JP2568511Y2 - 反力式ディスクブレーキ - Google Patents
反力式ディスクブレーキInfo
- Publication number
- JP2568511Y2 JP2568511Y2 JP1992004557U JP455792U JP2568511Y2 JP 2568511 Y2 JP2568511 Y2 JP 2568511Y2 JP 1992004557 U JP1992004557 U JP 1992004557U JP 455792 U JP455792 U JP 455792U JP 2568511 Y2 JP2568511 Y2 JP 2568511Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- friction pad
- arm
- disc
- friction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車、自動二輪車等
に使用される反力式ディスクブレーキに関し、特に、ブ
レーキディスクの両側面に対向して配設される第１，第
２摩擦パッドと、その第１摩擦パッドの背面に対向する
第１腕部、第２摩擦パッドの背面を当接する第２腕部及
び第１，第２両腕部間を一体に連結するブリッジ部とか
らなるブレーキキャリパと、第１腕部に形成された油圧
シリンダに嵌装されて第１摩擦パッドの背面に押圧し得
るピストンと、ブレーキキャリパを摺動ピンを介してブ
レーキディスクの軸方向に変位可能に支持するブラケッ
トとを備えたものゝ改良に関する。
に使用される反力式ディスクブレーキに関し、特に、ブ
レーキディスクの両側面に対向して配設される第１，第
２摩擦パッドと、その第１摩擦パッドの背面に対向する
第１腕部、第２摩擦パッドの背面を当接する第２腕部及
び第１，第２両腕部間を一体に連結するブリッジ部とか
らなるブレーキキャリパと、第１腕部に形成された油圧
シリンダに嵌装されて第１摩擦パッドの背面に押圧し得
るピストンと、ブレーキキャリパを摺動ピンを介してブ
レーキディスクの軸方向に変位可能に支持するブラケッ
トとを備えたものゝ改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】かゝるディスクブレーキは、例えば特公
平３−３０７３４号公報に開示されているように、既に
知られている。
平３−３０７３４号公報に開示されているように、既に
知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】かゝるディスクブレー
キでは、ブレーキキャリパの、ピストンを持たない第２
腕部が第２摩擦パッドの背面に直接当接してそれを覆っ
ているので、制動時、第２摩擦パッドに発生する摩擦熱
は放散し難いものとなる。而して、熱の放散が悪く、摩
擦パッドが過熱すれば、それの摩擦性能が低下し、また
第２腕部が加熱されゝば、その剛性が多少とも低下する
という不都合を生じる。
キでは、ブレーキキャリパの、ピストンを持たない第２
腕部が第２摩擦パッドの背面に直接当接してそれを覆っ
ているので、制動時、第２摩擦パッドに発生する摩擦熱
は放散し難いものとなる。而して、熱の放散が悪く、摩
擦パッドが過熱すれば、それの摩擦性能が低下し、また
第２腕部が加熱されゝば、その剛性が多少とも低下する
という不都合を生じる。
【０００４】そこで本考案は、摩擦熱により加熱される
第２摩擦パッド及び第２腕部を空気流により効果的に冷
却し得るようにした前記反力式ディスクブレーキを提供
することを目的とする。
第２摩擦パッド及び第２腕部を空気流により効果的に冷
却し得るようにした前記反力式ディスクブレーキを提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、ブレーキキャリパの第２腕部の内側面
に、第２摩擦パッドの裏金背面に当接する上下一対の押
圧リブと、これらリブ間を通ってブレーキディスクの回
転方向に略沿うように延びる通風溝とを設け、その通風
溝は、前記裏金の背面を横切るように形成されていて、
その溝の両端が前記裏金の背面外で閉じられることを特
徴とする。
に、本考案は、ブレーキキャリパの第２腕部の内側面
