JPH0427827Y2 - - Google Patents
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- JPH0427827Y2 JPH0427827Y2 JP1985009963U JP996385U JPH0427827Y2 JP H0427827 Y2 JPH0427827 Y2 JP H0427827Y2 JP 1985009963 U JP1985009963 U JP 1985009963U JP 996385 U JP996385 U JP 996385U JP H0427827 Y2 JPH0427827 Y2 JP H0427827Y2
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Landscapes
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- Packaging For Recording Disks (AREA)
- Cartons (AREA)
- Buffer Packaging (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案の産業上の利用分野は、磁気デイスク
(フロツピーデイスク)等の平板状で、かつ、外
力や静電気等に弱い部材等を収容し、遠隔地に送
るのに適した輸送用箱に関する分野である。
(フロツピーデイスク)等の平板状で、かつ、外
力や静電気等に弱い部材等を収容し、遠隔地に送
るのに適した輸送用箱に関する分野である。
[従来の技術]
磁気デイスクは、各種の情報が磁気記録として
保存されており、かつ、材質はフレキシブルなプ
ラスチツクシートから構成されている。
保存されており、かつ、材質はフレキシブルなプ
ラスチツクシートから構成されている。
従つて、機械的強度も極めて弱く、さらに、静
電気が発生すると、書込まれた磁気記録データが
破壊されたり消えたりしてしまう。
電気が発生すると、書込まれた磁気記録データが
破壊されたり消えたりしてしまう。
また、磁気デイスクに電気が外から不用意に加
わると、磁気記録データが破壊されたり消えたり
してしまう。
わると、磁気記録データが破壊されたり消えたり
してしまう。
そこで、通常は、書込みの終了した磁気デイス
クを厚紙等から構成されたフアイル等に収容し、
外力による破損事故が生じないようにして静電気
が発生しない場所に保存されていた。
クを厚紙等から構成されたフアイル等に収容し、
外力による破損事故が生じないようにして静電気
が発生しない場所に保存されていた。
また、遠隔地に磁気デイスクを輸送したい場合
にも、上述した厚紙のフアイル等で全体を覆つて
輸送されていた。
にも、上述した厚紙のフアイル等で全体を覆つて
輸送されていた。
[考案が解決しようとする問題点]
しかし、輸送の場合を考えると、荷物の扱いは
想像以上に乱暴であり、厚紙のフアイルで保護さ
れた程度では、外力による損傷を防止することが
できないという問題点がある。
想像以上に乱暴であり、厚紙のフアイルで保護さ
れた程度では、外力による損傷を防止することが
できないという問題点がある。
また、輸送環境は静電気による磁気記録データ
の破壊に対してあまり考慮されておらず、輸送の
途中において磁気記録データが破壊されるおそれ
がある。
の破壊に対してあまり考慮されておらず、輸送の
途中において磁気記録データが破壊されるおそれ
がある。
さらに、磁気デイスクに電気が外から不用意に
加わつた場合、磁気記録データが破壊されるおそ
れがあつた。
加わつた場合、磁気記録データが破壊されるおそ
れがあつた。
[問題点を解決するための手段]
本考案において、上述した問題点を解決するた
めに次のような手段を講じた。
めに次のような手段を講じた。
外力と外からの不用意な電気の付加による磁気
デイスクの破損、破壊を防止するために折畳式の
箱の内側に多数の独立した突状の空気室を有する
非帯電性の緩衝性プラスチツクシートを貼着し、
その優れたクツシヨン性と非帯電性を利用して磁
気デイスクの保護を図つた。
デイスクの破損、破壊を防止するために折畳式の
箱の内側に多数の独立した突状の空気室を有する
非帯電性の緩衝性プラスチツクシートを貼着し、
その優れたクツシヨン性と非帯電性を利用して磁
気デイスクの保護を図つた。
また、静電気と外からの不用意な電気の付加に
よる磁気記録データの破壊を防止するために、折
畳式の箱の内張として導電性の金属箔を用い、そ
