JP2569711Y2 - モータ - Google Patents

モータ

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JP2569711Y2
JP2569711Y2 JP1992086373U JP8637392U JP2569711Y2 JP 2569711 Y2 JP2569711 Y2 JP 2569711Y2 JP 1992086373 U JP1992086373 U JP 1992086373U JP 8637392 U JP8637392 U JP 8637392U JP 2569711 Y2 JP2569711 Y2 JP 2569711Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、モータに関し、特に、
回転子シャフトに対する側圧印加機構に関する。
【0002】
【従来の技術】モータは、モータケースの両端面側に固
定された第1の軸受けおよび第2の軸受けと、これらの
軸受けに支持された回転子シャフトとを有しており、た
とえば、ブラシを介して電機子巻線に流れる電流によっ
て、電機子がマグネットからの磁界中において回転力を
受け、回転子シャフトが回転するようになっている。
【0003】しかしながら、モータにおいては、いずれ
の軸受けにも回転子シャフトとの間に寸法的な余裕が設
けてあるため、回転子シャフトが回転すると、軸受けの
内部において回転子シャフトが接触する部分が変化して
異音や振動が発生するという問題点がある。
【0004】そこで、回転子シャフトに対してバネなど
によって側圧を印加し、軸受けの内部において回転子シ
ャフトが接触する部分を固定する側圧印加機構が考えら
れるが、この側圧印加機構においては、回転子シャフト
が擦り減ってその効果を持続できないという問題点があ
る。また、回転子シャフトには高い強度が求められ、摩
擦係数の小さなものを採用するにも制約があるため、回
転子シャフトとバネとの摩擦に起因して出力トルクが低
下するという問題点もある。
【0005】ところで、実願昭62−147972号
(実開昭64−54751号)には、モータのフレーム
の両端面側に設けられた一対の軸受用オイルレスメタル
でモータ出力軸を支承し、一方の軸受用オイルレスメタ
ルの外側で出力軸を貫通させたオイルレスメタルには、
モータ取付板に固定された弾性部材(板バネ,捩じりコ
イルバネ,引張りコイルバネ)により、ラジアル方向の
力を加えることにより、モータのクリアランス音の発生
がなくなる構成が開示されている。
【0006】また、実願昭59−76294号(実開昭
60−190161号)には、モータのフレームの天面
の出力軸の近傍で、出力軸に対してラジアル方向の磁場
を形成するための永久磁石を設けることにより、その磁
場方向に出力軸が吸引され、出力軸と軸受け部が接しク
リアランス音が発生しなくなる構成が開示されている。
【0007】前者の従来例では、側圧印加機構がフレー
ム(モータケース)の外側に露出しているため、出力軸
に出力ギア等を固定する際に邪魔になり、出力軸の長軸
化を余儀無くされるので、モータの小型化の障害とな
る。また、弾性部材とオイルレスメタルとの摺動部分が
フレームに露出することは、巻き込み危険性があるばか
りか、摺動部分への異物の付着を招き、側圧の変動を生
じてしまう。従って、実用的な機構とは言えない。また
後者の従来例では、永久磁石を用いた側圧印加機構で
は、摺動部分が存在しない分、巻き込み危険性がなく、
側圧が変動し難いものの、出力軸が磁性材に限定される
ため、ステンレス材等の非磁性材から成る出力軸のモー
タには適用できない。
【0008】このような不都合を解決するものとして、
実願昭60−5245号(実開昭61−123657
号)には、モータのフレームの両端面側に設けられた一
対の軸受でモータの駆動軸を支承し、モータ本体内に内
蔵した弾性部材で駆動軸を軸受に延設したバネ受部を介
してラジアル方向の力を加えることにより、モータのク
リアランス音の発生がなくなるようにした構成が開示さ
れている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この実
願昭60−5245号の従来技術にあっては、なおも次
のような問題点がある。
【0010】 側圧印加機構がモータケース内に内蔵
されているものの、軸受にバネ受部を延設した特殊品を
用いる必要があるため、コスト高を招く。またバネ受部
のスペースを確保する必要があるため、モータの小型化
の障害となる。
【0011】 例えば、モータの出力軸にウォームギ
アを固定したギアドモータでは、出力軸にスラスト方向
の反力が作用するため、出力軸のスラスト方向のガタツ
