JPH044631Y2 - - Google Patents

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JPH044631Y2
JPH044631Y2 JP18670787U JP18670787U JPH044631Y2 JP H044631 Y2 JPH044631 Y2 JP H044631Y2 JP 18670787 U JP18670787 U JP 18670787U JP 18670787 U JP18670787 U JP 18670787U JP H044631 Y2 JPH044631 Y2 JP H044631Y2
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bathtub
bolt
handle
side wall
nut
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JP18670787U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は浴槽用取手の固定構造に関し、詳し
くは取手の取替えが可能な固定構造に関する。
(従来の技術) 従来より、ある種浴槽においてその側壁内面に
手掛部としての取手を取り付けることが行われて
いる。
而してかかる取手の固定は、第7図に示すよう
に浴槽の側壁内面に取手を当てがつて側壁の内側
からボルトを通し、そして側壁の外側に貫通した
ボルト100の先端にナツト102を締め込むこ
とによつて行つていた。
ところでこの取手は身体支持用の手掛部である
ことから使用時に大きな荷重がかかり、これによ
つて長期間の間にボルト100が緩んだり、取手
ががたつくようになることがあり、また表面に傷
が付いたりする場合もある。而してこのような場
合にボルト100を強く締め込んだり、取手を取
り替えようとしても、従来の固定構造の場合これ
が著しく困難ないし不可能であつた。従来の固定
構造によれば、ボルト100を抜き取ると浴槽外
側(裏側)のナツト102が落下してしまい、し
かも浴槽は一旦設置してしまうとその外側へ回り
込んで作業することができなくなるため、取手を
取り替えるべくボルト100を一旦抜き取つてし
まうと再びこれを締め付けることができなくなる
からである。また単に緩んだボルト100を強く
締め付ける場合にも、裏側のナツト102が空回
りしてしまうため、ボルト100の締付け自体も
難しくなる。
(問題点を解決するための手段) 本考案の、固定構造はこのような問題点を解決
するために案出されたものであり、その要旨は、
浴槽の側壁内面に取手を当てがつて、該浴槽側壁
の内側又は外側からボルトを通し、その先端にナ
ツトを締め込んで該取手を浴槽に固定する構造に
して、該浴槽側壁の外側に配置されるナツト若し
くはボルト頭部の裏面側に凹所を形成してその周
壁部の少なくとも先端部を鋸歯状に形成する一
方、該凹所にパツキンを嵌合・固定してその開放
側の端面を接着処理し、前記ボルト、ナツトの締
込時に該パツキンの接着処理面を前記浴槽側壁の
外面に固着すると同時に前記周壁部の鋸歯状の先
端部を浴槽側壁に食い込ませるようにしたことに
ある。
(作用) 本考案によれば、取手を浴槽に取り付けるべく
ボルトとナツトとを締め込むと同時に、浴槽の外
側に配置されたナツト又はボルト頭部が浴槽外面
に固定される。従つてねじが緩んだ場合にも浴槽
の内側からナツト又はボルトを容易に締め込むこ
とができ、また取手が傷付いたりがたついたりし
た場合においてもこれを容易に取り替えられるよ
うになる。浴槽の内側においてボルト又はナツト
を取り外しても、浴槽外側のナツト又はボルトが
落下せずそのまま浴槽外面に固定された状態に保
されるからである。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
第2図において10は浴槽で、その側壁12の
内面に取手14が固定されている。取手14は、
第1図、第3図及び第6図に示すように比較的扁
平で丸味を帯びた本体部16と、本体部16の下
側に設けられた固定部18とから成つており、そ
の固定部18には所定間隔を隔てて2つの取付穴
20が形成されている。これら取付穴20にはボ
ルト22が浴槽側壁12の内側から通され、そし
て浴槽側壁12の外側に突き出たボルト先端部に
ナツト24が螺合されて、それらの締付力により
取手14が側壁12に固定されている。ナツト2
4は、第4図及び第5図にも示すように雌ねじ部
材28とパツキン34とから成つている。雌ねじ
部材28は中心部に雌ねじ穴26を有し、また軸
心方向の一端側には凹所30が形成されていて、
そこに円環状のゴム製パツキン34が嵌合され且
つ接着剤にて固着されている。パツキン34は凹
所30の深さよりも若干厚肉とされていて開放側
の端面36が接着処理されている。一方凹所30
を取り囲む周壁部の先端部32は鋸歯状に形成さ
れており、同部が浴槽側壁12に食い込むように
なつている。
次に本例の固定構造によつて取手14を固定す
る手順とその際の作用を説明する。
第1図に示すように取手14における固定部1
8の取付穴20にボルト22を通して浴槽側壁1
2の裏側まで貫通させ、その先端にナツト24を
螺合する。而して浴槽10の内側からボルト22