の優れた導電性により静電気の拡散を図つた。
よる磁気記録データの破壊を防止するために、折
畳式の箱の内張として導電性の金属箔を用い、そ
の優れた導電性により静電気の拡散を図つた。
そして、本考案においては、内容物を両面から
挟持し得る折畳可能な折曲片を、互いに突き合わ
せまたは重ね合わせ可能な両端面とこの両端面に
平行して設けられた折線を有する内側に折畳可能
な1枚の長方形状の厚紙と、この厚紙の上面の全
面にわたつて貼着された導電性の金属箔と、さら
に、この金属箔の上面の全面にわたつて貼着され
た多数の独立した突状の空気室を有する非帯電性
の緩衝性プラスチツクシートとを順次重ね合わせ
た状態で構成し、前記折曲片を封止する着剥可能
な係着シートを折曲片の異なる部分間の突き合わ
せ部または重ね合わせ部にこの合わせ部を覆つた
状態で貼付けて設けた。
挟持し得る折畳可能な折曲片を、互いに突き合わ
せまたは重ね合わせ可能な両端面とこの両端面に
平行して設けられた折線を有する内側に折畳可能
な1枚の長方形状の厚紙と、この厚紙の上面の全
面にわたつて貼着された導電性の金属箔と、さら
に、この金属箔の上面の全面にわたつて貼着され
た多数の独立した突状の空気室を有する非帯電性
の緩衝性プラスチツクシートとを順次重ね合わせ
た状態で構成し、前記折曲片を封止する着剥可能
な係着シートを折曲片の異なる部分間の突き合わ
せ部または重ね合わせ部にこの合わせ部を覆つた
状態で貼付けて設けた。
[作用]
以上のような構造を採用すると、磁気デイスク
の外力による損傷を防止でき、静電気の非帯電と
拡散および外から加わつた電気の除去によりデー
タ破壊が生じるのを防止できる輸送用箱を得るこ
とができる。
の外力による損傷を防止でき、静電気の非帯電と
拡散および外から加わつた電気の除去によりデー
タ破壊が生じるのを防止できる輸送用箱を得るこ
とができる。
[実施例]
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳
細に説明する。
細に説明する。
[第1実施例]
第1図〜第4図は本考案の第1の実施例を説明
するもので、図において符号1で示すものは輸送
用箱で、3層構造の折畳式として構成されてい
る。
するもので、図において符号1で示すものは輸送
用箱で、3層構造の折畳式として構成されてい
る。
即ち、第2図に各層を分離した状態で示すよう
に、最外層は厚紙2となつており、その内側にア
ルミ箔等の導電性の優れた金属箔3が貼着されて
いる。
に、最外層は厚紙2となつており、その内側にア
ルミ箔等の導電性の優れた金属箔3が貼着されて
いる。
この金属箔3は厚紙2の内面の全面に渡つて接
着剤で貼着される。
着剤で貼着される。
そして、この金属箔3の上側に多数の独立した
突状の空気室を有する非帯電性の緩衝性プラスチ
ツクシート4が接着剤によつて貼着される。
突状の空気室を有する非帯電性の緩衝性プラスチ
ツクシート4が接着剤によつて貼着される。
ここで、金属箔3のような導電性の材料とは、
表面固有抵抗値が105Ω以下のもので、当然に電
気を良く通すものであり、非帯電性の材料とは、
表面固有抵抗値が1013〜109Ω程度のもので、い
わば、導電性の材料と表面固有抵抗値が1018Ω程
度の電気を通さない絶縁材との中間に位置するも
ので、電気を少しは通すものであり、逆に、電気
が流れようとするのを少しは遮断し得るものであ
る。
表面固有抵抗値が105Ω以下のもので、当然に電
気を良く通すものであり、非帯電性の材料とは、
表面固有抵抗値が1013〜109Ω程度のもので、い
わば、導電性の材料と表面固有抵抗値が1018Ω程
度の電気を通さない絶縁材との中間に位置するも
ので、電気を少しは通すものであり、逆に、電気
が流れようとするのを少しは遮断し得るものであ
る。
非帯電性の緩衝性プラスチツクシート4は、例
えば、絶縁材である溶融しているポリエチレンの
中に、グリセリン脂肪酸エステル等の粉状の帯電
防止剤を適量練り込んだ材料を用いて成形する。
えば、絶縁材である溶融しているポリエチレンの
中に、グリセリン脂肪酸エステル等の粉状の帯電
防止剤を適量練り込んだ材料を用いて成形する。
この非帯電性の緩衝性プラスチツクシート4は
非帯電性の平板状のベースフイルム4aと多数の
独立した突出部が形成された非帯電性のカバーフ
イルム4bとを溶着その他の手段により一体化し
て形成され、突出部が密封された空気室4cとな
つている。
非帯電性の平板状のベースフイルム4aと多数の
独立した突出部が形成された非帯電性のカバーフ