キも問題となり、異音の原因となる。スラスト方向の反
力が積極的に作用していないときでも、出力軸のスラス
ト方向の変動により出力トルクが変動してしまう。
【0012】そこで、上記問題点に鑑み、本考案の課題
は、内蔵型側圧印加機構を改良することにより、側圧印
加機構が邪魔にならず、モータの小型化及び低コスト化
が可能であり、回転子シャフトのスラスト方向の変動も
抑制でき、異音や振動を低減し得るモータを実現するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案講じた手段は、内蔵型側圧印加機構の側圧伝
達部としてスラストブシュを用いる点と、回転子シャフ
トのスラスト方向の変位を位置規制した点にある。即
ち、本考案は、モータケースの両端面側に取り付けられ
た第1の軸受けおよび第2の軸受けによって支持された
回転子シャフトと、上記モータケース内に上記回転子シ
ャフトに側圧を印加可能な内蔵バネ部材を有し、この内
蔵バネ部材側と上記回転子シャフト側との間には、上記
内蔵バネ部材側および上記回転子シャフト側のうちの一
方側に接続されて上記付勢手段からの側圧を上記回転子
シャフトに伝達し、かつ、他方側との摺動部を構成する
側圧伝達部を有するモータにおいて、上記側圧伝達部
は、上記回転子シャフトにコアを固定しているスラスト
ブシュであり、このスラストブシュには、上記ばね部材
が当接する位置にその当接位置を規定する凹部が形成さ
れて成ることを特徴とする。
【0014】
【作用】本考案に係るモータにおいては、回転子シャフ
トが、モータケースの両端面側に取り付けられた第1の
軸受けおよび第2の軸受けに支持された状態で回転する
とき、回転子シャフトに対しては、コイルバネや板バネ
などの付勢手段が側圧伝達部を介して側方から側圧を印
加しているため、第1および第2の軸受けの内部におい
て、回転子シャフトは、軸受け内部の一定部分に接触し
ながら回転する。
【0015】従って、回転子シャフトが回転しても、異
音や振動が発生しない。ここで、付勢手段は、側圧を回
転子シャフトに直接印加するのではなく、側圧伝達部を
介して間接的に印加するため、回転子シャフトが擦り減
ってしまうことがない。しかも、側圧伝達部に摩擦係数
の小さなものを採用することで、摩擦に起因する出力ト
ルクの低下を防止することもできる。
【0016】そして、本考案においては、側圧伝達部が
回転子シャフトにコアを固定しているスラストブシュで
あって、モータケースに内蔵されているため、側圧印加
機構が邪魔にならず、且つ側圧伝達部の部品点数の増加
を招かずに済むため、モータの小型化及び低コスト化を
図ることができる。また、側圧印加機構の摺動部分がモ
ータケース外に露出していないため、巻き込み危険性が
ない。更に、塵埃等が摺動部分に付着し難くなり、側圧
変動を抑制できる。
【0017】特に、本考案においては、このスラストブ
シュには、上記ばね部材が当接する位置にその当接位置
を規定する凹部が形成されているため、回転子シャフト
の上下変位も抑制することができる。かかる点からも異
音や振動を低減できる。
【0018】
【参考例】まず、本考案の要部の実施例を説明する前
に、本考案の前提部分を参考例として説明する。
【0019】〔参考例1〕 図1は、本考案の参考例1に係るモータの構造を示す縦
断面図、図2はその概略横断面図である。なお、図1に
おいて、モータは左右対称であるため、その左側のみ図
示してある。
【0020】これらの図において、本例のモータ10
は、モータケース11の底面11aの側の第1の軸受け
12と、エンドカバー14の側の第2の軸受け13とを
有し、これらの軸受け12,13によって回転子シャフ
ト15が支持されている。ここで、回転子シャフト15
と、第1の軸受け12の内部および第2の軸受け13の
内部との間には寸法的な余裕があって、モータ10の組
立て時における回転子シャフト15の第1の軸受け12
または第2の軸受け13への取り付けが容易になってい
る。また、回転子シャフト15には、コア16に対して
電機子巻線17が巻回された電機子18がモータケース
11の底面11aの側の第1のスラストブシュ19と、
エンドカバー14の側の第2のスラストブシュ20とに
よって固定されている。この電機子18には、その両端
面に絶縁層21が設けられてそこでの電気的な絶縁を確
保している。また、電機子18に対してエンドカバー1
4の側には、整流子22とブラシ23が配置されてお
り、電機子巻線17に供給される電流を転流している。
さらに、電機子18の側方において、モータケース11
の内側にはマグネット24が配置されており、電機子巻
線17に電流を流すと、マグネット24によって形成さ
れる磁界中において、電機子18が回転力を受け、回転
子シャフト15が回転するようになっている。なお、整
