JP2569587Y2 - ブレーキレバーのバンド締付ネジ用カバー - Google Patents

ブレーキレバーのバンド締付ネジ用カバー

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JP2569587Y2
JP2569587Y2 JP6021792U JP6021792U JP2569587Y2 JP 2569587 Y2 JP2569587 Y2 JP 2569587Y2 JP 6021792 U JP6021792 U JP 6021792U JP 6021792 U JP6021792 U JP 6021792U JP 2569587 Y2 JP2569587 Y2 JP 2569587Y2
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band
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邦彦 吉川
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株式会社吉川製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ブレーキレバーを自
転車等のハンドルに固定する際にバンド片部とバンド受
部とを締め付けるバンド締付ネジを覆うカバーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自転車のハンドルにブレーキレバーを固
着するに際して、従来は、図7に示すように、ブレーキ
レバー1のレバー部1Bを枢着するレバー受部1Aの上
端で左右一側に基端が固着されてハンドルHの外周に沿
って一方に延び中途位置で外方に延出した第1突片3を
備えたバンド受部2と、上記レバー受部1Aの左右他側
に基端が固着されてハンドルHの外周に沿って他方に延
びハンドルHの周方向に沿って湾曲すると共に上記第1
突片3と隙間Sを介して略平行に対峙するよう第2突片
5を備えたバンド片部4とを有している。ここでバンド
片部4は、上記レバー受部1Aに固着された基部4A
と、該基部4Aの穴にフックで掛止められて先端に第2
突片5を形成したバンド本体4Bとからなっている。上
記第2突片5と第1突片3には上下に整合する位置にネ
ジ穴が穿設されており、バンド締付ネジ6を第2突片5
から第1突片3へと嵌挿し、第1突片3の外側裏面でナ
ット7を介して緊締する構造からなっている。従って、
上記緊締個所においては、上記第2突片5や第1突片3
が離間して突出すると共に、それぞれの外側には、上記
突出方向と直交する方向にバンド締付ネジ6の頭部6A
と、上記ネジの先端で螺合したナット7とが突出するこ
とになる。従って、上記各突出した部分が、運転者の着
衣や体の一部と接触することによりこれらを傷つける虞
れがあった。またネジの頭部やネジとナットの螺合部分
は露出しているため錆やすく、そのまま放置しておくと
汚れたり、ネジを外すことができなくなる欠点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記事情に
鑑みて創案されたもので、その主たる課題は、バンド受
部とバンド片部とこれらを緊締するバンド締付ネジのそ
れぞれの突出部分を覆うカバーを設けて、上記端部が運
転者等に直接接触することを防いで安全性を高めると共
に、締付ネジの螺合部分を防錆して保護するブレーキレ
バーのバンド締付ネジ用カバーを提供することにある。
この考案の更に別の課題は、上記各突出する部分を一連
に覆うことによりネジ部分を露出させることなく美観の
向上を図ったブレーキレバーのバンド締付ネジ用カバー
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記課題を解
決するため、 (a).ブレーキレバーに設けられると共にハンドルの外周
に沿って一方に延び中途位置で外方に延出した第1突片
を備えたバンド受部を形成する、 (b).ブレーキレバーに設けられると共にハンドルの外周
に沿って他側に延び上記第1突片と隙間を介して略平行
