JP2569412B2 - 冗長ロボットマニピュレータのためのコンプライアンス制御法 - Google Patents

冗長ロボットマニピュレータのためのコンプライアンス制御法

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JP2569412B2 JP3128534A JP12853491A JP2569412B2 JP 2569412 B2 JP2569412 B2 JP 2569412B2 JP 3128534 A JP3128534 A JP 3128534A JP 12853491 A JP12853491 A JP 12853491A JP 2569412 B2 JP2569412 B2 JP 2569412B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】近年、環境から拘束を受ける作業
へ対処するために、コンプライアンス制御の有効性が注
目されている。本発明は、特に、冗長ロボットマニピュ
レータを使用して接触作業を行う場合に有効なコンプラ
イアンス制御法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボットマニピュレータの制御に
関して、図3に示すような、力センサを使用した仮想コ
ンプライアンス制御法(計測自動制御学会論文集,Vol.
22,No.3,1986,pp.96参照)や、図4に示すような作業空
間での能動剛性制御法(Proc.IEEE Int. Conf. on Deci
sion and Control,Vol.102,1980,PP.95参照)が提案さ
れている。
【0003】図3に示す前者の制御法では、作業空間に
加えられた力fe に対して、作業空間の微小変位δxは
コンプライアンスCe により規定されるが、アーム姿勢
つまり関節空間の微小変位δθを一意に決めるために
は、何らかのサブタスクを指定しなければならない。ま
た、この制御法では、力センサよりベース側つまりアー
ム中間節に加わった力に関しては、コンプライアンス性
を実現することができず、Ce の値に関わらず非常に高
剛性なアームとして挙動してしまう。勿論、高価で壊れ
易い力センサを必要とする。
【0004】一方、図4に示す後者の制御法では、作業
空間に加えられた力fe に対して、作業空間の微小空間
の微小変位δxはコンプライアンスCeにより規定され
るが、アーム姿勢つまり間接空間の微小変位δθは、冗
長アームの場合には一意に決まらず、δxを満足する空
間を構成する。さらに、アーム中間節に加わった力に関
しては、Ce の値に関わらず非常に高コンプライアント
なアームとして挙動してしまう。
【0005】いま、対象とするアームのモデルとして、
図1に示すシリアルリンクアーム1を想定する。但し、
シリアルリンクアーム1の自由度nj は、作業空間の自
由度ne より大きく、冗長アームとなっているものとす
る。また、アームは各関節2にコンプライアンス制御可
能なアクチュエータを装備しているとする。従って、関
節空間とアクチュエータ空間は同一空間となり、アクチ
ュエータ数na はnjと等しい。
【0006】始めに、このシリアルリンクアームに対
し、上述した図3の力センサを使用した仮想コンプライ
アンス制御法を適用する場合について検討する。この制
御法は、「力センサにより作業空間に加えられた力を検
出し、作業空間のコンプライアンス条件より、その力に
対応した作業空間の微小変位を求め、関節空間の位置制
御系によりそれを実現するコンプライアンス制御法」で
ある。この制御法を冗長アームに適用する場合には、次
のような手順を取る。まず、先端効果器に設置された力
センサで検出された作業空間の力ベクトルfe から、作
業空間のコンプライアンス行列Ce を満足する作業空間
の微小変位ベクトルδxを、次式により求める。 δx=Ce fe (1)
【0007】もし、アームがnj =ne であり、かつ特
異姿勢になかったならば、δxに相当する関節空間の微
小変位ベクトルδθは、一意に定まる。しかし、図1に
示すアームはnj >ne であり、δxに相当するδθは