流子22と第2の軸受け13の間には、油切り31およ
びワッシャー32が配置され、電機子18とブラシ23
の間にはバリスタ33も搭載されている。
【0021】これに対して、電機子18に対してモータ
ケース11の底面11aの側において、第1のスラスト
ブシュ19と第1の軸受け12との間には、回転子シャ
フト15に対する側圧印加用軸受け25(側圧伝達部)
が取り付けられており、側圧印加用軸受け25の内面が
回転子シャフト15との摺動面25aを構成している。
また、側圧印加用軸受け25の周囲にはバネ受け台26
(側圧伝達部)が取り付けられている。さらに、モータ
ケース11のタップ・バーリング部11bには、コイル
バネ27(付勢手段)がバネ支持体28を介して固定さ
れ、このコイルバネ27の先端側がバネ受け台26の溝
状の凹部26aにおいてバネ受け台26に当接し、コイ
ルバネ27は、バネ受け台26および側圧印加用軸受け
25から構成された側圧伝達部を介して回転子シャフト
15に対して矢印A方向の小さな側圧を印加している。
ここで、コイルバネ27は、マグネット24によってタ
ップ・バーリング部11bから脱落しないようになって
いる。
【0022】さらに、モータケース11の底面11aの
側には、バネ受け台26の周囲に3つのピン挿入孔36
(差し込み部)が形成されており、これらのピン挿入孔
36からモータケース11の内部に組立て補助用ピン3
7(固定補助部材)を挿入可能になっている。ここで、
組立て補助用ピン37は、モータ10の組立て時におい
て、回転子シャフト15を取り付けるまでバネ受け台2
6の姿勢を固定するのに利用される。すなわち、回転子
シャフト15を取り付ける前において、バネ受け台26
およびコイルバネ27をモータケース11内に配置する
と、バネ受け台26は、回転子シャフト15が挿入され
ていない状態では固定されておらず、コイルバネ27の
付勢力によって、第1の軸受け12との位置関係がずれ
てしまうため、回転子シャフト15の取り付け作業に支
障が生じる。そこで、本例のモータ10においては、ピ
ン挿入孔36から組立て補助用ピン37をバネ受け台2
6の周囲に挿入して、組立て補助用ピン37によってバ
ネ受け台26を固定してバネ受け台26と第1の軸受け
12との位置関係を所定の状態に保持した状態で回転子
シャフト15の取り付けを行うようになっている。
【0023】このような構成のモータ10において、外
部から電機子巻線17に電流を印加すると、電機子18
は、マグネット24によって形成された磁界内において
回転する。ここで、回転子シャフト15と第1の軸受け
12の内部および第2の軸受け13の内部との間には寸
法的な余裕があるが、回転子シャフト15に対しては、
バネ受け台26および側圧印加用軸受け25を介してコ
イルバネ27が側方に向けて小さな付勢力(側圧)を印
加する状態にある。従って、回転子シャフト15は、側
圧印加用軸受け25に貫通する状態で側圧を受けながら
回転するため、第1の軸受け12の内部および第2の軸
受け13の内部に対する回転子シャフト15の接触する
位置が固定された状態にある。それ故、回転子シャフト
15は、がたつくことなく回転するので、モータ10か
らは異音や振動が発生しない。また、本例のモータ10
のように、ブラシ23を利用した給電方式のモータであ
っても、その給電部分における波形が乱れることがない
ので、ギャードモータやファン用モータとしての特性を
向上することができる。
【0024】また、本例のモータ10においては、コイ
ルバネ27がバネ受け台26および側圧印加用軸受け2
5を介して側圧を印加しているため、回転子シャフト2
5が擦り減ってしまうこともない。しかも、コイルバネ
27の先端側は、バネ受け台26の溝内においてバネ受
け台26に当接しているため、コイルバネ27がバネ受
け台26に当接する位置が規定されているので、側圧の
印加方向が一定である。このため、第1の軸受け12の
内部および第2の軸受け13の内部に対する回転子シャ
フト15の接触する位置を確実に固定できるので、モー
タ10からの異音や振動の発生を確実に防止できる。ま
た、モータ10の使用年数が経過して、バネ受け台26
が擦り減っても、それを交換することは容易である。し
かも、回転子シャフト15には強度面などの制約がある
が、側圧印加用軸受け25やバネ受け台26については
強度面などの制約がないので、潤滑性に優れた材質を選
択してそこでの摩擦に起因する出力トルクの低下を防止
することも可能である。
【0025】さらに、本例のモータ10においては、モ
ータケース11の底面11aの側にピン挿入孔26を形
成し、これらのピン挿入孔26から組立て補助用ピン2
7を挿入してバネ受け台26および側圧印加用軸受け2
5を固定可能になっているため、モータ10の組立て工