に、第２摩擦パッドの裏金背面に当接する上下一対の押
圧リブと、これらリブ間を通ってブレーキディスクの回
転方向に略沿うように延びる通風溝とを設け、その通風
溝は、前記裏金の背面を横切るように形成されていて、
その溝の両端が前記裏金の背面外で閉じられることを特
徴とする。
【０００６】
【実施例】以下、図面により、本考案を自動車用ディス
クブレーキに適用した一実施例について説明する。
クブレーキに適用した一実施例について説明する。
【０００７】図１ないし図３において、自動車の車輪と
共に回転するブレーキディスクＤの一側にブラケットＢ
が隣接して配置される。このブラケットＢは自動車のナ
ックル（図示せず）にボルト１で固着されるもので、こ
れにはブレーキディスクＤの周方向に互いに離隔してブ
レーキディスクＤを跨ぐ一対の逆Ｕ字状部２，２が形成
されている。
共に回転するブレーキディスクＤの一側にブラケットＢ
が隣接して配置される。このブラケットＢは自動車のナ
ックル（図示せず）にボルト１で固着されるもので、こ
れにはブレーキディスクＤの周方向に互いに離隔してブ
レーキディスクＤを跨ぐ一対の逆Ｕ字状部２，２が形成
されている。
【０００８】ブラケットＢには、上記逆Ｕ字状部２，２
においてブレーキキャリパＣが一対の摺動ピン４，４を
介して連結される。即ち、これら摺動ピン４，４はブレ
ーキキャリパＣに螺着されると共に、逆Ｕ字状部２，２
の頂部に形成された袋状の支持孔５，５に摺動自在に嵌
合される。各摺動ピン４の支持孔５からの露出部は伸縮
性の防塵ブーツ６で覆われる。
においてブレーキキャリパＣが一対の摺動ピン４，４を
介して連結される。即ち、これら摺動ピン４，４はブレ
ーキキャリパＣに螺着されると共に、逆Ｕ字状部２，２
の頂部に形成された袋状の支持孔５，５に摺動自在に嵌
合される。各摺動ピン４の支持孔５からの露出部は伸縮
性の防塵ブーツ６で覆われる。
【０００９】ブレーキキャリパＣは、ブレーキディスク
Ｄの両側面に第１及び第２摩擦パッドＰ1 ，Ｐ2 をそれ
ぞれ挟んで対向する第１及び第２腕部７1 ，７2 と、ブ
レーキディスクＤを跨ぐようにこの両腕部７1 ，７2 間
を一体的に連結するブリッジ部８とから構成され、この
ブリッジ部８には、ブラケットＢ及び両摩擦パッド
Ｐ1 ，Ｐ2 を臨ませる窓孔９が設けられる。
Ｄの両側面に第１及び第２摩擦パッドＰ1 ，Ｐ2 をそれ
ぞれ挟んで対向する第１及び第２腕部７1 ，７2 と、ブ
レーキディスクＤを跨ぐようにこの両腕部７1 ，７2 間
を一体的に連結するブリッジ部８とから構成され、この
ブリッジ部８には、ブラケットＢ及び両摩擦パッド
Ｐ1 ，Ｐ2 を臨ませる窓孔９が設けられる。
【００１０】図１に示すように、ブレーキキャリパＣの
第１腕部７1 には、ブレーキディスクＤの周方向に並列
する複数、例えば一対の油圧シリンダ１０，１０が形成
され、これらに一方の摩擦パッドＰ1 の裏金１１を押圧
し得るピストン１２，１２が摺動自在に嵌装される。一
方の油圧シリンダ１０には公知のマスタシリンダの出力
油圧を導入する油圧導入ポート１３が設けられ、また両
油圧シリンダ１０，１０間にはこれらを連通する通孔１
４が設けられる。したがってマスタシリンダを作動すれ
ば、その出力油圧により両油圧シリンダ１０，１０を同
時に昇圧させ、両ピストン１２，１２を一方の摩擦パッ
ドＰ1 に押圧することができる。
第１腕部７1 には、ブレーキディスクＤの周方向に並列
する複数、例えば一対の油圧シリンダ１０，１０が形成
され、これらに一方の摩擦パッドＰ1 の裏金１１を押圧
し得るピストン１２，１２が摺動自在に嵌装される。一
方の油圧シリンダ１０には公知のマスタシリンダの出力
油圧を導入する油圧導入ポート１３が設けられ、また両
油圧シリンダ１０，１０間にはこれらを連通する通孔１
４が設けられる。したがってマスタシリンダを作動すれ
ば、その出力油圧により両油圧シリンダ１０，１０を同
時に昇圧させ、両ピストン１２，１２を一方の摩擦パッ
ドＰ1 に押圧することができる。
【００１１】またブレーキキャリパＣは、そのブリッジ
部８の中間部、図示例では第２腕部７2 に近接した個所
でブレーキディスクＤの側面と平行な分割面ｆをもって
２ブロックに分割される。こゝで、第１腕部７1 側を第
