JP2568127B2 - ストレッチラップフィルム - Google Patents
ストレッチラップフィルムInfo
- Publication number
- JP2568127B2 JP2568127B2 JP2056798A JP5679890A JP2568127B2 JP 2568127 B2 JP2568127 B2 JP 2568127B2 JP 2056798 A JP2056798 A JP 2056798A JP 5679890 A JP5679890 A JP 5679890A JP 2568127 B2 JP2568127 B2 JP 2568127B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- wrap film
- vinyl acetate
- olefin
- copolymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
食品、調理品の家庭、スーパーマーケット、食品加工会
社、デパート、食料品店、冷凍冷蔵会社、すし屋、そば
屋等飲食店等における簡易包装材として使用されるポリ
オレフィン系ラップフィルムに関する。
ビニリデン、ポリ塩化ビニル、高圧法ポリエチレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、直鎖状
低密度ポリエチレン、ポリブタジエン等を素材とするも
のが提案されており、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビ
ニル、高圧法ポリエチレン及びポリブタジエン等が実用
化されている。
保護し、保管、流通、展示されるので、以下のような各
種の性能が要求されている。
し、ストレッチラップフィルム同志を圧着により仮着さ
せるので適度に粘着性が必要であり、また物品を取出す
場合は簡単に剥離されなければならない。
場合もあるので、ヒートシール性が良好でなければなら
ない。
m、厚さ7〜20μ、長さ20〜50m位のフィルムを紙製管軸
に巻きつけてあり、これが、0.2mm程度の厚みのブリキ
板でつくったのこぎり型刃物でついたボール紙製収納箱
に入っているので、使用するときは、ラップフィルムを
収納箱からひき出し、のこぎり型刃物で、カットして使
用する。従って、ラップフィルムは、比較的弱い力で簡
単に切断されなければならない。
を入れカットしていく場合、ラップフィルムが横方向に
きれいに早く切断されないと作業性が悪くなるが、カッ
ト途中で縦方向に方向を変えて裂けていくことがある
が、このようなことは望ましくない。
のある成分を素材中に含有していてはならず、防温、防
水、防湿、防気、耐酸、耐油性があり、適度な強度、延
伸性、収縮性が必要とされる。
るように透明性、防滴性、防曇性、光沢性等が要求され
る。
は、−50℃という超低温冷蔵庫も利用されるようになっ
たので、ラップフィルム素材の耐低温脆化性が問題とさ
れるようになってきた。
性が要求され、熱によってフィルムが収縮をおこし破れ
ることがない素材が要求されている。ラップフィルムは
消耗品であるので、なるべく低価格であることが望まれ
る。
ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、低密度ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリブタジエン
等を主原料とするものが主なものである。
で切断する場合、裂け目が使用者の意見とは別に勝手な
方向に走りやすく斜めに切れることがあり、また、電子
レンジに使用した場合には熱によってフィルムが非常に
大きく収縮し、破れるという問題があり、高温状態にお
いては、塩酸ガス、塩素ガス、塩化ビニリデンを発生す
るおそれもあり、食品衛生上好ましくなく、発癌性につ
いても懸念されている。
ているが、沸騰水により白化しやすく、可塑材を多量に
含んでおり、ポリ塩化ビニリデン系と同様な問題点があ
る。
塩素を含有するので難燃性であり、廃棄が困難であり、
さらに燃焼時あるいはフィルム成形時に人体に有害なガ
スを発生し、問題であり、耐低温脆化性もよくない。
圧法低密度ポリエチレンが商品化されているが、粘着性
がない。またストレッチ性がないため機械包装適性や戻
り弾性が悪い等の欠点がある。
れているが、機械的強度、腰の強さ等に問題がある。ポ
リプロピレン系は耐熱性にはすぐれているが、耐低温脆
化性、粘着性、のこぎり刃によるカット性に問題があ
る。
レンに比べて、機械的強度はすぐれているが、通常のイ
ンフレーションフィルムの加工方法で成膜した場合、縦
