JP2569490B2 - テープカセットとカセット装着装置との組み合せ構造 - Google Patents

テープカセットとカセット装着装置との組み合せ構造

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JP2569490B2 JP61137711A JP13771186A JP2569490B2 JP 2569490 B2 JP2569490 B2 JP 2569490B2 JP 61137711 A JP61137711 A JP 61137711A JP 13771186 A JP13771186 A JP 13771186A JP 2569490 B2 JP2569490 B2 JP 2569490B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、支軸を中心に回動されて開閉される前蓋を
有するテープカセットと、このテープカセットをカセッ
ト挿入位置からカセット装着位置へ往動させるカセット
ホルダを有しカセット式ビデオテープレコーダのような
記録再生装置などに用いて最適なカセット装着装置との
組み合せ構造に関する。
〔発明の概要〕
テープカセットの前蓋の前面に係合孔を設け、支点軸
を中心に回動される蓋開閉部材をカセット装着装置のカ
セットホルダに設け、この蓋開閉部材に前蓋の係合孔と
係合する係合部を設け、蓋開閉部材の支点軸の軸線が前
蓋の支軸の軸線と一致した状態において蓋開閉部材を回
動させて前蓋を開閉するように構成したことにより、前
蓋の開閉に関して蓋開閉部材の係合部と前蓋とが擦れ合
うことにより生ずる前蓋の削れを防止することができる
と共に、サイズが異なる複数種類のテープカセットを共
用することができるカセット装着装置の蓋開閉部材の係
合部に対応した位置に各テープカセットの前蓋の係合孔
を形成しておくことにより、これら複数種類のテープカ
セットのそれぞれの前蓋をいずれも円滑かつ確実に開閉
し得るようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のテープカセットとカセット装着装置と
の組み合せ構造としては、例えば本出願人の出願に係る
実願昭57−173884号明細書に記載されたようなものが存
在する。
この組み合せ構造におけるカセット装着装置は、第5
図に示すように、テープカセット60が挿入されるカセッ
トホルダ61を有し、このカセットホルダ61は左右一対の
支持板62で支持されている。テープカセット60には、そ
の前面開口に沿って掛け渡されている磁気テープ63を保
護するための前蓋64が取付けられており、その前蓋64は
一対の支軸65を中心に矢印c、d方向に回動されて開閉
されるようになされている。
前記一対の支持板62には、3つの逆L形のガイド溝66
がそれぞれ形成されており、このガイド溝66でカセット
ホルダ61の両側部にそれぞれ設けられた3個のガイドロ
ーラ67をガイドすることにより、カセットホルダ61を逆
L形の移動軌跡に沿って、カセット挿入位置とカセット
装置位置との間を矢印a、b方向に往復動させるように
構成されている。
一対の支持板62の上部に掛け渡されている連結板68に
は、テープカセット60の前蓋64を開閉する蓋開閉部材70
が支点軸71を介して矢印k、l方向に回動自在に取付け
られている。この蓋開閉部材70は、略コ形をなし、その
下部にはテープカセット60の前蓋64の下端部64aに係合
する係合部72が設けられている。
以上のように構成された前記カセット装着装置のカセ
ットホルダ61内にテープカセット60が挿入されると、カ
セットホルダ61の底板上に設けられたロック解除用突起
(図示せず)が、テープカセット60の下部に設けられた
挿入溝(図示せず)内に相対的に挿入され、テープカセ
ット60の前蓋64のロックが解除される。
次に、カセットホルダ61は、一対の支持板62のガイド
溝66にガイドされてカセット挿入位置から一旦水平に引
き込まれた後、カセット装着位置まで垂直に下降される
べく矢印a方向に往動され、テープカセット60をカセッ
ト装着位置へ装着させる。そして、カセットホルダ61が
垂直に下降する際に、蓋開閉部材70の係合部72がテープ
