JP2569139Y2 - ボンディングワイヤ用スプールケースの梱包ケース及びそれを用いた梱包構造 - Google Patents

ボンディングワイヤ用スプールケースの梱包ケース及びそれを用いた梱包構造

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JP2569139Y2
JP2569139Y2 JP1991107508U JP10750891U JP2569139Y2 JP 2569139 Y2 JP2569139 Y2 JP 2569139Y2 JP 1991107508 U JP1991107508 U JP 1991107508U JP 10750891 U JP10750891 U JP 10750891U JP 2569139 Y2 JP2569139 Y2 JP 2569139Y2
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JP
Japan
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case
packing
spool
packaging
bonding wire
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JPH0554364U (ja
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雅英 山路
司 松下
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Tanaka Denshi Kogyo KK
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Tanaka Denshi Kogyo KK
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  • Packages (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はボンディングワイヤ用ス
プールケースの梱包ケース、詳しくはボンディングワイ
ヤを収納したスプールケースを出荷する際あるいはスプ
ールケースをボンディング作業場へ搬入する際などに使
用される梱包ケース及び該ケースを用いた梱包構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の梱包ケースは紙材により
成型されており、該紙製梱包ケースの表面にはボンディ
ングワイヤの材質、線径、長さ等を印字したラベルを貼
着している。又、この紙製梱包ケースには、収容するス
プールケースのがたつき防止および緩衝用としてウレタ
ンスポンジ製のパッキングをケース内に介在させた梱包
構造を採用している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに上記従来ケー
スにおいては、紙製であるために搬送時あるいは開蓋時
にケースから紙粉が発生しやすく、その発生した紙粉が
スプールケースに付着して該スプールケースからスプー
ルを取出す時にボンディングワイヤに紙粉が付着し、或
いは梱包ケースをクリーンルーム内へ搬入し開蓋する際
にケースから発生した紙粉でクリーンルームを汚す不具
合があった。又、従来ケースに貼着したラベルは糊ゴミ
の発生原因となり、さらに前記ウレタンスポンジ製のパ
ッキングは海綿状であるために塵埃を吸込み易く、スプ
ールケースを取出す際に前記パッキングに触れて発塵の
原因となる等、塵埃を極端に嫌う半導体材料のボンディ
ングワイヤ梱包用として問題があった。
【0004】本考案は斯る従来問題点を解決すべく、ボ
ンディングワイヤへのゴミ付着の要因をなくしてボンデ
ィングワイヤの品質を確保させ得るとともに、クリーン
ルームへの搬入を可能ならしめるポリプロピレン製梱包
ケースおよびその梱包構造を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯る本考案の梱包ケース
は、ケース本体とそれに被嵌するケース蓋とを夫々帯電
防止剤を含有せるポリプロピレン材により形成するとと
もに、前記ケース本体またはケース蓋の少なくとも一表
面にラベルを差込み可能なポケットを設けてなることを
特徴とし(請求項1)、請求項2はさらに上記ポケット
の開口部外側にポリプロピレン製シールを被着せしめた
ことを特徴とする。
【0006】又、本考案の梱包構造は、ケース本体とそ
れに被嵌するケース蓋とを夫々帯電防止剤を含有せるポ
リプロピレン材により形成した梱包ケースに、スプール
ケースを帯電防止エアパッキング、詳しくは独立した空
気室を形成している多数の突起を有するポリエチレン材
の緩衝性シート、により包被した状態で収容せしめたこ
とを特徴とする(請求項3)。
【0007】
【作用】本考案によれば、帯電防止剤を含有せるポリプ
ロピレン製であるので、静電気の帯電によるゴミ付着が
発生し易いプラスチック材であってもゴミ付着が殆どな
く、ゴミが付着してもクリーンルーム内へ搬入する際
に、清浄な空気の空気流を梱包ケースの外側に吹付ける
ことにより簡単に除去できる。又、梱包ケースの少なく
とも一表面にラベルを差込み可能なポケットを設けたの
で、ラベル貼付による糊ゴミの発生が防止される。
【0008】又、請求項2によれば、上記ポケット開口
部のシール被着によって、該ポケット開口部からのゴミ
侵入が防止されるとともに前記の清浄空気流による洗浄
性を良好ならしめる。
【0009】さらに請求項3によれば、帯電防止エアパ
ッキングを使用するので該パッキングからの発塵が防止
される。
【0010】
【実施例】本考案の実施例を図面により説明すれば、梱
包ケースAはケース本体1とそれに被嵌するケース蓋2
との組からなり、梱包構造は前記ケース本体1内に、ス
プールケース3を帯電防止エアパッキング4により包被
した状態で収容させた後、ケース蓋2を被嵌せしめた構
造である。
【0011】ケース本体1及びケース蓋2は、それぞれ
帯電防止剤を練り込んだ透明または半透明なポリプロピ
レン材により形成され、実施例では長方形箱形状のもの
を図示し、またポリプロピレン材は表面電気抵抗が10
8 〜1011Ωのものを例示する。又、上記ケース本体1
及びケース蓋2は、搬送時の便宜のためにそれぞれ折目
線1a,2aを所定箇所に形成して折畳み、組立て自在
とし、図1に示す如く使用時に偏平折畳み状から箱形状
に組立てる。
【0012】上記ケース蓋2は、その一側表面にポリプ
ロピレン製のフイルムを一側端が開口するように貼着し
てポケット5を形成し、該ポケット5にラベル6を差込
み可能にする。又、ラベル6を差込んだ後には、前記ポ
ケット5の開口部にポリプロピレン製のシール7を被着
して封印する。このポケット5及びシール7の素材であ
るポリプロピレン材にも帯電防止剤を練り込んでおく。
【0013】スプールケース3は、ボンディングワイヤ
を巻込んだスプールを収納保持するもので、その所定個
数(例えば、10個×2列、6個×2列等)を整列さ
せ、エアパッキング4により包被させた状態で前記ケー
ス本体1内に収容させる。尚、このスプールケース3の
素材にも帯電防止剤を含有させておくことが好ましい。
上記ラベル6には、スプールケース3内のボンディング
ワイヤの材質、線径、長さ、ロット番号等を印字してお
くものである。
【0014】エアパッキング4は、ポリエチレン材のフ
イルムシートに多数の独立した空気層を突出状に配列形
成した緩衝性シートであり、そのポリエチレン材には帯
電防止剤を練り込んだものを使用する。このエアパッキ
ング4は適宜寸法に裁断した1ないし2枚を用いて、前
記スプールケース群の四側周囲を包被する。図面におい
ては、2枚のエアパッキングを十字状に重ね合わせて使
用した場合を示す。
【0015】而して、上記スプールケース3の所定個数
をエアパッキング4により包被させた状態で前記ケース
本体1内に収容させ、該ケース本体1にケース蓋2を被
嵌させることによって梱包構造が得られる(図2)。
【0016】尚、本考案の梱包ケースAは、スプールケ
ースを収納した状態で9個あるいは6個等に仕分けて、
さらに別の出荷用梱包ケースや箱に入れ顧客へ出荷され
るものである。
【0017】
【効果】本考案によれば、ケース本体及びケース蓋には
静電気の帯電によるゴミ付着が殆どないとともに糊ゴミ
の発生もなく、スプールケースへのゴミ付着を極度に減
少させてボンディングワイヤの品質維持を確保すること
ができる。又、ケース本体、ケース蓋にゴミの付着があ
っても、クリーンルーム内へ搬入する際に、清浄な空気
の空気流を吹付けることにより簡単に除去(空気洗浄)
できるので、スプールケースを梱包ケースに入れたまま
クリーンルームへ持ち込みでき、扱いに便利である。
【0018】又、ケース本体及びケース蓋の素材をポリ
プロピレン材としたので、透明あるいは半透明状にして
内部のスプールケースを透視により確認することができ
るとともに、ケース本体及びケース蓋を折畳み、組立て
自在な構造とした場合であっても、その折曲げ性に優れ
折畳み、組立て時におけるゴミの発生がなく、しかも廃
棄後の再資源化が可能である。
【0019】本考案の請求項2によれば、ラベルを入れ
るポケット開口部からのゴミ侵入が防止されるとともに
前記清浄空気流による洗浄性を向上させることができ、
ボンディングワイヤの品質維持をより完全ならしめる。
【0020】本考案の請求項3によれば、パッキングの
吸塵、発塵も防止できるスプールケースの梱包構造が得
られ、著しく実用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 折畳み、組立て状態を示す本考案梱包構造の
分離立体図
【図2】 梱包構造の断面正面図
【図3】 梱包構造の側面図
【符号の説明】
A……梱包ケース 1……ケース本体 2……ケース蓋 3……スプールケー
ス 4……エアパッキング 5……ポケット 6……ラベル 7……シール