を締め込むと、先ずパツキン34の接着処理面3
6が浴槽側壁12の外面に密着し、更にボルト2
2を締め込んで行くと、パツキン34が圧縮され
て第6図に示すように凹所30の周壁部の鋸歯状
先端部32が側壁12の外面に当たり、続いてそ
の内部に食い込んで行く。即ちボルト22を完全
に締め込んだ状態で、ナツト24は、パツキン3
4の側壁12への接着作用と、凹所周壁部の側壁
12への食込み作用によつて、浴槽側壁12にし
つかりと固定された状態となる。従つてボルト2
2を抜き取つたとしても、側壁12の外側のナツ
ト24は落下せず、それ故取手14ががたつくよ
うになつたり傷ついたりした場合において、かか
る取手14を容易に交換できるようになる。また
ボルト22が単に緩んだだけの場合には、ナツト
24を空回りさせることなくボルト22を再び強
く締め込むことができる。
本例の固定構造はこのような特長の他、パツキ
ン34が予めナツト24に一体に固着されている
ため、取手14の取付作業が簡便である利点を有
する。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態で構成することも可能である。
例えば上例では雌ねじ部材28とパツキン34
とが予め接着固定されているが、これらを分解し
た状態とし、ボルト22と雌ねじ部材28とを締
め込む際にパツキン34が雌ねじ部材28の凹所
30内に嵌まり込んで固定されるようにしても良
い。その際において凹所30の底面或いはパツキ
ン34の対応する面に両面粘着テープを貼り付け
ておけば、凹所30に嵌まり込んだパツキン34
が凹所30内に固着されて好都合である。
また上例ではボルトが浴槽側壁12の内側から
外側に貫通させられているが、かかるボルトを側
壁12の外側から内側方向に貫通させてその先端
にナツトを螺合するようにしても良い。この場合
においてボルト頭部を上記ナツト24と同様に構
成しておき、ナツトの締込みによりボルト頭部を
浴槽側壁12の外面に固定するようになすことも
可能である。具体的にはボルト頭部の裏面側に凹
所30を形成してこの凹所30にパツキン34を
嵌合固定する一方、凹所の周壁部の先端部を鋸歯
状に形成しておいて、ナツトの締込時にその鋸歯
状の部分を浴槽側壁に食い込ませるようにするこ
とも可能である。尚これら凹所、鋸歯状の部分は
ボルト頭部に直接形成しても良いし、凹所、鋸歯
状部を備えた別部材をボルト頭部裏面に固着する
ことによつて形成しても良い。
この外、本考案は他の異つた形態の取手の固定
に際しても適用可能であるなど、その趣旨を逸脱
しない範囲において、様々な変形を加えた形態で
構成可能である。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば取手固定
用のボルト、ナツトが緩んだ場合にも浴槽の内側
から締め直すことが可能となり、また更に従来は
取替えが困難ないし不可能であつた取手を容易に
取り替えられるようになる等の優れた効果が生じ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である取手の固定構
造を示す断面図(一部側面図)であり、第2図は
第1図の取手を取り付けた状態の浴槽の斜視図で
ある。第3図は第1図及び第2図の取手の正面図
であり、第4図及び第5図は夫々第1図のナツト
とボルトを示す斜視図及び断面図である。第6図
は第1図、第2図及び第3図の取手を浴槽10に
取り付けた状態の断面図(一部側面図)であり、
第7図は従来の取手の固定構造の一例を示す断面
図(一部側面図)である。 10……浴槽、12……側壁、14……取手、
22……ボルト、24……ナツト、30……凹
所、32……先端部、34……パツキン、36…
…端面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 浴槽の側壁内面に取手を当てがつて、該浴槽側
    壁の内側又は外側からボルトを通し、その先端に
    ナツトを締め込んで該取手を浴槽に固定する構造
    にして、 該浴槽側壁の外側に配置されるナツト若しくは
    ボルト頭部の裏面側に凹所を形成してその周壁部
    の少なくとも先端部を鋸歯状に形成する一方、該
    凹所にパツキンを嵌合・固定してその開放側の端
    面を接着処理し、前記ボルト、ナツトの締込時に
    該パツキンの接着処理面を前記浴槽側壁の外面に
    固着すると同時に前記周壁部の鋸歯状の先端部を
    浴槽側壁に食い込ませるようにしたことを特徴と
    する浴槽用取手の固定構造。
JP18670787U 1987-12-08 1987-12-08 Expired JPH044631Y2 (ja)

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JPH0190485U JPH0190485U (ja) 1989-06-14
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JPH0646389Y2 (ja) * 1989-05-12 1994-11-30 ナショナル住宅産業株式会社 ハンドグリップ取付構造

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