方向と横方向の配向性のバランスがとれておらず、縦方
向の配向性が大きいのでのこぎり刃による切断性が悪
く、ラップフィルムとして使用できない。また、ロール
からフィルムを引剥して使用するときの剥離性が悪い。
こぎり刃による切断性等すぐれた面も多いが、引裂強度
等の機械的強度が弱い。また、価格的に非常に高く問題
がある。
/ml以下の直鎖状エチレン−α−オレフィン共重合体か
らなる中間層とエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる
外層が積層されてなるラップフィルムを発明し、出願し
た。(特願平1−26574号)。このラップフィルムは透
明性、耐寒性、耐突き刺し性、耐衝撃性等においてすぐ
れていたが、包装後フィルムに力が加わった場合、そこ
の部分がへこみ、時間が経過しても元の状態への回復は
十分でなく、外観が悪くなり、またフィルムの腰が柔ら
かく、ラップ作業性が劣り、耐熱性もやや不十分で、高
温の食品がラップすると破損することもあり、フィルム
のカット性もやや悪く、改良が望まれていた。
うに種々の問題点がある。
性、粘着性、食品保護性、耐突き刺し性、耐衝撃性、ヒ
ートシール性にすぐれ、かつ、包装後の押圧によるフィ
ルムの戻り弾性があり、フィルムの腰もあり、耐熱性、
カット性にすぐれたストレッチラップフィルムを提供す
ることを課題とする。
鎖状低密度エチレン−α−オレフィン共重合体からなる
中間層とエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる外層と
が積層されてなるラップフィルムが多くの長所をもちな
がら改良すべき点がある原因は、密度が0.910g/ml以下
の直鎖状低密度エチレン−α−オレフィン共重合体は、
結晶化度が18%と低く、プラスチックよりゴムに近い性
質をもち、ヤング率が低く、融点も118℃と低いことに
帰因することに想到し、これを解決するには、高結晶性
で、ヤング率、融点も高く、しかも透明性があり、0.91
0g/ml以下の直鎖状低密度エチレン−α−オレフィン共
重合体との相溶性のよいプラスチックを微量配合すれ
ば、課題が解決されるとの仮説をたて、実際に多くの結
晶性プラスチックを0.910g/ml以下の直鎖状低密度エチ
レン−α−オレフィン共重合体に配合し、実験を行って
最良の結果を与える本発明の構成に到達した。
レフィン共重合体70〜95重量部及びポリプロピレン30〜
5重量部からなる中間層と、エチレン−酢酸ビニル共重
合体からなる両外層とが積層されてなるストレッチラッ
プフィルム、 (2)密度が0.910g/ml以下の直鎖状エチレン−α−オ
レフィン共重合体70〜95重量部の一部が、エチレン−酢
酸ビニル共重合体10重量部以下の範囲で置換されている
ことを特徴とする上記(1)記載のストレッチラップフ
ィルムである。
ン−α−オレフィン共重合体とは、炭素数が3〜12の範
囲にあるα−オレフィンを使用して気相・低圧法で製造
されたものであり、例えば、流動床反応帯域中で10〜80
℃の温度かつ7,000KPa以下の圧力にて、(a)0.35:1〜
8.0:1の高級α−オレフィン対エチレンのモル比でエチ
レン及び3〜12個の炭素原子を有する少なくとも1種の
高級α−オレフィンと、(b)少なくとも25モル%の少
なくとも1種の希釈ガスとを含有する気体混合物を式 MgmTi(OR)nXp[ED]q 〔式中、Rは1〜14個の炭素原子を有する脂肪族若しく
は芳香族の炭化水素基又はCOR′であり、ここでR′は
1〜14個の炭素原子を有する脂肪族若しくは芳香族の炭
化水素基であり、 XはCl、Br、I及びその混合物よりなる群から選択さ
れ、 EDは脂肪族若しくは芳香族酸のアルキルエステル、脂
肪族エーテル、環式エーテル及び脂肪族ケトンよりなる
群から選択される有機電子供与化合物であり、 mは0.5〜56であり、 nは0.1又は2であり、 pは2〜116であり、 qは2〜85である] を有する先駆体組成物からなる触媒系の粒子と連続的に
接触させ、前記先駆体組成物を不活性キャリヤ材料で希
釈すると共に式 Al(R′)dX′eHf 〔ここで、X′はC1又はOR″であり、 R′及びR″は1〜14個の炭素原子を有する飽和炭化水
素基であり、 eは0〜1.5であり、 fは0又は1であり、 d+e+f=3である〕 を有する有機アルミニウム化合物で完全に活性化させ、
前記活性化化合物を前記反応帯域中における全アルミニ
ウム対チタンのモル比が10:1〜400:1となるような量で
使用することを特徴とするエチレン共重合体の連続製造
方法で製造されたものであることが特に望ましく、特開
昭59−230011号に詳細に説明されている。
