できるようにして
おく。子局にはIDコードの一部の内容に従って、親局か
ら送信勧誘を受けてから応答するまでの時間を変えるこ
とができる機能を持たせる。更に交信時、親局は子局の
IDコードの一部を指定して交信ができるようにしてお
き、その時子局はIDコードの指定された部分の値が親局
の指定値と等しい場合だけ交信を行うようにしておく。
親局は子局のIDコードを知るために、まずIDコードの
一部分(例えば下一桁目)に従って時間差をつけてIDコ
ードの応答をさせる。この時同一交信エリア内にある複
数の子局のIDコードが全て相異なれば、親局はこの一度
の交信で全てのIDコードを知ることができる。この時、
もし混信が発生したならば、親局はIDコードの一部にい
かなる値を持った子局が複数あって混信が発生したかを
検出して、次にその部分の値を指定すると共に、IDコー
ドの別の部分(例えば下2桁目)に従って時間差をつけ
てIDコードを応答させる。この時、混信が発生するのは
子局の持つIDコードのうち指定された部分と時間差をつ
けた部分(この場合下2桁)が同じ子局が複数存在する
場合であるので、それ以外の場合は親局はIDコードを知
ることができる。もし、混信した場合には今度は親局は
指定した部分と時間差をつけた部分(この場合下2桁)
を新たに指定し、それ以外の部分(例えば下3桁目)で
時間差をつけさせる。このように順次繰り返して交信を
行うことで親局は子局のIDコードをきわめて効率的に全
て知ることができる。
〔作用〕
上記手段によって親局が子局のIDコードを検出する場
合、1回の交信にかかる時間はさほど大きくなく、しか
も交信を行う毎に混信を起こす確率は極端に小さくな
る。このため親局は短時間で複数の子局のIDを知ること
ができるようになる。
〔実施例〕
第1図に子局の構成の一例を示す。子局は親局からの
交信要求を受信アンテナ1で受け、受信回路3でディジ
タル信号に復調してCPU5に渡す。CPU5はその内容を判断
し、親局に対して送信を行う必要が生じた場合は、その
データを送信回路4に渡し、送信アンテナ2を介して応
答する。子局は内部にメモリ6を持っており、その中に
ID領域7というIDコードを記憶しておく領域を持ってい
る。子局はこの部分に子局毎に異なるIDコードを記憶し
ていて、各子局が区別できるようになっている。
本発明では親局は混信を検知する手段を必要とする
が、これは例えば交信のデータにチェックコードを付し
ておくこと等で実現することができる。即ち、子局が応
答するIDコードに例えば水平、垂直パリティ等のチェッ
クコードを付けさせておき、混信が発生した場合には親
局はこれらチェックコードから交信失敗(正しいデータ
を受信できなかったこと)が簡単に検知できるので、こ
れによって混信の検出ができるようになる。
本実施例では子局が1000台ある場合を想定して説明を
行う。まず、子局には000〜999(10進3桁)のIDコード
を付しておく。親局は自分の交信エリアに入っている複
数の子局を識別するため、以下の手順で交信を行う。
親局は、子局に対してIDコードの下1桁の内容に従っ
て時間差をつけて応答を行うようコマンドを出す。
ここで、IDコードの内容に従って応答を行うというこ
とを具体的に説明する。
今、仮に交信に必要となる時間は20msで、その内、親
局がコマンドを送るのに必要な時間が10ms、子局が応答
に要する時間が10msであるとする。
親局がIDコードの下1桁の内容に従って応答するよう
コマンドを送ってきた場合、子局は自分の持つIDコード
の下1桁を見る。そこには0〜9のいずれかの整数が書
かれているはずである。子局はそれに自分が応答するの
に必要な時間(この場合では10ms)をかけ算した時間だ
け待ってから応答を行うようにする。この様子を第2図
に示す。この機能により子局はIDコードの下1桁が0で
あれば親局のコマンド受信後すぐに応答を行う。下1桁
が1の子局は1×10ms=10ms後に応答を行い、下1桁が
9の子局は9×10ms=90ms後に応答を行うこととなる。
この機能は子局に内蔵されているCPU5のプログラムによ
って容易に実現が可能である。
ここに、下1桁が0の子局の応答する時間帯をタイム
スロット0、下1桁が1の子局の応答する時間帯をタイ
ムスロット1と呼び、順次タイムスロット9までその呼
び方を定義しておく。
ここで親局の交信エリアにある子局のIDコードの下1
桁が全て異なれば各タイムスロットのいかなるタイミン
グでも混信は発生しないため、親局はこのただ1回の交
信で複数の子局のIDを知ることができる。
ところが下1桁が同じ子局が複数存在する場合、例え
ば下1桁が‘3'である子局が複数存在した場合等はタイ
ムスロット3のところで混信が発生する。この時、親局
は下1桁が‘3'である子局が複数存在することを検知で
きるので次の交信を行う。
親局はIDコードの下1桁を指定し(この場合‘3')、
