JP2568130Y2 - 長手体の挿入装置 - Google Patents

長手体の挿入装置

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JP2568130Y2
JP2568130Y2 JP184892U JP184892U JP2568130Y2 JP 2568130 Y2 JP2568130 Y2 JP 2568130Y2 JP 184892 U JP184892 U JP 184892U JP 184892 U JP184892 U JP 184892U JP 2568130 Y2 JP2568130 Y2 JP 2568130Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、地中埋設管などの管内
に、検査のためのテレビカメラおよびそのケーブルなど
の長手体を押込んで挿入するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの挿入装置を図8に示す。地中
埋設管などの管1には、挿入孔2の周囲に取付具3が固
定され、筒体4を取付ける。筒体4にはシャッタ4sが
設けられ、挿入孔2近傍で筒体4を開閉することができ
る。このシャッタ4sを開いた状態で、管1の内部検査
用のテレビカメラ5を挿入する。テレビカメラ5はケー
ブル6の先端に接続される。テレビカメラ5を管1内に
挿入していくと、ケーブル6が繰り出される。
【0003】テレビカメラ5およびケーブル6の挿入
は、操作棒7によって押込みながら行う。操作棒7の上
端は筒体4から外部に突出し、ハンドル8が取付けられ
る。操作棒7の下端には、ローラ9が取付けられる。ハ
ンドル8を押すと、ローラ9によってケーブル6が押圧
される。このように、ケーブル6が押圧されるので、ケ
ーブル6が挿入孔2のエッジに当って破損したりするこ
とが防止される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来からの図8に示す
ような挿入装置では、操作棒7の先端に設けられるロー
ラ9によって可撓性長手体であるケーブル6を押圧す
る。ローラ9の半径を大きくすると、ローラ9の重量も
大きくなり、操作棒7を押して動かすことが困難にな
る。またローラ9が大きくなると、筒体内に収納して自
由に動かすことが困難になる。このためローラ9の半径
は比較的小さく、ケーブル6を押圧したとき、ケーブル
の曲率半径が小さくなる。ケーブル6は同軸ケーブルな
ど電気絶縁体や導体等の機械的特性の異なる材料が複合
された構造を有し、曲率半径が小さくなると破損するお
それがある。特に光ファイバなどを含むときには、ケー
ブル6の損傷が発生しやすい。
【0005】本考案の目的は、可撓性を有する長手体
を、曲率半径が大きい状態で押圧して、管内に挿入する
ことができる長手体の挿入装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、管の壁に着脱
可能な筒体と、長手体を該管に設けられた挿入孔から管
軸に対して斜めに管内に案内する、該筒体に設けられた
案内筒と、該長手体が該管軸方向に曲がる位置付近に、
該筒体から該管軸に対して斜めに挿入可能な操作棒と、
該操作棒の先端に設けられるヒンジ手段と、大略的に円
弧状の断面を有し、凸面側で該ヒンジ手段によって該操
作棒に連結され凹面側で該長手体を押圧可能な押圧片
と、該押圧片を該ヒンジ手段に関して一方向に角変位す
るように付勢するばね手段とを含むことを特徴とする長
手体の挿入装置である。
【0007】
【作用】本考案に従えば、長手体の挿入装置は、筒体
と、案内筒と、操作棒と、ヒンジ手段と、押圧片と、ば
ね手段とを含む。筒体は長手体を挿入する管の外壁に着
脱可能である。操作棒は該筒体に設けられる案内筒によ
って案内され、該管に設けられる挿入孔から管軸に対し
て斜めに挿入可能である。該操作棒の先端には押圧片を
連結するためのヒンジ手段が設けられる。該押圧片は大
略的に円弧状の断面を有し、凸面側が該ヒンジ手段によ
って該操作棒に連結され、凹面側で該長手体を押圧す