イルム4bとを溶着その他の手段により一体化し
て形成され、突出部が密封された空気室4cとな
つている。
緩衝性プラスチツクシート4は、多数の独立し
た突状の空気室4cの大きさが、例えば、直径が
7mm程度、高さが3mm程度、各空気室4c間の
間隔が3mm程度であり、これは市販されている。
た突状の空気室4cの大きさが、例えば、直径が
7mm程度、高さが3mm程度、各空気室4c間の
間隔が3mm程度であり、これは市販されている。
第2図に示すように、外から内側に向けて順
に、厚紙2、導電性の金属箔3、非帯電性の緩衝
性プラスチツクシート4が貼着されていて、非帯
電性の緩衝性プラスチツクシート4の内側(第2
図では上側)に磁気デイスクが置かれていると、
磁気デイスク側で静電気が発生した場合、その静
電気は、電気を少し通す非帯電性の緩衝性プラス
チツクシート4を通つて外側の導電性の金属箔3
の部分に流れ、通常何らかの形で間接的に接地さ
れている金属箔3の作用によつて電圧が下がり、
周囲に逃がされる。一方、万一、外部から何らか
の原因で不用意に電気が加わつた場合、その電気
は金属箔3の作用で周囲に逃がされる。その場
合、金属箔3と磁気デイスクの間には非帯電性の
緩衝性プラスチツクシート4があるので、電気は
電気が比較的に通りにくい非帯電性の緩衝性プラ
スチツクシート4へは流れず、電気を良く通す導
電性の金属箔3のみを流れてアースされて逃げ、
結果的には、外部から万一、電気が付加されて
も、内部の磁気デイスクには流れないし、磁気デ
イクは安全に保護される。
に、厚紙2、導電性の金属箔3、非帯電性の緩衝
性プラスチツクシート4が貼着されていて、非帯
電性の緩衝性プラスチツクシート4の内側(第2
図では上側)に磁気デイスクが置かれていると、
磁気デイスク側で静電気が発生した場合、その静
電気は、電気を少し通す非帯電性の緩衝性プラス
チツクシート4を通つて外側の導電性の金属箔3
の部分に流れ、通常何らかの形で間接的に接地さ
れている金属箔3の作用によつて電圧が下がり、
周囲に逃がされる。一方、万一、外部から何らか
の原因で不用意に電気が加わつた場合、その電気
は金属箔3の作用で周囲に逃がされる。その場
合、金属箔3と磁気デイスクの間には非帯電性の
緩衝性プラスチツクシート4があるので、電気は
電気が比較的に通りにくい非帯電性の緩衝性プラ
スチツクシート4へは流れず、電気を良く通す導
電性の金属箔3のみを流れてアースされて逃げ、
結果的には、外部から万一、電気が付加されて
も、内部の磁気デイスクには流れないし、磁気デ
イクは安全に保護される。
このような3層構造の素材を第1図に示すよう
に長方形に切断し、長手方向の両端部近傍を横断
して2条の平行な折線5,5を所定間隔離してあ
らかじめ形成し、これら折線5の外側を折畳可能
な折曲片6としている。
に長方形に切断し、長手方向の両端部近傍を横断
して2条の平行な折線5,5を所定間隔離してあ
らかじめ形成し、これら折線5の外側を折畳可能
な折曲片6としている。
折曲片6,6の幅は両者に挟まれた中央部の底
板7の幅の1/2程度である。
板7の幅の1/2程度である。
また、底板7の大きさは磁気デイスク8の大き
さよりわずかに1回り大きく、折線5,5間の間
隔は磁気デイスク8の厚みより大きい。
さよりわずかに1回り大きく、折線5,5間の間
隔は磁気デイスク8の厚みより大きい。
一方、底板7の外側面の中央部を横断して折曲
片6,6と平行に所定幅の係着シート9が貼着さ
れている。
片6,6と平行に所定幅の係着シート9が貼着さ
れている。
この係着シート9の長さは底板7の幅よりも長
く、底板7から所定距離突出した部分には剥離紙
10が貼着されており、その下側は感圧性接着剤
層11となつている。
く、底板7から所定距離突出した部分には剥離紙
10が貼着されており、その下側は感圧性接着剤
層11となつている。
本実施例は、以上のように構成されているた
め、磁気デイスク8の輸送を行ないたい場合には
所望の枚数の磁気デイスク8を底板7上に載置
し、折線5,5の部分から折曲片6を谷折にし、
磁気デイスク8の上面を2枚の折曲片6,6によ
つて覆う。
め、磁気デイスク8の輸送を行ないたい場合には
所望の枚数の磁気デイスク8を底板7上に載置
し、折線5,5の部分から折曲片6を谷折にし、
磁気デイスク8の上面を2枚の折曲片6,6によ
つて覆う。
続いて、係着シート9の剥離紙10を剥し、折
曲げられた折曲片6を端縁の突合せ部を含めて感
圧性接着剤層11により貼着して封じる。
