JP2569534Y2 - ピンチハンガー - Google Patents

ピンチハンガー

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JP2569534Y2
JP2569534Y2 JP1992047194U JP4719492U JP2569534Y2 JP 2569534 Y2 JP2569534 Y2 JP 2569534Y2 JP 1992047194 U JP1992047194 U JP 1992047194U JP 4719492 U JP4719492 U JP 4719492U JP 2569534 Y2 JP2569534 Y2 JP 2569534Y2
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JP
Japan
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basic frame
pinch
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hanger
pipe
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JPH06390U (ja
Inventor
真司 川口
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モリ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、下着,靴下,ハンカチ
等の洗濯物を吊り下げるピンチハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ピンチハンガーは、吊下具と、
吊下具に鎖状体を介して吊持される基本枠と、基本枠に
吊持される複数個のピンチと、を備えている。
【0003】しかして、従来のピンチハンガーの基本枠
は、金属線材やプラスチック等にて形成されていた。ま
た、その基本枠には、鎖状体及びピンチを取付けるため
の複数の突部が突設されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来のピンチハンガーでは、基本枠が線材から成るもの
では、剛性が劣り、かつ、重量が大となる欠点があっ
た。
【0005】また、プラスチックから成るものでは、強
度及び耐久性が劣る欠点があった。
【0006】さらに、基本枠に突設された突部には、ピ
ンチにて吊り下げた下着等の洗濯物が風等により舞い上
がって引っ掛かり洗濯物をいためる欠点があった。
【0007】そこで、本考案は、上述の欠点を解消し
て、軽量であると共に剛性, 強度及び耐久性が優れ、さ
らに、洗濯物が引っ掛かる突部等がなく洗濯物をいため
る虞れのないピンチハンガーを提供することを特徴とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を解決するた
めの本考案に係るピンチハンガーは、吊下具と、該吊下
具に鎖状体を介して吊持される横断面円形のパイプ部材
にて形成される基本枠と、該基本枠に吊持されるピンチ
と、を備え、上記基本枠に、内外両側方に凹部が形成さ
れるように、塑性加工にて2重合せ平坦壁部を形成し、
かつ、該平坦壁部の大半を上記基本枠を成す上記パイプ
部材の円形の外周面よりも内側に配置し、さらに、該平
坦壁部の上記パイプ部材の円形の外周面よりも内側に貫
孔を貫設して、該貫孔に上記鎖状体の下端及び上記ピン
チを連繋したものである。
【0009】
【作用】パイプ製の基本枠には塑性加工により2重合せ
平坦壁部を容易に形成できる。2重合せ平坦壁部は孔開
け加工し易い。また、平坦壁部の大半を基本枠を成すパ
イプ部材の円形の外周面よりも内側に配置し、かつ、平
坦壁部のパイプ部材の円形の外周面よりも内側にピンチ
用の貫孔を貫設するので、平坦壁部は、パイプ部材の円
形の外周面よりも外方へはほとんど突出しない。
【0010】基本枠には突部がなく、下着等の洗濯物が
引っ掛かることはない。
【0011】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づき本考案を詳
説する。
【0012】図1は本考案に係るピンチハンガーの一実
施例を示し、このピンチハンガー1は、下着,靴下,ハ
ンカチ等の洗濯物を吊り下げて乾燥させるのに用いるも
ので、上端の吊下具2と、該吊下具2に鎖状体3…を介
して吊持されるパイプ製の基本枠4と、該基本枠4に吊
持されるピンチ5…と、を備えている。
【0013】ピンチ5…は、1本の弾性線条体にて形成
されたピンチ本体13…と、ピンチ本体13…の上端と基本
枠4との間に介装される鎖部14…と、から成る。
【0014】また、ピンチ本体13…は、洗濯物(図示省
略)を挟持するための下端の挟み部17, 17と、挟み部1
7, 17を相互に当接するように弾発付勢する中間のバネ
部16と、人の指にて相互に接近するように揺動させるこ
とにより挟み部17, 17を離間させる上端の指掛け部15,
15と、から成る。
【0015】なお、この実施例では、吊下具2と鎖状体
3…と基本枠4とピンチ5…は、全てステンレス鋼製と
されている。
【0016】次に、パイプ製の基本枠4は、平面視長方
形状とされている。
【0017】即ち、図2に示すように、基本枠4は、2
個の平面視コの字状のパイプ部材8,8の両端を相互に
連結して成る。(なお、図2は、一方のパイプ部材8の
一部を省略した底面図である。)
【0018】具体的には、パイプ部材8,8は、相互に
同一の部材であり、夫々の一端に塑性加工にて拡径した
大径部9,9が形成されている。
【0019】なお、この大径部9,9の開口部は僅かに
縮径し、かつ、その開口部の内径寸法は、他端の嵌込部
10,10の外径寸法よりも僅かに大とされている。
【0020】また、夫々のパイプ部材8,8の嵌込部1
0,10の基部には、がたつきや抜け落ち等を防止する突
隆部11, 11が塑性加工にて形成されている。
【0021】しかして、夫々のパイプ部材8,8の大径
部9,9に、対向する相手側の嵌込端部10,10が嵌入さ
れ、かしめ部12, 12にて、大径部9,9をかしめてパイ
プ部材8,8が連結されている。
【0022】なお、かしめ部12, 12を省略するも好まし
く、その場合は、大径部9,9内に嵌入された嵌込端部
10,10の突隆部11, 11が大径部9,9の縮径した開口部
の内面に当接して抜け止めされる。