カセット60の前蓋64の下端部64aに係合し、その状態で
カセットホルダ61が更に垂直に下降されることによっ
て、前蓋64が矢印c方向に回動されて開蓋される。開蓋
に際しては、蓋開閉部材70の係合部72の上面72aが、前
蓋64の下端部64aにより押圧されることによって蓋開閉
部材70は矢印k方向に回動される。それに伴って、前蓋
64の下端部64aが、蓋開閉部材70の係合部72の上面72a上
を擦りつけられるようにして摺動し、前蓋64が矢印c方
向に回動されて開蓋される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の従来のテープカセットとカセッ
ト装着装置との組み合せ構造によれば、テープカセット
60の前蓋64は、支軸65を中心に矢印c、d方向に回動さ
れ、カセット装着装置の蓋開閉部材70は支点軸71を中心
に矢印k、l方向に回動されるように構成されており、
従って、両者はそれらの回動中心の軸線が互いに異なる
状態で回動される。
その結果、前蓋64の下端部64aと蓋開閉部材70の係合
部72の上面72aとが相互に擦れ合うことになり、合成樹
脂によって成形されている前蓋64及び蓋開閉部材70が相
互に削られて合成樹脂の削り粉が発生する。なお発生し
た削り粉はテープカセット60の磁気テープ63に付着し易
く、その付着により記録、再生不良を生ぜしめていた。
また、前蓋64の開蓋頻度が増すにつれ、前蓋64の下端
部64aが大きく削り取られ、蓋開閉部材70の係合部72と
前蓋64の下端部64aとの係合が十分になされなくなり、
前蓋64の開蓋不能を生ぜしめていた。
さらに、蓋開閉部材70と前蓋64との回同中心の軸線が
互いに異なることにより、前蓋64の開蓋に際して前蓋64
に相当無理がかかり、前蓋64の変形、割れ等の原因とな
っていた。
また、サイズが異なる複数種類のテープカセット60を
共用することができるカセット装着装置であれば、蓋開
閉部材70の係合部72が係合する各テープカセット60の前
蓋64の下端部64aの位置が各テープカセット60のサイズ
に応じて変るので、蓋開閉部材70の位置をテープカセッ
ト60のサイズに応じて移動させない限り、サイズの異な
る複数種類のテープカセット60のそれぞれの前蓋64を円
滑かつ確実に開閉するのが困難であった。
そこで本発明は、テープカセットの前蓋をカセット装
着装置のカセットホルダに設けられている蓋開閉部材に
よって開閉する際に、蓋開閉部材と前蓋とが相互に擦れ
合うことがないようにすると共に、サイズの異なる複数
種類のテープカセットのそれぞれの前蓋をいずれも円滑
かつ確実に開閉し得るようにするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、支軸を中心に回動されて開閉される前蓋を
有するテープカセットと、このテープカセットをカセッ
ト挿入位置からカセット装着位置へ往動させるカセット
ホルダを有するカセット装着装置との組み合せ構造にお
いて、前記テープカセットの前記前蓋の前面に係合孔を
設け、支点軸を中心に回動される蓋開閉部材を前記カセ
ット装着装置の前記カセットホルダに設け、この蓋開閉
部材に前記前蓋の前記係合孔と係合する係合部を設け、
前記前蓋の前記係合孔が前記蓋開閉部材の前記係合部に
係合された時に、前記前蓋の前記支軸の軸線が前記蓋開
閉部材の前記支点軸の軸線と一致するように構成し、前
記蓋開閉部材の前記支点軸の軸線が前記前蓋の前記支軸
の軸線と一致した状態において前記蓋開閉部材を回動さ
せて前記前蓋を開閉するように構成したものである。
〔作用〕
本発明によれば、テープカセットの前蓋がカセット装
着装置の蓋開閉部材の係合部に係合された時に、前蓋の
支軸の軸線が蓋開閉部材の支点軸の軸線と一致し、この
一致した状態で蓋開閉部材が回動されて前蓋が開閉され
る。従って、蓋開閉部材と前蓋とはそれらの回動中心の
軸線が互いに同一であるから、両者が互いに異なること
により生ずる蓋開閉部材の係合部と前蓋との擦れ合いが
防止される。
また、サイズが異なる複数種類のテープカセットを共
用することができるカセット装着装置であっても、各テ
ープカセットの前蓋の係合孔をこのカセット装着装置の
