JP2535751Y2 - Ic試験装置 - Google Patents

Ic試験装置

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JP2535751Y2
JP2535751Y2 JP9171990U JP9171990U JP2535751Y2 JP 2535751 Y2 JP2535751 Y2 JP 2535751Y2 JP 9171990 U JP9171990 U JP 9171990U JP 9171990 U JP9171990 U JP 9171990U JP 2535751 Y2 JP2535751 Y2 JP 2535751Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はドライバの出力側にコンパレータの入力側
が接続され、そのドライバから試験信号を被試験IC素子
へ供給してその被試験IC素子の出力を監視するIC試験装
置に関する。
「従来の技術」 第3図に従来のIC試験装置のこの考案を関連する部分
を示す。試験装置本体11から試験信号がドライバ121
供給され、そのドライバ121の出力試験信号がケーブル1
31を通じて被試験IC素子14へ供給され、被試験IC素子14
の出力はケーブル132を通じてコンパレータ152へ供給さ
れ、基準値と比較され、コンパレータ152の出力が試験
装置本体11に取込まれ、被試験IC素子14の良,不良が測
定される。ドライバ121の出力側にはコンパレータ151
入力側が接続され、コンパレータ152の入力側にドライ
バ122の出力側が接続されている。
「考案が解決しようとする課題」 IC試験装置の試験プログラムのデバックの際に、その
不良原因を見付けるため、あるいは被試験IC素子14の不
良原因を知るため等から、被試験IC素子14の出力波形の
みならず、その印加波形も知る必要がある。このためド
ライバ121より被試験IC素子14へ供給される試験信号
を、そのドライバ121の出力側に接続されたコンパレー
タ151により監視することが考えられる。しかし従来の
装置では以下に述べるように満足な監視をすることがで
きなかった。
つまり、いま例えば第4図Aに示すような波形の信号
がドライバ121に入力されるとドライバ121の出力は第4
図Bに示すようになり、被試験IC素子14の入力信号は、
第4図Cに示すように、ドライバ121の出力の立上り時
点t1に対しケーブル131による遅延Taだけ遅れた時点t2
に立上る。この入力に対し、被試験IC素子14から例えば
時間Tbだけ遅れて第4図Dに示すように出力が生じたと
する。この出力はケーブル132によりTaだけ遅延されて
第4図Eに示すような波形信号となってコンパレータ15
2に入力される。ドライバ121の入力の立下りに対し、被
試験IC素子14の入力はTaだけ遅れて立下り、これに対し
被試験IC素子14の出力はTbだけ遅れ、コンパレータ152
の入力は更にTaだけ遅れて立下る。従ってコンパレータ
152の出力を監視することにより、被試験IC素子14の出
力の波形、つまり、立上り、及び立下りは正しく監視す
ることができる。
しかし、ドライバ121の出力、つまりコンパレータ151
の入力は第4図Bに示すように、ケーブル131と被試験I
C素子14との接続点における反射のため、立上り時点t1
に対し、2T2(ケーブル131の往復伝搬時間)だけ遅れ
た時点t3にレベルV1からV2に更に立上り、またドライバ
121の入力信号が立下ってレベルがV2からV1に低下して
時点から2Taの後に0レベルに立下る。従って、このド
ライバ121の出力を監視するコンパレータ151の出力は、
その基準値(しきい値)がV1より低いVt1の場合は、第
4図Fに示すように立上りは試験信号と一致するが、立
下りは2Ta遅れた長い波形となり、基準値がV1より高いV
t2の場合は第4図Gに示すように立上りがTa遅れ、立下
りが一致するため短かい波形となる。従って、何れにし
ても被試験IC素子14に印加される試験信号(第4図C)
と同一波形の信号をコンパレータ151から得ることはで
きない。
このため従来ではドライバ121の出力の立上り又は立
下りのどちらかに注目した監視しかできなかった。立上
り及び立下りの両者、つまり波形を監視するには、被試
験IC素子14の入力端にオシロスコープを接続して行って
おり、大変面倒であった。
「課題を解決するための手段」 この考案によればドライバとコンパレータとの接続点
とそのコンパレータの出力側との間にスイッチを介して
抵抗器が接続される。ドライバの出力波形を監視する場
合はスイッチをオンとし、コンパレータにその出力反転
入力レベルにヒステリシス特性をもたせ、その出力反転
入力レベルの高レベルViHと低レベルViLとの間に基準値
(しきい値)を設定する。
「実施例」 第1図にこの考案の実施例を示し、第3図と対応する
部分に同一符号を付けてある。この考案においてはコン
パレータ151、152の各入力側と出力側との間にそれぞれ
抵抗器161、162がスイッチ171、172を介して接続され
る。コンパレータ151、152は被試験IC素子14の出力を入
力とする時はスイッチ171、172はオフとされ、ドライバ
121、122の出力波形を監視する時は、スイッチ171、172
はオンとされる。
例えば、ドライバ121より試験信号を被試験IC素子14
へ供給し、その出力波形をコンパレータ152で監視する
と共に、被試験IC素子14へ印加される試験信号を監視す
る場合はスイッチ171はオン、スイッチ172はオフとされ
る。
この時、第4図A〜Eと対応して第2図A〜Eに各部
の波形を示すように、従来と同様に被試験IC素子14の出
力波形をコンパレータ152の出力で監視することができ
る。
また以下に述べるようにコンパレータ151の出力から
被試験IC素子14に対応する印加波形を監視することがで
きる。いまドライバ121の出力抵抗値をR1、抵抗器161
抵抗値をR2、ドライバ121の出力電圧をVdとすると、コ
ンパレータ151の出力電圧が低レベルVL(VL<Vd)の時
の、ドライバ121及びコンパレータ151の接続点18の電圧
ViLとなり、コンパレータ151の出力電圧が高レベルVH(VH
>Vd)の時の接続点18の電圧ViHは、 となる。つまりコンパレータ151はその出力がVLの時はV
dよりも だけ低いレベル以上で出力が反転するが、出力がVHの時
はVdよりも だけ高いレベル以下にならないと出力は反転しない。第
2図Bに示すように最初はコンパレータ151の出力は低
レベルVLであるから、ドライバ121の出力が立上った時
点t1からの接続点18のレベルはViLとなるが、ドライバ1
21の入力が立下る直前はコンパレータ151の出力は高レ
ベルVHであるから、ドライバ121の入力が立下った時点t
4からの接続点18のレベルはViHとなる。このViLとViH
の間にコンパレータ151の基準値(しきい値)Vtが設定
される。この時、コンパレータ151の出力は第2図Fに
示すように、ドライバ121の入力が立上ってから反射波
が戻った時点t3から高レベルVHとなり、ドライバ121
入力が立下ってから反射波が消えた時点t5から低レベル
VLとなる。このコンパレータ151の出力信号の波形は被
試験IC素子14に対する印加信号の波形と一致し、時間が
Ta遅れたものとなる。よってコンパレータ151の出力を
監視することにより被試験IC素子14に対する印加信号を
監視することができる。
「考案の効果」 以上述べたようにこの考案によればコンパレータの入
出力間にスイッチを介して抵抗器を接続した構成とする
ことにより、コンパレータを利用して被試験IC素子に印
加する試験信号の立上り及び立下りを同時に監視でき、
つまりパルス幅、Tpdを監視でき、わざわざオシロスコ
ープで監視するような面倒なことを必要とせず、迅速
に、かつ簡便に監視することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の要部を示す接続図、第2図
はその動作例を示す各部の波形図、第3図は従来のIC試
験装置を示す接続図、第4図はその動作例を示す各部の
波形図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドライバの出力側にコンパレータの入力側
    が接続され、そのドライバから試験信号を被試験IC素子
    へ供給してその被試験IC素子の出力を監視するIC試験装
    置において、 上記コンパレータ及びドライバの接続点とそのコンパレ
    ータの出力側との間にスイッチを介して抵抗器が接続さ
    れていることを特徴とするIC試験装置。
JP9171990U 1990-08-31 1990-08-31 Ic試験装置 Expired - Lifetime JP2535751Y2 (ja)

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JP9171990U JP2535751Y2 (ja) 1990-08-31 1990-08-31 Ic試験装置

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Publication Number Publication Date
JPH0449882U JPH0449882U (ja) 1992-04-27
JP2535751Y2 true JP2535751Y2 (ja) 1997-05-14

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