下2桁目の内容に従って時間差をつけて交信を行うよう
コマンドを出す。
これによって、まずIDコードの下1桁が‘3'である子
局、即ち先のの交信で混信を起こした子局だけが返答
を行う。更に下2桁目の0〜9の整数値に従って応答タ
イミングをずらしているため、この交信で混信の発生す
る場合は、親局の交信エリア内にIDコード下2桁が同一
である子局が複数存在する場合に限られる。これが発生
した場合、親局は更に次の交信を行う。
親局はIDコードの下2桁を指定し、下3桁目の内容に
従って時間差をつけて交信を行うようコマンドを出す。
の交信では、IDコードが子局で全て異なっている以
上、絶対に混信を起こすことはない。即ち、親局はの
交信迄を行えば、自分の交信エリア内にある子局のIDを
必ず知ることができる。
ここで、具体的な例として、親局の交信エリアに
(A),(B),(C),(D),(E),(F),
(G)という7個の子局が入った場合、どのようにして
親局がそのIDを知ることができるかを示す。
(A)〜(G)の子局にはそれぞれ下記のIDコードが付
いていたとする。
(A)000 (B)005 (C)025 (D)527 (E)537 (F)637 (G)009 まず前記のIDコードの下1桁の内容で時間差をつけ
させる交信ではそのタイミングは第3図のようになる。
この図から明らかの如く、(A)と(G)は混信なく交
信ができるため、まず親局は(A)の000と(G)の009
というIDコードを知ることができる。更に親局はタイム
スロット5とタイムスロット7で混信が発生したことを
検出する。そこで親局は前記の交信として、まず下1
桁が‘5'である子局に対して下2桁目で時間差をつけさ
せる交信を行う。その交信タイミングを第4図に示す。
この交信では下1桁が‘5'以外の子局は応答しないため
結果として(B),(C)の子局だけが答えてくる。
(B),(C)の子局は下2桁目の値が異なるため混信
することなく、親局はそのIDを知ることができる。
次に親局は1回目の前記の交信で混信を検知したも
う1つの下1桁‘7'の子局に対して再び前記の交信を
行う。この時応答する子局は(D),(E),(F)の
3個で、そのタイミングは第5図のようになる。これよ
り判るように、(D)は下2桁目が他の(E),(F)
と異なるため混信せず、親局は(D)のIDコードを知る
ことができる。更に親局はタイムスロット3の所で
(E)と(F)の混信を検知できるので、続いて前記
の交信として下2桁‘37'を指定して下3桁目(即ち最
上位桁)で時間差をつけさせる交信を行う。その交信タ
イミングを第6図に示す。これで判る通り(E),
(F)は混信せず、親局はIDコードを知ることができ
る。
以上の手順で親局は同一交信エリア内にある子局の全
てのIDを知ることができる。これに要した交信回数は全
部で4回である。1回の交信に要する時間は本実施例で
は110msであるので交信時間は440msと従来技術で述べた
20秒に比較して格段に効率が良くなる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、親局の交信エリア内に複数の子局が
存在している場合でも、子局のIDコードを混信を避けな
がら非常に効率良く知ることができる。
因に、子局が1000台で、それにIDコードとして000〜9
99を与えてあるようなシステムにおいて、親局のコマン
ド送信に要する時間を10ms、子局が応答に要する時間を
10msとして、子局が同一交信エリア内に2個、5個、10
個存在する場合のIDコード識別に要する時間の最悪値は
それぞれ330ms、660ms、1,210msと従来の20秒に比較し
て格段に交信時間の短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる子局の構成図、第2図,第3
図,第4図,第5図,第6図はそれぞれ各子局の応答タ
イミングを示す図である。 1:受信アンテナ、2:送信アンテナ、3:受信回路、4:送信
回路、5:CPU、6:メモリ、7:ID領域。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々個有の識別コードを持つ移動可能な複
    数の子局と、少なくとも混信を検知できる親局との間で
    無線交信によるデータ伝送を行う親局と複数の子局との
    交信方法であって、親局は識別コードの一部の値を指定
    して送信し、該送信波を受けた子局は、当該指定された
    値を持つ子局だけが親局によって別に指定される識別コ
    ードの一部分の値に従って自分の応答を行うタイミング
    を決定し、ついで当該決定に基づくタイミングで当該子
    局と親局との間で交信することを特徴とする親局と複数
    の子局との交信方法。
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