【0023】次に、図4に示すように、基本枠4に、内
外両側方に凹部30,30が形成されるように、塑性加
工にて2重合せ平坦壁部6を形成する。かつ、平坦壁部
6の大半を基本枠4を成すパイプ部材8の円形の外周面
よりも内側に配置する。
【0024】つまり、基本枠4の裏側(下側)には、多
数の鉛直状の平坦壁部6…(図示実線で示す)が形成さ
れ、かつ、基本枠4の表て側(上側)には、各隅角部近
傍に1個ずつの鉛直状の平坦壁部6…(図示破線で示
す)が形成される。
【0025】さらに、図3に示すように、平坦壁部6の
パイプ部材8の円形の外周面よりも内側に貫孔7…を貫
設する。
【0026】そして、上側の平坦壁部6の貫孔7に鎖状
体3の下端が取付けられ、下側の平坦壁部6の貫孔7に
ピンチ5の上端の鎖部14が取付けられる。
【0027】また、塑性加工にて形成された平坦壁部6
…には、パイプ部材8の外周面よりも所定寸法Hだけ外
方へ突出する端縁18が生ずる。
【0028】なお、上記端縁18が突出する所定寸法Hは
できるだけ小とし、望ましくは3mm以下とする。
【0029】また、図4に示すように、2重合せ平坦壁
部6の下方(又は上方)には、偏平状の中空部26が生ず
る。
【0030】この中空部26により、パイプ部材8の2重
合せ平坦壁部6の箇所に於ける剛性及び強度は他の箇所
に比してあまり劣らないように保たれる。従って、基本
枠4の強度及び剛性が大となる。
【0031】なお、図示省略したが、2重合せ平坦壁部
6を形成する場合には、その平坦壁部6(貫孔7を除
く)と略同一形状及び大きさの溝部を有するプレス加工
具にて、パイプ部材8を上方(又は下方)から押圧して
形成する。
【0032】次に、図5に示すように、吊下具2は、線
条体から成る引掛部材21と、引掛部材21の上下中間に保
持されるチェーン掛け部材22と、を備えている。
【0033】引掛部材21は、上方にフック部19を有する
と共に下方に把持部20を有している。さらに、上下中間
部には、かしめにて突部23,23が形成されている。
【0034】チェーン掛け部材22は、鎖状体3…を取付
けるための小孔を有する円筒状壁部24と、引掛部材21を
挿通する孔を有する上壁部25と、から成る。
【0035】しかして、チェーン掛け部材22の小孔に、
引掛部材21が上端から挿入され、チェーン掛け部材22
は、引掛部材21の突部23,23にて止められ上下中間位置
に保持される。
【0036】上記の如く構成された吊下具2によれば、
下方の把持部20を片手でもつのみで、ピンチハンガー1
全体をバランス良く持ち上げることができる。かつ、フ
ック部19を天井等の高い場所に容易に引っ掛けることが
できる(図1参照)。
【0037】なお、この実施例では、基本枠4は平面視
長方形状とされているが、これを、平面視に於て、正方
形,円形,楕円形等の形状とするも好ましい。さらに
は、大なる外形寸法の基本枠4の内方に小なる外形寸法
の基本枠4を配設して、基本枠を2重とするも望まし
い。
【0038】なお、ピンチ本体13…としては、上記実施
例のもの以外にも、市販の洗濯ばさみ等を使用するも好
ましい。
【0039】
【考案の効果】本考案は、上述の如く構成されるので、
次に記載する効果を奏する。
【0040】基本枠4はパイプ製であるため、全体を軽
量とすることができる。かつ、剛性,強度及び耐久性が
向上する。また、平坦壁部6に形成される貫孔7周辺の
強度も大きい。
【0041】また、基本枠4に手や洗濯物等が引っ掛か
るような突部がほとんど無くなり、怪我を防止できると
共に、洗濯物をいためる虞れが無い。
【0042】さらに、2重合せ平坦壁部6を塑性加工に
て形成するので、基本枠4の材料を減少できると共に、
容易に製造できる。従って、大量生産に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のピンチハンガーの一実施例を示す正面
図である。
【図2】基本枠の要部を示す底面図である。
【図3】基本枠の要部側面図である。
【図4】基本枠の要部断面図である。
【図5】吊下具の要部断面図である。
【符号の説明】
2 吊下具 3 鎖状体 4 基本枠 5 ピンチ 6 2重合せ平坦壁部 7 貫孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−181098(JP,A) 特開 昭50−83170(JP,A) 特開 昭48−45371(JP,A) 実開 昭58−174095(JP,U) 実開 昭60−40294(JP,U) 実開 昭52−51725(JP,U) 実開 昭54−169030(JP,U) 実開 平3−68887(JP,U) 実開 昭47−10733(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊下具2と、該吊下具2に鎖状体3…を
    介して吊持される横断面円形のパイプ部材8にて形成さ
    れる基本枠4と、該基本枠4に吊持されるピンチ5…
    と、を備え、上記基本枠4に、内外両側方に凹部30,
    30が形成されるように、塑性加工にて2重合せ平坦壁
    部6…を形成し、かつ、該平坦壁部6の大半を上記基本
    枠4を成す上記パイプ部材8の円形の外周面よりも内側
    に配置し、さらに、該平坦壁部6…の上記パイプ部材8
    の円形の外周面よりも内側に貫孔7…を貫設して、該貫
    孔7…に上記鎖状体3…の下端及び上記ピンチ5…を連
    繋したことを特徴とするピンチハンガー。
JP1992047194U 1992-06-12 1992-06-12 ピンチハンガー Expired - Lifetime JP2569534Y2 (ja)

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JP4664184B2 (ja) * 2005-10-31 2011-04-06 株式会社オーエ 物干器
JP4800002B2 (ja) * 2005-10-31 2011-10-26 株式会社ダイヤコーポレーション 挟み具

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US4582293A (en) * 1982-01-06 1986-04-15 Koomey Blowout Preventers, Inc. Hydraulically operated valves

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