JP2568957B2 - 定量押出機 - Google Patents
定量押出機Info
- Publication number
- JP2568957B2 JP2568957B2 JP3334034A JP33403491A JP2568957B2 JP 2568957 B2 JP2568957 B2 JP 2568957B2 JP 3334034 A JP3334034 A JP 3334034A JP 33403491 A JP33403491 A JP 33403491A JP 2568957 B2 JP2568957 B2 JP 2568957B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw shaft
- connecting portion
- speed
- piston ram
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定量押出機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ゴルフボールやテニスボール及
び小物ゴム部品等の製造に於て、未加硫ゴム等の熱可塑
性体を、一定の重量(容量)のプラグに形成してから、
それを加硫用金型に装入する必要がある。
び小物ゴム部品等の製造に於て、未加硫ゴム等の熱可塑
性体を、一定の重量(容量)のプラグに形成してから、
それを加硫用金型に装入する必要がある。
【0003】そして、一定の重量(容量)のプラグ──
─以下定量プラグと呼ぶことがある───を作るため
に、従来から、定量押出機が使用されてきた。
─以下定量プラグと呼ぶことがある───を作るため
に、従来から、定量押出機が使用されてきた。
【0004】この定量押出機としては、古くから(20
年以上前から)英国のバーウェル社の“油圧制御式”の
ものが使用されてきた。
年以上前から)英国のバーウェル社の“油圧制御式”の
ものが使用されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上記油
圧制御式の定量押出機では、次のような欠点があった。 油温変化により、プラグ重量がばらつく。 シリンダー内面と熱可塑性体との摩擦抵抗が、ピス
トンラムの位置によって変動するため、押出し速度にば
らつきを生じ、押出し開始直後と、押出し終了直前の差
が大であった(油圧回路の差圧弁で一定速度に制御する
ことは至難である。)。 微妙なプラグ重量の設定が困難であった。即ち、油
圧回路中の絞り弁にてピストンラムの速度を微調整する
ことは難しかった。 押出し途中で、全く異なった設定のプラグ重量を得
ることは至難であった。
圧制御式の定量押出機では、次のような欠点があった。 油温変化により、プラグ重量がばらつく。 シリンダー内面と熱可塑性体との摩擦抵抗が、ピス
トンラムの位置によって変動するため、押出し速度にば
らつきを生じ、押出し開始直後と、押出し終了直前の差
が大であった(油圧回路の差圧弁で一定速度に制御する
ことは至難である。)。 微妙なプラグ重量の設定が困難であった。即ち、油
圧回路中の絞り弁にてピストンラムの速度を微調整する
ことは難しかった。 押出し途中で、全く異なった設定のプラグ重量を得
ることは至難であった。
【0006】そこで、本発明は、上述の問題点を解決
し、押出し速度を高精度に制御出来る定量押出機を提供
することを目的とする。
し、押出し速度を高精度に制御出来る定量押出機を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る定量押出機
は、サーボモータを有する動力部と、該動力部にて回転
駆動されるスクリューシャフトと、該スクリューシャフ
トが挿入される円筒壁を有すると共に先端に熱可塑性体
を押出すためのピストンラムが固着された連接部と、該
連接部を上記スクリューシャフトの軸心廻りに回転せず
に該軸心方向にのみ直線往復可能に保持するピストン受
けブッシュと、を備え、上記連接部は上記ピストンラム
の近傍まで中空室が形成され、かつ、該連接部の円筒壁
の基端開口部に、上記スクリューシャフトに螺進退可能
に螺嵌されるナット部材を付設すると共に、該スクリュ
ーシャフトの先端部に、第1ベアリングを介して、上記
連接部の中空室を形成する上記円箇壁の内周面に摺動自
在に当接する支持環を、外嵌状に取着し、かつ、該スク