１ブロックＣ1 、第２腕部７2 側を第２ブロックＣ2 と
呼ぶ。
部８の中間部、図示例では第２腕部７2 に近接した個所
でブレーキディスクＤの側面と平行な分割面ｆをもって
２ブロックに分割される。こゝで、第１腕部７1 側を第
１ブロックＣ1 、第２腕部７2 側を第２ブロックＣ2 と
呼ぶ。
【００１２】上記第１及び第２ブロックＣ1 ，Ｃ2 は、
窓孔９を挟んで前記摺動ピン４，４と平行に並ぶ各一対
の第１及び第２連結ボルト１６1 ，１６1 ；１６2 ，１
６2により相互に固着される。その際、図２に示すよう
に、摺動ピン４，４及び第１，第２連結ボルト１６1 ，
１６1 ；１６2 ，１６2 はブレーキディスクＤの外周面
に沿って、望ましくはブレーキディスクＤとの同心円１
７上に配列される。
窓孔９を挟んで前記摺動ピン４，４と平行に並ぶ各一対
の第１及び第２連結ボルト１６1 ，１６1 ；１６2 ，１
６2により相互に固着される。その際、図２に示すよう
に、摺動ピン４，４及び第１，第２連結ボルト１６1 ，
１６1 ；１６2 ，１６2 はブレーキディスクＤの外周面
に沿って、望ましくはブレーキディスクＤとの同心円１
７上に配列される。
【００１３】図１及び図４に示すように、前記第１，第
２摩擦パッドＰ1 ，Ｐ2 の各裏金１１には、ピン孔２０
ａを有して前記窓孔９に突入する山形の取付部２０が一
体に形成されており、上記ピン孔２０ａを貫通して両摩
擦パッドＰ1 ，Ｐ2 を吊持するハンガピン２１が窓孔９
を横断してブレーキキャリパＣの両腕部７1 ，７2 間に
着脱可能に架設される。また摩擦パッドＰ1 ，Ｐ2 の各
裏金１１は前記ブラケットＢの逆Ｕ字状部２に形成され
たトルク受け面２２に両端部を摺動可能に支承される。
２摩擦パッドＰ1 ，Ｐ2 の各裏金１１には、ピン孔２０
ａを有して前記窓孔９に突入する山形の取付部２０が一
体に形成されており、上記ピン孔２０ａを貫通して両摩
擦パッドＰ1 ，Ｐ2 を吊持するハンガピン２１が窓孔９
を横断してブレーキキャリパＣの両腕部７1 ，７2 間に
着脱可能に架設される。また摩擦パッドＰ1 ，Ｐ2 の各
裏金１１は前記ブラケットＢの逆Ｕ字状部２に形成され
たトルク受け面２２に両端部を摺動可能に支承される。
【００１４】これら摩擦パッドＰ1 ，Ｐ2 の妄動を抑え
るために、ハンガピン２１に係止したＨ形のパッドスプ
リング２３の四本の弾性脚２３ａ，２３ａ‥が両摩擦パ
ッドＰ1 ，Ｐ2 の裏金１１，１１上面に圧接される。
るために、ハンガピン２１に係止したＨ形のパッドスプ
リング２３の四本の弾性脚２３ａ，２３ａ‥が両摩擦パ
ッドＰ1 ，Ｐ2 の裏金１１，１１上面に圧接される。
【００１５】図４ないし図６に示すように、第２腕部７
2 の内側面には、ブレーキディスクＤの回転方向に略沿
って延び第２摩擦パッドＰ2 の裏金１１背面に当接する
上下一対の押圧リブ２５，２５と、これら押圧リブ２
５，２５間を通ってブレーキディスクＤの回転方向に略
沿うように延びる通風溝２６とが設けられる。この通風
溝２６は、第２摩擦パッドＰ2 の裏金１１背面を横切る
ように配置され、その両端は該裏金１１背面外で閉じら
れている。
2 の内側面には、ブレーキディスクＤの回転方向に略沿
って延び第２摩擦パッドＰ2 の裏金１１背面に当接する
上下一対の押圧リブ２５，２５と、これら押圧リブ２
５，２５間を通ってブレーキディスクＤの回転方向に略
沿うように延びる通風溝２６とが設けられる。この通風
溝２６は、第２摩擦パッドＰ2 の裏金１１背面を横切る
ように配置され、その両端は該裏金１１背面外で閉じら
れている。
【００１６】また第２腕部７2 の外側面には、前記通風
溝２６に略沿って延びる補強リブ２７が形成され、この
補強リブ２７は、前記通風溝２６よりも長く、且つ中央
部が幅広になっている。
溝２６に略沿って延びる補強リブ２７が形成され、この
補強リブ２７は、前記通風溝２６よりも長く、且つ中央
部が幅広になっている。
【００１７】次にこの実施例の作用について説明する。
【００１８】ブレーキペダルの操作により図示しないマ
スタシリンダを作動して、その出力油圧を油圧導入ポー
ト１３を通して油圧シリンダ１０，１０に供給すれば、
両ピストン１２，１２が前進して第１摩擦パッドＰ1 の