程において、バネ受け台26と第1の軸受け12との位
置関係がずれないので、回転子シャフト15の取り付け
が容易である。
【0026】〔参考例2〕 図5には本考案の参考例2に係るモータの要部の構成を
示してある。なお、以下の説明において、参考例1に係
るモータと共通する部分については、図1を参照して説
明する。
【0027】本例のモータ20においても、モータケー
ス11のタップ・バーリング部11bを利用してコイル
バネ27(付勢手段)が固定され、その先端側は、回転
子シャフト15の側面部において、第1のスラストブシ
ュ19に隣接した位置に焼付塗装された二硫化モリブデ
ン系潤滑材層やフッ素樹脂系の潤滑材層からなる絶縁性
の潤滑材層41(側圧伝達部)に当接している。従っ
て、回転子シャフト15は、潤滑材層41の表面がコイ
ルバネ27との摺動部を構成した状態で回転する。
【0028】このような構成のモータ20によれば、回
転子シャフト15に対しては、側圧伝達部としての潤滑
材層41を介してコイルバネ27が側圧を印加している
ため、回転子シャフト15は、第1の軸受け12の内部
および第2の軸受け13の内部に対する回転子シャフト
15の接触する位置が固定された状態で回転するので、
モータ20からは異音や振動が発生しない。
【0029】また、コイルバネ27は、潤滑材層41を
介して側圧を回転子シャフト15に印加しているため、
回転子シャフト15自体が擦り減ってしまうことがな
く、そこでの摩擦も小さいので、出力トルクが犠牲にな
らない。しかも、回転子シャフト15に潤滑材層41を
形成するだけで側圧伝達部を構成できるので、部品点数
の増大を最小限に止めることができる。
【0030】なお、潤滑材層41に代えて、コイルバネ
の先端側に潤滑性の高い樹脂チューブを被覆した構造ま
たはコイルバネの先端側に潤滑性の高い樹脂体を取り付
けた構造などを採用し、これらの樹脂チューブまたは樹
脂体を介してコイルバネが側圧を印加する構成を採用す
ることもできる。
【0031】〔参考例3〕 図6には本考案の参考例3に係るモータの要部の構成を
示してある。
【0032】本例のモータは、参考例2に係るモータの
変形例に相当するため、対応する部分には同符号を付し
てそれらの説明を省略する。なお、以下の説明におい
て、参考例1に係るモータと共通する部分については、
図1を参照して説明する。
【0033】本例のモータ20においても、モータケー
ス11のタップ・バーリング部11bを利用してコイル
バネ27(付勢手段)が固定され、その先端側は、回転
子シャフト15の側面部に焼付塗装された絶縁性の潤滑
材層41に当接している。従って、回転子シャフト15
は、潤滑材層41の表面がコイルバネ27との摺動部を
構成した状態で回転する。ここで、潤滑材層41は、絶
縁性であるため、電機子18の端面にも塗布されて、絶
縁層21を構成しているとともに、回転子シャフト15
に電機子18を固定する機能も発揮し、スラストブシュ
やコアブシュが取り付けられていない。
【0034】このような構成のモータ20においても、
回転子シャフト15の磨耗を防止しながら、モータ20
からの異音や振動の発生を防止できる。
【0035】また、潤滑材層41は、スラストブシュお
よびコアブシュ(絶縁層21)の機能も担っているた
め、モータ20を構成する部品の削減が図られている。
【0036】〔参考例4〕 図7には本考案の参考例4に係るモータのうちの回転子
シャフトに対して側圧を印加手段するコイルバネの構造
を示してある。ここで、本例のモータは、参考例1に係
るモータと同様な構造になっているので、対応する部分
については同符号を付してそれらの詳細な説明を省略す
る。また、以下の説明において、参考例1に係るモータ
と共通する部分については、図1を参照して説明する。
【0037】本例のモータ60においても、モータケー
ス11のタップ・バーリング部11bを利用してコイル
バネ67が固定されている。ここで、コイルバネ67の
先端側には絶縁性の潤滑材層61(側圧伝達部)が焼付
塗装などによって塗布されており、コイルバネ67は、
潤滑材層61を介して回転子シャフト15に矢印Aの方
向への側圧を印加している。従って、回転子シャフト1
5は、潤滑材層61の側面部61aが回転子シャフト1
5との摺動部を構成した状態で回転する。ここで、参考
例1ないし参考例3に係るモータと相違して、回転子シ
ャフト15には、コイルバネ67の先端側が当接する部
分にも、軸受け,ブシュ,潤滑材層などの側圧伝達部が
形成されていないが、コイルバネ67先端側に形成され
た潤滑材層61が側圧伝達部を構成している。
【0038】このような構成のモータ60において、コ
イルバネ67は、その先端側に形成された潤滑材層61