る。ばね手段は、該押圧片を該ヒンジ手段に関して一方
向に角変位するように付勢する。
【0008】該押圧片は該ヒンジ手段によって該操作棒
の先端に凸面側が連結されるので、凹面側で該長手体を
押圧する。該操作棒の先端に該ヒンジ手段によって連結
されているので、該押圧片は、長手体が該管軸に対して
斜めに案内される状態から該管軸方向に曲がる位置付近
で、角変位しながら該長手体を押圧することができ、該
長手体に対して広い面積で接触して均一に押圧すること
ができる。該押圧片は該ばね手段によって一方向に角変
位するように付勢されているので、該長手体と該操作棒
との成す角度が変化しても、接触状態は良好に保たれ
る。
【0009】
【実施例】図1は、本考案の一実施例の構成を示す。都
市ガスなどを輸送する管11は、たとえば地中に埋設さ
れている。管11の内部検査のため、挿入孔12を穿孔
する。挿入孔12の周囲には取付具13を固定する。取
付具13に対して、管11の管軸に垂直に筒体14を取
付ける。筒体14には、シャッタ14sが設けられ、挿
入作業などを行わないときに挿入孔12付近を密閉す
る。
【0010】挿入孔12からは、テレビカメラ15およ
びケーブル16を挿入する。挿入するケーブル16が、
挿入孔12のエッジに当ると破損するおそれがあるの
で、操作棒17を使用する。操作棒17は、その上端に
ハンドル18が設けられている。操作棒17の下端は管
11の管軸に対して斜めの方向にケーブル16を押圧す
る。
【0011】操作棒17の下端には、ヒンジ19が設け
られ、押圧片20を連結する。押圧片20と操作棒17
との間には、ばね21が架設され、押圧片20が一方向
に角変位されるように付勢する。
【0012】管11内に挿入されるケーブル16は、案
内筒22に案内されて供給される。案内筒22の先端付
近にはスポンジゴムなどによる封止材23が設けられ、
ガス漏れを防止する。筒体14の上部には窓24が設け
られ、押圧片20によるケーブル16の押込み状態を観
察する。挿入作業は、窓24を覗きながら操作筒25か
ら突出するハンドル18を操作して行う。
【0013】図2は、ヒンジ19および押圧片20に関
連する構成を示す。操作棒17の先端部17aは、角度
θだけ曲げられている。この先端部17aの先端には、
フォーク状のヒンジ部材19aが取付けられる。押圧片
20側には、ヒンジ板19bが取付けられる。ヒンジ部
材19aとヒンジ板19bとは軸26によって角変位可
能に連結される。これらのヒンジ部材19a、ヒンジ板
19bおよび軸26は、ヒンジ19を構成する。
【0014】押圧片20は、操作棒17側を中心として
曲がっている。この曲率半径R1は、たとえば300m
mである。押圧片20の長手方向に関して、ヒンジ部材
19aが取付けられている位置は、一方の長さL1が他
方の長さL2よりも大きくなるような位置にしている。
ここで、たとえばL1は40mm、L2は30mmであ
る。
【0015】押圧片20のヒンジ板19b取付位置から
先端までの長さがL1である側には、係止突起20bが
設けられる。操作棒17の先端部17aにも、係止突起
17bが設けられる。ばね21は、係止突起17b,2
0b間に架設される。これによって、押圧片20は、ケ
ーブル16を押圧しないときには、操作棒17に沿うよ
うに角変位する。このような状態で、ヒンジ19から突
出する押圧片20の長さは、L2になり、押圧片全体の
長さL3の半分よりも短くなるので、取扱いが容易にな
る。
【0016】図3は、押圧片20が凸面側20aでR1
の曲率半径を有するように曲がっている状態を示す。
【0017】図4は、ケーブル16を押圧片20が押圧
している状態を断面で示す。押圧片20は円弧状の断面
を有し、その曲率半径R2はケーブル16の半径R3よ
りも大きく選ばれる。たとえばR2は40mmであり、
外径20mmのケーブル16の半径10mmよりも大き
い。しかしながらケーブル16の外皮は可撓性を有する
絶縁物であり、押圧されて変形することによって接触面
積が大きくなり、全体的に均一な押圧力を与えることが
できる。
【0018】図5は、図1図示のヒンジ19に関連する