リューシャフトの基端部を第2ベアリングにて回転自在
に枢支したものである。
は、サーボモータを有する動力部と、該動力部にて回転
駆動されるスクリューシャフトと、該スクリューシャフ
トが挿入される円筒壁を有すると共に先端に熱可塑性体
を押出すためのピストンラムが固着された連接部と、該
連接部を上記スクリューシャフトの軸心廻りに回転せず
に該軸心方向にのみ直線往復可能に保持するピストン受
けブッシュと、を備え、上記連接部は上記ピストンラム
の近傍まで中空室が形成され、かつ、該連接部の円筒壁
の基端開口部に、上記スクリューシャフトに螺進退可能
に螺嵌されるナット部材を付設すると共に、該スクリュ
ーシャフトの先端部に、第1ベアリングを介して、上記
連接部の中空室を形成する上記円箇壁の内周面に摺動自
在に当接する支持環を、外嵌状に取着し、かつ、該スク
リューシャフトの基端部を第2ベアリングにて回転自在
に枢支したものである。
【0008】
【作用】シリンダー内に予熱されたロール巻き状の熱可
塑性体を入れて、真空脱気する。次に、動力部のサーボ
モータが一定回転数で正回転すると、スクリューシャフ
トが定速回転し、それに伴って連接部が軸心廻りに回転
せずに一定速度で前進する。このとき、熱可塑性体のシ
リンダー内抵抗が変動しても連接部の前進速度は変化し
ない。このため、シリンダーの口金から一定速度で熱可
塑性体が押出される。サーボモータの回転数を調整すれ
ば、上記一定速度の増減調整が行われ、押出される熱可
塑性体から切断して得られるプラグの重量(大きさ)
が、任意に設定できる。
塑性体を入れて、真空脱気する。次に、動力部のサーボ
モータが一定回転数で正回転すると、スクリューシャフ
トが定速回転し、それに伴って連接部が軸心廻りに回転
せずに一定速度で前進する。このとき、熱可塑性体のシ
リンダー内抵抗が変動しても連接部の前進速度は変化し
ない。このため、シリンダーの口金から一定速度で熱可
塑性体が押出される。サーボモータの回転数を調整すれ
ば、上記一定速度の増減調整が行われ、押出される熱可
塑性体から切断して得られるプラグの重量(大きさ)
が、任意に設定できる。
【0009】また、連接部のピストンラム近傍まで中空
室が形成されているので、最後退位置のピストンラムに
対して、スクリューシャフトの先端部を最も接近する位
置(中空室の奥)まで挿入できて、スクリューシャフト
と動力部をシリンダーに十分に接近して配置できる。ま
た、ピストンラムのストローク位置にかかわらず、常時
スクリューシャフトの両端部が支持される。
室が形成されているので、最後退位置のピストンラムに
対して、スクリューシャフトの先端部を最も接近する位
置(中空室の奥)まで挿入できて、スクリューシャフト
と動力部をシリンダーに十分に接近して配置できる。ま
た、ピストンラムのストローク位置にかかわらず、常時
スクリューシャフトの両端部が支持される。
【0010】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づき、本発明を
詳説する。
詳説する。
【0011】図1は、本発明に係る定量押出機の主要部
となる押出機本体1の一実施例を示し、この押出機本体
1は、サーボモータ2と減速機構3とから成る動力部4
と、該動力部4による回転運動を直線往復運動に変換す
る回転直線変換手段5と、該回転直線変換手段5によっ
て直線往復運動するピストンラム6と、該ピストンラム
6が挿入されると共に熱可塑性体7が充填されるシリン
ダー8と、を備える。
となる押出機本体1の一実施例を示し、この押出機本体
1は、サーボモータ2と減速機構3とから成る動力部4
と、該動力部4による回転運動を直線往復運動に変換す
る回転直線変換手段5と、該回転直線変換手段5によっ
て直線往復運動するピストンラム6と、該ピストンラム
6が挿入されると共に熱可塑性体7が充填されるシリン
ダー8と、を備える。
【0012】つまり、サーボモータ2は、回転直線変換
手段5を介して、シリンダー8内の熱可塑性体7を押出
すためのピストンラム6を、直線往復運動させる。
手段5を介して、シリンダー8内の熱可塑性体7を押出
すためのピストンラム6を、直線往復運動させる。
【0013】回転直線変換手段5は、基端部9が動力部
4の減速機構3に連結されてその動力部4にて回転駆動
されるボールスクリューから成るスクリューシャフト1
0と、スクリューシャフト10の先端部11と基端部9
