JP2568090Y2 - コンデンサ容量診断回路 - Google Patents

コンデンサ容量診断回路

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JP2568090Y2
JP2568090Y2 JP8831692U JP8831692U JP2568090Y2 JP 2568090 Y2 JP2568090 Y2 JP 2568090Y2 JP 8831692 U JP8831692 U JP 8831692U JP 8831692 U JP8831692 U JP 8831692U JP 2568090 Y2 JP2568090 Y2 JP 2568090Y2
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JP
Japan
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capacitor
cpu
power supply
switching means
diagnostic circuit
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JP8831692U
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JPH0653981U (ja
Inventor
裕 草間
真幸 田辺
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車載用エアバッグシス
テムに関し、特にバックアップコンデンサの容量診断回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用エアバッグシステムに用い
られるバックアップコンデンサの容量診断は、図3に示
されるような回路が用いられている。この回路には図4
のタイミングチャ−トで示されるような時間的関係があ
り、この場合のバックアップコンデンサの容量診断につ
いて説明すると、まず、イグニッションスイッチ4がオ
ンして、コンデンサ2に充電される充電電圧が上昇す
る。そして、一定時間経過後、CPU1がオンして動作
を開始する。
【0003】そこで、図4のタイミングチャ−トの充電
電圧波形のように2ポイントの電圧(A、B)と、2ポ
イント間の時間(T)を測定し、CPU1に計算を行わ
せて容量診断を行う。この時、容量を求める計算式の中
に自然対数があり、CPU1では自然対数計算ができな
いため、対比表を作り、比較しながら計算を行う。こ
の、対比表のデータの数によってコンデンサ容量の計算
誤差が決定し、精度を高めようとすれば対比表のデータ
の数が大きくなり、比較計算回数が増えるため時間がか
かってしまう。
【0004】
【考案が解決しょうとする課題】従来のコンデンサの容
量診断回路は、多数の対比表のデータの比較をしながら
計算していたため、処理に時間がかかり、しかも、誤差
が発生しやすいという課題があった。
【0005】それ故に、本考案は計算をせずにコンデン
サ容量診断を行うことで、計算による余分な時間や誤差
を減少させることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】したがって、本考案は、
上述の目的を達成するために、車載用エアバッグシステ
ムに用いられるバックアップコンデンサのコンデンサ容
量診断回路において、直流電源によって充電されるコン
デンサと並列に接続された、前記コンデンサの放電電流
を導通制御するスイッチング手段と放電抵抗との直列回
路と、電源起動時から一定時間経過後に充電開始信号を
出力し、さらに一定時間経過後、前記コンデンサの充電
電圧と電源電圧を比較することにより、前記コンデンサ
の容量を診断するCPUと、前記CPUからの充電開始
信号を前記スイッチング手段に伝達するインタ−フェイ
ス手段とを備えたものである。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例の構成を図1、図2を用い
て説明する。
【0008】図1において、7は放電抵抗、6はスイッ
チング手段、5はCPU1とスイッチング手段6を接続
するインターフェイス手段である。
【0009】図1において、イグニッションスイッチ4
がオンされて、CPU1が動作を開始するまで、CPU
1はリセット状態にあり、インタ−フェイス手段5の出
力にはハイレベルが出力されて、スイッチング手段6が
導通状態になり、コンデンサ充電電圧が放電抵抗7を通
って放電される。
【0010】CPU1が動作開始して、コンデンサ容量
診断の準備が完了したら、CPU1は、充電開始信号と
してハイレベルを出力すると同時にCPU1に内蔵のタ
イマのカウントを開始する。CPU1が充電開始信号と
してハイレベルを出力するとインタ−フェイス手段の出
力はロウレベルになり、スイッチング手段が非導通状態
になることでコンデンサ充電が開始される。この状態を
示すフローチャートを図2に示す。
【0011】CPU1はタイマがある任意の値になった
ら、コンデンサ充電電圧を測定し、電源電圧に対してあ
らかじめコンデンサの容量より定められた一定レベルの
電圧に達しているかどうかを判定する。
【0012】以上のようにして、コンデンサの容量を診
断することができる。
【0013】図5は、本考案の一実施例の回路図を示し
たもので、スイッチング手段6にFET、インターフェ
イス手段5にインバータを用いたものであるが、これら
の素子に限定されるものではないことは言うまでもな
い。
【0014】
【考案の効果】イグニッションスイッチがオンしてか
ら、コンデンサを強制放電しておき、0Vからの充電測
定を可能にしたことにより、コンデンサ充電電圧と電源
電圧の2つの電圧を測定するだけで、計算することなく
コンデンサの容量診断ができる。
【0015】これにより、煩雑な計算による、誤差と時
間を減少させることができ、エアバッグシステムの簡素
化、高信頼性化が図れるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成を示す図である。
【図2】本考案の一実施例のタイミングチャ−トであ
る。
【図3】従来回路を示す回路図である。
【図4】従来技術のタイミングチャ−トである。
【図5】本考案の一実施例の回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 バックアップコンデンサ 3 電源 4 イグニッションスイッチ 5 インターフェイス手段 6 スイッチング手段 7 放電抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−184469(JP,A) 実開 昭64−30450(JP,U) 実開 昭56−43065(JP,U) 実開 平4−127057(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載用エアバッグシステムに用いられる
    バックアップコンデンサのコンデンサ容量診断回路にお
    いて、直流電源によって充電されるコンデンサと並列に
    接続された、前記コンデンサの放電電流を導通制御する
    スイッチング手段と放電抵抗との直列回路と、電源起動
    時から一定時間経過後に充電開始信号を出力し、さらに
    一定時間経過後、前記コンデンサの充電電圧と電源電圧
    を比較することにより、前記コンデンサの容量を診断す
    るCPUと、前記CPUからの充電開始信号を前記スイ
    ッチング手段に伝達するインタ−フェイス手段とを具備
    することを特徴とするコンデンサ容量診断回路。
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JP6788962B2 (ja) 2015-11-19 2020-11-25 セイコーエプソン株式会社 診断回路、電子回路、電子機器および移動体
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KR102019243B1 (ko) * 2018-07-20 2019-09-06 최운선 프리차지 회로의 충전과 방전을 이용한 콘덴서 상태감지회로 및 방법

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