JP2569678Y2 - インクリボン装置 - Google Patents

インクリボン装置

Info

Publication number
JP2569678Y2
JP2569678Y2 JP4153792U JP4153792U JP2569678Y2 JP 2569678 Y2 JP2569678 Y2 JP 2569678Y2 JP 4153792 U JP4153792 U JP 4153792U JP 4153792 U JP4153792 U JP 4153792U JP 2569678 Y2 JP2569678 Y2 JP 2569678Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
roller
ink ribbon
transfer roller
ribbon cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4153792U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06768U (ja
Inventor
勉 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Tec Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Tec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp, Tec Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP4153792U priority Critical patent/JP2569678Y2/ja
Publication of JPH06768U publication Critical patent/JPH06768U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2569678Y2 publication Critical patent/JP2569678Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリンタ等に使用され
るインクリボン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクリボン装置は、インクリボンカセ
ットとインクリボンカセットを着脱自在に装着可能な取
付部(例えばプリンタのキャリア)とを含み構成されて
いるのが一般的である。
【0003】図4〜図7に従来のインクリボン装置の従
来構成を示す。これらの図において、11はインクリボ
ンカセットのケース本体である。ケース本体11には、
インクリボン15,インク含浸体としてのインクローラ
21および転写ローラ25等が収容されている。
【0004】ここで、インクローラ21は、インクを含
浸しており、転写ローラ25に圧接・離隔可能に設けら
れている。具体的には、インクローラ21は、抓み部2
3aを有するインクローラハブ23に偏心して取り付け
られており、当該ハブ23の抓み部23aを用いて偏心
運動させられることにより転写ローラ25に圧接・離隔
される構成とされている。
【0005】なお、図5において、インクローラハブ2
3の抓み部23aが「0」に合わせられている場合に
は、インクローラ21は転写ローラ25と非接触状態に
ある。抓み部23aを「1」に合わせた場合には、イン
クローラ21は転写ローラ25と圧接する。
【0006】しかして、インクリボンカセットは、イン
クローラハブ23の抓み部23aが「0」に合わせられ
た状態(すなわち、インクローラ21と転写ローラ25
とが非接触状態)で出荷される。これは、インクローラ
21が、未使用の状態で転写ローラ25に長時間圧接さ
れていると、余分なインクが転写ローラ25に溜まり印
字ムラを引き起こすからである。そのため、インクリボ
ンカセットを使用する段階で、ユーザーがインクローラ
ハブ23の抓み部23aを「1」に合わせる作業を行う
ことになる。
【0007】また、インクリボン15は、ケース本体1
1より引き出されてプリンタの図示しない印字部(所定
個数のピンを有する印字ヘッド,プラテン)に供給さ
れ、印字ヘッドの各ピンと協働してプラテンに送られて
きた用紙に文字等を印字する構成とされている。そし
て、使用済みのインクリボン15部分は、一対のリボン
フィードギヤ16,17によりケース本体11内に引き
込まれ転写ローラ25と接触しつつ所定方向に走行され
てインクローラ21からのインクが転写(補給)され
る。なお、図4において、19は、リボンフィードギヤ
17をリボンフィードギヤ16に圧接するためのバネで
ある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記したイ
ンクリボン装置では、インクリボンカセットを使用する
段階で、ユーザーがインクローラハブ23の抓み部23
aを回動操作してインクローラ21を転写ローラ25に
圧接させなければならないが、当該操作が忘れられるこ
とがある。
【0009】かかる事態が生じると、インクリボン15
がインク補給されない状態で使用されることになる。こ
こで、インクは一種の潤滑剤の役目を果たすので、イン
ク無補給ではインクリボン15が早期に劣化してしまい
インクリボンカセットの寿命が短くなる。
【0010】本考案の目的は、上記事情に鑑み、簡易な
構成でインクリボンカセットを長期に亙って安定使用す
ることができるインクリボン装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案に係るインクリボ
ン装置は、所定方向に走行されるインクリボンと、この
リンクリボンと接触するように設けられた転写ローラ
と、インクを含浸し転写ローラに圧接・離隔可能に設け
られたインク含浸体とをケース本体に収容し、インク含
浸体が転写ローラに圧接された際にインク含浸体からイ
ンクが転写ローラを介してインクリボンに転写するよう
に形成されたインクリボンカセットと、このインクリボ
ンカセットを着脱自在に装着可能な取付部とを備え、イ
ンク含浸体および取付部のいずれか一方に他方に向けて
突出する凸部を設けるとともに、他方にインク含浸体が
転写ローラと圧接する位置に位置決めされた場合に凸部
を被嵌可能な凹部を設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成による本考案では、インクリボンカセ
ットを取付部に装着する際に、ユーザーの過誤等により
インク含浸体が転写ローラと圧接する位置に位置決めさ
れなかった場合には、凸部が凹部に嵌挿されずインクリ
ボンカセットは取付部に装着できない。インク含浸体
が、転写ローラと圧接する位置に位置決めされた場合に
のみ凸部が凹部に嵌挿され、インクリボンカセットは取
付部に装着される。そのためインクリボンカセットが取
付部に装着された状態では、必ずインク含浸体が転写ロ
ーラに圧接されインクリボンにインクが転写(補給)さ
れることになるので、インク無補給状態でインクリボン
が使用されることはない。
【0013】したがって、簡易な構成でインクリボンカ
セットを長期に亙って安定使用することができる。
【0014】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
本実施例に係るインクリボン装置は、プリンタに適用さ
れており、図1〜図3に示す如く、インクリボンカセッ
ト10および取付部(キャリア2)を含み構成されてい