を介して側圧を回転子シャフト15に対して印加し、こ
の状態で、回転子シャフト15が回転するので、モータ
60からは異音や振動が発生しない。ここで、コイルバ
ネ67の潤滑材層61が側圧伝達部として機能するの
で、回転子シャフト15が擦り減ってしまうという問題
などが発生しない。
【0039】〔参考例5〕 図8は、本考案の参考例5に係るモータの要部の構造を
示す縦断面図、図9(a)はこのモータにおいて回転子
シャフトを取り付ける前の状態を示す縦断面図、図9
(b)はそれに用いた板バネの平面図である。
【0040】本例のモータにおいても、その基本的な構
造が参考例1に係るモータと同様であって、その側圧印
加機構のみが異なるので、対応する部分には同符号を付
してそれらの説明を省略する。従って、以下の説明にお
いて、参考例1に係るモータと共通する部分について
は、図1を参照して説明する。
【0041】これらの図において、本例のモータ70
も、モータケース11の底面11aの側の第1の軸受け
12と、エンドカバー14の側の第2の軸受け13とを
有し、これらの軸受け12,13によって回転子シャフ
ト15が支持されている。
【0042】本例のモータ70においては、電機子18
に対してモータケース11の底面11aの側において、
第1のスラストブシュ19と第1の軸受け12との間に
は、回転子シャフト15に対して側圧印加用軸受け25
(側圧伝達部)が取り付けられており、この側圧印加用
軸受け25を介して回転子シャフト15に対しては、板
バネ77(付勢手段)によって矢印Aの方向に側圧が印
加されている。
【0043】ここで、板バネ77は、図9(b)に示す
ように、略円形の板材から2つの支持部77aが折り曲
げ線77dを介して切り起こされている一方、その本体
部分77cの中央部には、側圧印加用軸受け25を固定
する軸受け固定部77bが形成されている。この板バネ
77は、図9(a)に示すように、モータ70の製造工
程において、モータケース11の底面11aの側におい
て、その軸受け固定部77bに保持された側圧印加用軸
受け25と第1の軸受け12との位置が対応するように
配置された状態から、図8に示すように、側圧印加用軸
受け25および第1の軸受け12を貫通するように回転
子シャフト15が取り付けられる。従って、回転子シャ
フト15は、側圧印加用軸受け25の内面が回転子シャ
フト15との摺動面25aを構成した状態で回転するよ
うになっている。
【0044】ここで、図9(a)に示すように、モータ
70の製造工程において、板バネ77をモータケース1
1の底面11aに配置すると、回転子シャフト15を取
り付けていないため、側圧印加用軸受け25の軸線L1
と、第1の軸受け12の軸線L2とは所定の角度で交差
するようにずれた状態にある。このため、図9(a)に
示す状態で、矢印Bの方向から回転子シャフト15を差
し込んで、図8に示すように、回転子シャフト15が側
圧印加用軸受け25および第1の軸受け12を貫通する
状態にすると、板バネ77は、その支持部77aが折り
曲げ線77dで変形するとともに、その屈曲した形状に
対応して、矢印F1および矢印F2で表される方向成分
をもつ形状復帰力によって、回転子シャフト15に対し
て、矢印Aの方向に側圧を印加する状態になる。
【0045】このような構成のモータ70において、板
バネ77は、側圧印加用軸受け25を介して側圧を回転
子シャフト15に対して印加した状態にあるため、回転
子シャフト15は、がたつくことなく回転するので、モ
ータ70からは異音や振動が発生しない。また、板バネ
77は、側圧を回転子シャフト15に直接に印加するで
はなく、側圧印加用軸受け25を介して間接的に側圧を
印加しているので、回転子シャフト15が擦り減ること
もない。また、側圧印加用軸受け25には強度面などの
制約がないので、潤滑性に優れた材質のものを最小して
そこでの摩擦に起因する出力トルクの低下を防止するこ
とも可能である。
【0046】〔参考例6〕 図10(a)は、本考案の参考例6に係るモータの要部
の構造を示す縦断面図、図10(b)はそれに用いた板
バネの構成を示す平面図である。
【0047】本例のモータは、その基本的な構造が参考
例5に係るモータと同様であって、その側圧印加機構を
構成する板バネの構造,回転子シャフトと板バネとの間
に介在する側圧伝達部の構成のみが異なるので、対応す
る部分には同符号を付してそれらの説明を省略する。な
お、以下の説明において、参考例1に係るモータと共通
する部分については、図1を参照して説明する。
【0048】本例のモータ80においても、第1の軸受
け12と第2の軸受け13とによって支持されている回
転子シャフト15に対して、第1のスラストブシュ19
の延設部19aとしての側圧伝達部が構成されており、