一意に定まらず、その一般解は次式のようになる。 δθ=J- δx+(I−J- J)w (2) ここで、J- はヤコビ行列Jの一般化逆行列であり、w
は任意ベクトルである。式(2)を計算するためには、
様々な種類の優先順位付きのサブタスクを与える方法が
提案されている。但し、式(2)によって得られるアー
ム姿勢は、サブタスクを満足する瞬時最適解である。
【0008】以上に示したように、力センサを使用した
仮想コンプライアンス制御法では、作業空間に加えられ
た力fe に対して、作業空間の微小変位δxはコンプラ
イアンスCe により規定されるが、アーム姿勢つまり関
節空間の微小変位δθを一意に決めるためには、何らか
のサブタスクを指定しなければならない。また、この制
御法では、力センサよりベース側つまりアーム中間節に
加わった力に関しては、コンプライアンス性を実現する
ことができず、Ceの値に関わらず非常に高剛性なアー
ムとして挙動してしまう。
【0009】次に、上記シリアルリンクアームに対し、
作業空間での能動剛性制御法を適用した場合について検
討する。この制御法は、「関節位置センサより作業空間
の微小変位を求め、作業空間の剛性条件より、その微小
変位に対応した作業空間の反力を求め、関節空間の力制
御系によりそれを実現するコンプライアンス制御法」で
ある。この制御法を冗長アーム適用する場合には、次の
ような手順を取る。まず、関節位置センサにより関節空
間の微小変位ベクトルδθを検出し、ヤコビ行列Jを用
いて作業空間の微小変位ベクトルδxを求める。 δx=Jδθ (3)
【0010】δxに、作業空間の剛性行列Ke (=Ce
-1 )を掛け合わせることにより、作業空間で発生すべ
き反力fa を求める。 fa =Ke δx (4) fa と静的に釣り合う関節空間の力ベクトルτを、ヤコ
ビ行列の転値行列JTを用いて次式により求め、関節空
間の力制御系により発生する。 τ=JT fa (5)
【0011】これにより、最終的に作業空間に実際に加
れた力feとfaが釣り合う位置、つまり式(1)
を満足する位置に落ち着く。一方、式(3)〜(5)を
まとめると、関節空間の剛性制御則が次式のように得ら
れる。 τ=JKeJδθ (6) ここで、JKeJは関節空間の剛性行列Kjに相当す
る。Kjの逆行列が存在すれば、式(5)のτを満足す
るδθが一意に決まる。しかし、Kjのランクは最大n
eであり、図1に示すような冗長アームではnj>ne
であるために、Kjの逆行列は存在せず、δθは一意に
規定されない。この場合、δθは式(2)で表される空
間を構成する。但し、この制御則ではwを指定すること
はできないため、姿勢を制御することはできない。すな
わち、関節が6個以上ある冗長アームの場合、アームに
ある外力が加わり、アームがある初期姿勢から変位した
とき、関節の微小変位は同様にセンサで検知でき、その
δθを用いて式(6)の右辺を計算し、関節に作用させ
るトルクτを求めることができる。このτを関節に作用
させた場合、関節が6以下のアームでは、このτと外力
がつりあい、かつアームの関節角度もある一定の値をと
る。しかし、関節が6以上の冗長アームの場合は、アー
ム先端はつりあい位置で止まるが、関節は任意に動かす
ことができる状態となる。すなわち、アーム先端ではK
eという剛性をもち、かつそのときのアーム先端位置も
関節の微小変位量δθで決まる位置をとるが、関節その
ものは自由で、関節部に外力が作用すれば受動的に動く
状態となる。もし、関節が何らかの外力で動かされた場
合は、先端の剛性をKeに維持するには、常にδθ検知
し、式(6)でτを求め、関節にそのトルクを発生する
必要がある。
【0012】以上に示したように、作業空間での能動剛
性制御法では、作業空間に加えられた力fe に対して、
作業空間の微小変位δxは、コンプライアンスCe によ
り規定されるが、アーム姿勢つまり関節空間の微小変位
δθは、冗長アームの場合には一意に決まらず、δxを
満足する空間を構成する。更に、アーム中間節に加わっ
た力に関しては、Ce の値に関わらず非常に高コンプラ
イアンスなアームとして挙動してしまう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】冗長マニピュレータで