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体とそれに被嵌するケース蓋とを
    夫々帯電防止剤を含有せるポリプロピレン材により形成
    するとともに、前記ケース本体またはケース蓋の少なく
    とも一表面にラベルを差込み可能なポケットを設けてな
    るボンディングワイヤ用スプールケースの梱包ケース。
  2. 【請求項2】上記ポケットの開口部外側にポリプロピレ
    ン製シールを被着せしめた請求項1記載のボンディング
    ワイヤ用スプールケースの梱包ケース。
  3. 【請求項3】ケース本体とそれに被嵌するケース蓋とを
    夫々帯電防止剤を含有せるポリプロピレン材により形成
    した梱包ケースに、スプールケースを帯電防止エアパッ
    キングにより包被した状態で収容せしめたボンディング
    ワイヤ用スプールケースの梱包構造。
JP1991107508U 1991-12-26 1991-12-26 ボンディングワイヤ用スプールケースの梱包ケース及びそれを用いた梱包構造 Expired - Lifetime JP2569139Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0554364U JPH0554364U (ja) 1993-07-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5898342U (ja) * 1981-12-25 1983-07-04 左右田 義朗 通い箱
JPS59187572A (ja) * 1983-04-07 1984-10-24 田中貴金属工業株式会社 半導体素子のボンデイング線のスプ−ル巻線に於ける巻線保持構造
JPH0427827Y2 (ja) * 1985-01-29 1992-07-03

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JPH0554364U (ja) 1993-07-20

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