る。なお、図4〜図7との共通部分については同一の符
号を付し、その詳細説明を省略する。
【0015】ここで、インクリボンカセット10は、図
2(A)に示す如く、一対のリボンフィードギヤ16,
17により所定方向に走行されるインクリボン15と、
インクを含浸し転写ローラ25に圧接・離隔可能に設け
られたインク含浸体(インクローラ21)とをケース本
体11に収容し、インクローラ21が転写ローラ25に
圧接された際にインクローラ21からインクが転写ロー
ラ25を介してインクリボン15に転写(補給)するよ
うに形成されている。
【0016】本実施例では、ケース本体11の両側部に
は、図1に示す如く、キャリア2のフック部3,3と脱
離可能に係合する係止部13,13が設けられている。
係止部13,13は、ケース本体11と一体に成形され
ており弾力性を有している。また、ケース本体11のキ
ャリア2と接触される底部12には、図2(A),
(B)に示す如く、凸部用穴部12aが円弧状に貫通穿
設されている。
【0017】また、インクローラ21は、インクローラ
ハブ23に所定量だけ偏心して取り付けられている。し
かして、インクローラハブ23の抓み部23aを所定量
だけ回動させることにより、インクローラ21は偏心運
動し、その外周面22が転写ローラ25に圧接(又は離
隔)される。
【0018】また、インクローラハブ23のケース本体
底部12と接触する面には、図2(B)に示す如く、凸
部31が穴部12aより外方に突出するように設けられ
ている。しかして、インクローラハブ23(したがっ
て、インクローラ21)を所定量だけ回動させると、凸
部31は穴部12a内を当該ハブ23と同期的に移動さ
れる。
【0019】一方、キャリア2は、プリンタ本体(図示
省略)に往復移動可能に設けられている。キャリア2の
両側部には、上記した如くフック部3,3が設けられて
いる。また、キャリア2のインクリボンカセット装着面
には、凹部35が設けられている。
【0020】凹部35は、インクリボンカセット10の
インクローラ21が転写ローラ25と圧接される位置に
位置決めされた場合に凸部31を被嵌可能に設けられて
いる。なお、図1において、5は印字ヘッドである。
【0021】次に、作用について説明する。インクリボ
ンカセット10をキャリア2に装着する際に、ユーザー
の過誤等によりインクローラ21が転写ローラ25と圧
接する位置に位置決めされなかった場合には、凸部31
が凹部35に嵌挿されない。そのため、凸部31に邪魔
されて、インクリボンカセット10の係止部13,13
を、キャリア2のフック部3,3と係合可能な位置に位
置決めすることができず、当該カセット10をキャリア
2に装着できない。
【0022】これにより、ユーザーが、インクローラ2
1が転写ローラ25と圧接されていないことに気がつい
て、インクローラハブ23の抓み部23aを回動操作し
てインクローラ21を転写ローラ25と圧接する位置に
位置決めすると、凸部31が凹部35に嵌挿される。そ
の結果、凸部31に邪魔されることなく、インクリボン
カセット10の係止部13,13とキャリア2のフック
部3,3とを係合させて当該カセット10をキャリア2
に装着することができる。
【0023】しかして、この実施例によれば、インクロ
ーラ21にキャリア2に向けて突出する凸部31を設け
るとともに、キャリア2にインクローラ21が転写ロー
ラ25と圧接する位置に位置決めされた場合に凸部31
を被嵌可能な凹部35を設けた構成としたので、インク
ローラ21が転写ローラ25と圧接する位置に位置決め
された場合にのみ凸部31に邪魔されることなくインク
リボンカセット10をキャリア2に装着することができ
る。したがって、インク無補給状態でインクリボン15
が使用されることがなくなる。その結果、簡易な構成で
インクリボンカセット10を長期に亙って安定使用する
ことができる。
【0024】また、インクローラ21側のインクローラ
ハブ23に凸部31を設け、キャリア2側に凹部35等
を設けるだけであるので、従来のインクリボンカセット
およびキャリアを簡単に改良して本考案を構成すること
ができる。
【0025】なお、上記実施例では、インクローラ21
(インクローラハブ23)に凸部31を設けるととも
に、キャリア2に凹部35を設けたが、逆にインクロー
ラ21(インクローラハブ23)に凹部(35)を設け
るとともに、キャリア2に凸部(31)を設けてもよ
い。
【0026】
【考案の効果】本考案によれば、インク含浸体および取
付部のいずれか一方に他方に向けて突出する凸部を設け
るとともに、他方にインク含浸体が転写ローラと圧接す
る位置に位置決めされた場合に凸部を被嵌可能な凹部を
設けた構成としたので、インクローラが転写ローラと圧
接する位置に位置決めされた場合にのみ、凸部に邪魔さ
れることなくインクリボンカセットを取付部に装着する
ことができる。したがって、インク無補給状態でインク
リボンが使用されることがなくなり、簡易な構成でイン
クリボンカセットを長期に亙って安定使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】一実施例の凸部と凹部との位置関係を説明する
ための図である。
【図3】凸部が凹部に嵌挿された状態を示す図である。
【図4】従来のインクリボンカセットの内部構成を説明
するための図である。
【図5】従来のインクリボンカセットの外観図である。
【図6】従来のインクリボンカセットのインクローラと
転写ローラとの出荷時の位置を示す図である。
【図7】従来のインクリボンカセットのインクローラと
転写ローラとの使用時の位置を示す図である。
【符号の説明】
2 キャリア(取付部) 10 インクリボンカセット 11 ケース本体 15 インクリボン 21 インクローラ 25 転写ローラ 31 凸部 35 凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に走行されるインクリボンと、
    このリンクリボンと接触するように設けられた転写ロー
    ラと、インクを含浸し転写ローラに圧接・離隔可能に設
    けられたインク含浸体とをケース本体に収容し、インク
    含浸体が転写ローラに圧接された際にインク含浸体から
    インクが転写ローラを介してインクリボンに転写するよ
    うに形成されたインクリボンカセットと、 このインクリボンカセットを着脱自在に装着可能な取付
    部とを備え、 インク含浸体および取付部のいずれか一方に他方に向け
    て突出する凸部を設けるとともに、他方にインク含浸体
    が転写ローラと圧接する位置に位置決めされた場合に凸
    部を被嵌可能な凹部を設けたことを特徴とするインクリ
    ボン装置。
JP4153792U 1992-06-17 1992-06-17 インクリボン装置 Expired - Lifetime JP2569678Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4153792U JP2569678Y2 (ja) 1992-06-17 1992-06-17 インクリボン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4153792U JP2569678Y2 (ja) 1992-06-17 1992-06-17 インクリボン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06768U JPH06768U (ja) 1994-01-11
JP2569678Y2 true JP2569678Y2 (ja) 1998-04-28