は、その機構上、同一の先端効果器の位置・姿勢を満足
する関節位置の組は無数に存在する。このため、冗長マ
ニピュレータに対するコンプライアンス制御は、先端効
果器でのコンプライアンス特性が制御できるだけでな
く、マニピュレータの形状変化もそれとは独立して制御
できなければならない。
【0014】本発明は、冗長マニピュレータの先端効果
器に加えられた力feあるいは微小変位δxに対して、 作業に適したコンプライアンス条件Ceoを満足す
る。 マニピュレータ各関節の微小変位δθが一意に決ま
り、かつ、δθの値が作業に応じて調節できる。上記条
件を同時に満足し、先端効果器以外のマニピュレー
タ中間節に加えられた力femあるいは微小変位δxm
に対しても、 マニピュレータがコンプライアンス特性Cemを発
揮する。 マニピュレータの関節変位δθが一意に決まり、か
つ、δθの値が作業に応じて調節できる。という条件を
満足する冗長マニピュレータのためのコンプライアンス
制御法を提供しようとするものである。すなわち、本発
明は、アーム先端に任意の剛性Ke(=Ceo −1 )を
設定でき、かつアーム先端に外力が作用してそれがδx
変位したときに、対応するアームの関節変位δθが一意
に定まり、また、アームの先端以外の位置にも力fem
が加わったおきに、その位置で剛性Kem(=Cem
−1 )を与えるような変位δxemが発生し、かつ、ア
ーム姿勢も一意に定まるような制御を行うことを目的と
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の冗長ロボットマニピュレータのためのコンプ
ライアンス制御法は、関節位置センサにより、冗長マニ
ピュレータの先端効果器、あるいはその先端効果器及び
それ以外のマニピュレータ中間節に加えられた力fe あ
るいは微小変位δxに対する現在の関節角度θを計測
し、目標関節角度θo との間の偏差(θo −θ)に対し
て、 Kj =Cjo-1+JT (Ceo-1−(JCjoJT-1)J (7) Cjo:各関節アクチュエータに設定する非干渉化された
目標関節コンプライアンス行列、 Ceo:作業座標系で表した先端効果器で生成されるべき
目標コンプライアンス行列 J :ヤコビ行列 JT :ヤコビ行列の転値行列 によって計算された関節剛性行列Kj を掛けることによ
り、関節アクチュエータの力制御系で発生すべき力τを
求め、このτを、関節アクチュエータの力制御系への指
令値とすることを特徴とするものである。
【0016】さらに具体的に説明すると、本発明では、
図5のアームに対し、図6に示すように各関節にバネ効
果を導入している。従来のシステムでは、関節には角度
センサと力・トルク発生アクチュエータがあるのみであ
る。このように各関節にバネ効果を導入すると、たとえ
関節がいくつあっても、アーム先端に力Fを加えたとき
に、関節姿勢δθはバネに蓄えられるエネルギが最小に
なる一意姿勢をとる。また、アームの中間部分を押して
も、各関節にバネがある場合は、アーム関節はバネに応
じた変位をし、姿勢が定まる。すなわち、関節にバネを
持たせることによって、前記、の姿勢が一意に決ま
るという条件は実現できる。このように、関節にバネ効
果を与えると、アーム先端の剛性Keはそのバネ効果に
依存して決まる。したがって、関節のバネ効果を適当に
調整することによって、ある程度アーム先端の剛性を希
望値に調整できる。しかし、自由に調整するには一般に
21個の関節バネが必要である。というのは、3次元の
空間ではアーム先端の剛性は6×6の行列で表わされ、
調整すべき剛性成分を36個含み、通常の機械系の剛性
行列ではその内の21個が独立である。すなわち、21
個を決めれば他の15はそれに依存して決まるという性
質がある。したがって、21の要素を調整するために、
アーム関節に21のバネ効果が必要となる。もし、21
の関節がない場合、すなわち、関節数をnとするとき、
6<n<21の冗長アームでは、関節バネを調整して、
Keを任意に設定することができない。そこで、本発明
では、従来の剛性制御と併用する方式を採用している。
すなわち、アーム関節iのバネ効果をkiとして、それ
を対角要素に持つ行列を、 とすると、アーム関節のトルクτは、 τ=Kjoδθ (8) であり、Kjoには逆行列が存在し、 δθ=Kjo −1 τ=Cjoτ (9) となる。 そして、関節の剛性kiがアーム先端に生成す
る剛性効果Kej(=Cej −1 )は次のように導かれ
る。まず、アーム先端では、 F=Kejδx (10) が成り立つ。他方、δx=Jδθであるため、式(9)
より δx=JCjoτ が得られ、また、τ=F Jであるため、 δx=JCjoJ F (11) を得る。そして、式(10)と(11)より、 Cej=Kej −1 =JCjoJ (12) となる。 関節にCjoのコンプライアンス(剛性の逆
数)が与えられると、アーム先端のコンプライアンスは
上式のCejとなる。このCejが目的とするアーム先
端の剛性を満たさない場合は、アーム先端の剛性をKe
(=Ceo −1 )とすると、その差分Ke−Kejを別
の方法で与えるようにする。これを行うには、アーム先
端にδxの変位を加えてKejδxの力が発生するとこ
ろを、さらに、(Ke−Kej)δxだけ余計に発生す
るようにすればよい。 すなわち、 F=Kejδx+(Ke−Kej)δx とする。 上式の第1項は、関節のバネ効果で決まる。そ
こで、第2項を従来の剛性制御で実現する。すなわち、
アーム先端にF’=(Ke−Kej)δxなる関係を実
現するには、式(6)よりδxに対応する関節の微小変
位δθに対し、次式によって関節にトルクτ’を発生す
ればよい。 τ’=J (Ke−Kej)Jδθ よって、関節では式(8)と合わせて、 τ=τ+τ’=(Kjo+J (Ke−Kej)J)δθ これより関節剛性をKjとすれば、前記式(7)を得
る。 このように、関節アクチュエータにてを発生させる
ことにより、先に示した条件〜を満足させることが
できる。関節変位δθの値を調節するためには行列Cj
oの値を変更すればよい。すなわち、関節剛性を式
(7)のように制御すれば、各関節にKjoのバネ効果
を与え、かつアーム先端に希望剛性Keを与えることが
でき、前記も満足せしめられる。一方、こうして与え
た関節トルク制御によれば、アーム姿勢は、外力に対し
関節のバネやアクチュエータトルクに応じて一定の変形
をするから、アーム中間位置においてもある剛性を有す
る挙動をし、前記が満たされる。また、上記コンプラ
イアンス制御法においては、 θo(t+1)=θo(t)+J(xo(t+1)−xo(t)) 13)=CjoJ(JCjoJ−1 により、先端効果器の目標軌道xo(t)から目標関節
軌道θo(t)を計画することができる。この式(1
3)は、次のようにして導出されるものである。 アーム
の各関節にバネ効果Kjoが存在すると、関節ではτ=
Kjoδθが成り立つ。ここで、δθ=Cjoτとも書
ける。また、τ=J Fであるから、 δθ=CjoJ であり、Cjoでアーム先端に生成される剛性は(JC
joJ −1 で、アーム先端には、 F=(JCjoJ −1 δx が成り立つから、 δθ=CjoJ (JCjoJ −1 δx=J δx (14) を得る。 この式(14)から、アーム先端を位置xo
(t)からxo(t+1)へと微小量動かしたいとき、
関節は次式のδθだけ動かせばよい。 δθ=J (xo(t+1)−xo(t)) xo(t)に対応する関節角をθo(t)とすると、x
o(t+1)に対応す る関節角θo(t+1)は、 θo(t+1)=θo(t)+δθ =θo(t)+J (xo(t+1)−xo(t)) となる。 これより、上記式(13)が導出される。
お、上式はアーム先端剛性を関節剛性で決まる剛性とす
る場合の式である。任意の剛性Keに設定することも考
える場合は、式(11)の(JCjoJ −1 の代わ
りにアーム先端剛性Keを使用する必要がある。
【0017】
【実施例】図1には、本発明の制御法を適用するシリア
ルリンクアームを例示している。このシリアルリンクア
ーム1は、ベース3上に取り付けられ、各関節2にはコ
ンプライアンス制御可能なアクチュエータを装備し、そ
れらの関節2のトルクをアクチュエータによって調整す
ることができるものである。また、先端には必要な作業
を行う先端効果器4を備えている。アームの自由度nj
は、作業空間の自由度ne より大きく、冗長アームとな
っている。
【0018】この制御系は、図2に示すような構成を有
するもので、まず、アームが停止した状態では、目標関
節角度θo をとっているとする。この状態で力fe ある
いは微小変位δxが加えられると、目標関節角度θo と
関節位置センサで検出した現在の関節角度θとの間に偏
差(θo −θ)が生じる。それに上記式(7)により計
算されたKj を掛けることにより、関節アクチュエータ
の力制御系で発生すべき力τが計算され、このτを関節
アクチュエータの力制御系へ指令する。
【0019】一方、外部からの力fe がマニピュレータ
に加えられ、これと上記τとの両者の影響を受けてマニ
ピュレータが運動し、結果的にマニピュレータの関節角
度が変化して、再び上記制御が繰り返される。
【0020】
【発明の効果】以上に詳述した本発明の方法によれば、
冗長マニピュレータに対して、既提案技術では実現し得
なかった先の条件〜を満足でき、さらに先端効果器
の目標軌道から目標関節軌道を計画できるようなコンプ
ライアンス制御法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御法を適用するシリアルリンクアー
ムの模式的構成図である。
【図2】本発明のコンプライアンス制御法を実施する制
御系の構成図である。
【図3】既に提案されている力センサを使用した仮想コ
ンプライアンス制御法を実施する制御系の構成図であ
る。
【図4】既提案の作業空間での能動剛性制御法を実施す
る制御系の構成図である。
【図5】本発明の制御法の概念を説明するためのシリア
ルリンクアームの模式的構成図である。
【図6】本発明の制御法の概念を説明するための同模式
的構成図である。
【符号の説明】
1 シリアルリンクアーム、 2 関節、 3 ベース、 4 先端効果器。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】関節位置センサにより、冗長マニピュレー
    タの先端効果器に加えられた力あるいは微小変位に対す
    る現在の関節角度θを計測し、目標関節角度θo との間
    の偏差(θo −θ)に対して、 Kj =Cjo-1+JT (Ceo-1−(JCjoJT-1)J Cjo:各関節アクチュエータに設定する非干渉化された
    目標関節コンプライアンス行列、 Ceo:作業座標系で表した先端効果器で生成されるべき
    目標コンプライアンス行列 J :ヤコビ行列 JT :ヤコビ行列の転値行列 によって計算された関節剛性行列Kj を掛けることによ
    り、関節アクチュエータの力制御系で発生すべき力τを
    求め、このτを、関節アクチュエータの力制御系への指
    令値とすることを特徴とする冗長ロボットマニピュレー
    タのためのコンプライアンス制御法。
  2. 【請求項2】関節位置センサにより、冗長マニピュレー
    タの先端効果器及びそれ以外のマニピュレータ中間節に
    加えられた力あるいは微小変位に対する現在の関節角度
    θを計測し、目標関節角度θo との間の偏差(θo −
    θ)に対して、 Kj =Cjo-1+JT (Ceo-1−(JCjoJT-1)J によって計算された関節剛性行列Kj を掛けることによ
    り、関節アクチュエータの力制御系で発生すべき力τを
    求め、このτを、関節アクチュエータの力制御系への指
    令値とすることを特徴とする冗長ロボットマニピュレー
    タのためのコンプライアンス制御法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のコンプライアン
    ス制御法において、 θo(t+1) =θo(t) +J# (xo(t+1) −xo(t) ) J# :関節コンプライアンスに基づく逆ヤコビ行列 J# =CjoJT(JCjoJT)-1 により、先端効果器の目標軌道xo(t)から目標関節軌道
    θo(t)を得ることを特徴とする冗長ロボットマニピュレ
    ータのためのコンプライアンス制御法。
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