JP2569365Y2 - パンカールーバの方向変換装置 - Google Patents

パンカールーバの方向変換装置

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JP2569365Y2
JP2569365Y2 JP350292U JP350292U JP2569365Y2 JP 2569365 Y2 JP2569365 Y2 JP 2569365Y2 JP 350292 U JP350292 U JP 350292U JP 350292 U JP350292 U JP 350292U JP 2569365 Y2 JP2569365 Y2 JP 2569365Y2
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spherical portion
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敏彦 山口
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築物の壁の上部に取
付けられて、調和された空気を室内の所望の方向に放出
するようにした、パンカールーバにおける方向変換装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパンカールーバは、リング状のホ
ルダの内面に吐出筒の球面部を摩擦力で保持させ、吐出
筒の向きを人手により調節して、所望の方向に調和され
た空気を放出させるようにしている。
【0003】しかし、パンカールーバは、壁の上部に取
付けられるのが普通であるため、調節作業をするときは
高い梯子や台に登らなければならず、危険で手間がかか
るばかりでなく、室内を使用しているときは作業しにく
い不都合がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、吐出筒の方
向を遠隔操作で調節できるようにすることを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案において、前記課
題を解決するための第1の手段は、リング状のホルダの
内面に吐出筒の球部を回動自在に保持させ、球部側から
送風するようにしたパンカールーバにおいて、前記ホル
ダから伸び球部の上流を横切るフレームと、該フレーム
で支持されて前記球部内へ伸びる回動軸と、前記フレー
ムに取付けられて該回動軸を駆動する第1のモータと、
該回動軸から球面部の直径方向に伸び該球面部を回動自
在に支持する横軸と、該横軸と垂直に回動軸から半径方
向に伸び、第2のモータを取付けた支持板と、送風方向
と交差する軸線をもち第2のモータで駆動されるギヤ
と、前記球部の内面に取付けられ該ギヤとかみ合う円弧
状のラックとを備えることを特徴とする。
【0006】また、第2の手段は、リング状のホルダの
内面に吐出筒の球部を回動自在に保持させ、球部側から
送風するようにしたパンカールーバにおいて、前記ホル
ダから伸び球部の上流を横切るフレームと、該フレーム
で支持されて前記球部内へ伸びる回動軸と、前記フレー
ムに取付けられて該回動軸を駆動する第1のモータと、
該回動軸から半径方向に伸び、第2のモータを取付けた
支持板と、送風方向と交差する軸線をもち第2のモータ
で駆動されるギヤと、前記球部の内面に取付けられ該ギ
ヤとかみ合う円弧状のラックと、該ラックとギヤの横方
向のずれを防止するガイド部とを備えることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】前記第1の手段によれば、吐出筒は、第1のモ
ータの回転により横軸と共に回動軸を中心とする回動を
行ない、第2のモータの回転により横軸を中心とする回
動を行なうから、両モータの回転角度により、吐出筒の
方向は所望の方向に調節される。
【0008】また、前記第2の手段によれば、第1のモ
ータの回転により、回動軸と一体の支持板及びガイド部
からラックの側面に回転力が伝わり、ラックと一体の吐
出筒が回動軸と共に回動する。そして、第2のモータを
回転させれば、ホルダ内面に沿って回動軸に直交する軸
線を中心に回動し、吐出口は、所望の方向に調節され
る。
【0009】第1及び第2のモータの作動順序は、どち
らか先であってもよいし同時でもよい。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。図において1は、本考案のパンカールーバで、建
築物の壁の上部に設けた空気ダクト2の出口に取付けら
れる。3は、該パンカールーバ1のリング状のホルダ
で、球面をなす左右の2部分に連設した1対のフランジ
3aが管リベット3bで結合され、両端の内向きフラン
ジ3cの内側に気密用のフェルト4が装着され、前記管
リベット3bを通るねじで壁面に固定される。
【0011】吐出筒6は、流入口7を備える球部8と吐
出口9を備え、球部8がホルダ2に回動自在に保持され
る。この吐出筒6を、球部8の中心線XとYを中心とし
て回動させることにより、吐出口9を任意の方向に向け
ることができ、そのための方向変換装置10が前記ホル
ダ3の上流側に連設される。
【0012】方向変換装置10は、フレーム11に組付
けられており、該フレーム11の両端から伸びるアーム
11aが、ホルダ3に鋲止めされたブラケット3eに固
定される。フレーム11は、両側のリブ11b、中間の
リブ11cで補強されると共にアーム11aの中間にス
トッパ12がねじ12aで固定されている。ストッパ1
2は、アーム11aをブラケット3eに固定する際に、
該ストッパ12の先端をブラケット3eの先端に当接さ
せて位置決めするもので、位置決め後ねじ13を螺着す
ることにより、フレーム11が定位置に固定される。
【0013】また、フレーム11の中心には、中心線X
と同心の支持筒14が、該フレーム11及びこれに溶接
したステイ14aに溶接されて強固に結合されている。
該支持筒14の内面には、1対の平軸受15が圧入さ
れ、これにより中空の回動軸16が回動自在に支持され
ており、該回動軸16の外端側にピン17で結合した延
長部16aが連設され、これにギヤ18がキー19、緩
み止めワッシャ20a、ナット20で固定されている。
そして、フレーム11には、モータ取付台21を介して
第1のステッピングモータ22が取付けられ、モータ軸
のギヤ23、中間軸24上の中間ギヤ25を介してギヤ
18が駆動され、回動軸16を回動させる。
【0014】回動軸16の内端側には、図2で示す横軸
26が中心線Y方向に固定されている。該横軸26は、
回動軸16に固定の管部27と該管部27に挿入された
ピン28よりなり、管部27には長穴27aが穿設さ
れ、ピン28には長穴27aを通るねじ28bが螺合さ
れている。
【0015】また、球部8の内面には1対の軸受29が
内向きに固定されており、前記ピン28を該軸受29内
に挿入してねじ28bでピン28を管部27と一体にす
ることにより、吐出筒6は、軸受29を介して横軸26
を中心とする回動ができるように支持され、同時に横軸
26の中心線Xのまわりの回動によっても同方向に回動
する。
【0016】回動軸16には、支持板30が横軸26と
直角に固定され、これにギヤ32を備える第2のステッ
ピングモータ31が固定される。中間軸32は、支持板
30とこれに溶接されたコ字形の支枠33によって支持
され、中間ギヤ34を回転自在に支持している。
【0017】一方、球部8の内面には、円弧状のラック
35が固定部材36を介して取付けられ、中間ギヤ34
とかみ合っている。該ラック35は断面凸字形で、幅が
広い基部35aを備え、固定部材36は、該基部35a
を囲む断面形状を備えている。
【0018】そして、中間ギヤ34とラック35の横方
向のずれを防止するためのガイド部37が設けられ、該
ガイド部36は、支持板30に溶接したガイド板38と
支枠33に溶接したガイド板39と、両ガイド板38、
39に挾まれて摺接する固定部材36の両側面とによっ
て構成される。
【0019】各ステッピングモータを作動するために、
ステッピングモータ22にリード線40が接続され、他
のステッピングモータ31には回動軸16の内部と横穴
42を通るリード線41が接続される。回動軸16が中
実軸の場合は、その外周に沿って配線される。
【0020】以上により、第2のステッピングモータ3
1を回転させると、ギヤ33、34を介してラック35
が移動され、これと一体の吐出筒6は横軸26を中心と
して、例えば上下各40゜の範囲で傾動する。更に第1
のステッピングモータ22を回転させると、吐出筒6
は、回動軸16と共に中心線Xのまわりを回動するか
ら、中心角80゜の範囲で任意の方向に吐出口9を向け
ることができる。この際の両モータ22、31の回転
は、いずれが先に行なわれてもよいし、同時であっても
よく、図外の適宜の制御装置によって回動、停止を制御
される。
【0021】この実施例において、球部8は、横軸26
と軸受29によって回動自在かつ横方向のずれを防止し
て支持されるから、ラック側の前記ガイド装置36を省
略することができる。また、球部8をホルダ3で正確に
回転できるように支持すれば、横軸26と軸受29によ
る支持手段を省略しても、ガイド装置36によって、球
部8に中心線Xまわりの回転を伝えると共にギヤ34と
ラック35の横方向のずれを防止することができる。
【0022】なお、ステッピングモータ22、31に代
えて減速機付きモータを使用することができ、また中間
ギヤ25、34を省略してモータ軸のギヤ23、32を
ギヤ18、ラック35にかみ合わせるようにしてもよ
い。
【0023】
【考案の効果】以上のように本考案における各手段で
は、吐出筒の方向を2個のモータによって調節するか
ら、遠隔操作をすることができ、高所に設置されたパン
カールーバであっても安全、容易に広範囲にわたって自
在に風向を調節できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の縦断面図
【図2】 同じく背面図
【符号の説明】
2 ダクト 3 ホルダ 6 吐
出筒 8 球部 11 フレーム 14 支
持筒 16 回動軸 22、31 モータ 35
ラック