この第1のスラストブシュ19の延設部19aのうちの
凹部19bに対して、板バネ87が当接している。ここ
で、側圧伝達部としては、第1のスラストブシュ19の
延設部19aに代えて、回転子シャフト15に形成した
潤滑材層などを利用することもできる。
【0049】一方、板バネ87は、図10(b)に示す
ように、実施例7のモータに使用した板バネと同様に、
略円形の板材から2つの支持部87aが折り曲げ線87
dを介して切り起こされている一方、その本体部分87
cの中央部には、回転子シャフト15を第1のスラスト
ブシュ19の延設部19aを介して支持するシャフト受
け部87bが形成されている。この板バネ87は、図1
0(a)に示すように、モータ80の製造工程におい
て、モータケース11の底面11aの側に配置された状
態から、そのシャフト受け部87bに回転子シャフト1
5が取り付けられた後に、回転子シャフト15の中心軸
線L3と第1の軸受け12の軸線Lと一致させると、板
バネ87は、その支持部87aが折り曲げ線87dで変
形するとともに、その形状復帰力によって、回転子シャ
フト15に対して、矢印Aの方向に側圧を印加する状態
になる。
【0050】また、板バネ87は、図10(a)に示す
ように、第1のスラストブシュ19の延設部19aに接
する部分は湾曲部87e,87fになっている。このた
め、板バネ87の湾曲部87e,87fが回転子シャフ
ト15の第1のスラストブシュ19の延設部19aに対
する摺動部になった状態で、回転子シャフト15は、回
転するようになっている。
【0051】このような構成のモータ80においても、
板バネ87は、第1のスラストブシュ19の延設部19
aを介して間接的に側圧を回転子シャフト15に対して
印加するため、モータ80からは異音や振動が発生しな
いなどの効果を奏する。
【0052】しかも、板バネ87は、湾曲部87e,8
7fを介して第1のスラストブシュ19の延設部19a
に接しているので、第1のスラストブシュ19の延設部
19aが擦り減ってしまうこともない。また、そこでの
摩擦も小さいので、出力トルクの低下を最小限に止める
こともできる。
【0053】〔参考例7〕 図11(a)は、本考案の参考例7に係るモータの要部
の構造を示す縦断面図、図11(b)はその回転子シャ
フト周囲の横断面図である。なお、図11(a)におい
て、モータは左右対称であるため、その右側のみ図示し
てある。
【0054】これらの図において、本例のモータ90
は、ブラシレスモータであって、モータケース91の底
面91aの側およびエンドカバー94の側において、エ
ンドカバー94に一体に固定された支持片94aに支持
された第1の軸受け92と第2の軸受け93とを有し、
これらの軸受け92,93によって回転子シャフト95
が支持されている。ここで、回転子シャフト95と、第
1の軸受け92の内部および第2の軸受け93の内部と
の間には寸法的な余裕がある。また、支持片94aの側
には電磁子巻線が巻回されたコア96が固定されている
一方、回転子シャフト95に連結部材95aを介して取
り付けられたロータ97にはマグネット98が固定され
ている。
【0055】さらに、本例のモータ90においては、回
転子シャフト95の周囲に側圧印加用マグネット99が
支持片94aに固定された状態で配置され、この側圧印
加用マグネット99は、筒状であって、図11(b)に
示すように、肉厚側99aおよび肉薄側99bを有する
偏心マグネットである。ここで、側圧印加用マグネット
99は、回転子シャフト95に対して、その肉厚側99
aが狭い隙間をもつ一方、その肉薄側99bが広い隙間
をもつように配置されている。
【0056】このような構成のモータ90において、側
圧印加用マグネット99は、回転子シャフト95に対し
て非接触状態であるが、肉厚側99aが有する回転子シ
ャフト95に対する吸引力が、肉薄側99bが有する回
転子シャフト95に対する吸引力に比して大きいため、
回転子シャフト15には、矢印A方向の側圧が印加され
た状態にある。従って、回転子シャフト95は、側圧を
受けながら回転し、この回転中においても、第1の軸受
け92の内部および第2の軸受け93の内部に対する回
転子シャフト95の接触する位置が固定された状態にあ
る。それ故、回転子シャフト95は、がたつくことなく
回転するので、モータ90からは異音や振動が発生しな
い。また、回転子シャフト95と側圧印加用マグネット
99とは非接触状態にあるため、回転子シャフト95が
擦り減ってしまうこともない。
【0057】なお、モータ90においては、回転子シャ
フト95に側圧印加用マグネット99が非接触状態で側
圧を印加するようにして、モータ90からの出力トルク
が犠牲になることを防止しているが、その配置について
は、側圧印加用マグネット99の吸引力の大きさなどに