構成を分解して示す。軸26の両端には、溝26aが設
けられ、Eリング27を嵌挿させることができる。ヒン
ジ部材19aの両側をヒンジ板19bで挟んだ状態で軸
26を差込み、両端をEリング27によって止めること
によってヒンジ19が完成する。
【0019】図6は、ケーブル16の断面構造を示す。
中心部には、テレビカメラ15に電力を供給したりテレ
ビカメラからの信号を伝送する導電線30が設けられ
る。導電線30の周囲には、テレビカメラ15の照明の
ための光を導く光ファイバ31が設けられる。光ファイ
バ31の周囲はプラスチック電気絶縁材料による被覆層
32によっ覆われる。図1図示の実施例によれば、挿入
時にケーブル16の曲げ半径が小さくならないので、光
ファイバ31などが破損するおそれはない。
【0020】図7は、本考案の他の実施例の構成を示
す。注目すべきは、押圧片20の凹面側に複数のローラ
28が設けられていることである。これによって、長手
体を挿入するときの摩擦力を減少させることができ、無
理な力を加えずに円滑に挿入することができる。
【0021】以上の各実施例においては、テレビカメラ
15およびケーブル16を挿入するようにしているけれ
ども、他の検査用機器たとえば離隔渦流探傷法に使用す
る電磁コイルや検出コイルなどを挿入するようにしても
よいことは勿論である。また、管11内の検査ばかりで
はなく、管11内に付着した汚れなとを清掃する装置を
挿入するようにしてもよいことは勿論である。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、押圧片の
凹面側で長手体を押圧することができる。また、押圧片
はヒンジ手段によって操作棒の先端に取付けられるの
で、操作棒と長手体との成す角度が変化しても、容易に
角変位して追従し、長手体に無理な力が加わることを防
止することができる。したがって、押圧片はケーブルな
どの長手体自体の曲がり角度に合わせて均一に押圧する
ことができるので、長手体を損傷させることなく管内に
挿入することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す簡略化した断面
図である。
【図2】操作棒17の先端付近の側面図である。
【図3】押圧片20の側面図である。
【図4】ケーブル16および押圧片20の断面図であ
る。
【図5】ヒンジ19に関連する分解斜視図である。
【図6】ケーブル16の断面図である。
【図7】本考案の他の実施例による押圧片20の構成を
示す断面図である。
【図8】従来からの挿入装置の構成を示す簡略化した断
面図である。
【符号の説明】
11 管 12 挿入孔 13 取付具 14 筒体 15 テレビカメラ 16 ケーブル 17 操作棒 19 ヒンジ 20 押圧片 21 ばね 26 軸 28 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−277896(JP,A) 特開 平3−277895(JP,A) 実開 平4−101211(JP,U) 実開 平4−101208(JP,U) 実開 平4−101212(JP,U) 実開 平4−73859(JP,U) 実開 昭62−123556(JP,U) 実開 昭63−62755(JP,U) 実開 昭63−62756(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の壁に着脱可能な筒体と、 長手体を該管に設けられた挿入孔から管軸に対して斜め
    に管内に案内する、該筒体に設けられた案内筒と、 該長手体が該管軸方向に曲がる位置付近に、該筒体から
    該管軸に対して斜めに挿入可能な操作棒と、 該操作棒の先端に設けられるヒンジ手段と、 大略的に円弧状の断面を有し、凸面側で該ヒンジ手段に
    よって該操作棒に連結され凹面側で該長手体を押圧可能
    な押圧片と、 該押圧片を該ヒンジ手段に関して一方向に角変位するよ
    うに付勢するばね手段とを含むことを特徴とする長手体
    の挿入装置。
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