JPH0240422Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0240422Y2
JPH0240422Y2 JP10524385U JP10524385U JPH0240422Y2 JP H0240422 Y2 JPH0240422 Y2 JP H0240422Y2 JP 10524385 U JP10524385 U JP 10524385U JP 10524385 U JP10524385 U JP 10524385U JP H0240422 Y2 JPH0240422 Y2 JP H0240422Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
wind direction
regulating member
air
blown
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10524385U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6214258U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10524385U priority Critical patent/JPH0240422Y2/ja
Publication of JPS6214258U publication Critical patent/JPS6214258U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0240422Y2 publication Critical patent/JPH0240422Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、車両用空気吹出口装置に係り、特に
ハウジングの内部に空気吹出口を備えた風向規制
部材を有し、その風向規制部材の回動によつて吹
出口空気の向きが変えられるようにされている吹
出口装置に関するものである。
(従来技術) 車両用空気吹出口装置は、車室内に吹き出され
る吹出空気の通路の一部に風向規制部材を嵌め込
み、その風向規制部材の内側通孔に配置されたブ
レード(羽根)の向きを変えることによつて、車
室内に吹き出される空気の向きが変えられるよう
に構成されている。
この空気吹出口装置の一つとして、吹出空気の
通路の一部が、球状に形成されると共に、そこに
球状外面を有する筒状の風向規制部材が回動可能
に嵌め込まれ、その風向規制部材が回動させられ
ることによつて、内側通孔内に配置されたブレー
ドの向きが変えられ、以て吹出空気の向きが変化
させられる構造とされた、前面開口部が円形の丸
型吹出口装置が知られている。
一方、かかる空気吹出口装置において、該吹出
口から吹き出される空気の方向を、自動的に且つ
連続的に変化させるようにした自動風向調整機構
として、実開昭48−67557号や実開昭57−85132号
公報等に記載されている如き手法が考えられてい
る。すなわち、それは、空気吹出口装置の開口部
に、多数の風向板を有する風向調整パネルを配設
すると共に、該パネルをパネル面に直角な方向の
一軸回りに、モータによつて回転させることによ
り、吹き出される空気の方向を自動的に変化させ
ようとしたものである。
(問題点) ところが、上記風向調整パネルに設けられる風
向板は、それぞれが同一方向の所定の角度だけ傾
斜した状態でパネル周縁部に固設されたものであ
るために、該パネルを回転させることによつて、
吹出空気の方向を連続的に変化させることは可能
であるが、その変化する方向はあくまでもパネル
に設けられた風向板の方向に従つたものとなる問
題を内在している。つまり、該風向板は所定の傾
斜角度を持つてパネル周縁部に固定されているも
のであるところから、該パネルを回転させること
によつて吹出空気の向きを変化させようとして
も、それらの方向は限られたものであつて、任意
の風向及び風向変化を得られるものではなかつた
のである。
(解決手段) ここにおいて、本考案は、上記した問題を解決
するために為されたものであつて、その要旨とす
るところは、車室内に吹き出される吹出空気の通
路の一部を構成して、車室内に開口する筒状のハ
ウジングを回転可能に設け、所定の駆動手段によ
つて該ハウジングをその軸心回りに回転せしめ得
るようにする一方、該ハウジングの筒状の内面を
球状に形成し、その内面球状部分に、球状外面を
有し且つ吹出空気の吹出方向を規制するブレード
部を内側通孔内に有する筒状の風向規制部材を回
動可能に嵌め込み、該風向規制部材の回動位置に
従う吹出方向の規制下において、前記駆動手段に