を夫々回転自在に支持する第1・第2ベアリング12,
13と、スクリューシャフト10に対して相対的に螺進
退可能に螺嵌されるボールナットから成るナット部材1
4と、スクリューシャフト10が挿入される円筒壁15
を有すると共に先端にピストンラム6が固着されかつ基
端開口部28に該ナット部材14が設けられた連接部1
6と、を備えている。第1・第2ベアリング12,13
はスラストベアリングとされている。
4の減速機構3に連結されてその動力部4にて回転駆動
されるボールスクリューから成るスクリューシャフト1
0と、スクリューシャフト10の先端部11と基端部9
を夫々回転自在に支持する第1・第2ベアリング12,
13と、スクリューシャフト10に対して相対的に螺進
退可能に螺嵌されるボールナットから成るナット部材1
4と、スクリューシャフト10が挿入される円筒壁15
を有すると共に先端にピストンラム6が固着されかつ基
端開口部28に該ナット部材14が設けられた連接部1
6と、を備えている。第1・第2ベアリング12,13
はスラストベアリングとされている。
【0014】さらに、スクリューシャフト10の先端部
11を支持する第1ベアリング12には、外周面に摺動
用円筒ブッシュ17を有する支持環18が外嵌状に取着
される。つまり、スクリューシャフト10の先端部11
に、第1ベアリング12を介して、連接部16の中空室
40を形成する円筒壁15の内周面に摺動自在に当接す
る支持環18を、外嵌状に取着する。ブッシュ17は、
連接部16の円筒壁15の内周面に摺動自在に当接す
る。
11を支持する第1ベアリング12には、外周面に摺動
用円筒ブッシュ17を有する支持環18が外嵌状に取着
される。つまり、スクリューシャフト10の先端部11
に、第1ベアリング12を介して、連接部16の中空室
40を形成する円筒壁15の内周面に摺動自在に当接す
る支持環18を、外嵌状に取着する。ブッシュ17は、
連接部16の円筒壁15の内周面に摺動自在に当接す
る。
【0015】連接部16はピストンラム6の近傍まで中
空室40が形成されている。また、連接部16の円筒壁
15の長手方向所定位置には、円筒壁15を支持すると
共に、その外周面に摺動自在に当接する内周面24を有
しかつ連接部16をスクリューシャフト10の軸心L廻
りに回転せずにその軸心L方向にのみ直線往復可能に保
持するリング状のピストン受けブッシュ19が配設され
る。この円筒壁15の外周面には、(図示省略の)長手
方向の溝が形成され、かつ、ピストン受けブッシュ19
の内周面24には、該長手方向の溝に摺動自在に嵌込ま
れる凸部が形成される。これにより、連接部16は、軸
心Lを軸として回転することは出来ず、軸心L方向に直
線往復運動のみ可能とされる。
空室40が形成されている。また、連接部16の円筒壁
15の長手方向所定位置には、円筒壁15を支持すると
共に、その外周面に摺動自在に当接する内周面24を有
しかつ連接部16をスクリューシャフト10の軸心L廻
りに回転せずにその軸心L方向にのみ直線往復可能に保
持するリング状のピストン受けブッシュ19が配設され
る。この円筒壁15の外周面には、(図示省略の)長手
方向の溝が形成され、かつ、ピストン受けブッシュ19
の内周面24には、該長手方向の溝に摺動自在に嵌込ま
れる凸部が形成される。これにより、連接部16は、軸
心Lを軸として回転することは出来ず、軸心L方向に直
線往復運動のみ可能とされる。
【0016】なお、ピストン受けブッシュ19の内周面
24に、(図示省略の)長手方向の溝を形成し、かつ、
円筒壁15の外周面に、該長手方向の溝に摺動自在に嵌
込まれる凸部を形成するも望ましい。
24に、(図示省略の)長手方向の溝を形成し、かつ、
円筒壁15の外周面に、該長手方向の溝に摺動自在に嵌
込まれる凸部を形成するも望ましい。
【0017】次に、シリンダー8は、基端開口状とされ
ると共に先端に略円環状の口金20を有し、該口金20
は中央部に、先端方向に縮径しつつ開口する押出し孔2
1を有する。
ると共に先端に略円環状の口金20を有し、該口金20
は中央部に、先端方向に縮径しつつ開口する押出し孔2
1を有する。
【0018】また、シリンダー8内には、未加硫ゴム等
の熱可塑性体7が充填される。即ち、シリンダー8の先
端面壁が開閉可能であって、これを開放して、(図1の
左方から)熱可塑性体7は、予熱されたロール巻きとし
てシリンダー8内に挿入されると共に、シリンダー8に
