JP2568509Y2 - 座ぐりカッタの研摩用治具 - Google Patents

座ぐりカッタの研摩用治具

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JP2568509Y2
JP2568509Y2 JP1991108189U JP10818991U JP2568509Y2 JP 2568509 Y2 JP2568509 Y2 JP 2568509Y2 JP 1991108189 U JP1991108189 U JP 1991108189U JP 10818991 U JP10818991 U JP 10818991U JP 2568509 Y2 JP2568509 Y2 JP 2568509Y2
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cutter
counterbore
polishing
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幸雄 西谷
裕司 瀬元
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は座ぐりカッタを研摩する
際に用いる治具に関する。
【0002】
【従来の技術】切刃を中心線より若干オーバーハングさ
せた座ぐりカッタに対しては、オーバーハング量を正確
に決定するために逃がし研摩をする必要があるが、この
作業には、通常投影器を用いて作業者が切刃の形状を見
ながら規定量の研摩を行うようにしている。
【0003】このため、この種のカッタの研摩作業は、
細かい神経を遣いかつ多くの時間を費やすばかりでな
く、カッタの正確な位置決めに困難をきたすといった問
題を有していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
サイズの如何に拘りなく座ぐりカッタを正確に保持しつ
つ効率よく研摩することのできる新たな座ぐりカッタの
研摩用治具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案はこの
ような課題を達成するために、基台の基準面に沿って研
摩位置と非研摩位置との間を移動し得るよう配設された
支持枠と、被研摩座ぐりカッタのサイズに応じて支持枠
上に交換可能に保持されるカッタ保持部材とを有する座
ぐりカッタの研磨治具において、座ぐりカッタの前面に
当接してこの座ぐりカッタの研削代を決定す基台上に
配設された支持枠位置決め用の部材及び、座ぐりカッタ
の刃部側面に当接してこのカッタの回動を抑えるべくカ
ッタ保持部材上の垂直軸を基軸として旋回動可能なアー
ムと、このアームの自由端に縦軸を介して取付けた回動
規制板とからなるカッタの回動規制部材とによって構成
したものである。
【0006】
【実施例】そこで以下に図示した実施例について説明す
る。図面は本考案の一実施例を示したもので、図中符号
1で示した基台には、その上面1aに側板2が立設され
ていて、この上面1aと側板2の一面2aを支持枠移動
用の基準面として構成され、ここには、カッタ保持部材
5を担持した支持枠3が、各基準面1a、2aに沿って
研摩位置と非研摩位置との間を移動し得るよう摺動自在
に載置されている。
【0007】一方、上記したカッタ保持部材5は、研摩
すべき座ぐりカッタCのサイズに応じて交換し得るよう
支持枠3上にボルト9をもって着脱自在に取付けられる
ように構成されており、またこのカッタ保持部材5の先
端には、スリット6を介してスリーブ上のホルダ固定部
7が一体的に設けられている。
【0008】10は、座ぐりカッタCを保持するカッタ
ホルダで、このホルダ10は座ぐりカッタCのサイズ別
に揃えられていて、その根元部分11をホルダ固定部7
に挿通した上、蝶ネジ8によって締付け固定されるよう
に構成されている。
【0009】他方、図中符号12は座ぐりカッタCの回
動規制機構で、カッタ保持部材5に立設した軸13には
アーム14の一端が旋回動自在に取付けられ、さらにこ
のアーム14の自由端には、縦軸15を介して回動規制
板16が取付けられていて、この回動規制板16の先端
をホルダ10に保持された座ぐりカッタCの切刃側面C
1 に当接することによってその回動を抑えるように構成
されている。
【0010】なお、図中符号18は座ぐりカッタCの前
面に当接して、これを正しく研摩位置に位置決めする基
台1上の位置決めストッパを示しており、また20は研
摩砥石を示している。
【0011】このように構成された装置において、いま
座ぐりカッタCの逃がし部C2 を研摩するには、はじめ
にホルダ固定部7に座ぐりカッタCのサイズに応じたホ
ルダ10を止着するか、あるいは大型の座ぐりカッタC
を研摩する場合には、カッタ保持部材5自体を交換して
支持枠3上に取付け、そこに座ぐりカッタCを固定した
上、さらにアーム14を回動してその先端の回動規制板
16を座ぐりカッタCの切刃側面C1 に当接させてこの
面を水平に保持する。
【0012】これにより、座ぐりカッタCはホルダ10
及びカッタ保持部材5を介して正しく支持枠3の水平軸
線上に止着され、かつ回動規制機構12により確実に抑
えられるから、つぎに支持枠3を基台1の上面1aと側
板2の側面2aを基準として研摩位置へと移動させ、座
ぐりカッタCを位置決めストッパ18に当接させた上、
その位置で逃がし面C2 を研摩砥石4により研削すれ
ば、座ぐりカッタCは正しく逃がし研摩されることにな
る。
【0013】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、基台
上の基準面に沿って移動する支持枠にカッタ保持部材を
保持して、そこに被研摩座ぐりカッタを固定するととも
に、このカッタを回動規制部材により度決めし、かつ位
置決め用の部材により研摩代を決めるようにしたので、
研摩すべき座ぐりカッタを保持部材に取付けた上、この
先端を位置決め用の部材に当接させるようにして支持枠
研摩位置へ移動させるだけで、投影器等を必要とする
ことなく研削代を決めることができて、その逃がし研摩
作業をきわめて正確に、かつ効率よく行わせることがで
きる。
【0014】しかも、カッタ保持部材の垂直軸を基軸と
して旋回動するアームの先端に縦軸を介してカッタの回
動規制板を取付けるようにしたので、アーム及び回動規
制板をそれぞれ独立に回動操作することにより、カッタ
のサイズや面角度の如何に拘りなく、これらに正しく対
応してその回動を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例をなす座ぐりカッタ研摩用治
具の側面図である。
【図2】同上装置の上面図である。
【図3】座ぐりカッタの正面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 側板 3 支持枠 5 カッタ保持部材 10 カッタホルダ 12 回り止機構 19 位置決めストッパ 20 研摩砥石

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台の基準面に沿って研摩位置と非研摩
    位置との間を移動し得るよう配設された支持枠と、被研
    摩座ぐりカッタのサイズに応じて上記支持枠上に交換可
    能に保持されるカッタ保持部材とを有する座ぐりカッタ
    の研磨治具において、 上記座ぐりカッタの前面に当接して該座ぐりカッタの
    削代を決定す上記基台上に配設された支持枠位置決め
    用の部材と、 上記座ぐりカッタの刃部側面に当接して該カッタの回動
    を抑えるべく、上記カッタ保持部材上の垂直軸を基軸と
    して旋回動可能なアームと、該アームの自由端に縦軸を
    介して取付けた回動規制板とからなるカッタの回動規制
    部材と、を備えたことを特徴とする 座ぐりカッタの研摩用治具。
JP1991108189U 1991-12-03 1991-12-03 座ぐりカッタの研摩用治具 Expired - Fee Related JP2568509Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57186843A (en) * 1981-05-12 1982-11-17 Mitsubishi Electric Corp Tone squelch voice monitoring system
JPS6357163A (ja) * 1986-08-29 1988-03-11 Mitsubishi Metal Corp 切刃修正装置
JPH02218542A (ja) * 1989-02-20 1990-08-31 Takeyasu Tomonori 研磨機及び研磨機用保持装置

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