て前記ハウジングを回転せしめることにより、該
風向規制部材の前面開口部を通じて車室内に空気
が吹き出されるようにしたことにある。
(作用・効果) 従つて、このような吹出口装置においては、ハ
ウジングに対して球面嵌合させられているため、
該ハウジングに対して、ブレード部を有する風向
規制部材を所望の方向に回動せしめることによつ
て、吹出口から吹き出される空気の向きを任意の
方向に設定することが可能となるのである。そし
て、それ故に、この状態で、ハウジングをその軸
心回りに回転せしめるようにすれば、該風向規制
部材の回動位置に従う吹き出し方向の規制下にお
いて、換言すれば風向規制部材に予め設定された
ハウジングの軸心に対する任意の傾斜角を維持し
つつ、該ハウジングの軸心回りに回転させられる
こととなるのである。
すなわち、かかる本考案の装置においては、ブ
レード部を内側通孔内に有する風向規制部材を任
意の回動位置に位置させた状態下において、該風
向規制部材が嵌合、保持されたハウジングを、モ
ータ等の所定の駆動手段により回転せしめる構造
とされていることによつて、吹出口から吹き出さ
れる空気に対して、その風向及び風向変化を任意
に設定し得ると同時に、その風向変化を連続的に
且つ自動的に行うことが可能となつたのである。
そして、これによつて、特に冷房時に、吹出空気
を多方向にわたつて連続的に変化させて吹き出さ
せることにより、車室内の温度分布が一様になり
易いといつた効果をも、奏し得たのである。
(実施例) 次に、本考案を更に具体的に明らかにするため
に、本考案の一実施例を、図面に基づいて詳細に
説明することとする。
先ず、第1図、第2図及び第4図は、本考案に
従う空気吹出口装置10の構造を示したものであ
る。これらの図において、12は、断面が円筒形
状をなすハウジングであり、該ハウジング12
は、吹出空気の通路の一部を構成すると共に、そ
の前面において車室内に開口せしめられている。
そして、第4図に示されているように、ハウジン
グ12の後部にはダクト14が接続されており、
図示しないフアンによつて、後方から該ダクト1
4内を送られてきた空気が、ハウジング12内に
導かれ、該ハウジング12内を経て前面に吹き出
される構造されている。
一方、該ハウジング12の内面は凹状球面に形
成され、その内面球状部分には、フエルト等の摺
接部材16が固着されている。そして、該摺接部
材16を介して、ハウジング12によつて風向規
制部材18が回動可能に保持されている。この風
向規制部材18は、円筒形状を有する外枠(筒状
本体)20と、該外枠20の内部に位置するブレ
ード部22とによつて構成されている。外枠20
の外面は、ハウジング12の内面球状部分に対応
した球状凸面とされており、風向規制部材18
が、該球状凸面において前記ハウジング12の凹
状球面を有する中空部に嵌め込まれて、前記摺接
部材16を介して、該ハウジング12によつて、
回動可能に保持せしめられている。そして、その
外枠20の全長にわたつて中空部に位置せしめら
れたブレード部22は、断面が該外枠20の軸心
上において直交する十字形状を呈する板状部材か
ら構成されており、軸直角方向のそれぞれの端部
において、外枠20の内周縁部に固着されてい
る。
従つて、風向規制部材18の外枠20が、ハウ
ジング12の内面に対して回動せしめられること
により、空気吹き出し方向(ハウジング12の軸
心方向)に対して、外枠20及びブレード部22
が傾斜せしめられることとなる。そして、吹き出
し空気は、該外枠20の内面を経て前面に吹き出
されるものであるところから、風向規制部材18
の回動位置に従つて、換言すれば傾斜せしめられ
たブレード部22の板面に沿つて、空気が吹き出
されることとなる。つまり、風向規制部材18の
回動によつて、吹出空気の方向を任意に設定し得
る構造とされているのである。
また、前記ハウジング12の外周面には、その
軸方向の略中央部に位置して、ラツク部24がそ
の全周にわたつて一体的に設けられている。
一方、ハウジング12の外部には、その回転軸
心が該ハウジング12の軸心方向と平行とされた
状態で、モータ26が併設されている。そして、
該モータ26の回転軸端部には、ピニオン28が
固着されており、ハウジング12の外周面に設け
られた前記ラツク部24に係合されている。つま
り、ラツク部24とピニオン28によつて、モー
タ26の回転駆動力をハウジング12に伝達せし
めるラツク・ピニオン機構34が構成されている
のである。
そして、第4図に示されるているよに、ハウジ
ング12は、車両のインスツルメントパネル等の
所定の支持体30によつて、その軸心回りに回転
可能に保持されており、該ハウジング12の内側
中空部において前記風向規制部材18を位置固定