としては、エチレンと少なくとも1種のC3〜C12α−オ
レフィンとともに気相中で約10℃〜約115℃の温度にお
いて、 (A)(1)塩素、臭素又はよう素による三ハロゲン化
パラジウム(a)と該三ハロゲン化バナジウムが可溶で
ある液状の有機ルイス塩基である電子供与体(b)との
反応生成物であるバナジウム化合物と (2)次式 MXa (ここでMはほう素か又はAlR(3-a)のいずれかであり、
各Rはそれぞれアルキルであるが、ただしいずれのR基
においても脂肪族炭素原子の総数は14を越えず、 Xは塩素、臭素又はよう素であり、 aは0、1又は2であり、ただしMのほう素のときはa
は3である) を有する変性剤 とをシリカ又はアルミナから本質上なる固体不活性担体
上に担持させたものから本質上なる担持された先駆物質
と、 (B)次式 AlR3 (ここでRは先に定義した通りである) を有する助触媒と、 (C)次式 R′bCX′(4-b) (ここでR′は水素又は非置換の若しくはハロゲン置換
された低級アルキルであり、 X′はハロゲンであり、 bは0、1又は2である) を有する促進剤 を含む触媒組成物と接触させることによって単量体を重
合させることからなることを特徴とするエチレン共重合
体の連続的製造方法で製造されたものであり、特開昭59
−230006号に詳細に述べられている。
ンデックス0.3〜3g/10min、酢酸ビニル含有量5〜20重
量%であり、融点(MP)と酢酸ビニル含有量(VA)との
関係が MP=114−1.44VA (MPの単位は℃、VAの単位はwt%) で表わされ、分子量分布(▲▼w/▲▼n)が4未満
(ここで▲▼wは重量平均分子量、▲▼nは数平均
分子量)であるストレッチラップフィルム。
重合体であり、外層が上記(3)に示すエチレン−酢酸
ビニル共重合体であるストレッチラップフィルム も包含する。
0.915g/ml、メルトインデックス(MI)0.5〜30g/10分の
ものであり、プロピレンの単独重合体又はプロピレンと
20重量%以下の他のα−オレフィン(例えば、エチレ
ン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、4−メ
チルペンテン−1等)との共重合体である。
レフィン共重合体70〜95重量部に対して30〜50重量部で
ある。30重量部以上であると、透明性、耐衝撃性、粘着
性、低温脆化性、伸展性、等を阻害し、望ましくなく、
5重量部以下であると、包装後の押圧によるフィルムの
戻り弾性改良がなく、フィルムの腰、耐熱性、カット性
等の改良効果が発現しなく、望ましくない。
l以下のエチレン−α−オレフィン共重合体を10重量部
以下の範囲でエチレン−酢酸ビニル共重合体で置換して
もよい。10重量%よりも多く置換するとフィルムの耐熱
性、カット性が改良されるが、フィルムの腰がなくな
り、望ましくない。
MIが0.3〜3.0g/minの範囲にあるものが望ましい。MIが
0.3より小さいとフィルム成形の際、押出機に負荷がか
かりすぎて生産性が上らないという欠点がある。また、
MIが3.0より大きいとフィルムの引張強さ、鋭利な角に
よる引き裂れ抵抗性等に問題が生じ、望ましくない。
は10〜20重量%のものである。5重量%以下ではケリン
グ性が発現しなくなり、伸展性、柔軟性、透明性も不十
分となり望ましくない。25重量%を越えると耐熱性、引
張強さ、鋭利な角による引き裂れ抵抗性等が不十分とな
り望ましくない。本発明に用いるエチレン−酢酸ビニル
共重合体は、融点(MP)と酢酸ビニル含有量(VA)との
関係が、 MP=114−1.44VA (MPの単位は℃、VAの単位はwt%) で表わされ、分子量分布(▲▼w/▲▼n)が4未満
(ここで▲▼wは重量平均分子量、▲▼nは数平均
分子量であり、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー(GPC)で測定)であるものが特に好適である。その
理由は、同一のVA%で比較すると融点が一般のエチレン
−酢酸ビニル共重合体より2〜5℃高いため、耐熱性が
向上するからである。
靭性のあるフィルムが得られるからであり、においも少
ない。本発明のエチレン−酢酸ビニル共重合体には防曇
剤を添加することが望ましく、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸
エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、エチ
レンオキサイド付加物の単品又はこれらの混合物が特に
望ましいが他の防曇剤も使用できる。
脂組成物を共押出成形機を用いて成形される。例えば、