背面を押圧するので、該摩擦パッドＰ1 はハンガピン２
１及びトルク受け面２２，２２上を摺動してブレーキデ
ィスクＤの一側面に圧接する。すると、その反作用によ
りブレーキキャリパＣは、第１及び第２摺動ピン４，４
をそれぞれ支持孔５，５に摺動させながらピストン１
２，１２の前進と反対方向に移動して、第２腕部７2 に
より第２の摩擦パッドＰ2 の背面を押圧し、これをブレ
ーキディスクＤの他側面に圧接させる。以上により、車
輪と共に回転するブレーキディスクＤに制動力を加えら
れる。
スタシリンダを作動して、その出力油圧を油圧導入ポー
ト１３を通して油圧シリンダ１０，１０に供給すれば、
両ピストン１２，１２が前進して第１摩擦パッドＰ1 の
背面を押圧するので、該摩擦パッドＰ1 はハンガピン２
１及びトルク受け面２２，２２上を摺動してブレーキデ
ィスクＤの一側面に圧接する。すると、その反作用によ
りブレーキキャリパＣは、第１及び第２摺動ピン４，４
をそれぞれ支持孔５，５に摺動させながらピストン１
２，１２の前進と反対方向に移動して、第２腕部７2 に
より第２の摩擦パッドＰ2 の背面を押圧し、これをブレ
ーキディスクＤの他側面に圧接させる。以上により、車
輪と共に回転するブレーキディスクＤに制動力を加えら
れる。
【００１９】この制動中、ブレーキディスクＤから摩擦
パッドＰ1 ，Ｐ2 に作用する制動トルクはブラケットＢ
の、ブレーキディスクＤ回転方向側のトルク受け面２２
で支承される。
パッドＰ1 ，Ｐ2 に作用する制動トルクはブラケットＢ
の、ブレーキディスクＤ回転方向側のトルク受け面２２
で支承される。
【００２０】このような反力式ディスクブレーキにおい
て、ブレーキキャリパＣの第２腕部７2 内側面の通風溝
２６は、第２摩擦パッドＰ2 背面を横切っているので、
車両の走行中、図５に示すように、走行風Ａが上記通風
溝２６をその一端から他端に向って通過し、制動時、摩
擦熱により加熱された第２摩擦パッドＰ2 及び第２腕部
７2 を効果的に冷却する。
て、ブレーキキャリパＣの第２腕部７2 内側面の通風溝
２６は、第２摩擦パッドＰ2 背面を横切っているので、
車両の走行中、図５に示すように、走行風Ａが上記通風
溝２６をその一端から他端に向って通過し、制動時、摩
擦熱により加熱された第２摩擦パッドＰ2 及び第２腕部
７2 を効果的に冷却する。
【００２１】しかも、上記通風溝２６の両端は第２腕部
７2 の前後両端面まで達することなく閉じられるので、
第２腕部７2 の剛性低下を極力抑えることができる。ま
た第２腕部７2 の外側面には、通風溝２６に略沿って伸
び、通風溝２６よりも長く、且つ中央部が幅広の補強リ
ブ２７が形成されているから、通風溝２６による第２腕
部７2 の剛性低下を充分に補うことができる。
７2 の前後両端面まで達することなく閉じられるので、
第２腕部７2 の剛性低下を極力抑えることができる。ま
た第２腕部７2 の外側面には、通風溝２６に略沿って伸
び、通風溝２６よりも長く、且つ中央部が幅広の補強リ
ブ２７が形成されているから、通風溝２６による第２腕
部７2 の剛性低下を充分に補うことができる。
【００２２】メンテナンス時には、ハンガピン２１を外
せば、直ちにブレーキキャリパＣの窓孔９から摩擦パッ
ドＰ1 ，Ｐ2 の抜差しができるので、摩擦パッドＰ1 ，
Ｐ2の新規部品との交換を、ブレーキキャリパＣをブラ
ケットＢから外すことなく容易に行うことができる。
せば、直ちにブレーキキャリパＣの窓孔９から摩擦パッ
ドＰ1 ，Ｐ2 の抜差しができるので、摩擦パッドＰ1 ，
Ｐ2の新規部品との交換を、ブレーキキャリパＣをブラ
ケットＢから外すことなく容易に行うことができる。
【００２３】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ブレーキ
キャリパの第２腕部の内側面に、第２摩擦パッドの裏金
背面に当接する上下一対の押圧リブと、これらリブ間を
通ってブレーキディスクの回転方向に略沿うように延び
る通風溝とを設け、その通風溝は、前記裏金の背面を横
切るように形成されていて、その溝の両端が前記裏金の
背面外で閉じられるので、走行時のブレーキディスクの
回転に伴い該ディスクの周囲に生じるディスク回転方向