曲げられた折曲片6を端縁の突合せ部を含めて感
圧性接着剤層11により貼着して封じる。
このようにして貼着すると、第4図に示すよう
に、左右は折曲片6,6により覆われ、上下の両
端は係着シート9により覆われているため、内部
に収容された磁気デイスク8が外に出ることはな
い。
に、左右は折曲片6,6により覆われ、上下の両
端は係着シート9により覆われているため、内部
に収容された磁気デイスク8が外に出ることはな
い。
このような状態で配送すれば磁気デイスク8は
全体を空気室を有する緩衝性のプラスチツクシー
ト4によつて覆われているため、厚紙2とともに
外力に対して大きな抵抗力を有し、磁気デイスク
8が破損するおそれはない。
全体を空気室を有する緩衝性のプラスチツクシー
ト4によつて覆われているため、厚紙2とともに
外力に対して大きな抵抗力を有し、磁気デイスク
8が破損するおそれはない。
また、静電気が発生しても、緩衝性プラスチツ
クシートが非帯電性に優れ、また、金属箔3がが
導電性に優れているため、静電気を拡散し、静電
気による記録データの破壊は生じない。
クシートが非帯電性に優れ、また、金属箔3がが
導電性に優れているため、静電気を拡散し、静電
気による記録データの破壊は生じない。
また、万一、外部から不用意に加わつた場合の
電気も磁気デイスクに何ら悪影響を及ぼすことな
く周囲に逃がされる。
電気も磁気デイスクに何ら悪影響を及ぼすことな
く周囲に逃がされる。
また、緩衝性プラスチツクシート4を透明な材
質から形成すれば、金属箔3上に注意事項やマー
ク等を印刷しても、これを見ることができ、取扱
い上の便利さと、宣伝効果を高めることができ
る。緩衝性プラスチツクシート4は、透明で、色
も自然色の他、青色、赤色、黄色などを適宜用い
ることができる。
質から形成すれば、金属箔3上に注意事項やマー
ク等を印刷しても、これを見ることができ、取扱
い上の便利さと、宣伝効果を高めることができ
る。緩衝性プラスチツクシート4は、透明で、色
も自然色の他、青色、赤色、黄色などを適宜用い
ることができる。
また、厚紙2は複数枚の薄紙を積層して接着し
たものであつてもよい。
たものであつてもよい。
上述した例にあつては、磁気デイスク8は1枚
だけ収容するように図示したが、折線5,5間の
間隔によつて複数枚収容できるのはもちろんであ
る。
だけ収容するように図示したが、折線5,5間の
間隔によつて複数枚収容できるのはもちろんであ
る。
さらに、上記の例にあつては空気室を有するシ
ート4の空気室4c側を上側にして配置したが、
第3図に示すように、空気室4cを下側にして配
置してもよい。
ート4の空気室4c側を上側にして配置したが、
第3図に示すように、空気室4cを下側にして配
置してもよい。
このような配置を採用すると、磁気デイスク8
の載置面が平滑状態となり、磁気デイスク8が緩
衝性プラスチツクシート4の多数の独立した突起
部にひつかからず、取扱やすい。
の載置面が平滑状態となり、磁気デイスク8が緩
衝性プラスチツクシート4の多数の独立した突起
部にひつかからず、取扱やすい。
また、緩衝性プラスチツクシート4の材質が非
帯電性であれば、帯電しにくいばかりでなく塵埃
の付着もなく、磁気デイスクと付着して書込み、
読出しのエラーを生じさせない。また、外からの
電気も遮断する。
帯電性であれば、帯電しにくいばかりでなく塵埃
の付着もなく、磁気デイスクと付着して書込み、
読出しのエラーを生じさせない。また、外からの
電気も遮断する。
[第2実施例]
第5図及び第6図は、本考案の第2の実施例を
説明するもので、図中第1図〜第4図と同一部分
とは同一符号を付し、その説明は省略する。
説明するもので、図中第1図〜第4図と同一部分
とは同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施例にあつては、第5図に示すように底板
7の上下の両端線に、全長に渡つて細長い折曲片
12を折線13を介して形成してある。
7の上下の両端線に、全長に渡つて細長い折曲片
12を折線13を介して形成してある。
この折曲片12の幅は折線5,5の幅とほぼ同
一である。
一である。
このような構造を採用すると磁気デイスクを収
容して箱を折畳んだ状態では、箱の上下の端縁を
折曲片12によつて閉塞することができ、内部に
磁気デイスクより小さな物品を収容した場合で
も、脱落するのを防止できる。
容して箱を折畳んだ状態では、箱の上下の端縁を
折曲片12によつて閉塞することができ、内部に