よっては、緩く接触する状態に配置してもよい。この場
合でも、回転子シャフト95と側圧印加用マグネット9
9とは、緩く接触しているため、回転子シャフト95や
側圧印加用マグネット99が短期間で磨耗することはな
い。
【0058】
【実施例】次に、本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0059】〔実施例1〕 図3は本考案の実施例1に係るモータの要部の構造を示
す縦断面図である。
【0060】ここで、本例のモータは、参考例1に係る
モータに比して、側圧が印加される回転子シャフトの周
囲の構造のみが相違し、その他の構造は、参考例1に係
るモータと同様な構造になっているので、対応する部分
については同符号を付してそれらの詳細な説明を省略す
る。なお、以下の説明において、参考例1に係るモータ
と共通する部分については、図1を参照して説明する。
【0061】図1および図3において、本例のモータ2
0も、参考例1のモータと同様に、モータケース11の
底面11aの側の第1の軸受け12と、エンドカバー1
4の側の第2の軸受け13によって回転子シャフト15
が支持されている。ここで、回転子シャフト15には、
モータケース11の底面11aの側の第1のスラストブ
シュ19と、エンドカバー14側の第2のスラストブシ
ュ20とによって電機子18が固定されている。
【0062】本例のモータ20においても、モータケー
ス11のタップ・バーリング部11bを利用してコイル
バネ27(付勢手段)が固定され、その先端側は、第1
のスラストブシュ19のうち、回転子シャフト15に沿
ってモータケース11の底面11aの側に向かって延設
された第1のスラストブシュ19の延設部19a(側圧
伝達部)に当接している。ここで、第1のスラストブシ
ュ19の延設部19aのうち、コイルバネ27の当接部
分は、細径部としての凹部19bになっており、その当
接部分が規制された状態で、コイルバネ27は、第1の
スラストブシュ19を介して回転子シャフト15に対し
て矢印A方向の小さな側圧を印加している。このため、
回転子シャフト15は、第1のスラストブシュ19の延
設部19aがコイルバネ27との摺動部を構成した状態
で回転する。
【0063】このような構成のモータ20においても、
回転子シャフト15に対しては、第1のスラストブシュ
19の延設部19aを介してコイルバネ27が側方に向
けて付勢力(側圧)を印加しているため、第1の軸受け
12の内部および第2の軸受け13の内部に対する回転
子シャフト15の接触する位置が固定された状態で回転
子シャフト15が回転するので、モータ20からは異音
や振動が発生しない。
【0064】また、本例のモータ20においても、コイ
ルバネ27は第1のスラストブシュ19の延設部19a
を介して間接的に側圧を印加しているため、回転子シャ
フト25が擦り減ってしまうこともない。また、第1の
スラストブシュ19の延設部19aには潤滑性に優れた
材質のものを採用してそこでの摩擦に起因する出力トル
クの低下を防止することも可能である。
【0065】しかも、第1のスラストブシュ19の延設
部19aを側圧伝達部として利用しているため、新たな
部材の追加が最小限であるので、その生産性やコスト面
が大きく犠牲にならない。
【0066】側圧伝達部がモータケース11に内蔵され
ているため、側圧印加機構が邪魔にならず、且つ側圧伝
達部が第1のスラストブシュ19であり、部品点数の増
加を招かずに済むため、モータ20の小型化及び低コス
ト化を図ることができる。また、側圧印加機構の摺動部
分がモータケース11外に露出していないため、巻き込
み危険性がない。更に、塵埃等が摺動部分に付着し難く
なり、側圧変動を抑制できる。
【0067】そして、側圧伝達部たるスラストブシュ1
9の延設部19aにはコイルバネ27の当接部で位置規
制される凹部19bが形成されているため、回転子シャ
フトの上下変位も抑制することができる。かかる点から
も異音や振動を低減できる。
【0068】〔実施例2〕 図4には本考案の実施例2に係るモータの要部の構成を
示してある。
【0069】本例のモータは、実施例1に係るモータの
変形例に相当するため、対応する部分には同符号を付し
てそれらの説明を省略する。なお、以下の説明におい
て、参考例1に係るモータと共通する部分については、
図1を参照して説明する。
【0070】本例のモータ20においても、モータケー
ス11のタップ・バーリング部11bなどを利用してコ
イルバネ27(付勢手段)が固定されており、その先端
側は、第1のスラストブシュ19の延設部19aのうち
の凹部19bに位置規定された状態で当接し、第1のス
ラストブシュ19を介して回転子シャフト15に対して