に略沿う走行風の流れを前記通風溝に効率よく導入し
て、その溝の通過空気流により第２摩擦パッド及び第２
腕部を効果的に冷却することができ、これにより摩擦パ
ッドの過熱による摩擦性能の低下を防止すると共に第２
腕部の、熱による剛性低下を防ぐことができる。 また特
に通風溝を挟む上下一対の押圧リブの特設によって、該
溝に対応して第２腕部と第２摩擦パッド間に形成される
通風間隙の通路断面積を極力広く確保できるから、前記
空気流による冷却効果が一層高められ、その上、このよ
うな押圧リブの特設効果と、通風溝の両端を第２摩擦パ
ッドの裏金背面外で閉じた効果とが相俟って、該溝の形
成に伴う第２腕部の剛性低下を極力抑えることができ
る。
キャリパの第２腕部の内側面に、第２摩擦パッドの裏金
背面に当接する上下一対の押圧リブと、これらリブ間を
通ってブレーキディスクの回転方向に略沿うように延び
る通風溝とを設け、その通風溝は、前記裏金の背面を横
切るように形成されていて、その溝の両端が前記裏金の
背面外で閉じられるので、走行時のブレーキディスクの
回転に伴い該ディスクの周囲に生じるディスク回転方向
に略沿う走行風の流れを前記通風溝に効率よく導入し
て、その溝の通過空気流により第２摩擦パッド及び第２
腕部を効果的に冷却することができ、これにより摩擦パ
ッドの過熱による摩擦性能の低下を防止すると共に第２
腕部の、熱による剛性低下を防ぐことができる。 また特
に通風溝を挟む上下一対の押圧リブの特設によって、該
溝に対応して第２腕部と第２摩擦パッド間に形成される
通風間隙の通路断面積を極力広く確保できるから、前記
空気流による冷却効果が一層高められ、その上、このよ
うな押圧リブの特設効果と、通風溝の両端を第２摩擦パ
ッドの裏金背面外で閉じた効果とが相俟って、該溝の形
成に伴う第２腕部の剛性低下を極力抑えることができ
る。
【図１】本考案の一実施例である自動車用のディスクブ
レーキの一部縦断平面図である。
レーキの一部縦断平面図である。
【図２】図１の２矢視図である。
【図３】図１の３−３線断面図である。
【図４】図２の４−４線拡大断面図である。
【図５】図１の５−５線断面図である。
【図６】図５の６−６線断面図である。
Ｂ ブラケット Ｃ ブレーキキャリパ Ｄ ディスクブレーキ Ｐ1 ，Ｐ2 第１，第２摩擦パッド ４ 摺動ピン ７1 ，７2 第１，第２腕部 １０ 油圧シリンダ１１ 裏金 １２ ピストン２５ 押圧リブ ２６ 通風溝
Claims (1)
- 【請求項１】 ブレーキディスク（Ｄ）の両側面に対向
して配設される第１，第２摩擦パッド（Ｐ1 ，Ｐ2 ）
と、その第１摩擦パッド（Ｐ1 ）の背面に対向する第１
腕部（７1 ）、第２摩擦パッド（Ｐ2 ）の背面に当接す
る第２腕部（７2 ）及び第１，第２両腕部（７1 ，
７2 ）間を一体に連結するブリッジ部（８）とからなる
ブレーキキャリパ（Ｃ）と、第１腕部（７1 ）に形成さ
れた油圧シリンダ（１０）に嵌装されて第１摩擦パッド
（Ｐ1 ）の背面を押圧し得るピストン（１２）と、ブレ
ーキキャリパ（Ｃ）を摺動ピン（４）を介してブレーキ
ディスク（Ｄ）の軸方向に変位可能に支持するブラケッ
ト（Ｂ）とを備えた反力式ディスクブレーキにおいて、 ブレーキキャリパ（Ｃ）の第２腕部（７2 ）の内側面
に、第２摩擦パッド（Ｐ 2 ）の裏金（１１）背面に当接
する上下一対の押圧リブ（２５，２５）と、これらリブ
（２５，２５）間を通ってブレーキディスク（Ｄ）の回
転方向に略沿うように延びる通風溝（２６）とを設け、
その通風溝（２６）は、前記裏金（１１）の背面を横切
るように形成されていて、その溝（２６）の両端が前記
裏金（１１）の背面外で閉じられることを特徴とする、
反力式ディスクブレーキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992004557U JP2568511Y2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 反力式ディスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992004557U JP2568511Y2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 反力式ディスクブレーキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0564541U JPH0564541U (ja) | 1993-08-27 |