付設される保温手段にて60℃〜90℃程度の範囲内で
一定に保温される。
の熱可塑性体7が充填される。即ち、シリンダー8の先
端面壁が開閉可能であって、これを開放して、(図1の
左方から)熱可塑性体7は、予熱されたロール巻きとし
てシリンダー8内に挿入されると共に、シリンダー8に
付設される保温手段にて60℃〜90℃程度の範囲内で
一定に保温される。
【0019】さらに、シリンダー8の口金20の先端面
22に近接する位置を横切る軌跡を描く定速カッター2
3が設けられている。
22に近接する位置を横切る軌跡を描く定速カッター2
3が設けられている。
【0020】つまり、図2に示すように、定速カッター
23は軸心M廻りに図示矢印のように定速回転する。そ
して、この定速カッター23は、(図示省略の)回転駆
動装置に連結され、その回転数が高精度に制御され、か
つ、回転数が可変とされる。
23は軸心M廻りに図示矢印のように定速回転する。そ
して、この定速カッター23は、(図示省略の)回転駆
動装置に連結され、その回転数が高精度に制御され、か
つ、回転数が可変とされる。
【0021】しかして、図1にもどって、この実施例の
押出機本体1の作動状態を説明する。
押出機本体1の作動状態を説明する。
【0022】サーボモータ2が予め設定した一定回転数
で、定速回転すると、その回転は、減速機構3───ば
歯車群から成る───により減速され、その減速された
回転数でスクリューシャフト10が定速回転する。
で、定速回転すると、その回転は、減速機構3───ば
歯車群から成る───により減速され、その減速された
回転数でスクリューシャフト10が定速回転する。
【0023】そして、スクリューシャフト10の定速回
転により、ナット部材14が軸心L方向に移動する。つ
まり、ナット部材14は、連接部16及びその先端のピ
ストンラム6と一体状となっており、かつ、連接部16
は軸心Lを軸として回転できないため、ナット部材1
4,連接部16及びピストンラム6は先端方向(図1の
左方向)へ一定速度で移動する。
転により、ナット部材14が軸心L方向に移動する。つ
まり、ナット部材14は、連接部16及びその先端のピ
ストンラム6と一体状となっており、かつ、連接部16
は軸心Lを軸として回転できないため、ナット部材1
4,連接部16及びピストンラム6は先端方向(図1の
左方向)へ一定速度で移動する。
【0024】なお、ピストンラム6の速度は、0.5〜
2.0mm/sec程度に設定される。
2.0mm/sec程度に設定される。
【0025】そして、シリンダー8内にて所定温度に保
温された熱可塑性体7が、ピストンラム6に押されて、
口金20の押出し孔21から押出される。
温された熱可塑性体7が、ピストンラム6に押されて、
口金20の押出し孔21から押出される。
【0026】この押出しに伴って、シリンダー8内の熱
可塑性体7の容量がしだいに減少して、シリンダー8の
内面との摩擦抵抗がしだいに減少してゆき、押出し開始
直後と押出し完了直前では、大きな抵抗差がある。しか
し、ピストンラム6が前進する力は、シリンダー8内の
熱可塑性体7の抵抗よりも十分に大きく設定しておくこ
とによって、押出し速度はシリンダー8内の熱可塑性体
7の抵抗の変化には影響を受けないで、一定となる。
可塑性体7の容量がしだいに減少して、シリンダー8の
内面との摩擦抵抗がしだいに減少してゆき、押出し開始
直後と押出し完了直前では、大きな抵抗差がある。しか
し、ピストンラム6が前進する力は、シリンダー8内の
熱可塑性体7の抵抗よりも十分に大きく設定しておくこ
とによって、押出し速度はシリンダー8内の熱可塑性体
7の抵抗の変化には影響を受けないで、一定となる。
【0027】従って、熱可塑性体7の押出し速度は高精
度に制御できる。例えば、従来の(油圧制御方式の)バ
ーウェル社(英国)の定量押出機とこの実施例の定量押
出機との単位時間内での熱可塑性体7の押出し容量のば
らつきの比較では、前者の容量ばらつきが±1.5%で
あるのに対し、後者の容量ばらつきは±0.5%であ
り、このことからも実施例の定量押出機の方が押出し速
度が高精度であることが明らかである。
度に制御できる。例えば、従来の(油圧制御方式の)バ
ーウェル社(英国)の定量押出機とこの実施例の定量押
出機との単位時間内での熱可塑性体7の押出し容量のば
らつきの比較では、前者の容量ばらつきが±1.5%で
あるのに対し、後者の容量ばらつきは±0.5%であ