に保持した状態で、モータ26の回転をラツク・
ピニオン機構34を介して該ハウジング12に伝
達することにより、かかるハウジング12が回転
せしめられ得るようになつている。
なお、第1図中、32はモータ26の電源スイ
ツチであり、38はスイツチ32の操作に従つて
モータ26の回転を制御する制御回路である。ま
た、36はつまみであり、風向規制部材18の前
面中央部に設けられ、これによつて該風向規制部
材18のハウジング12に対する回動操作を行い
易くされている。
つまり、本考案に従えば、第5図に示される如
く、ハウジング12に対して風向規制部材18を
回動せしめることによつて、吹出空気の風向を任
意の方向に設定した後、その状態においてハウジ
ング12をモータ26により、その軸心回りに回
転させることとなる。要するに、風向規制部材1
8に対して予め設定されたハウジング12の軸心
に対する任意の傾斜角を、該風向規制部材18と
ハウジング12との間において維持した状態で、
モータ26の回転駆動力をラツク・ピニオン機構
34を介して該ハウジング12に伝達して、該ハ
ウジング12を回転させることにより、吹き出さ
れる空気の方向及び方向変化を任意に設定し得る
と共に、その吹出空気の方向変化を連続的に且つ
自動的に行うことができる機構とされているので
ある。
ところで、上述の如き空気吹出口装置10は、
通常、第3図に示されているように、車両のイン
スツルメントパネル等の所定の支持体30にハウ
ジング12が回転可能な状態で収容されて、吹出
空気の通路開口部に配置されることとなる。
このように、上記吹出口装置10においては、
風向規制部材18をハウジング12内においてマ
ニユアル操作によつて回動させることにより、従
来の丸型吹出口装置と同様に、その風向を任意に
設定することが可能とされている一方、そのハウ
ジング12を、支持体30によつて回転可能に支
持すると共に、モータ26の回転をラツク・ピニ
オン機構34によつて該ハウジング12に伝達し
て回転させることにより、その吹出方向を自動的
に変化させるようにしたものである。
従つて、その構造は決して複雑なものではな
く、それ故に安価であり、製造及び組み付けが容
易であると共に、かかる構造の採用により、丸型
吹出口装置において、任意の風向及び風向変化を
得ることができるという優れた効果を奏し得たの
であり、そこに、本考案の大きな工業的意義が存
するものである。
以上、本考案の一実施例について詳述してきた
が、本考案は、その他の態様においても実施する
ことが可能である。
例えば、モータ26の回転駆動力をハウジング
12に伝達する機構としては、例示のラツク・ピ
ニオン機構34に限定されるものでは決してな
く、第6図及び第7図に示されている如く、モー
タ26の回転軸端部にプーリ40を固着すると共
に、該プーリ40の回転をベルト42によつてハ
ウジング12に伝達する機構や、該プーリ40を
ハウジング12に対して当接させることによつて
連動させる機構とすることも可能であり、また、
ハウジング12における係合位置を、該ハウジン
グ12の後面に形成することも可能である。ま
た、第7図に示されているように、一個のモータ
26によつて複数個(同図においては二個)のハ
ウジング12を回転させることも可能であり、こ
れによつて、かかる構造が一層簡略化され得るの
である。
さらに、支持体30における吹出口装置10の
収容面は、ハウジング12を回転可能に保持し得
る機構を有しておれば良く、上例の如き摺動面を
有するものの他、ベアリング、ローラ等の周知の
機構が適宜採用され得るものである。
また、前記実施例におけるハウジング12の内
面には、摺接部材16が固着されていたが、かか
る摺接部材16は、必ずしも必要なものでなく、
風向規制部材18の外周面を、ハウジング12の
内周面によつて直接保持し得るようにすぬことも
可能である。
風向規制部材18を構成するブレード部22に
おいても、その形状は、上例の如き断面が十字形
状とされた板状部材に限定されるものでは決して
なく、吹出空気の方向を規制し得る状態で外枠2
0に設けられるものであればよい。
その他、本考案は、その趣旨を逸脱しない範囲
において、当業者の知識に基づいて種々なる変形
を加えた形態で実施することが可能であり、本考
案は、そのような実施形態のものをも含むもので
あること、言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る空気吹出口装
置の構造を示す要部斜視図であり、第2図はその
動力伝達機構を示す要部断面説明図であり、ま
た、第3図は支持体にて収容された状態を説明す
るための斜視図である。第4図は、支持体内にお
けるハウジングの回転を説明するための要部側面
