JP2001218495A - 駆動回路の故障検出装置 - Google Patents

駆動回路の故障検出装置

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JP2001218495A
JP2001218495A JP2000023939A JP2000023939A JP2001218495A JP 2001218495 A JP2001218495 A JP 2001218495A JP 2000023939 A JP2000023939 A JP 2000023939A JP 2000023939 A JP2000023939 A JP 2000023939A JP 2001218495 A JP2001218495 A JP 2001218495A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、駆動回路の故障部位を特定するこ
とができ、駆動回路の保守性を向上することができる駆
動回路の故障検出装置を提供することにある。 【解決手段】 イグニツション・キーのオン操作に応じ
て接点を閉結し、一方の接点を外部電源Vinに接続され
るメインリレーRLYと、出力端子33及び出力端子3
3よりも低電位の出力端子35に接続されるモータMに
電源端子27から供給される電力を出力して駆動する駆
動回路25と、メインリレーRLYの他方の接点と電源
端子27との間に充電抵抗Rcを介して接続され、両者
間を接続/切断するトランジスタQ6と、電源端子27
と出力端子35の間に接続されるコンデンサC1を備
え、電源端子27に加わる電圧を外部電源電圧監視回路
37で検出するようにしておき、電源投入時にトランジ
スタQ6をオン/オフ制御したときに、電源端子27の
電圧に基づいて、駆動回路25の故障を診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動回路の電源端
子及びハーネスがGND(電源)にハーフショートを起
こした場合や、電源端子に接続されるコンデンサが容量
劣化を起こした場合等の故障診断を行う駆動回路の故障
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の駆動回路の故障検出装置として
は、図9に示す「モータ駆動回路の故障検出装置」が知
られている。なお、モータとしては3相モータを例示
し、図9においては駆動のために必要な構成について1
相分のみを示している。
【0003】モータ駆動回路の故障検出装置101は、
操作者によって操作されるスイッチ(図示せず)がオン
操作されたときに接点を閉結するメインリレーRLY
と、外部電源VinにメインリレーRLYを介して接続さ
れる電源端子103を有し、出力指令に応じて出力端子
105及び出力端子105よりも低電位の出力端子10
7に接続されるモータMを駆動する駆動回路109と、
駆動回路109の電源端子103と分圧抵抗R1,R2
で分圧して所定範囲内の電圧を出力する外部電源電圧監
視回路111と、出力指令に応じて駆動回路109に駆
動信号を出力しモータMを制御する制御装置113とか
ら構成されている。
【0004】また、駆動回路109の電源端子103と
出力端子107の間には、並列にコンデンサC1と放電
抵抗RLが接続されている。なお、コンデンサC1は、
トランジスタQ1,Q2のターンオフ時などに生じるサ
ージの吸収やエネルギーリザーバとして設けられてい
る。
【0005】制御装置113は、駆動時に第1パルス信
号を発生する第1パルス発生回路115と、駆動時に第
2パルス信号を発生する第2パルス発生回路117と、
駆動回路109の電源端子103の電圧を外部電源電圧
監視回路111を介して入力してA/D変換後のデータ
を読み込み、装置故障の有無を診断する故障診断回路1
19から構成されている。
【0006】ここで、モータMが大出力の場合、コンデ
ンサC1は、必要容量が非常に大きいため一般的に電解
コンデンサを使用するが、大容量コンデンサはネジ式の
端子を持つものも多く、ターミナル外れ等が発生する可
能性も考えられる。
【0007】このため、従来のモータ駆動回路の故障検
出装置101では、コンデンサC1のショート故障及び
コンデンサC1の端子外れを診断するため、外部電源電
圧監視回路111を設け、外部電源Vinから電源端子1
03に加わる電圧を外部電源電圧監視回路111を介し
て入力してA/D変換した後、予め設定された規定値と
比較して駆動回路109の故障を診断していた。
【0008】以下に、従来のモータ駆動回路の故障検出
装置101での故障診断方法について説明する。
【0009】始めに、操作者によって図示しないスイッ
チがオン操作されると、メインリレーRLYのソレノイ
ドコイルに電源が供給されて接点が閉結される。この結
果、正常時には外部電源VinからメインリレーRLYを
介して電源端子103に電源電圧Vinが供給される。
【0010】そこで、電源端子103の電圧Vが規定電
圧範囲(例えば、34V〜45V)内かどうかを判断す
る。電源端子103の電圧Vが規定電圧範囲から外れて
いる場合には、再度、同様の判断処理を行い、3回以上
に渡って規定電圧範囲から外れている場合には外部電源
Vinに異常があると診断する。
【0011】一方、電源端子103の電圧Vが規定電圧
範囲内にある場合には、制御装置113は、第1パルス
発生回路115及び第2パルス発生回路117にそれぞ
れ第1及び第2パルス信号を発生させる。第1及び第2
パルス信号はそれぞれプリドライバをオン/オフ制御し
てパワートランジスタQ1,Q2を駆動し、出力端子1
05,107に接続されるモータ(M)を駆動する。
【0012】そして、電源端子103の電圧Vがパワー
トランジスタなどの駆動素子の耐圧から求めた高電圧規
定値(例えば、85V)になったかどうかを判断する。
電源端子103の電圧Vが高電圧規定値になった場合に
は、高電圧異常であると診断して、トランジスタQ1,
Q2を全てオフ制御して制御を停止する。
【0013】一方、電源端子103の電圧Vが高電圧規
定値に達していない場合には、正常動作状態にあるので
制御を継続する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のモ
ータ駆動回路の故障検出装置101にあっては、外部電
源Vinと駆動回路109の間に設けられたメインリレー
RLYは、制御装置113の動作状態と関係なく、スイ
ッチの操作状態に従って接点が開閉するようになってい
た。また、制御装置113は、駆動回路109の電源端
子103に加わる電圧と規定値とを比較して故障診断す
るという構成となっていた。
【0015】このため、(1)コンデンサC1の両接点
がショートして故障した場合や、電源端子103に接続
されているハーネスが外れた場合や、メインリレーRL
Yが開状態のまま動作しなくなる場合等の故障では、何
れの場合も駆動回路109の電源端子に加わる電圧が0
Vまで降下するため、故障部位を特定することができな
かった。この結果、故障部位が違っているにも拘わら
ず、駆動回路109を交換することとなり、保守性が低
下していた。
【0016】また、(2)単に駆動回路109の電源端
子103に加わる電圧を抵抗分圧して故障診断回路11
9に読み込むだけなので、コンデンサC1に経時による
容量劣化が発生した場合、コンデンサC1の電圧は時間
遅れがなく規定電圧まで立ち上がるので、容量劣化によ
る故障を検知することができなかつた。
【0017】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、駆動回路の故障部位を特定すること
ができ、駆動回路の保守性を向上することができる駆動
回路の故障検出装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、スイッチのオン操作に応じて
接点を閉結し、一方の接点を電源に接続されるリレー
と、第1の出力端子及び第1の出力端子よりも低電位の
第2の出力端子に接続される負荷機器に電源端子から供
給される電力を出力して駆動する駆動回路と、リレーの
他方の接点と前記電源端子との間に充電抵抗を介して接
続され、両者間を接続/切断するスイッチング手段と、
前記電源端子と第2の出力端子の間に接続されるコンデ
ンサと、前記電源端子に加わる電圧を検出する電圧検出
手段と、電源投入時に前記スイッチング手段をオン/オ
フ制御する制御手段と、電圧検出手段により検出された
前記電源端子の電圧に基づいて、駆動回路の故障を診断
する故障診断手段とを備えたことを要旨とする。
【0019】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記故障診断手段は、前記スイッチング手段が
オフ制御された場合に、前記電源端子の電圧が所定電圧
を越えているときには、前記電源端子が前記電源にショ
ート状態であると診断することを要旨とする。
【0020】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記スイッチング手段がオン制御された時点か
らの経過時間を計時する計時手段を備え、前記故障診断
手段は、前記電源端子の電圧が所定電圧を越える以前
に、計時手段により計時される経過時間が所定時間を過
ぎたときには、前記充電抵抗の断線、又は、前記電源端
子が前記出力端子にショート状態であると診断すること
を要旨とする。
【0021】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記スイッチング手段がオン制御された時点か
らの経過時間を計時する計時手段を備え、前記故障診断
手段は、前記電源端子の電圧が第1の所定電圧を越えて
から第1の所定電圧より高い第2の所定電圧になるまで
の経過時間が所定時間を越えたときには、前記コンデン
サが容量劣化状態であると診断することを要旨とする。
【0022】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記駆動回路を一時的に駆動するためのテスト
信号を発生するテスト信号発生手段を備え、前記制御手
段は、前記スイッチング手段がオン制御された時点から
前記電源端子の電圧が第1の所定電圧になるまで前記コ
ンデンサに電荷を充電させた後に、前記テスト信号発生
手段にテスト信号を発生させ、前記故障診断手段は、前
記電源端子の電圧が第1の所定電圧よりも低い第2の所
定電圧にならないときには、前記駆動回路の駆動素子が
不良状態であると診断することを要旨とする。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、スイッ
チのオン操作に応じて接点を閉結し、一方の接点を電源
に接続されるリレーと、第1の出力端子及び第1の出力
端子よりも低電位の第2の出力端子に接続される負荷機
器に電源端子から供給される電力を出力して駆動する駆
動回路と、リレーの他方の接点と電源端子との間に充電
抵抗を介して接続され、両者間を接続/切断するスイッ
チング手段と、電源端子と第2の出力端子の間に接続さ
れるコンデンサを備え、駆動回路に設けられた電源端子
に加わる電圧を検出するようにしておき、電源投入時に
前記スイッチング手段をオン/オフ制御したときに、電
源端子の電圧に基づいて、駆動回路の故障を診断するの
で、駆動回路の故障部位を特定することができ、駆動回
路の保守性を向上することができる。
【0024】また、請求項2記載の本発明によれば、ス
イッチング手段がオフ制御された場合に、電源端子の電
圧が所定電圧を越えているときには、電源端子が電源に
ショート状態であると診断するので、駆動回路の故障部
位を特定することができ、駆動回路の保守性を向上する
ことができる。
【0025】また、請求項3記載の本発明によれば、ス
イッチング手段がオン制御された時点からの経過時間を
計時するようにしておき、電源端子の電圧が所定電圧を
越える以前に、計時される経過時間が所定時間を過ぎた
ときには、充電抵抗の断線、又は、電源端子が出力端子
にショート状態であると診断するので、駆動回路の故障
部位を特定することができ、駆動回路の保守性を向上す
ることができる。
【0026】また、請求項4記載の本発明によれば、ス
イッチング手段がオン制御された時点からの経過時間を
計時するようにしておき、電源端子の電圧が第1の所定
電圧を越えてから第1の所定電圧より高い第2の所定電
圧になるまでの経過時間が所定時間を越えたときには、
コンデンサが容量劣化状態であると診断するので、駆動
回路の故障部位を特定することができ、駆動回路の保守
性を向上することができる。
【0027】また、請求項5記載の本発明によれば、駆
動回路を一時的に駆動するためのテスト信号を発生する
ようにしておき、スイッチング手段がオン制御された時
点から電源端子の電圧が第1の所定電圧になるまでコン
デンサに電荷を充電させた後に、テスト信号を発生さ
せ、電源端子の電圧が第1の所定電圧よりも低い第2の
所定電圧にならないときには、駆動回路の駆動素子が不
良状態であると診断することで、駆動回路の故障部位を
特定することができ、駆動回路の保守性を向上すること
ができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0029】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る駆動回路の故障検出装置を、自動
車を駆動するモータの駆動回路に適応した場合の構成を
示す図である。
【0030】外部電源Vinには、メインリレーRLYの
接点を介してトランジスタQ4,Q5のエミッタ端子が
接続されている。このメインリレーRLYは、イグニツ
ション・キーがキーシリンダに挿入されスタート位置ま
で回動されることでソレノイドコイルに電源が供給され
て接点が閉結される。
【0031】制御装置13は、駆動時に第1パルス信号
を発生する第1パルス発生回路15と、駆動時に第2パ
ルス信号を発生する第2パルス発生回路17と、駆動回
路25の電源端子27での電圧を外部電源電圧監視回路
37を介して入力してA/D変換後のデータを読み込み
装置故障の有無を診断する故障診断回路19と、駆動回
路の電源端子27に電源を供給するためにトランジスタ
Q4をオン/オフ制御する制御信号を発生する第1制御
信号発生回路21と、駆動回路の電源端子27と出力端
子35の間に接続されたコンデンサC1に充電抵抗Rc
を介して充電電流を供給するためにトランジスタQ6を
オン/オフ制御する制御信号を発生する第2制御信号発
生回路23とから構成されている。なお、制御装置13
は、後述する制御プログラムを記憶するROMと、制御
データを記憶するRAMと、経過時間を計時するタイマ
と、制御プログラムに従って装置全体を制御するCPU
とを内部に有している。
【0032】駆動回路25は、外部電源Vinからメイン
リレーRLYの接点、トランジスタQ4,Q6を介して
電源が供給される電源端子27を有し、制御装置13か
ら出力される第1及び第2パルス信号をそれぞれのプリ
ドライバ29,31を介してパワートランジスタQ1,
Q2が駆動され、出力端子33,35に接続されるモー
タ(M)を駆動する。また、駆動回路25の電源端子2
7と出力端子35の間には、並列にコンデンサC1と放
電抵抗RLが接続されている。なお、コンデンサC1
は、パワートランジスタQ1,Q2のターンオフ時のサ
ージ吸収やエネルギーリザーバとして設けられている。
【0033】外部電源電圧監視回路37は、駆動回路2
5の電源端子27に加わる電圧を分圧抵抗R1,R2を
介して分圧して検出し、ダイオードD3,D4により電
圧クリップして0〜Vccの電圧範囲で故障診断回路1
9に出力する。
【0034】制御装置13に設けられた第1制御信号発
生回路21の出力には、分圧抵抗R3,R4を介してト
ランジスタQ3のベース端子が接続され、トランジスタ
Q3のコレクタ端子から分圧抵抗R5,R6を介してト
ランジスタQ4のベース端子が接続されている。このト
ランジスタQ4のエミッタ端子にはメインリレーRLY
の接点を介して外部電源Vinが接続され、コレクタ端子
には駆動回路25の電源端子27が接続されている。
【0035】また、制御装置13に設けられた第2制御
信号発生回路23の出力には、分圧抵抗R7,R8を介
してトランジスタQ5のベース端子が接続され、トラン
ジスタQ5のコレクタ端子から分圧抵抗R9,R10を
介してトランジスタQ6のベース端子が接続されてい
る。このトランジスタQ6のエミッタ端子にはメインリ
レーRLYの接点を介して外部電源Vinが接続され、コ
レクタ端子には充電抵抗Rcを介して駆動回路25の電
源端子27が接続されている。
【0036】次に、図2に示すフローチャートを参照し
て、モータ駆動回路の故障検出装置11の基本的な動作
を説明する。なお、本フローチャートは、制御装置13
内部に設けられた内部ROMに記憶された制御プログラ
ムにより動作することとする。また、図3は、モータ駆
動回路の故障検出装置11の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【0037】始めに、運転者が車両に搭乗してイグニツ
ション・キーをキーシリンダに挿入しスタート位置まで
回動すると、イグニツション電源が車両各部の機器に供
給され、メインリレーRLYのソレノイドコイルに電源
が供給されてオン制御され、接点が閉結される。この結
果、正常時には外部電源VinからメインリレーRLYを
介してトランジスタQ4,Q6のそれぞれのエミッタ端
子まで電源が供給される。
【0038】同時に、制御装置13にもイグニツション
電源が供給されて内部CPUがリセットされ、制御プロ
グラムの動作が開始される。なお、内部CPUのリセッ
ト時には、CPUに設けられたレジスタ、タイマの値は
0にクリアされることとする。
【0039】まず、ステップS10では、イグニツショ
ンIGNがオンされた後に、駆動回路25に接続される
電源端子27の初期電圧を確認するための準備として、
トランジスタQ1〜Q6を全てオフとする。すなわち、
制御装置13は、第1パルス発生回路15及び第2パル
ス発生回路17にそれぞれ第1パルス信号及び第2パル
ス信号の発生を停止するように制御する。また、制御装
置13は、第1制御信号発生回路21及び第2制御信号
発生回路23にそれぞれ制御信号の発生を停止するよう
に制御する。
【0040】この結果、プリドライバ29,31の出力
端子に接続されるパワートランジスタQ1,Q2はオフ
となる。また、第1制御信号発生回路21及び第2制御
信号発生回路23の出力端子にそれぞれ接続されるトラ
ンジスタQ3,Q5がオフとされるので、トランジスタ
Q4,Q6もオフとなる。この結果、電源端子27の接
続状態が正常な場合には、電源端子27に電源が加わっ
ていないので0V近傍まで低下していることとなる。
【0041】そして、ステップS20では、制御装置1
3は、外部電源電圧監視回路37を介して故障診断回路
19に入力される電源端子27の初期電圧が0V、若し
くは、規定値以下かどうかを判断する。電源端子27の
初期電圧が0V、若しくは、規定値以下の場合(YE
S)には、電源端子27の接続状態が正常であるのでス
テップS50に進む。
【0042】一方、電源端子27の初期電圧が0V、若
しくは、規定値以下ではない場合(NO)には、電源端
子27の接続状態が異常状態にあるのでステップS30
に進む。
【0043】ステップS30では、レジスタに設定され
た値に1を加え、レジスタ値が3以下かどうかを判断す
る。レジスタ値が3以下の場合にはステップS20に戻
り、処理を繰り返す。一方、レジスタ値が4になった場
合にはステップS40に進み、電源端子27に接続され
ているハーネスが電源とショートして異常電圧を発生し
ていると診断する。
【0044】この際、ステップS20では、ノイズの影
響や誤検知を避けるため、規定値を0Vではなく、2.
5V等の値にしておく方がよい。
【0045】図4に示すように、電源端子27に接続さ
れているハーネスがショート抵抗Rdsを介して外部電
源Vinにショート(ハーフショートも含む)する故障が
発生した場合、抵抗R2に生じる分圧電圧Vaは、
【数1】 Va=Vin×R2/(R1+R2+Rds) …(1) から求めることができる。
【0046】また、分圧電圧Vaに対して、検出電圧を
設定することで、完全な電源ショート故障だけでなくハ
ーフショートも検出することができる。なお、ハーフシ
ョートは、抵抗Rdsが数KΩ以下となるショートのこ
とである。
【0047】例えば、検出電圧Va=2.5V、R1=
3K、R2=39K、Vin=36Vとすれば、
【数2】 2.5≧36×3KΩ/(42KΩ+Rds) ∴Rds≧1.2KΩ …(2) となり、抵抗Rdsが1.2KΩ以下でショートした場
合、検出電圧が2.5V以下となるので、ハーフショー
トを検出することができる。
【0048】一方、電源端子27に接続されているハー
ネスが正常状態の場合、電源端子27の電圧は0V近傍
になっている。
【0049】そこで、ステップS50では、制御装置1
3は、第2制御信号発生回路23にトランジスタQ5を
オンとするための制御信号を出力し、トランジスタQ5
をオンとする。この結果、トランジスタQ5のコレクタ
端子とエミッタ端子とが導通し、分圧抵抗R9,R10
によりトランジスタQ6のベース端子にトランジスタQ
6をオンさせる電流が加わり、コレクタ端子とエミッタ
端子とが導通する。そして、外部電源Vinからトランジ
スタQ6のエミッタ端子、コレクタ端子、充電抵抗Rc
を経由し、コンデンサC1に電源からの電力が供給され
充電が開始される。
【0050】同時に、ステップS60では、制御装置1
3は、図3に示す電圧V1から電圧V2までに要する時
間tを計測するため、タイマを作動させて計時動作を開
始する。
【0051】そして、ステップS70では、電解コンデ
ンサC1の充電が開始され、電源端子27の電圧V1
が、
【数3】 V1≧0.8×Vin …(3) となり、第1の基準電圧(0.8×Vin)を越えるかど
うかを判断する。第1の基準電圧を越えていない場合に
はステップS80に進む。ステップS80では、タイマ
により計時されている経過時間が規定時間以下かどうか
を判断する。ここで、経過時間が規定時間以下の場合に
はステップS70に戻り、処理を繰り返す。一方、経過
時間が規定時間を越えた場合にはステップS90に進
む。
【0052】ステップS90では、経過時間が規定時間
を越えたので、トランジスタQ6のコレクタ端子と電源
端子27の間に接続された充電抵抗Rcが断線、又は、
電源端子27に接続されるハーネスがGNDにショート
していることと診断する。
【0053】ここで、図5を参照して、電源端子27に
接続されているハーネスがGNDに対して抵抗Rgsでハ
ーフショートが発生した時の検出方法を説明する。
【0054】正常時の電圧Vbは、
【数4】 Vb=Vin×(R1+R2)/(R1+R2+Rc) …(4) となるので、CPUの検出電圧Vaは、
【数5】 Va=Vb×(R2/(R1+R2)) …(5) となる。(4)式を(5)式に代入すると、
【数6】 Va=(Vin×R2)/(R1+R2+Rc) …(6) となる。
【0055】次に、異常時の電圧Vb1を求めると、
【数7】 Vb1=Vin×Rz/(Rc+Rz) …(7) となる。なお、Rzは、抵抗Rgsと(R1+R2)の合
成抵抗である。
【0056】この合成抵抗Rzは、
【数8】 Rz=Rgs//(R1+R2) …(8) となる。
【0057】(8)式を(7)式に代入してCPUの検
出電圧Va1を求めると、
【数9】 Va1=Vb1×(Rs/(R1+R2)) …(9) となる。ここで、(7)式を(9)式に代入すると、
【数10】 Va1=(Vin×R2×Rgs) /{Rc(R1+R2+Rgs)+Rgs(R1+R2)} …(10) となり、電圧差を検出することができる。また、設定に
よってはフローチャートに示すように、規定電圧V1ま
で上昇しないでタイムアウトさせて判断することができ
る。
【0058】一方、ステップS100では、電源端子2
7の電圧V1が第1の基準電圧(0.8×Vin)を越え
たので、経過時間t1を計測して内部RAMに記憶して
おく。
【0059】そして、ステップS110では、電源端子
27の電圧V2が、
【数11】 V2≧0.9×Vin …(11) となり、第2の基準電圧(0.9×Vin)を越えるかど
うかを判断する。第2の基準電圧を越えるまでステップ
S110に戻り、処理を繰り返す。
【0060】そして、ステップS120では、電源端子
27の電圧V2が第2の基準電圧(0.9×Vin)を越
えたので、経過時間t2を計測して内部RAMに記憶す
る。
【0061】そして、ステップS130では、制御装置
13は、経過時間t1,t2から時間差tを求め、
【数12】 t=t2−t1 …(12) この時間差tが予め定められた規定値以内に入っている
かどうかを判断する。時間差tが規定値以内に入ってい
る場合には、コンデンサC1にモータMの駆動に必要な
電荷量を蓄積できるだけの容量が確保でき、正常状態に
あるので、ステップS150に進む。
【0062】一方、時間差tが規定値以内に入っていな
い場合にはステップS140に進み、コンデンサC1の
容量が劣化していると診断する。
【0063】ここで、コンデンサC1の容量劣化の算出
方法について詳しく説明する。
【0064】上述したように、基準電圧V1からV2に
なるまでの充電時間により容量異常を診断するには、例
えば、C1=12000μF±20%、Rc=240
Ω、Vin=36Vと仮定すると、V1=0.8×Vinか
らV2=0.9×Vinになる時間tは、
【数13】 V2−V1=(Vin−V1)×e^(−t/C1×Rc) ∴t=−C1×Rc×In(1/2) …(13) となる。従って、正常範囲は、
【数14】 tmax=−12000μF×1.2×240×In1/2=2.39(S) tmin=−12000μF×0.8×240×In1/2=1.59(S) 1.59≦ t ≦2.39 …(14) となる。
【0065】ここで、コンデンサC1の容量が増加すれ
ば、時間tが正常範囲より長くなり、容量減少すれば、
時間tが短くなるので、この範囲内に入るかどうかで容
量劣化を診断することができる。
【0066】仮に、コンデンサC1の容量が半減した場
合を異常状態とすれば、その時の時間tは、
【数15】 t=−6000μF×240×In(1/2)=0.99S …(15) となり、正常範囲を外れることになる。
【0067】次に、ステップS150では、制御装置1
3は、第2制御信号発生回路23にトランジスタQ5を
オフするために制御信号の出力を停止し、トランジスタ
Q5をオフとする。この結果、トランジスタQ5のコレ
クタ端子とエミッタ端子との導通状態が開放され、トラ
ンジスタQ6のベース端子にトランジスタQ6をオフす
る電流が加わり、コレクタ端子とエミッタ端子とは非導
通状態となる。
【0068】同時に、制御装置13は、第1制御信号発
生回路21にトランジスタQ3をオンするための制御信
号を出力し、トランジスタQ3をオンとする。この結
果、トランジスタQ3のコレクタ端子とエミッタ端子と
が導通し、分圧抵抗R5,R6によりトランジスタQ4
のベース端子にトランジスタQ4をオンする電流が加わ
り、コレクタ端子とエミッタ端子とが導通する。そし
て、外部電源VinからトランジスタQ4のエミッタ端
子、コレクタ端子を経由し、コンデンサC1に電源から
の電力が供給される。
【0069】そして、ステップS160では、制御装置
13は、第1パルス発生回路15及び第2パルス発生回
路17にそれぞれ第1及び第2パルス信号を発生させ
る。第1及び第2パルス信号はそれぞれプリドライバ2
9,31をオン/オフ制御してパワートランジスタQ
1,Q2を駆動し、出力端子33,35に接続されるモ
ータ(M)を駆動する。
【0070】ここで、ステップS170では、電源端子
27の電圧Vがパワートランジスタなどの駆動素子の耐
圧から求めた高電圧規定値になったかどうかを判断す
る。電源端子27の電圧Vが高電圧規定値になった場合
にはステップS180に進み、高電圧異常であると診断
して、上述したステップS10と同様に、トランジスタ
Q1〜Q6を全てオフして制御を停止する。
【0071】一方、電源端子27の電圧Vが高電圧規定
値に達していない場合にはステップS190に進み、正
常動作状態にあるので制御を継続する。
【0072】このように、駆動回路の電源端子27の電
圧、コンデンサC1の充電カーブを計測することで、電
源端子27に接続されるハーネスが電源やGND等にシ
ョートした故障、コンデンサC1の容量劣化、充電抵抗
Rcの断線等の故障部位を特定することができ、駆動回
路の保守性を向上することができる。
【0073】本発明の第1の実施の形態に関する効果と
しては、イグニツション・キーのオン操作に応じて接点
を閉結し、一方の接点を外部電源Vinに接続されるメイ
ンリレーRLYと、出力端子33及び出力端子33より
も低電位の出力端子35に接続されるモータMに電源端
子27から供給される電力を出力して駆動する駆動回路
25と、メインリレーRLYの他方の接点と電源端子2
7との間に充電抵抗Rcを介して接続され、両者間を接
続/切断するトランジスタQ6と、電源端子27と出力
端子35の間に接続されるコンデンサC1を備え、駆動
回路25に設けられた電源端子27に加わる電圧を外部
電源電圧監視回路37で検出するようにしておき、電源
投入時にトランジスタQ6をオン/オフ制御したとき
に、電源端子27の電圧に基づいて、駆動回路25の故
障を診断するので、駆動回路の故障部位を特定すること
ができ、駆動回路の保守性を向上することができる。
【0074】また、トランジスタQ6がオフとされた場
合に、電源端子27の電圧が所定電圧を越えているとき
には、電源端子27が外部電源Vinにショート状態であ
ると診断するので、駆動回路の故障部位を特定すること
ができ、駆動回路の保守性を向上することができる。
【0075】また、トランジスタQ6がオンとされた時
点からの経過時間をタイマで計時するようにしておき、
電源端子27の電圧が所定電圧を越える以前に、計時さ
れる経過時間が所定時間を過ぎたときには、充電抵抗R
cの断線、又は、電源端子27が出力端子にショート状
態であると診断するので、駆動回路の故障部位を特定す
ることができ、駆動回路の保守性を向上することができ
る。
【0076】また、トランジスタQ6がオン制御された
時点からの経過時間を計時するようにしておき、電源端
子27の電圧が第1の所定電圧V1を越えてから第1の
所定電圧V1より高い第2の所定電圧V2になるまでの
経過時間が所定時間を越えたときには、コンデンサC1
が容量劣化状態であると診断するので、駆動回路の故障
部位を特定することができ、駆動回路の保守性を向上す
ることができる。
【0077】(第2の実施の形態)図6は、本発明の第
2の実施の形態に係る駆動回路の故障検出装置を、自動
車を駆動するモータの駆動回路に適応した場合の構成を
示す図である。
【0078】本実施の形態の特徴は、図1に示す制御装
置13にアクティブテスト波形発生回路53を設け、駆
動回路25に設けられた2つのプリドライバ29,31
を同時に起動できるように構成することにある。
【0079】詳しくは、アクティブテスト波形発生回路
53は、単発又は複数のパルス信号からなるアクティブ
テスト波形信号を発生するように構成されており、故障
診断時に2つのプリドライバ29,31にこのアクティ
ブテスト波形信号を出力する。
【0080】次に、図7,図8に示すフローチャートを
参照して、モータ駆動回路の故障検出装置51の基本的
な動作を説明する。なお、図7に示すフローチャート