り、このことからも実施例の定量押出機の方が押出し速
度が高精度であることが明らかである。
【0028】このようにして、順次口金20から押出さ
れる熱可塑性体7は、高精度の一定回転数で回転する上
述の定速カッター23で切断される。つまり、熱可塑性
体7の押出し速度が安定しているため、高精度な一定時
間毎にこれを切断すれば、所定重量の熱可塑性体7の固
まりであるところの(仮想線で示す)定量プラグ25が
得られる。
れる熱可塑性体7は、高精度の一定回転数で回転する上
述の定速カッター23で切断される。つまり、熱可塑性
体7の押出し速度が安定しているため、高精度な一定時
間毎にこれを切断すれば、所定重量の熱可塑性体7の固
まりであるところの(仮想線で示す)定量プラグ25が
得られる。
【0029】その後、この定量プラグ25を図示省略の
加硫用金型に入れて、ゴルフボールのワンピースボー
ル、又は、ツーピースボールのコア,糸巻きボールのセ
ンター,テニスボール,くつ底等の小物ゴム部品等を形
成する。
加硫用金型に入れて、ゴルフボールのワンピースボー
ル、又は、ツーピースボールのコア,糸巻きボールのセ
ンター,テニスボール,くつ底等の小物ゴム部品等を形
成する。
【0030】上述のように、サーボモータ2によれば、
ピストンラム6の前進速度を高精度に一定に保つことが
可能となり、重量にばらつきのない定量プラグ25が得
られる。なお、定量プラグ25の一定重量を押出し途中
でも変更できる。
ピストンラム6の前進速度を高精度に一定に保つことが
可能となり、重量にばらつきのない定量プラグ25が得
られる。なお、定量プラグ25の一定重量を押出し途中
でも変更できる。
【0031】なお、定量プラグ25の一定重量は、定速
カッター23の回転数を変化させることにより変更する
ことも可能である。
カッター23の回転数を変化させることにより変更する
ことも可能である。
【0032】また、動力部4の減速機構3を省き、スク
リューシャフト10をサーボモータ2にて直接回転させ
るも自由である。この場合、サーボモータ2は、熱可塑
性体7のシリンダー8内の抵抗に十分抗し得るトルクを
発揮できるものとする。
リューシャフト10をサーボモータ2にて直接回転させ
るも自由である。この場合、サーボモータ2は、熱可塑
性体7のシリンダー8内の抵抗に十分抗し得るトルクを
発揮できるものとする。
【0033】但し、図1の実施例のように減速機構3を
介することにより、スクリューシャフト10をサーボモ
ータ2にて直接回転させる場合よりも高回転かつ低トル
クにて回転制御でき、これによりサーボモータ2にかか
る負荷が小となり、一層精度の高い押出し速度の制御が
できる。
介することにより、スクリューシャフト10をサーボモ
ータ2にて直接回転させる場合よりも高回転かつ低トル
クにて回転制御でき、これによりサーボモータ2にかか
る負荷が小となり、一層精度の高い押出し速度の制御が
できる。
【0034】なお、本発明は、上記実施例以外にも要旨
を逸脱しない範囲内で設計変更自由であり、例えば、回
転直線変換手段5のスクリューシャフト10とナット部
材14を、角ネジを有するネジ棒とナットに置き換える
のも自由である。
を逸脱しない範囲内で設計変更自由であり、例えば、回
転直線変換手段5のスクリューシャフト10とナット部
材14を、角ネジを有するネジ棒とナットに置き換える
のも自由である。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述の構成により次のような著
大な効果を奏する。
大な効果を奏する。
【0036】熱可塑性体7の押出し速度の精度を向上で
き、押出し開始から完了まで一定の速度で押出しでき
る。そして、ピストンラム6の位置,速度及び加速度を
数値制御にてコントロールできる。特に、押出し開始直
後に人手による重量合わせが不要となる。また、押出し
途中で重量変更が容易に行える。
き、押出し開始から完了まで一定の速度で押出しでき
る。そして、ピストンラム6の位置,速度及び加速度を
数値制御にてコントロールできる。特に、押出し開始直
後に人手による重量合わせが不要となる。また、押出し
途中で重量変更が容易に行える。
【0037】従って、重量にばらつきのない定量プラグ
25を得ることができ、(その後の加硫工程にて)不良
品の発生及び熱可塑性体7の無駄使いを防止できる。さ
らに、部品点数が少なく、メンテナンスが容易となる。
25を得ることができ、(その後の加硫工程にて)不良
品の発生及び熱可塑性体7の無駄使いを防止できる。さ
らに、部品点数が少なく、メンテナンスが容易となる。
【0038】また、スクリューシャフト10と動力部4
をシリンダー8に十分に接近して配 置できるので、この
定量押出機全体をコンパクト化できる。
をシリンダー8に十分に接近して配 置できるので、この
定量押出機全体をコンパクト化できる。
【0039】また、ピストンラム6のストローク位置に
かかわらず、常時スクリューシャフト10の両端部が支
持されるので、曲げ強度上有利である。
かかわらず、常時スクリューシャフト10の両端部が支
持されるので、曲げ強度上有利である。
【図1】本発明の押出機本体の一実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】要部を示す側面図である。
2 サーボモータ4 動力部 5 回転直線変換手段 6 ピストンラム 7 熱可塑性体 8 シリンダー9 基端部 10 スクリューシャフト 11 先端部 12 第1ベアリング 13 第2ベアリング 14 ナット部材 15 円筒壁 16 連接部 18 支持環 28 基端開口部 40 中空室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−54142(JP,A) 特開 平1−266992(JP,A) 特開 昭63−264105(JP,A) 実開 昭59−196586(JP,U) 実開 昭60−121505(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 サーボモータ2を有する動力部4と、該
動力部4にて回転駆動されるスクリューシャフト10
と、該スクリューシャフト10が挿入される円筒壁15
を有すると共に先端に熱可塑性体7を押出すためのピス
トンラム6が固着された連接部16と、該連接部16を
上記スクリューシャフト10の軸心L廻りに回転せずに
該軸心L方向にのみ直線往復可能に保持するピストン受
けブッシュ19と、を備え、上記連接部16は上記ピス
トンラム6の近傍まで中空室40が形成され、かつ、該
連接部16の円筒壁15の基端開口部28に、上記スク
リューシャフト10に螺進退可能に螺嵌されるナット部
材14を付設すると共に、該スクリューシャフト10の
先端部11に、第1ベアリング12を介して、上記連接
部16の中空室40を形成する上記円筒壁15の内周面
に摺動自在に当接する支持環18を、外嵌状に取着し、
かつ、該スクリューシャフト10の基端部9を第2ベア
リング13にて回転自在に枢支したことを特徴とする定
量押出機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3334034A JP2568957B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 定量押出機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3334034A JP2568957B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 定量押出機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05149241A JPH05149241A (ja) | 1993-06-15 |
JP2568957B2 true JP2568957B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=18272766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3334034A Expired - Lifetime JP2568957B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 定量押出機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568957B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3452343A4 (en) * | 2016-05-06 | 2019-11-20 | Active Tools International (HK) Ltd. | COMPRESSOR |