磁気デイスクより小さな物品を収容した場合で
も、脱落するのを防止できる。
このような構造を採用しても上述した効果の他
に第1実施例の効果のすべてを期待できる。
に第1実施例の効果のすべてを期待できる。
[第3実施例]
第7図及び第8図は、本考案の第3実施例を説
明するもので、本実施例にあつては2つ折構造を
採用している。
明するもので、本実施例にあつては2つ折構造を
採用している。
即ち、輸送用箱を同一の大きさを有する2枚の
折曲片14,15を有し、両者間は所定間隔離し
て形成された平行な折線5,5を介して連結され
ている。
折曲片14,15を有し、両者間は所定間隔離し
て形成された平行な折線5,5を介して連結され
ている。
これら連続した折曲片14,15自身の構造
は、第1及び第2の実施例に記載した構造と全く
同様である。
は、第1及び第2の実施例に記載した構造と全く
同様である。
上述した2つの折曲片14、15間に磁気デイ
スク等の内容物を挾むわけであるが、このような
構造の場合には3方が開放されているため、前述
した係着シート9の他にこれと直交する係着シー
ト16が必要である。
スク等の内容物を挾むわけであるが、このような
構造の場合には3方が開放されているため、前述
した係着シート9の他にこれと直交する係着シー
ト16が必要である。
本実施例は、以上のように構成されているた
め、磁気デイスク等を折曲片14,15間に挾ん
で係着シート9によつて係着すれば第5図に示す
ように開放された3方を封じることができ、磁気
デイスク等が脱落することがない。
め、磁気デイスク等を折曲片14,15間に挾ん
で係着シート9によつて係着すれば第5図に示す
ように開放された3方を封じることができ、磁気
デイスク等が脱落することがない。
このような構造を採用しても上述したのと同様
な効果が得られる。
な効果が得られる。
[効果]
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、内容物を挾持するようにして折畳まれる折曲
片を有し、その内側面には導電性の金属箔と多数
の空気室を有する非帯電性の緩衝性プラスチツク
シートが貼着され、折曲片を閉じた時、これを封
じる係着シートを備えた構造を採用しているた
め、外力に対して極めて強く、磁気デイスクの損
傷が生じず、非帯電性の緩衝性プラスチツクシー
トと金属箔の存在により、静電気による記録デー
タの破壊を防止することができるという優れた効
果がある。
ば、内容物を挾持するようにして折畳まれる折曲
片を有し、その内側面には導電性の金属箔と多数
の空気室を有する非帯電性の緩衝性プラスチツク
シートが貼着され、折曲片を閉じた時、これを封
じる係着シートを備えた構造を採用しているた
め、外力に対して極めて強く、磁気デイスクの損
傷が生じず、非帯電性の緩衝性プラスチツクシー
トと金属箔の存在により、静電気による記録デー
タの破壊を防止することができるという優れた効
果がある。
そして、本考案のように、磁気デイスクに当た
る内面に、非帯電性の緩衝性プラスチツクシート
を用いれば、磁気デイスク部で発生した静電気を
非帯電性の緩衝性プラスチツクシートを通して外
の導電性の金属箔部へじわつと逃がすこともでき
るし、万一、外部から電気が加わつても、この非
帯電の緩衝性プラスチツクシートがバリヤの役目
をし、電気は外側の導電性が優れている金属箔を
通つて周囲に逃げるので、内側にある磁気デイス
クに伝わることはなく、磁気デイスクの記録デー
タが破壊されたり消されるようなことはなく、安
全である。
る内面に、非帯電性の緩衝性プラスチツクシート
を用いれば、磁気デイスク部で発生した静電気を
非帯電性の緩衝性プラスチツクシートを通して外
の導電性の金属箔部へじわつと逃がすこともでき
るし、万一、外部から電気が加わつても、この非
帯電の緩衝性プラスチツクシートがバリヤの役目
をし、電気は外側の導電性が優れている金属箔を
通つて周囲に逃げるので、内側にある磁気デイス
クに伝わることはなく、磁気デイスクの記録デー
タが破壊されたり消されるようなことはなく、安
全である。
なお、非導電性の緩衝性プラスチツクシートと
して、多数の独立した突状の空気室を有する緩衝
性プラスチツクシートを用いているので、軽く、
量もかさばらず、緩衝性も極めて高く、磁気デイ
スクを充分に保護することができる。
して、多数の独立した突状の空気室を有する緩衝
性プラスチツクシートを用いているので、軽く、
量もかさばらず、緩衝性も極めて高く、磁気デイ
スクを充分に保護することができる。