に対峙するよう外方へ延出した第2突片を備えたバンド
片部を形成する、 (c).上記第2突片と第1突片とを貫通させるバンド締付
ネジを設ける (d).該バンド締付ネジの先端に螺合するナットを設け
る、 (e).一側が開口し、上記第1突片および第2突片と、こ
れらの外側から突出する上記ネジの頭部およびナットと
の螺合部分とをそれぞれ嵌合すると共に一連に覆う中空
カバー部を設ける、 (f).該中空カバー部の内部に突設されて、上記第2突片
と第1突片の間で延びている上記バンド締付ネジに係脱
可能に係合する係合部を設ける、という技術的手段を講
じている。
【0005】
【作用】中空カバー部は、第1突片および第2突片と、
これらの外側から突出するバンド締付ネジの頭部および
ナットとの螺合部分とをそれぞれ嵌合すると共に一連に
覆うので、上記各端部を露出することがない。そして、
係合部を、上記第2突片と第1突片の間の空隙を挿通し
ている上記バンド締付ネジに係脱可能に係合することに
より、中空カバー部をバンド受部およびハンド片部に連
結することができる。また中空カバー部に角を設けず湾
曲面とすることにより、この部分が運転者等の体の一部
や着衣と接触してもこれを損傷する虞れがない。更に、
中空カバー部に適宜着色を施すことにより美観も向上さ
せうる。
【0006】
【実施例】以下に、この考案のブレーキレバーのバンド
締付ネジ用カバーの好適実施例を図面を参照しつつ説明
する。なお、このバンド締付ネジ用カバーを取り付ける
ブレーキレバー1の構造は、本実施例ではカバーを設け
ない前記図7に示した従来構造と同様の場合を一例とし
て用いるので、同一構成には同一符号を付してその説明
を省略する。
【0007】図1から図5に示すバンド締付ネジ用カバ
ーは、一側が開口する合成樹脂製の中空カバー部10か
らなっており、内部中途位置に水平に突出する係合部2
0を突設している。
【0008】即ち、中空カバー部10は、バンド片部4
の第2突片5と、第2突片5の外部に突出するバンド締
付ネジ6の頭部6Aとを覆う第1膨出部11と、バンド
受部2の第1突片3を覆う第2膨出部12と、第1突片
3の外側に突出する上記締付ネジ6の先端とこれに螺合
するナット7とを覆う第3膨出部13とを連接した図示
例構成からなっている。
【0009】ここで、第1膨出部11は、上端がバンド
本体4Bと隙間無く接し、左右一対の側片11aがバン
ド本体4Bの左右端に外嵌し、ハンドルHにバンド本体
4Bと同一位置で衝合しうる形状に設定されている。ま
た第1膨出部11の上壁は略水平に延出し外周は湾曲す
るよう曲成されて下方がやや内側に括れて第2膨出部1
2に連接されている。そして、前述のように該第1膨出
部11の内空部内には第2突片5と締付ネジの頭部6A
とが嵌合され、バンド本体4Bと共に隙間なく覆われる
ようになっている。
【0010】次に、第2膨出部12は、外周が横断面を
略半円形状とする湾曲面に形成されており、第1突片3
を嵌合しうる大きさに内空部の大きさが設定されてお
り、第3膨出部13に連接されている。
【0011】第3膨出部13は、第2膨出部12より小
径で且つ外周が略半球状に形成されると共に、低壁は水
平に延びてバンド受部2の基端まで延出している。そし
てこの内部中空は、第1突片3とナット7と螺合する締
付ネジの先端とを嵌合しうる大きさに設定されている。
【0012】次に、中空カバー部10の中空で上記第1
膨出部11と第2膨出部12の間に係合部20が突設さ
れている。この係合部20は、図6で一層明瞭なよう
に、締付ネジ6を螺合した状態で、第2突片5と第1突
片3の間の空隙間に突出するように配置されている。
【0013】そして外壁の内側に、左右一対の延びる係
止片21、21を有し、該係止片21、21間の空隙が
先端22でバンド締付ネジ6の直径より長く設定される
と共に内に向かって漸次幅狭に形成された掛止め部23
は上記締付ネジ6の直径より短く設定されている。この
掛止め部23と連接して、係止片21、21の基端に
は、上記締付ネジ6を嵌合可能な円形状の受溝24が連
設されている
【0014】上記構成からなっているので、中空カバー
部10はその第1膨出部11を上側からバンド本体4B
に嵌合して予め位置決めし、係合部20の係止片21、
21を第2突片5と第1突片3の間に延びている締付ネ
ジ6に外嵌し、掛止め部23を拡大させながら通り抜け
させ、復帰して縮小した掛止め部23で拘束されながら
締付ネジ6を受溝24に嵌め込んで係止する。
【0015】これと同時に第2および第3膨出部12、
13がそれぞれ第1突片3およびナット7の螺合部分を
外嵌して中空カバー部10の取付が完了する。またこの
中空カバー部10を外側に強く引っ張れば締付ネジ6が
掛止め部23を拡大して抜けでて、外すことができる。
【0016】上記実施例では、中空カバー部10を3段
に分けて形成したが、外周形状は上記実施例に限定され
ず適宜形状に設定することができる。この外周には角部
を形成せず、湾曲面とすれば、接触時に被接触物を損傷
させる虞れがなく好ましい。また、ブレーキレバーの構
造、バンド片部、バンド受部の形状構造は本実施例に限
定される必要はなく、この考案では、第1突片と第2突
片が隙間を隔てて対峙しており、それにバンド締付ネジ
が貫挿されて隙間を残して緊締される構造であればよ
い。その他、この考案の要旨を変更しない範囲で種々設
計変更しうること勿論である。
【0017】
【考案の効果】以上詳述したように、この考案のブレー
キレバーのバンド締付ネジ用カバーによれば、バンド受
部とバンド片部とこれらを緊締するバンド締付ネジのそ
れぞれの突出部分を覆うことができるので、上記端部が
運転者等に直接接触することを防いで安全性を高めると
共に、締付ネジの螺合部分を防錆して耐久性を向上させ
ることができる。また、上記各突出する部分は一連に覆
われるのでネジ部分を露出させることなく、また中空カ
バー部を着色する等して美観の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係わるバンド締付ネジ用
カバー側面図である。
【図2】図1に示すカバーの平面図である。
【図3】図1に示すカバーの底面図である。
【図4】図1に示すカバーの正面図である。
【図5】図1に示すカバーの拡大断面図である。
【図6】係合部を示す横断面図である。
【図7】従来のブレーキレバーのバンド部分を示す正面
図である。
【符号の説明】
1 ブレーキレバー 2 バンド受部 3 第1突片 4 バンド片部 5 第2突片 6 バンド締付ネジ 7 ナット 10 中空カバー部 11 第1膨出部 12 第2膨出部 13 第3膨出部 20 係合部 21 係止片 24 受溝 H ハンドル

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキレバーに設けられると共にハン
    ドルの外周に沿って一方に延び中途位置で外方に延出し
    た第1突片を備えたバンド受部と、 ブレーキレバーに設けられると共にハンドルの外周に沿
    って他側に延び上記第1突片と隙間を介して略平行に対
    峙するよう外方へ延出した第2突片を備えたバンド片部
    と、 上記第2突片と第1突片とを貫通させるバンド締付ネジ
    と、 該バンド締付ネジの先端に螺合するナットと、 一側が開口し、上記第1突片および第2突片と、これら
    の外側から突出する上記ネジの頭部およびナットとの螺
    合部分とをそれぞれ嵌合すると共に一連に覆う中空カバ
    ー部と、 該中空カバー部の内部に突設されて、上記第2突片と第
    1突片の間で延びている上記バンド締付ネジに係脱可能
    に係合する係合部とからなることを特徴とするブレーキ
    レバーのバンド締付ネジ用カバー。
  2. 【請求項2】 中空カバー部が合成樹脂からなってお
    り、係合部が、左右一対の延びる係止片を有し、該係止
    片間の空隙が先端でバンド締付ネジの直径より長く設定
    されると共に内に向かって漸次幅狭に形成されて上記締
    付ネジの直径より短く設定されてなり、係止片の基端に
    上記締付ネジを嵌合可能な受溝が形成されてなることを
    特徴とする請求項1に記載のブレーキレバーのバンド締
    付ネジ用カバー。
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