KR102068011B1 (ko) * | 2019-04-29 | 2020-01-20 | 조시형 | 자동 패달거리 조절기능을 구비한 균질기 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3826224A (en) * | 1971-11-02 | 1974-07-30 | Nordson Corp | Thermoplastic dispenser system having non-clogging melting zone |
JPS5892002A (ja) * | 1981-11-26 | 1983-06-01 | Fuji Electric Co Ltd | Pid制御方式 |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP3334034A patent/JP2568957B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05149241A (ja) | 1993-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6193499B1 (en) | Electrically operated injection apparatus | |
JPH06508301A (ja) | ねじれた内孔を有する超硬合金ロッドあるいはセラミックスロッドを製造するための押出し成形ダイ | |
JP2568957B2 (ja) | 定量押出機 | |
EP0444306B1 (en) | A method and equipment for the electromagnetic dynamic plasticating extrusion of polymer materials | |
RU2008121910A (ru) | Машина для компрессионного формования крышек | |
US6514442B1 (en) | Method and apparatus for adjusting zero point of a pressure sensor of an injection apparatus | |
HU218148B (hu) | Eljárás és berendezés anyagok extrudálására | |
US3259682A (en) | Processes of and apparatus for producing seamless annular bodies | |
US4770624A (en) | Vertical parison extruders for blow molding machines | |
CN116557488A (zh) | 可调出力电缸 | |
JP3119022B2 (ja) | ねじれ体の押出成形方法および押出成形装置 | |
JPH01238917A (ja) | 射出成形機の射出方法および装置 | |
JPS603922A (ja) | スピニング加工方法及びその装置 | |
JP2001049274A (ja) | 電動射出成形機の駆動装置におけるボールねじ用グリス | |
US4514116A (en) | Drive mechanism for radial adjustment of a drilling tool | |
US3467002A (en) | Segmental rollers for core-forming machine | |
CN219191242U (zh) | 一种挤出机用传动装置 | |
CN220844678U (zh) | 一种塑料薄膜收卷机用接触辊往复运动机构 | |
JPH10151543A (ja) | 成形機 | |
CN219317590U (zh) | 一种活塞轴杆 | |
JPH0233968Y2 (ja) | ||
JP2883543B2 (ja) | チューブ押出装置 | |
CN220278176U (zh) | 一种螺纹自动压入机的缓冲机构 | |
CN219427261U (zh) | 一种预成型挤出机 | |
JP2001205672A (ja) | 筒状成形品の射出成形用金型 |