第1図〜第4図は本考案の第1の実施例を説明
するもので、第1図は展開状態の斜視図、第2図
及び第3図は箱の素材の異なつた構造例を示す説
明図、第4図は封止状態の斜視図、第5図及び第
6図は本考案の第2の実施例を説明する展開状態
の斜視図及び封止状態の斜視図、第7図及び第8
図は本考案の第3の実施例を説明する展開状態の
斜視図及び封止状態の斜視図である。 1……輸送用箱、2……厚紙、3……金属箔、
4……非帯電性の緩衝性プラスチツクシート、4
c……空気室、5……折線、6,12,14,1
5……折曲片、7……底板、8……磁気デイス
ク、9……係着シート、10……剥離紙、11…
…感圧性接着剤。
するもので、第1図は展開状態の斜視図、第2図
及び第3図は箱の素材の異なつた構造例を示す説
明図、第4図は封止状態の斜視図、第5図及び第
6図は本考案の第2の実施例を説明する展開状態
の斜視図及び封止状態の斜視図、第7図及び第8
図は本考案の第3の実施例を説明する展開状態の
斜視図及び封止状態の斜視図である。 1……輸送用箱、2……厚紙、3……金属箔、
4……非帯電性の緩衝性プラスチツクシート、4
c……空気室、5……折線、6,12,14,1
5……折曲片、7……底板、8……磁気デイス
ク、9……係着シート、10……剥離紙、11…
…感圧性接着剤。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 内容物を両面から挟持し得る折畳可能な折曲片
を、互いに突き合わせたまたは重ね合わせ可能な
両端面とこの両端面に平行して設けられた折線を
有する内側に折畳可能な1枚の長方形状の厚紙
と、この厚紙の上面の全面にわたつて貼着された
導電性の金属箔と、さらに、この金属箔の上面の
全面にわたつて貼着された多数の独立した突状の
空気室を有する非帯電性の緩衝性プラスチツクシ
ートとを順次重ね合わせた状態で構成し、 前記折曲片を封止する着剥可能な係着シートを
折曲片の異なる部分間の突き合わせ部または重ね
合わせ部にこの合わせ部を覆つた状態で貼付けて
設けたことを特徴とする輸送用箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985009963U JPH0427827Y2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985009963U JPH0427827Y2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61125987U JPS61125987U (ja) | 1986-08-07 |
JPH0427827Y2 true JPH0427827Y2 (ja) | 1992-07-03 |
Family
ID=30490682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985009963U Expired JPH0427827Y2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427827Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2569139Y2 (ja) * | 1991-12-26 | 1998-04-22 | 田中電子工業株式会社 | ボンディングワイヤ用スプールケースの梱包ケース及びそれを用いた梱包構造 |
JP4635308B2 (ja) * | 2000-09-11 | 2011-02-23 | 川上産業株式会社 | 緩衝性をもつ角底袋、角底袋の中間製品とその製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5264511U (ja) * | 1975-11-07 | 1977-05-12 | ||
JPS59173171U (ja) * | 1983-05-05 | 1984-11-19 | 株式会社ブル−ブレイズ・エス・ピ− | フロツピ−デイスクデ−タ等の収納ケ−ス |
-
1985
- 1985-01-29 JP JP1985009963U patent/JPH0427827Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61125987U (ja) | 1986-08-07 |
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