矢印A方向の小さな側圧を加えている。従って、回転子
シャフト15は、第1のスラストブシュ19の延設部1
9aがコイルバネ27との摺動部を構成した状態で回転
する。ここで、第1のスラストブシュ19は、電機子1
8の絶縁層21としてのコアブシュと一体になってお
り、モータ20を構成する部品の削減が図られている。
【0071】このような構成のモータ20によれば、回
転子シャフト15の磨耗を防止しながら、モータ20か
らの異音や振動の発生を防止できる。さらに、第1のス
ラストブシュ19とコアブシュ(絶縁層21)とが一体
になっているため、モータ20を構成する部品の削減も
図られている。
【0072】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るモー
タは、側圧印加機構の側圧伝達部として回転子シャフト
にコアを固定しているスラストブシュを用い、このスラ
ストブシュにはばね部材が当接する位置にその当接位置
を規定する凹部が形成されて成ることを特徴とするた
め、次のような効果を奏する。
【0073】 側圧印加機構がモータケースに内蔵さ
れているため、側圧印加機構が邪魔にならずに済むこと
は勿論、スラストブシュをそのまま側圧伝達部として用
いているため、部品点数の増加を招かずに済む。従っ
て、モータの小型化及び低コスト化を図ることができ
る。
【0074】 スラストブシュには、ばね部材が当接
する位置にその当接位置を規定する凹部が形成されてい
るため、回転子シャフトの上下変位も抑制することがで
きる。
【0075】かかる点からも異音や振動を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の参考例1に係るモータの要部の構造を
示す縦断面図である。
【図2】図1に示すモータの概略横断面図である。
【図3】本考案の実施例1に係るモータの要部の構造を
示す縦断面図である。
【図4】本考案の実施例2に係るモータの要部の構造を
示す縦断面図である。
【図5】本考案の参考例2に係るモータの要部の構造を
示す縦断面図である。
【図6】本考案の参考例3に係るモータの要部の構造を
示す縦断面図である。
【図7】本考案の参考例4に係るモータに用いたコイル
バネの説明図である。
【図8】本考案の参考例5に係るモータの要部の構造を
示す縦断面図である。
【図9】(a)は図8に示すモータにおいて回転子シャ
フトを取り付ける前の状態を示す縦断面図、(b)はそ
れに用いた板バネの平面図である。
【図10】(a)は、本考案の参考例6に係るモータの
要部の構造を示す縦断面図、(b)はそれに用いた板バ
ネの平面図である。
【図11】(a)は、本考案の参考例7に係るモータの
要部の構造を示す縦断面図、(b)はその回転子シャフ
ト周囲の横断面図である。
【符号の説明】 10,20,60,70,80,90…モータ 11,91…モータケース 11b…タップ・バーリング部 12,92…第1の軸受け 13,93…第2の軸受け 15,95…回転子シャフト 16,96…コア 17…電機子巻線 18…電機子 19…第1のスラストブシュ 19a…延設部(側圧伝達部) 19b,26a…凹部 20…第2のスラストブシュ 21…絶縁層 24,98…マグネット 25…側圧印加用軸受け(側圧伝達部) 26…バネ受け台(側圧伝達部) 27,67…コイルバネ(付勢手段) 36…ピン挿入孔(差し込み部) 37…組立て補助用ピン(固定補助部材) 41,61…潤滑材層(側圧伝達部) 77,87…板バネ 77a,87a…支持部 77d,87d…折り曲げ線 77c,87c…本体部分 77b…軸受け固定部 87b…シャフト受け部 87e,87f…湾曲部 96…コア 99…側圧印加用マグネット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケースの両端面側に取り付けられ
    た第1の軸受けおよび第2の軸受けによって支持された
    回転子シャフトと、前記モータケース内に前記回転子シ
    ャフトに側圧を印加可能な内蔵バネ部材を有し、この内
    蔵バネ部材側と前記回転子シャフト側との間には、前記
    内蔵バネ部材側および前記回転子シャフト側のうちの一
    方側に接続されて前記付勢手段からの側圧を前記回転子
    シャフトに伝達し、かつ、他方側との摺動部を構成する
    側圧伝達部を有するモータにおいて、 前記側圧伝達部は、前記回転子シャフトにコアを固定し
    ているスラストブシュであり、このスラストブシュに
    は、前記ばね部材が当接する位置にその当接位置を規定
    する凹部が形成されて成ることを特徴とするモータ。
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