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状のホルダの内面に吐出筒の球部
    を回動自在に保持させ、球部側から送風するようにした
    パンカールーバにおいて、前記ホルダから伸び球部の上
    流を横切るフレームと、該フレームで支持されて前記球
    部内へ伸びる回動軸と、前記フレームに取付けられて該
    回動軸を駆動する第1のモータと、該回動軸から球面部
    の直径方向に伸び該球面部を回動自在に支持する横軸
    と、該横軸と垂直に回動軸から半径方向に伸び、第2の
    モータを取付けた支持板と、送風方向と交差する軸線を
    もち第2のモータで駆動されるギヤと、前記球部の内面
    に取付けられ該ギヤとかみ合う円弧状のラックとを備え
    ることを特徴とするパンカールーバの方向変換装置。
  2. 【請求項2】 リング状のホルダの内面に吐出筒の球部
    を回動自在に保持させ、球部側から送風するようにした
    パンカールーバにおいて、前記ホルダから伸び球部の上
    流を横切るフレームと、該フレームで支持されて前記球
    部内へ伸びる回動軸と、前記フレームに取付けられて該
    回動軸を駆動する第1のモータと、該回動軸から半径方
    向に伸び、第2のモータを取付けた支持板と、送風方向
    と交差する軸線をもち第2のモータで駆動されるギヤ
    と、前記球部の内面に取付けられ該ギヤとかみ合う円弧
    状のラックと、該ラックとギヤの横方向のずれを防止す
    るガイド部とを備えることを特徴とするパンカールーバ
    の方向変換装置。
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