Family

ID=12611170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4153792U Expired - Lifetime JP2569678Y2 (ja) 1992-06-17 1992-06-17 インクリボン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2569678Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06768U (ja) 1994-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62166047U (ja)
US4653947A (en) Reinking device for ribbon cartridge
JP2569678Y2 (ja) インクリボン装置
JP2542907Y2 (ja) 軸受装置
JP2569676Y2 (ja) インクリボン装置
JP2569677Y2 (ja) インクリボンカセット
JP2010143097A (ja) 回転式印字装置
JPH0223412Y2 (ja)
JPS5923002Y2 (ja) エンドレスインクリボン用カ−トリッジ
JPS6263162U (ja)
JP3783175B2 (ja) 連続捺印型のゴム印
JP2578761Y2 (ja) インクリボンカートリッジに於けるインク補給装置
JPH0213172Y2 (ja)
JP2606181Y2 (ja) インクリボン再生装置
JPH0213167Y2 (ja)
JPH0712001Y2 (ja) インクリボンカセット
JP2537202Y2 (ja) インクリボンカセット
JPS63192053U (ja)
JPS61102549U (ja)
JPS6190521U (ja)
JPS6230663U (ja)
JPS60157264U (ja) 印字装置のリボンカセツト
JPS6195550U (ja)
JPH02101763U (ja)
JPS5915552U (ja) サ−マルプリンタ用印字機構