サーキュラーダイを用いるインフレーション法、フラッ
トダイを用いるTダイ法等の公知の方法で積層され成形
される。
好ましくは12〜20μである。10μより薄いと、取り扱い
に不便になり強度的にも不十分となり望ましくない。
ることはないが、コスト的に不利となるので望ましくな
い。
合体及びポリプロピレンからなる中間層の厚みは3〜30
μであるが好ましくは5〜15μである。
度等が不十分となり望ましくない。また、30μより厚い
と、透明性に劣り、コスト的にも不利となるので望まし
くない。中間層の両表面に積層するエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体のそれぞれの厚みは2〜20μ、好ましくは5
〜15μである。2μより薄いと、自己粘着性、クリング
性、透明性をラップフィルムに付与することができな
く、望ましくない。また、20μより厚いとラップフィル
ムの耐熱性、機械的強度を損い望ましくない。
ション法によりラップフィルムを製造した。
ン−ブテン−1共重合体(DEFD−1210、日本ユニカー
製)と密度0.91g/ml、MI9g/10分のポリプロピレンを使
用した。
酢酸ビニル共重合体(DQDJ−1868、日本ユニカー製)を
使用した。
製)を2重量%となるように添加した。
フィルムを製造した。
ィルム加工装置 口径40mm×3台 L/D28 (2)環状三層ダイ:φ150mm ダイギャップ:1.0mm (3)冷却装置:ジングルリップストレート及びコニカ
ルカラー付 (4)吐出量:45kg/hr (5)ダイス温度:180℃ (6)ブロー比:4.5 製造されたラップフイルム ラップフィルムの評価 フィルムの引裂強度:縦方向の引裂強度は35kg/cm、
横方向の引裂強度は110kg/cmあり、実用性が十分ある 霞 度:JIS K−6714で測定し、数値が2.5であり、
実用性が十分ある。
ていくとき、されいに切れた。
ーに入れラップしたが、フィルムが熱によって破れるこ
とはなかった。
のままの状態を保って剥離することはなかった。
プフィルムで包装したが、カニの足でフィルムが破れる
ことはなかった。
で包装し、−50℃の冷蔵庫に入れ30分後とり出し、1mの
高さから落下させたが、破れなかった。
ルム約20%原形より延伸するようにして包装したがしわ
やちぢみを生ずることなく、きれいに仕上がった。
上のものを合格とした。
半円形にして、これをストレッチラップしたフィルムに
平面から1.5cmの深さに押しつけ、10分後の回復性を測
定し、しわの発生がなく元の状態に戻ったものを合格と
した。
れ表Iに示すように変化させ、実施例1と同様な実験を
行い、できあがったフィルムの評価を行った。
レフィン共重合体(エチレン−酢酸ビニル共重合体を小
量加えてもよい)及びポリプロピレンからなる中間層
と、エチレン−酢酸ビニル共重合体からなる両外層とが
積層されてなるストレッチラップフィルムであるので、
引裂強度、霞度、カット性、耐熱性、自己粘着性、耐突
き刺し性、低温脆化性、伸展性、フィルムの腰、包装後
の押圧によるフィルムの戻り弾性がすぐれており、従来
のストレッチラップフィルムより、すぐれた性能をも
ち、各種食品包装用として使用される。
Claims (7)
- 【請求項1】密度が0.910g/ml以下の直鎖状エチレン−
α−オレフィン共重合体70〜95重量部及びポリプロピレ
ン30〜5重量部からなる中間層と、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体からなる両外層とが積層されてなるストレッ
チラップフィルム。 - 【請求項2】密度が0.910g/ml以下の直鎖状エチレン−
α−オレフィン共重合体70〜95重量部の一部が、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体10重量部以下の範囲で置換され
ていることを特徴とする請求項(1)記載のストレッチ
ラップフィルム。 - 【請求項3】直鎖状エチレン−α−オレフィン共重合体
が、炭素数が3〜12の範囲であるα−オレフィンを使用
して気相・低圧法で製造されたものである請求項(1)
記載のストレッチラップフィルム。 - 【請求項4】直鎖状エチレン−α−オレフィン共重合体
が、流動床反応帯域中で10〜80℃の温度かつ7,000KPa以
下の圧力にて、(a)0.35:1〜8.0:1の高級α−オレフ
ィン対エチレンのモル比でエチレン及び3〜12個の炭素
原子を有する少なくとも1種の高級α−オレフィンと、
(b)少なくとも25モル%の少なくとも1種の希釈ガス