蓋開閉部材の係合部に対応した位置に形成しておくこと
により、各テープカセットの前蓋を簡単な構造の共通の
蓋開閉部材により円滑かつ確実に開閉することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明をカセット式ビデオテープレコーダのカ
セット装着装着とこれに装着されるテープカセットとの
組み合せ構造に適用した一実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図に示すように、テープカセット50が挿入される
カセットホルダ3は、左右一対の支持板2により支持さ
れている。このカセットホルダ3は、その両側部にそれ
ぞれ設けられた3個のガイドローラ5が、一対の支持板
2にそれぞれ設けられた3つの逆L形のガイド溝4にガ
イドされることにより、カセットが挿入されるカセット
挿入位置とその挿入されたカセットを記録再生装置に装
着するカセット装着位置との間を、逆L形の移動軌跡に
沿って矢印a、b方向に往復動されるように構成されて
いる。
上述のカセットホルダ3に挿入されるテープカセット
50には、その前面開口6に沿って掛け渡されている磁気
テープ7を保護するための前蓋(合成樹脂製)8が取付
けられている。この前蓋8は、左右一対の支軸9を中心
として矢印c、d方向に回動されて開閉される。前蓋8
の前面には、テープカセット50の内部に配置されている
前蓋ロック部材20のロック部21が挿入される貫通孔10が
設けられている。
テープカセット50の側部前方には、テープカセット50
の不使用時に前蓋8を閉蓋位置でロックするための前蓋
ロック部材20が配置されている。この前蓋ロック部材20
は、左右一対の支点ピン22を介してテープカセット50の
ロック部材取付壁(図示せず)を矢印e、f方向に回動
自在に取付けられると共に、ばね(図示せず)により矢
印e方向に回動付勢されている。
前蓋ロック部材20の略中間部には、ロック部21が突設
されており、このロック部21が前蓋8の貫通孔10内に挿
入されることにより、前蓋8のロックが行われる。
カセットホルダ3の側部には、蓋開閉部材(合成樹脂
製)30が支点軸31を介して矢印g、h方向に回動自在に
取付けられている。この蓋開閉部材30の前方側には、テ
ープカセット50の前蓋8の貫通孔10と係合するかぎ状の
係合部32が設けられている。従って、貫通孔10は、前蓋
クロック部材20のロック部21が係合する係合孔と、蓋開
閉部材30の係合部32が係合する係合孔とを兼用してい
る。そして、第2図に示すように、この係合部32が前蓋
8の貫通孔10に係合された状態で、蓋開閉部材30の支点
軸31の軸線Pが前蓋8の支軸9の軸線Pと一致するよう
に構成されている。蓋開閉部材30の後部には、第1図に
示すようにばね係止孔33が設けられており、このばね係
止孔33とカセットホルダ3の側部に設けられたばね係止
ピン11との間に取付けられたばね14により、蓋開閉部材
30は矢印h方向に回動付勢されている。この蓋開閉部材
30は、カセットホルダ3の側部に水平に植設された規制
ピン15により、その下方への回動が規制されており、ま
た、支持板2の側部に水平に設けられたピン17により矢
印g、h方向への回動が行われるようになされている。
次に、以上のように構成された実施例の動作を説明す
る。
第1図に示すように、テープカセット50が矢印m方向
にカセットホルダ3内に挿入され、そのテープカセット
50の前面下端部が、カセットホルダ3の底板3aの前端縁
に設けられた位置決め部18に当接すると、第2図、第3
図に示すように蓋開閉部材30の係合部32がテープカセッ
ト50の前蓋8の貫通孔10に相対的に挿入されて前蓋8に
係合される。
これに伴って、蓋開閉部材30の係合部32が前蓋ロック
部材20のロック部21を押して、前蓋ロック部材20を、第
3図に示すように矢印f方向に、支点ピン22を中心に回
動させ、前蓋ロック部材20のロック部21を前蓋8の貫通
孔10内から離脱させて前蓋8のロックを解除する。
そしてこの時に、第3図に示すように、前蓋8の支軸
9と蓋開閉部材30の支点軸31との軸線Pが一致される。
次に、カセットホルダ3が一旦水平に引き込まれた
後、第1図の矢印a方向に垂直に下降させられると、そ
の垂直な下降の際に、支持板2の側部に設けられたピン
17が第4図に示すように蓋開閉部材30の下端部に当接
し、蓋開閉部材30を下方から相対的に突き上げる。これ
によって蓋開閉部材30は、第4図の矢印g方向に支点軸
31を中心に回動され、テープカセット50の前蓋8が開蓋
される。この開蓋の際、蓋開閉部材30の支点軸31と前蓋
8の支軸9とはその軸線が一致させられているので、蓋
開閉部材30と前蓋8とは同一軸線状態で回動される。従
って、蓋開閉部材30と前蓋8とは、それらの回動中心の
軸線が互いに同一であるので、両者が互いに異なる状態
で回動されることにより生ずる蓋開閉部材30の係合部32
と前蓋8の貫通孔10の縁部10aとの擦れ合いが生じな
い。
このようにして閉蓋されたテープカセット50は、カセ
ットホルダ3により往動されてカセット装着位置に装着
される。テープカセット50がカセット装着位置に装着さ
れると、磁気テープ7がテープカセット50の前面から引
き出されてテープのローディングがなされ、所望の記
録、再生が行われる。
次に、所望の記録、再生後、エジェクトモードに切換
えられると、アンローディングが行われ、カセットホル
ダ3が第1図の矢印b方向に復動される。カセットホル
ダ3の復動に伴って、支持板2のピン17が蓋開閉部材30
の下端部から相対的に取り除かれ、それに伴って蓋開閉
部材30がばね14により第1図、第4図の矢印h方向に復
動され、テープカセット50の前蓋8が閉蓋される。この
開蓋の際にも、開蓋時と同様に、蓋開閉部材30と前蓋8
とは同一軸線状態で回動されるので、前蓋8の閉蓋に際
して、蓋開閉部材30の係合部32と前蓋8の貫通孔10の縁
部10aとの間に擦れ合いが生ずることはない。そして第
1図に示すカセット挿入位置に復動されたカセットホル
ダ3からテープカセット50が第1図の矢印n方向に抜き
取ると、蓋開閉部材30の係合部32がテープカセット50の
前蓋8の貫通孔10内から離脱され、それに伴って、ばね
(図示せず)により前蓋ロック部材20が第3図の矢印e
方向に回動されてそのロック部21が前蓋8の貫通孔10内
に挿入される。これによって前蓋8が閉蓋位置でロック
される。
上述の実施例によれば、テープカセット50の前蓋8の
開閉に際して、蓋開閉部材30の係合部32と、その係合部
32が係合される前蓋8の貫通孔10の縁部10aとの間の擦
れ合いが生じないので、合成樹脂により形成されている
前蓋8及び蓋開閉部材30が相互に削られて、合成樹脂の
削り粉が発生するのを未然に防止することができる。従
って、その削り粉が磁気テープ7に付着されることによ
り生ずる記録、再生不良が防止され、また前蓋8の貫通
孔10の縁部10aが削られることにより生ずる貫通孔10と
蓋開閉部材30の係合部32との係合不良とそれに基づく前
蓋8の開蓋不能を防止することができる。
さらに、上述の実施例によれば、テープカセット50の
前蓋8のロック解除と、その前蓋8の開閉とが一つの蓋
開閉部材30によりなされるように構成されている。従っ
て、前蓋8のロック解除とその前蓋8の開閉とを別々の
部材で行っていた従来装置に比べ、部品点数の削減を図
ることができ、また蓋開閉部材30の係合部32をテープカ
セット50の前蓋8の貫通孔10内に挿入して前蓋8のロッ
クを解除するように構成したことにより、従来必要とさ
れているテープカセット50下部のロック解除用突起挿入
溝が不要となり、その挿入溝の存在のために制約されて
いたテープカセット50内での磁気テープ7の走行経路の
設定の自由度が増し、またテープカセット50の薄型化、
コンパクト化が可能となる。
さらにまた、従来のテープカセット50では、前蓋ロッ
ク部材20のロック部21を、前蓋8の後面に形成された凹
部に係合させることにより前蓋8をロックするように構
成していたが、前蓋8は比較的薄肉のため、その凹部の
深さを十分採ることができず、そのために前蓋ロック部
材20のロック部21と前蓋8の凹部との係合が外れ易く、
前蓋8が不測に開蓋されて磁気テープ7が破損されてし
まうことがしばしば生じていた。しかしながら、上述の
実施例によれば、前蓋ロック部材20のロック部21を、テ
ープカセット50の前蓋8の貫通孔10に係合されて前蓋8
をロックするように構成されているので、ロック部21と
貫通孔10との間に十分な係合力が得られ、前蓋8が不測
に開蓋されてしまうのを防止することができる。
以上、本発明の実施例に付き述べたが、本発明は実施
例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づい
て各種の有効な変更が可能である。
また本発明は、カセット式ビデオテープレコーダのカ
セット装着装置に限定されることなく、その他各種のカ
セット式記録再生装置や情報処理装置等における各種の
カセット装着装置に適用可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、テープカセットの前蓋の係合孔がカ
セット装着装置の蓋開閉部材の係合部に係合された時
に、前蓋の支軸の軸線が蓋開閉部材の支点軸の軸線と一
致し、この一致した状態で蓋開閉部材を回動させて前蓋
を開閉するようにした。従って、蓋開閉部材と前蓋とは
それらの回動中心の軸線が互いに同一であるので、両者
が互いに異なることにより生ずる蓋開閉部材の係合部と
前蓋との擦れ合いが防止でき、このために、両者の擦れ
合いに起因する前蓋の削れが防止される。よって、前蓋
の削れにより生じる削り粉がテープカセットの記録再生
用テープに付着することにより生ずる記録再生不良を確
実に防止することができる。
また、テープカセットの前蓋がカセット装着装置の蓋
開閉部材の係合部により削られることによって蓋開閉部
材の係合部と前蓋との間に係合不良が生じて前蓋が開蓋
不良になるのを効果的に防止することができる。
さらに、カセット装着装置の蓋開閉部材とテープカセ
ットの前蓋とはそれらの回動中心の軸線が互いに同一の
状態で回動されて前蓋が開閉されるので、前蓋の開閉に
際して前蓋に無理がかかわらず、従って、前蓋の変形、
割れなどを効果的に防止することができる。
しかも、サイズが異なる複数種類のテープカセットを
共用することができるカセット装着装置であっても、各
テープカセットの前蓋の係合孔をこのカセット装着装置
の蓋開閉部材の係合部に対応した位置に形成しておくこ
とにより、サイズが異なる複数種類のテープカセットの
それぞれの前蓋を簡単な構造の共通の蓋開閉部材により
いずれも円滑かつ確実に開閉することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示したものであって、第1
図はカセット装着装置とテープカセットとの組み合せ構
造を示す側面図、第2図は要部の部分拡大平面図、第3
図は蓋開閉部材と前蓋との係合状態を示した図、第4図
は前蓋の開蓋動作を示した図、第5図はカセット装着装
置とテープカセットとの組み合せ構造の先願例を示した
図である。 なお図面に用いた符号において、 3……カセットホルダ 8……前蓋 9……支軸 10……貫通孔(係合孔) 30……蓋開閉部材 31……支点軸 32……係合部 50……テープカセット である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支軸を中心に回動されて開閉される前蓋を
    有するテープカセットと、 このテープカセットをカセット挿入位置からカセット装
    着位置へ往動させるカセットホルダを有するカセット装
    着装置との組み合せ構造において、 前記テープカセットの前記前蓋の前面に係合孔を設け、 支点軸を中心に回動される蓋開閉部材を前記カセット装
    着装置の前記カセットホルダに設け、 この蓋開閉部材に前記前蓋の前記係合孔と係合する係合
    部を設け、 前記前蓋の前記係合孔が前記蓋開閉部材の前記係合部に
    係合された時に、前記前蓋の前記支軸の軸線が前記蓋開
    閉部材の前記支点軸の軸線と一致するように構成し、 前記蓋開閉部材の前記支点軸の軸線が前記前蓋の前記支
    軸の軸線と一致した状態において前記蓋開閉部材を回動
    させて前記前蓋を開閉するように構成したことを特徴と
    する、テープカセットとカセット装着装置との組み合せ
    構造。
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