JP2568637Y2 - エアゾール容器用スパウト - Google Patents

エアゾール容器用スパウト

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JP2568637Y2
JP2568637Y2 JP1993035558U JP3555893U JP2568637Y2 JP 2568637 Y2 JP2568637 Y2 JP 2568637Y2 JP 1993035558 U JP1993035558 U JP 1993035558U JP 3555893 U JP3555893 U JP 3555893U JP 2568637 Y2 JP2568637 Y2 JP 2568637Y2
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JP
Japan
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movable member
aerosol container
spout
base
stem
Prior art date
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JP1993035558U
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English (en)
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JPH074387U (ja
Inventor
たか穂 熊井
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エアゾール容器の頂
部に取付けられてエアゾール容器から内容物を抽出する
場合に使用するエアゾール容器用スパウトに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】エアゾール容器10は図3及び図4に示
すように、エアゾール容器10内に内容物と加圧用圧縮
ガスが封入されていて、エアゾール容器10の頂部には
ノズルを構成するステム16が設けられており、内容物
を取り出す場合にはステム16を押しさげると内容物が
加圧ガスに押されてステム16内のノズルから噴出す
る。
【0003】このステム16の押し下げ動作を容易にす
るために、通常はスパウト101をエアゾール容器10
の頂部に装着して使用する。従来のスパウト101は図
3及び図4に示すように、ノズル部105と押ボタン部
106を一体的に備えている可動部材103を有し、こ
の可動部材103が板ばね状の連結部110で周囲の基
部102に連結され、基部102がエアゾール容器10
の頂部に嵌着している。内容物の取り出しの際には可動
部材103の押ボタン部106を指で押し下げると可動
部材103が連結部110を中心として下方に変位し、
これに伴って可動部材103がエアゾール容器10のス
テム16を下方に押し下げ、エアゾール容器10のバル
ブを開閉し、内容物はステム16のノズル及びスパウト
101のノズルを通して外部に吐出する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、このように
構成された従来のスパウト101においては、押ボタン
部106は連結部110で基部102に連結されてい
て、押ボタン部106及びノズル部105の変位は連結
部を中心とする回転変位になるので、エアゾール容器1
0のステム16を垂直に押すことができない。従って、
ステム16には横方向の分力が作用し、このことがステ
ム16を損傷させ、内容物の吐出が不安定になる。この
ため、ノズル部105を垂直下方に変位させることがで
きるスパウトの開発が望まれているのであるが、これを
実現するために従来は可動部材103を基部102から
分離して形成することが考えられている。しかし、スパ
ウト部材103と基部102とを分離するためには必然
的に製造コストが高くなり、装着のための工程も基部の
装着と可動部材の装着との2工程を必要とし、製造工数
が増加する不利がある。
【0005】この考案は、上記の如き事情に鑑みて成さ
れたものであって、可動部材を垂直下方に変位させるこ
とができ、しかも基部と可動部材とが一体になっていて
スパウトのエアゾール容器への装着工程が1工程で済
み、装着工程の工数が増加することがないエアゾール容
器用スパウトを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して、こ
の考案の第1のエアゾール容器用スパウトは、ノズル部
と押ボタン部を有する可動部材と、エアゾール容器に取
付け可能で可動部材の周囲に位置する基部とを有し、可
動部材と基部を破断可能な連結片によって連結してなる
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】エアゾール容器から内容物を取り出す場合に
は、可動部材の押ボタン部材を押し下げるが、連続片が
破断して可動部材は連続片から分離し、可動部材は垂直
下方に変位し、エアゾール容器のステムを垂直下方に押
し下げることができる。
【0008】
【実施例】以下、この考案の詳細を一実施例を示す図面
について説明する。図1及び図2において、1はスパウ
トである。スパウト1は外側に位置する基部2と内側に
位置する可動部材3とを同心状に備えている。基部2は
エアゾール容器10の上端の巻締部に嵌着して、エアゾ
ール容器10の上端に固定可能である。可動部材3は板
状ベース4とベース4の上面に突出しているノズル部5
と押しボタン部6とを備えている。ノズル部5は中空部
7を有する中空筒状で下端部にエアゾール容器のステム
16を受け入れる窪み8を有する。ノズル部5の中空部
7と窪み8は連通している。押ボタン部6は上面が指で
押圧するための押圧面11を備えている。ノズル部5を
突出させているベース4の外周縁部12はその全周にお
いて基部2の内周縁部13に破断可能な連結片17を介
して連結し、基部2から支持されている。
【0009】このように構成されたスパウト1において
はエアゾール容器10から内容物を取り出す場合に、可
動部材3の押ボタン部6の押圧面11を指で下方に押圧
すると可動部材3の全体が下方へ変位する。この可動部
材3の変位によって連結片17が破断するので可動部材
3とは分離する。可動部材3がさらに下降すると窪み8
に嵌入しているステム16が下方へ押し下げられ、エア
ゾール容器10のバルブが開き、内容物が窪み8から中
空部7を通して外部に吐出される。可動部材3は基部2
から分離したので、可動部材3の変位は基部2からの干
渉はなく、可動部材3の変位は中心線15に沿った垂直
方向となりステム16に対しても垂直方向の力だけが作
用し、横方向への分力が作用することはない。従って、
横方向の分力によるステム16の破損は回避される。
【0012】
【考案の効果】このように、この考案のエアゾール容器
用スパウトにおいては、可動部材3を基部2に対して、
垂直方向に押し下げることが可能であるので、可動部材
3を押し下げても横方向の分力が作用することがないの
でこの横方向の分力によるステム16の破損を防ぐこと
ができ、内容物を継続的に繰り返して安定的に取り出す
ことができる。しかも、基部2と可動部材3とはスパウ
ト1をエアゾール容器10に装着するまでは一体に連結
しているが一度内容物を取り出すために可動部材3を押
し下げると、連結片17が破断するので可動部材3とは
分離する。この場合も可動部材3は窪み8においてステ
ム16と嵌着しているので、それ以後の内容物の取り出
しのための上下運動にはステム16から離れることがな
く取り出し動作に支障を来すことはない。このように一
度スパウト部材3を押し下げると連結片17が破断する
ことによって、この連結片17は内容物の真正さを確認
するためのパージンシールとして利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパウトの平面図。
【図2】スパウトの縦断面図。
【図3】従来のスパウトの平面図。
【図4】従来のスパウトの縦断面図。
【符号の説明】
1a,1b.1c スパウト 2 基部 3 可動部材 4 ベース 5 ノズル部 6 押ボタン 7 中空部 8 窪み 10 エアゾール容器 11 押圧面 12 外周縁部 13 内周縁部 15 中心線 16 ステム 101 スパウト 102 基部 103 可動部材 105 ノズル部 106 押ボタン部 110 連結部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル部と押ボタン部を有する可動部材
    と、エアゾール容器に取付け可能で前記可動部材の周囲
    に位置する基部とを有し、前記可動部材と前記基部を破
    断可能な連結片によって連結してなることを特徴とする
    エアゾール容器用スパウト。
JP1993035558U 1993-06-04 1993-06-04 エアゾール容器用スパウト Expired - Lifetime JP2568637Y2 (ja)

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JPH074387U JPH074387U (ja) 1995-01-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH055965Y2 (ja) * 1986-08-26 1993-02-16
US4991751A (en) * 1989-12-19 1991-02-12 Precision Valve Corporation Foam actuator for metering an aerosol product

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