とを含有する気体混合物を式 MgmTi(OR)nXp[ED]q 〔式中、Rは1〜14個の炭素原子を有する脂肪族若しく
は芳香族の炭化水素基又はCOR′であり、ここでR′は
1〜14個の炭素原子を有する脂肪族若しくは芳香族の炭
化水素基であり、 XはC1、Br、I及びその混合物よりなる群から選択さ
れ、 EDは脂肪族若しくは芳香族酸のアルキルエステル、脂肪
族エーテル、環式エーテル及び脂肪族ケトンよりなる群
から選択される有機電子供与化合物であり、 mは0.5〜56であり、 nは0.1又は2であり、 pは2〜116であり、 qは2〜85である] を有する先駆体組成物からなる触媒系の粒子と連続的に
接触させ、前記先駆体組成物を不活性キャリヤ材料で希
釈すると共に式 Al(R′)dX′eHf 〔ここで、X′はC1又はOR″であり、 R′及びR″は1〜14個の炭素原子を有する飽和炭化水
素基であり、 eは0〜1.5であり、 fは0又は1であり、 d+e+f=3である〕 を有する有機アルミニウム化合物で完全に活性化させ、
前記活性化化合物を前記反応帯域中における全アルミニ
ウム対チタンのモル比が10:1〜400:1となるような量で
使用することを特徴とするエチレン共重合体の連続製造
方法で製造されたものである請求項(1)記載のストレ
ッチラップフィルム。 - 【請求項5】直鎖状エチレン−α−オレフィン共重合体
が、エチレンと少なくとも1種のC3〜C12α−オレフィ
ンとともに気相中で約10℃〜約115℃の温度において、 (A)(1)塩素、臭素又はよう素による三ハロゲン化
パラジウム(a)と該三ハロゲン化バナジウムが可溶で
ある液状の有機ルイス塩基である電子供与体(b)との
反応生成物であるバナジウム化合物と (2)次式 MXa (ここでMはほう素か又はAlR(3-a)のいずれかであり、
各Rはそれぞれアルキルであるが、ただしいずれのR基
においても脂肪族炭素原子の総数は14を越えず、 Xは塩素、臭素又はよう素であり、 aは0、1又は2であり、ただしMのほう素のときはa
は3である) を有する変性剤 とをシリカ又はアルミナから本質上なる固体不活性担体
上に担持させたものから本質上なる担持された先駆物質
と、 (B)次式 AlR3 (ここでRは先に定義した通りである) を有する助触媒と、 (C)次式 R′bCX′(4-b) (ここでR′は水素又は非置換の若しくはハロゲン置換
された低級アルキルであり、 X′はハロゲンであり、 bは0、1又は2である) を有する促進剤 を含む触媒組成物と接触させることによって単量体を重
合させることからなることを特徴とするエチレン共重合
体の連続的製造方法で製造されたものである請求項
(1)記載のストレッチラップフィルム。 - 【請求項6】外層のエチレン−酢酸ビニル共重合体がメ
ルトインデックス0.3〜3g/10min、酢酸ビニル含有量5
〜20重量%であり、融点(MP)と酢酸ビニル含有量(V
A)との関係が MP=114−1.44VA (MPの単位は℃、VAの単位はwt%) で表わされ、分子量分布(▲▼w/▲▼n)が4未満
(ここで▲▼wは重量平均分子量、▲▼nは数平均
分子量)である請求項(1)記載のストレッチラップフ
ィルム。 - 【請求項7】内層が請求項(3)又は(4)に示す直鎖
状エチレン−α−オレフィン共重合体であり、外層が請
求項(6)に示すエチレン−酢酸ビニル共重合体である
請求項(1)記載のストレッチラップフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2056798A JP2568127B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | ストレッチラップフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2056798A JP2568127B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | ストレッチラップフィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03258542A JPH03258542A (ja) | 1991-11-18 |