断面図であり、第5図はハウジング内における風
向規制部材の回動の一形態を示す要部側面説明図
である。第6図及び第7図は、それぞれ本考案の
他の実施例である空気吹出口装置を示す要部正面
説明図である。 10:空気吹出口装置、12:ハウジング、1
8:風向規制部材、20:外枠、22:ブレード
部、26:モータ、34:ラツク・ピニオン機
構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室内に吹き出される吹出空気の通路の一部を
    構成して、車室内に開口する筒状のハウジングを
    回転可能に設け、所定の駆動手段によつて該ハウ
    ジングをその軸心回りに回転せしめ得るようにす
    る一方、該ハウジングの筒状の内面を球状に形成
    し、その内面球状部分に、球状外面を有し且つ吹
    出空気の吹出方向を規制するブレード部を内側通
    孔内に有する筒状の風向規制部材を回動可能に嵌
    め込み、該風向規制部材の回動位置に従う吹出方
    向の規制下において、前記駆動手段にて前記ハウ
    ジングを回転せしめることにより、該風向規制部
    材の前面開口部を通じて車室内に空気が吹き出さ
    れるようにした車両用空気吹出口装置。
JP10524385U 1985-07-10 1985-07-10 Expired JPH0240422Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10524385U JPH0240422Y2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10524385U JPH0240422Y2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6214258U JPS6214258U (ja) 1987-01-28
JPH0240422Y2 true JPH0240422Y2 (ja) 1990-10-29

Family

ID=30979486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10524385U Expired JPH0240422Y2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0240422Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100443996B1 (ko) * 2002-07-02 2004-08-12 기아자동차주식회사 차량용 벤틸레이터
KR20040023374A (ko) * 2002-09-11 2004-03-18 현대모비스 주식회사 자동차용 에어벤트

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6214258U (ja) 1987-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4498738A (en) Electric mirror angle adjusting device with pivoting cross-shaped member
JPH0240422Y2 (ja)
JPH0327237Y2 (ja)
JP3015562B2 (ja) 風向変更装置
KR200166805Y1 (ko) 시설하우스방제및환기장치의반전장치
CN114264063A (zh) 一种出风口、壳体及空调
JP4685223B2 (ja) 回転部材の節度装置
KR200198160Y1 (ko) 공기조화기용블레이드의위치설정장치
KR20040049377A (ko) 차량용 에어밴트 구조
JPS6236021Y2 (ja)
JPH10274432A (ja) 吹出口の風向変更装置
KR0117067Y1 (ko) 몸체가 전방으로 숙여지는 선풍기
JPH01117996A (ja) 風切換機構つき扇風機
JPS629465Y2 (ja)
JPH0533880Y2 (ja)
JPH06288607A (ja) 空気調和機における吹出口の水平羽根駆動装置
JPH0245709Y2 (ja)
JPH09280155A (ja) 風 車
KR100494513B1 (ko) 자동회전 방식의 에어벤트 구조
JPH0444989Y2 (ja)
JP3054492B2 (ja) 風向変更装置
EP0964161A2 (en) Fan rotor
JPS5824109Y2 (ja) 換気扇
KR200280256Y1 (ko) 차량용 송풍 조절장치
JPS6110117Y2 (ja)