JP2569758Y2 - ボイスコイル型リニアモータ - Google Patents

ボイスコイル型リニアモータ

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JP2569758Y2
JP2569758Y2 JP1992006489U JP648992U JP2569758Y2 JP 2569758 Y2 JP2569758 Y2 JP 2569758Y2 JP 1992006489 U JP1992006489 U JP 1992006489U JP 648992 U JP648992 U JP 648992U JP 2569758 Y2 JP2569758 Y2 JP 2569758Y2
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JP
Japan
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yoke
linear motor
coil
center
voice coil
Prior art date
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Application number
JP1992006489U
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English (en)
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JPH0570185U (ja
Inventor
毅 森山
照文 増村
康文 亀沢
助広 赤間
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Publication date
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ラジアル型のボイスコ
イル型リニアモータに関し、特にヨークのコイルに対す
る位置精度の向上を図ったリニアモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラジアル型のボイスコイル型リニ
アモータにあっては、その機械的精度及び剛性を得るた
めに、マグネットを配置するサイドヨーク及びコイルを
配置するセンターヨーク(センターポール)が一体に形
成されている。図3にそのリニアモータの例を示す。
【0003】図3に示すように、ヨーク1は、一端が開
口した中空筒状のサイドヨーク1aの中空部の中央にセ
ンターヨーク1bを設けてなっており、そのサイドヨー
ク1aの内周面に周方向に所定幅のN極及びS極のマグ
ネット2を接合し、センターヨーク1bの外面に筒状の
可動コイル3を非接触に被嵌することにより、ラジアル
形のボイスコイル型リニアモータが構成されている。
【0004】リニアモータは、サイドヨーク1aのマグ
ネット2に囲まれたセンターヨーク1bのコイル3に交
流を流すことにより磁気回路を形成させ、そのコイル3
に流れる電流の向きに応じてコイル2が上下方向に振動
するように作動する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
リニアモータでは、高域ではヨーク1内の鉄損が大き
く、コイル3に例えば1000Hzのような高周波電流
を流すと、ヨーク1が大きく発熱して温度上昇し、ヨー
ク1に変形が生じてコイル3に対する位置精度が著しく
損なわれる問題があった。
【0006】本考案の目的は、コイルに電流を流したと
きにヨークの鉄損により大きな発熱があっても、発熱に
よるヨークの変形を防止してコイルに対する位置精度を
向上したラジアル型のボイスコイル型リニアモータモー
タを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は本考案に係る
リニアモータにて達成される。要約すれば本考案は、一
端が開口した中空筒状のサイドヨークの内周面にマグネ
ットを接合してなるサイドヨークの中空部の中央にセン
ターヨークを設け、該センターヨークに可動コイルを通
してなるボイスコイル型リニアモータにおいて、前記サ
イドヨークの外周を冷却パイプで覆ったことを特徴とす
るボイスコイル型リニアモータである。
【0008】
【実施例】図1は、本考案のリニアモータの一実施例を
示す断面図、図2は、同じく側面図である。
【0009】本考案のリニアモータは、従来と同様、一
端が開口した中空筒状のサイドヨーク1aの中空部の中
央にセンターヨーク1bを設けたヨーク1を備え、その
サイドヨーク1aの内周面に周方向に所定幅のN極及び
S極のマグネット2を接合し、センターヨーク1bの外
面に筒状の可動コイル3を非接触に被嵌することによ
り、ラジアル型のボイスリニアモータに構成されてい
る。本考案によれば、ヨーク1のサイドヨーク1aの外
周が冷却パイプ4で覆われている。
【0010】冷却パイプ4は、その一端から内部に冷
媒、例えば冷却水を流して、ヨーク1全体をサイドヨー
ク1aの外面から冷却するためのもので、熱伝導性の良
好な金属パイプからなっている。本実施例では、冷却パ
イプ4を銅パイプとし、冷却効果を高めるために、サイ
ドヨーク1aの外面内に半没する態様でその周囲に巻き
付けて設けている。冷却パイプ4内を流れた冷却水は、
その他端から外部に排出される。
【0011】冷却パイプ4による冷却の影響をモータ周
囲の部品に与えないようにするために、冷却パイプ4の
外側からサイドヨーク1aを囲むように熱絶縁体5を設
けることがよい。熱絶縁体5は熱伝導性の小さい材料か
らなり、本実施例では、ガラス繊維強化エポキシ樹脂複
合材料を使用した。
【0012】本考案のリニアモータは、以上のように構
成され、サイドヨーク1aのマグネット2に囲まれたセ
ンターヨーク1bのコイル3に交流を流すと、そのコイ
ル3に流れる電流の向きに応じてコイル2が上下方向に
振動する。このときコイル3に高域の高周波電流を流す
と、ヨーク1の鉄損によりヨーク1が大きく発熱する
が、冷却パイプ4によりヨーク1を冷却しているので、
発熱によるヨーク1の変形を防止することができる。従
ってコイル3に対するヨーク1の位置精度が向上し、リ
ニアモータの性能が向上する。
【0013】以上では、リニアモータはコイル3が振動
する場合を示したが、ヨーク1が振動するようになって
いてもよい。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のリニアモ
ータでは、センターヨークの外周を覆冷却パイプを設け
て、ヨーク全体を冷却するようにしたので、コイルに電
流を流したときにヨークの鉄損により大きな発熱があっ
ても、発熱によるヨークの変形を防止でき、コイルに対
するヨークの位置精度を向上することができる。従って
リニアモータの性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のリニアモータの一実施例を示す断面図
である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】従来のリニアモータを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヨーク 1a サイドヨーク 1b センターヨーク 3 可動コイル 4 冷却パイプ 5 熱絶縁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 紀本 孝 (56)参考文献 特開 平3−164058(JP,A) 特開 昭57−83152(JP,A) 特開 平3−173333(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が開口した中空筒状のサイドヨークの
    中空部の中央にセンターヨークを設け、該サイドヨーク
    の内周面にマグネットを接合し、該センターヨークの外
    面に可動コイルを被嵌してなるボイスコイル型リニアモ
    ータにおいて、前記サイドヨークの外周を冷却パイプで
    覆い、その外側を熱絶縁体で覆ったことを特徴とするボ
    イスコイル型リニアモータ。
JP1992006489U 1992-02-18 1992-02-18 ボイスコイル型リニアモータ Expired - Lifetime JP2569758Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7290268B2 (ja) * 2019-03-28 2023-06-13 株式会社プロテリアル 可動コイル型ボイスコイルモータ
JP7287205B2 (ja) * 2019-09-10 2023-06-06 株式会社プロテリアル 磁気回路ユニット、及び前記磁気回路ユニットを有する可動コイル型ボイスコイルモータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5783152A (en) * 1980-11-12 1982-05-24 Canon Inc Linear motor
JPH03164058A (ja) * 1989-11-20 1991-07-16 Nec Corp ボイスコイルモータ
JPH03173333A (ja) * 1989-11-30 1991-07-26 Fanuc Ltd ヨーク冷却型ボイスコイルモータ

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JPH0570185U (ja) 1993-09-21

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