JP2568127B2 true JP2568127B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=13037424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2056798A Expired - Fee Related JP2568127B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | ストレッチラップフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568127B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10157027A (ja) * | 1996-12-03 | 1998-06-16 | Okura Ind Co Ltd | 防曇性多層フィルム |
JPH1177927A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-03-23 | Okamoto Ind Inc | 食品包装用ストレッチフィルム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4508842A (en) * | 1983-03-29 | 1985-04-02 | Union Carbide Corporation | Ethylene polymerization using supported vanadium catalyst |
JPS59230011A (ja) * | 1983-03-29 | 1984-12-24 | ユニオン・カ−バイド・コ−ポレ−シヨン | 流動床における低密度かつ低モジユラスのエチレン共重合体の製造 |
JPS60171148A (ja) * | 1984-02-16 | 1985-09-04 | 出光石油化学株式会社 | 多層フイルム |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP2056798A patent/JP2568127B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03258542A (ja) | 1991-11-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1075392A (en) | Extensible composite film and film-forming composition | |
US5629059A (en) | Multi-layer packaging film and receptacles made therefrom | |
US4713282A (en) | Films for use in stretch-packaging | |
KR20020060270A (ko) | 에틸렌계 공중합체 조성물로 된 성형체 | |
US5736260A (en) | Multilayer packaging film | |
JP3072529B2 (ja) | ストレッチ包装用フィルム | |
JP2568127B2 (ja) | ストレッチラップフィルム | |
JP3490926B2 (ja) | ポリオレフィン系ストレッチ包装用フィルム | |
JPH0585348B2 (ja) | ||
US5139855A (en) | Stretch wrap film | |
JPH0328460B2 (ja) | ||
JP4446427B2 (ja) | 熱融着性プロピレン系重合体フィルム、積層フィルム及びその用途 | |
JP4575576B2 (ja) | ストレッチ包装用フィルム | |
JP3253402B2 (ja) | 積層樹脂フィルム | |
JPH02133433A (ja) | ラップフィルム | |
JP3274565B2 (ja) | 積層樹脂フィルム | |
JPH05254075A (ja) | 熱収縮性フィルム | |
JPH0376645A (ja) | ラップフィルム | |
JPH0745227B2 (ja) | 熱収縮包装用フィルム | |
EP0210726A1 (en) | Process for making a film for food wrap | |
JPH05245986A (ja) | オレフィン系ラップフィルム | |
JPH10323951A (ja) | 熱収縮性フィルム | |
JP3281464B2 (ja) | ストレッチ包装用フィルム | |
JPH08224842A (ja) | 包装用積層フィルム | |
JPH0623927A (ja) | 積層樹脂フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071003 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |