JP2569729B2 - 光学部品及びその製造方法 - Google Patents

光学部品及びその製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔概要〕 光学用樹脂をモールド形成した光学部とその支持媒体
であるホルダからなる光学部品及び、その製造方法に関
し、 光学部とホルダとの相対関係を高精度とし、かつ、安
価に提供することを目的とし、 光学用樹脂をモールド形成した光学部と、該光学部の
支持媒体となる金属ホルダとを具え、該ホルダがモール
ド金型のランナに連通する細孔を具え、該細孔をゲート
としてモールド形成された該光学部が、該細孔とランナ
との境界部分で該ホルダより外側の不要樹脂を切断して
なることを特徴とし、 並びに、光学用樹脂にてなる光学部の支持媒体となる
金属ホルダに細孔にあける工程と、溶融した光学用樹脂
の通路となるランナに該細孔を連通させて該ホルダを収
容し該光学部に対応するキャビティの設けられたモール
ド金型を閉じる工程と、該細孔をゲートとして溶融樹脂
を該キャビティに注入し固化させる工程と、該細孔の外
側開口部で該ホルダより外側の不要樹脂の切断工程とを
含むことを特徴とし構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光学用樹脂をモールド形成した光学部をそ
の支持媒体となるホルダに固着させた、光学部品及びそ
の製造方法に関する。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕
光学樹脂にてなる球面レンズ、非球面レンズ、フレネ
ルレンズ、プリズム等の光学部品は、樹脂の射出成形技
術の進歩によって、大量生産および高精度化し、広く利
用されるようになった。
従来、樹脂製の光学部品は所望の光学装置に組み込む
等のため、一般に金属製のホルダに嵌着し使用される
が、ガラスより軟質である樹脂製光学部品をホルダに嵌
着させる作業は、取り扱いに慎重を要するための煩わし
さがあり、かつ、ホルダに対しある程度の偏心の生じる
ことが避けられないという問題点があった。
本発明は、前記問題点を解決する光学部品及びその製
造方法を提供したものである。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明図である。
第1図(イ)において、光学部品1は光学部(球面レ
ンズ)2をリング形状の金属ホルダ3内に固着した構成
であり、ホルダ3には光学部2はモールド形成する際の
ゲートとし使用する細孔4をあけてなる。
光学部2及び細孔4内の樹脂突起5は、使用した金型
のライナ内の不要樹脂6と一体に形成したのち、不要樹
脂6を樹脂突起5との境界部で切断し除去したものであ
り、光学部2は細孔4を埋めた樹脂突起5によって、ホ
ルダ3に固着されるようになる。
第1図(ロ)において、図示のように金型の型板7と
8を型閉めしたとき、該金型内に収容されたホルダ3の
細孔4は、型板8に設けたランナ9と連通するように位
置せしめ、型板7と8がホルダ3の内側に光学部2のキ
ャビティを形成する。
そこで、ランナ9と細孔4及び、細孔4から射出し該
キャビティに充填させた溶融光学樹脂を固化して、光学
部2,樹脂突起5,不要樹脂6が形成される。
次いで、型開きによって型板7と8を左右方向に開離
せしめ、ランナ9内で固化した不要樹脂6を細孔4との
接続部で切断すると、第1図(ロ)に示すように、細孔
4を埋めた樹脂突起5によって光学部2がホルダ3に固
着された光学部品1が完成する。
〔作用〕
上記手段によれば、光学部はその形成時にホルダと固
着するようになる。従って、従来の如くホルダに光学部
を固着させる工程が不要であり、ホルダと光学部との相
対関係は、ばらつきを生じることなく一定となる。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第2図は本発明の一実施例による光学部品の断面図、
第3図は第2図に示す光学部品の製造方法を説明するた
めの図である。
第2図において、光学部品11は光学用樹脂をモールド
形成した光学部12を、該光学部の支持媒体となる金属ホ
ルダ13内に形成してなる。
ホルダ13は、モールド金型のランナに連通する座ぐり
14と、座ぐり14の中心に穿設した細孔15と、光学部12と
ホルダ13との固着力を確実にするためのねじ16と、ホル
ダ13に光ファイバーコネクタを接続させるためのねじ17
を具えてなる。
一対の球面18と19とが対向する光学部12は、細孔15を
ゲートとしてモールド形成され、光学部12と一体に形成
し細孔15を埋めた樹脂突起20は、細孔15の上部開口面で
図示しない金型のランナおよび座ぐり14を埋めた不要樹
脂と切断し、該不要樹脂を除去した後の座ぐり14には不
透明樹脂、例えば黒色接着材21を充填してなる。
第3図において、図示のように金型の型板22と23を型
閉めしたとき、該金型内に収容されたホルダ13の細孔15
は、型板23に設けたランナ24と連通するように位置せし
め、型板22と23がホルダ13の内側に光学部12のキャビテ
ィを形成する。
そこで、ランナ24と細孔15及び、細孔15から射出し該
キャビティに充填させた溶融光学樹脂を固化して、光学
部12と樹脂突起20および座ぐり14,ランナ24を埋めた不
要樹脂25が形成される。
次いで、型開きによって型板22と23を左右方向に開離
せしめ、不要樹脂25を細孔15との接続部で切断したの
ち、座ぐり14に黒色接着材21を充填すると、第2図に示
す光学部品11が完成する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、光学部はその形
成時にホルダと固着するようになる。従って、従来の如
くホルダに光学部を固着させる工程が不要であり、ホル
ダと光学部との相対関係は、ばらつきを生じることなく
一定となることによって、従来のものより高精度の光学
部品を安価に提供できるようにした効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、 第2図は本発明の一実施例による光学部品の断面図、 第3図は第2図に示す光学部品の製造方法を説明するた
めの図、 である。 図中において、 1,11は光学部品、 2,12は光学部、 3,13はホルダ、 4,15は細孔、 6,25は不要樹脂、 9,24はランナ、 を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学用樹脂をモールド形成した光学部(2,
    12)と、該光学部の支持媒体となる金属ホルダ(3,13)
    とを具え、 該ホルダ(3,13)がモールド金型のランナ(9,24)に連
    通する細孔(4,15)を具え、 該細孔(4,15)をゲートとしてモールド形成された該光
    学部(2,12)が、該細孔(4,15)とランナ(9,24)との
    境界部分で該ホルダ(3,13)より外側の不要樹脂(6,2
    5)を切断してなることを特徴とする光学部品。
  2. 【請求項2】光学用樹脂にてなる光学部(2,12)の支持
    媒体となる金属ホルダ(3,13)に細孔(4,15)にあける
    工程と、 溶融した光学用樹脂の通路となるランナ(9,24)に該細
    孔(4,15)を連通させて該ホルダ(3,13)を収容し、該
    光学部(2,12)に対応するキャビティの設けられたモー
    ルド金型を閉じる工程と、 該細孔(4,15)をゲートとして、該溶融樹脂を該キャビ
    ティに注入し固化させる工程と、 該金型を開いて、該細孔(4,15)の外側開口部で該ホル
    ダ(3,13)より外側の不要樹脂(6,25)の切断工程とを
    含むことを特徴とする光学部品の製造方法。
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