| JP2568511Y2 true JP2568511Y2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=11587353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992004557U Expired - Fee Related JP2568511Y2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 反力式ディスクブレーキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2568511Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60514Y2 (ja) * | 1979-03-08 | 1985-01-09 | ワタナベエンジニアリング株式会社 | 車輌用デイスクブレ−キ装置 |
| JPS562437U (ja) * | 1979-06-20 | 1981-01-10 | ||
| JPS63146242U (ja) * | 1987-03-18 | 1988-09-27 |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP1992004557U patent/JP2568511Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0564541U (ja) | 1993-08-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH07745Y2 (ja) | 反力式ディスクブレーキ | |
| JPH09257063A (ja) | 車両用ディスクブレーキ | |
| JPH0738764U (ja) | 反力式ディスクブレーキ | |
| JP2003194112A5 (ja) | ||
| JP2568511Y2 (ja) | 反力式ディスクブレーキ | |
| US5259484A (en) | Reaction force type disc brake | |
| JP3227584B2 (ja) | 車両用ディスクブレーキ | |
| JP4294098B2 (ja) | ハイブリッド多板式ディスクブレーキ装置 | |
| JP3949780B2 (ja) | ブレーキディスク | |
| JPS60514Y2 (ja) | 車輌用デイスクブレ−キ装置 | |
| JPH0121096Y2 (ja) | ||
| JPH0719267A (ja) | 車両用ディスクブレーキ | |
| JPS60515Y2 (ja) | 車輌用デイスクブレ−キ装置 | |
| JP2590230Y2 (ja) | 反力式ディスクブレーキ | |
| JPH0726582Y2 (ja) | ディスクブレーキ | |
| JPH0645066Y2 (ja) | 反力式ディスクブレーキ | |
| JPH11117964A (ja) | ブレーキキャリパ | |
| JPH0749086Y2 (ja) | 車両用ディスクブレーキの分割型キャリパボディ | |
| JPS6054534B2 (ja) | デイスクブレ−キ装置 | |
| JP2587550Y2 (ja) | ディスクブレーキの断熱構造 | |
| JP3283896B2 (ja) | ディスクブレーキ装置 | |
| JP2566698Y2 (ja) | ディスクブレーキ装置 | |
| JP2553512Y2 (ja) | 反力式ディスクブレーキ | |
| JP2559346Y2 (ja) | 反力式ディスクブレーキ装置 | |
| JP2590207Y2 (ja) | ディスクブレーキ装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |