JPH074387U - エアゾール容器用スパウト - Google Patents

エアゾール容器用スパウト

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JPH074387U
JPH074387U JP3555893U JP3555893U JPH074387U JP H074387 U JPH074387 U JP H074387U JP 3555893 U JP3555893 U JP 3555893U JP 3555893 U JP3555893 U JP 3555893U JP H074387 U JPH074387 U JP H074387U
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JP
Japan
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movable member
aerosol container
spout
base
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JP3555893U
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JP2568637Y2 (ja
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たか穂 熊井
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動部材を垂直下方に変位させることがで
き、しかも基部と可動部材とが一体になっていてスパウ
トのエアゾール容器への装着工程が1工程で済み、装着
工程の工数が増加しないエアゾール容器用スパウトを提
供すること。 【構成】 ノズル部5と押ボタン部6を有する可動部材
3と、エアゾール容器10に取付け可能でスパウト1の
周囲に位置する基部2と、スパウト1の外周縁部を基部
2の内周縁部に連結するヒンジまたは連結片とを有し、
可動部材3と基部2とヒンジを一体に成形してなる。エ
アゾール容器10から内容物を取り出す場合には、可動
部材3の押ボタン部6を押し下げるが、可動部材3は基
部2から両端支持上に支持されており、可動部材3は垂
直下方に変位し、エアゾール容器10のステム16を垂
直下方に押し下げることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、エアゾール容器の頂部に取付けられてエアゾール容器から内容物 を抽出する場合に使用するエアゾール容器用スパウトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エアゾール容器10は図7及び図8に示すように、エアゾール容器10内に内 容物と加圧用圧縮ガスが封入されていて、エアゾール容器10の頂部にはノズル を構成するステム16が設けられており、内容物を取り出す場合にはステム16 を押し下げると内容物が加圧ガスに押されてステム16内のノズルから噴出する 。
【0003】 このステム16の押し下げ動作を容易にするために、通常はスパウト101を エアゾール容器10の頂部に装着して使用する。従来のスパウト101は図7及 び図8に示すように、ノズル部105と押ボタン部106を一体的に備えている 可動部材103を有し、この可動部材103が板ばね状の連結部110で周囲の 基部102に連結され、基部102がエアゾール容器10の頂部に嵌着している 。内容物の取り出しの際には可動部材103の押ボタン部106を指で押し下げ ると可動部材103が連結部110を中心として下方に変位し、これに伴って可 動部材103がエアゾール容器10のステム16を下方に押し下げ、エアゾール 容器10のバルブを開閉し、内容物はステム16のノズル及びスパウト101の ノズルを通して外部に吐出する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、このように構成された従来のスパウト101においては、押ボタン 部106は連結部110で基部102に連結されていて、押ボタン部106及び ノズル部105の変位は連結部を中心とする回転変位になるので、エアゾール容 器10のステム16を垂直に押すことができない。従って、ステム16には横方 向の分力が作用し、このことがステム16を損傷させ、内容物の吐出が不安定に なる。このため、ノズル部105を垂直下方に変位させることができるスパウト の開発が望まれているのであるが、これを実現するために従来は可動部材103 を基部102から分離して形成することが考えられている。しかし、スパウト部 材103と基部102とを分離するためには必然的に製造コストが高くなり、装 着のための工程も基部の装着と可動部材の装着との2工程を必要とし、製造工数 が増加する不利がある。
【0005】 この考案は、上記の如き事情に鑑みて成されたものであって、可動部材を垂直 下方に変位させることができ、しかも基部と可動部材とが一体になっていてスパ ウトのエアゾール容器への装着工程が1工程で済み、装着工程の工数が増加する ことがないエアゾール容器用スパウトを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的に対応して、この考案の第1のエアゾール容器用スパウトは、ノズル 部と押ボタン部を有する可動部材と、エアゾール容器に取付け可能で可動部材の 周囲に位置する基部と、可動部材の外周縁部を基部の内周縁部に連結する蛇腹状 のヒンジ部とを有し、可動部材と基部とヒンジを一体に成形してなり、ヒンジ部 は可動部材の外周縁部の全周にわたって設けられていることを特徴としている。 また、この考案の第2のエアゾール容器用スパウトは、ノズル部と押ボタン部を 有する可動部材と、エアゾール容器に取付け可能で可動部材の周囲に位置する基 部と、可動部材の外周縁部を基部の内周縁部に連結する蛇腹状のヒンジ部とを有 し、可動部材と基部と前記ヒンジを一体に成形してなり、ヒンジ部は可動部材の 外周縁部の周方向に間欠状に設けられていることを特徴としている。また、この 考案の第3のエアゾール容器用スパウトは、ノズル部と押ボタン部を有する可動 部材と、エアゾール容器に取付け可能で可動部材の周囲に位置する基部とを有し 、可動部材と基部を破断可能な連結片によって連結してなることを特徴としてい る。
【0007】
【作用】
エアゾール容器から内容物を取り出す場合には、可動部材の押ボタン部材を押 し下げるが、可動部材はヒンジ若しくは連結片によって基部から両端支持状に支 持されており、可動部材は垂直下方に変位し、エアゾール容器のステムを垂直下 方に押し下げることができる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の詳細を一実施例を示す図面について説明する。図1、図2及 び図3において、1はスパウトである。スパウト1は外側に位置する基部2と内 側に位置する可動部材3とを同心状に備えている。基部2はエアゾール容器10 の上端の巻締部に嵌着して、エアゾール容器10の上端に固定可能である。可動 部材3は板状のベース4とベース4の上面に突出しているノズル部5と押ボタン 部6とを備えている。ノズル部5は中空部7を有する中空筒状で下端部にエアゾ ール容器のステム16を受け入れる窪み8を有する。ノズル部5の中空部7と窪 み8は連通している。押ボタン部6は上面が指で押圧するための押圧面11を備 えている。ノズル部5を突出させているベース4の外周縁部12はその全周にお いて基部2の内周縁部13にヒンジ14を介して連結し、基部2から支持されて いる。ヒンジ14は基部2やスパウト部材3を構成する材料が薄肉になっている もので、スパウト1の中心線15を含む仮想の平面における断面形状が波形の蛇 腹状を成している。
【0009】 このように構成されたスパウト1においてはエアゾール容器10から内容物を 取り出す場合に、可動部材3の押ボタン部6の押圧面11を指で下方に押圧する と可動部材3の全体が下方へ変位する。この可動部材3の変位はヒンジ14の変 形によって許容される。可動部材3が下降すると窪み8に嵌入しているステム1 6が下方へ押し下げられ、エアゾール容器10のバルブが開き、内容物が窪み8 から中空部7を通して外部に吐出される。可動部材3はその外周縁部12の全周 においてヒンジ14を介して基部2に支持されており、可動部材3の支持は蛇腹 状のヒンジ14によって全周においてなされているので、可動部材3の変位は中 心線15に沿った垂直方向となりステム16に対しても垂直方向の力だけが作用 し、横方向への分力が作用することはない。従って、横方向の分力によるステム 16の破損は回避される。
【0010】 図4はこの考案の他の実施例に関わるスパウト1bが示されており、このスパ ウト1bにおいてはヒンジ14bが可動部材3の外周縁部12の全周に渡って設 けられるのではなく、円周方向に90°の間隔をおいて4箇所設けられている。 このように間欠的に可動部材3が蛇腹状のヒンジ14bによって支持される場合 でも、その支持点が周方向において等間隔にあれば、ステム16に対して横方向 の分力を作用させることがなく、ステム16を損傷させる恐れはない。
【0011】 図5、図6に示すものはこの考案のさらに他の実施例に関わるスパウト1cで あって、このスパウト1cにおいては基部2と可動部材3とは破断可能な連結片 17によって一体的に連結されている。そしてスパウト1cをエアゾール容器1 0に装着するまでは基部2と可動部材3とは一体に連結しているが一度内容物を 取り出すために可動部材3を押し下げると、連結片17が破断するので可動部材 3とは分離する。この場合も可動部材3は窪み8においてステム16と嵌着して いるので、それ以後の内容物の取り出しのための上下運動にはステム16から離 れることがなく取り出し動作に支障をきたすことはない。
【0012】 このように一度スパウト部材3を押し下げると連結片17が破断する場合には 、この連結片17は内容物の真正さを確認するためのバージンシールとして利用 することができる。
【0013】
【考案の効果】
このように、この考案のエアゾール容器用スパウトにおいては、可動部材3が 基部2に対して、垂直方向に押し下げることが可能なように支持されていて、可 動部材3を押し下げても横方向の分力が作用することがないのでこの横方向の分 力によるステム16の破損を防ぐことができ、内容物を継続的に繰り返して安定 的に取り出すことができる。しかも、基部2と可動部材3とはスパウト1をエア ゾール容器10に取付ける過程までは一体となっているので取付けのための工数 が増加することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパウトの平面図。
【図2】スパウトの縦断面図。
【図3】図2におけるA部拡大図。
【図4】他のスパウトの平面図。
【図5】他のスパウトの平面図。
【図6】他のスパウトの縦断面図。
【図7】従来のスパウトの平面図。
【図8】従来のスパウトの縦断面図。
【符号の説明】
1,1b,1c スパウト 2 基部 3 可動部材 4 ベース 5 ノズル部 6 押ボタン部 7 中空部 8 窪み 10 エアゾール容器 11 押圧面 12 外周縁部 13 内周縁部 14,14b ヒンジ 15 中心線 16 ステム 17 連結片 101 スパウト 102 基部 103 可動部材 105 ノズル部 106 押ボタン部 110 連結部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル部と押ボタン部を有する可動部材
    と、エアゾール容器に取付け可能で前記可動部材の周囲
    に位置する基部と、前記可動部材の外周縁部を前記基部
    の内周縁部に連結する蛇腹状のヒンジ部とを有し、前記
    可動部材と前記基部と前記ヒンジを一体に成形してな
    り、前記ヒンジ部は前記可動部材の外周縁部の全周にわ
    たって設けられていることを特徴とするエアゾール容器
    用スパウト。
  2. 【請求項2】 ノズル部と押ボタン部を有する可動部材
    と、エアゾール容器に取付け可能で前記可動部材の周囲
    に位置する基部と、前記可動部材の外周縁部を前記基部
    の内周縁部に連結する蛇腹状のヒンジ部とを有し、前記
    可動部材と前記基部と前記ヒンジを一体に成形してな
    り、前記ヒンジ部は前記可動部材の外周縁部の周方向に
    間欠状に設けられていることを特徴とするエアゾール容
    器用スパウト。
  3. 【請求項3】 ノズル部と押ボタン部を有する可動部材
    と、エアゾール容器に取付け可能で前記可動部材の周囲
    に位置する基部とを有し、可動部材と前記基部を破断可
    能な連結片によって連結してなることを特徴とするエア
    ゾール容器用スパウト。
JP1993035558U 1993-06-04 1993-06-04 エアゾール容器用スパウト Expired - Lifetime JP2568637Y2 (ja)

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JPH074387U true JPH074387U (ja) 1995-01-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1017044A (ja) * 1996-07-01 1998-01-20 Toyo Aerosol Kogyo Kk エアゾール容器に固定するための容器カバー

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6335460U (ja) * 1986-08-26 1988-03-07
JPH05502650A (ja) * 1989-12-19 1993-05-13 プレシジョン、ヴァルヴ、コーパレイシャン エーロゾル製品を計量するための泡アクチュエータ

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