は、図2に示すフローチャートと同様の基本的手順と一
部相異する手順を有しており、同一の手順には同一の符
号を付している。また、図8に示すフローチャートは、
本実施の形態における特徴的部分の制御サブルーチンで
ある。図7,図8に示すフローチャートも、制御装置1
3の内部ROMに制御プログラムとして記憶されてい
る。
【0081】ステップS130からステップS300に
移行した場合には、コンデンサC1にモータMの駆動に
必要な電荷量を蓄積できるだけの容量が確保でき、正常
状態にある。
【0082】そこで、ステップS310では、ステップ
S10と同様に、トランジスタQ1〜Q6を全てオフと
して制御を停止する。
【0083】そして、ステップS320では、コンデン
サC1に蓄積された電荷を放電抵抗RLを介して電荷が
消費されるまで放電させる。ここで、この放電に要する
規定時間が経過したかどうかを判断する。放電に要する
規定時間が経過するまで、ステップS320に戻り、処
理を繰り返す。一方、放電に要する規定時間が経過した
場合にはステップS330に進む。
【0084】そして、ステップS330では、ステップ
S50と同様に、トランジスタQ5,Q6のみをオンと
してコンデンサC1に充電を開始する。
【0085】ここで、ステップS340では、駆動回路
の電源端子27の電圧が規定電圧として例えば5Vまで
上昇したかどうかを判断する。電源端子27の電圧が規
定電圧に上昇するまでステップS340に戻り、処理を
繰り返す。電源端子27の電圧が規定電圧まで上昇した
場合にはステップS350に進む。
【0086】そして、ステップS350では、ステップ
S150と同様に、トランジスタQ5,Q6をオフとす
る。
【0087】そして、ステップS360では、制御装置
13は、アクティブテスト波形発生回路53をオン制御
してアクティブテスト波形信号を発生させ2つのプリド
ライバ29,31に出力する。この結果、正常時には、
駆動回路25に設けられたパワートランジスタQ1,Q
2は同時に所定期間だけオン制御されて導通し、コンデ
ンサC1に蓄積された電荷がトランジスタQ1,Q2で
消費される。
【0088】ここで、ステップS370では、駆動回路
の電源端子27の電圧が規定電圧として例えば2.5V
(ノイズの影響を考慮して)以下まで下降したかどうか
を判断する。電源端子27の電圧が規定電圧以下まで下
降していない場合には、ステップS380に進み、パワ
ートランジスタQ1,Q2の少なくとも一方が素子不良
であると診断する。
【0089】一方、電源端子27の電圧が規定電圧以下
まで下降した場合には、パワートランジスタQ1,Q2
が正常動作したので、ステップS390に進む。ステッ
プS390では、制御装置13は、アクティブテスト波
形発生回路53をオフ制御してアクティブテスト波形信
号を停止させ、メインルーチンに復帰する。
【0090】このように、通常のモータ制御を開始する
前に、モータMを駆動する2つのパワートランジスタの
動作試験ができるので、駆動回路25を組み付けた後の
動作確認ができ、信頼性の向上に寄与することができ
る。
【0091】本発明の第2の実施の形態に関する効果と
しては、駆動回路25を一時的に駆動するためのテスト
信号をアクティブテスト波形発生回路53で発生するよ
うにしておき、トランジスタQ6がオン制御された時点
から電源端子27の電圧が第1の所定電圧(例えば5
V)になるまでコンデンサC1に電荷を充電させた後
に、テスト信号を発生させ、電源端子27の電圧が第1
の所定電圧よりも低い第2の所定電圧(例えば、2.5
V以下)にならないときには、駆動回路25に設けられ
たパワートランジスタQ1,Q2が不良状態であると診
断することで、駆動回路の故障部位を特定することがで
き、駆動回路の保守性を向上することができる。
【0092】なお、上述した第1および第2の実施の形
態では、駆動回路の故障検出装置を自動車を駆動するモ
ータの駆動回路に適応したものとして説明したが、負荷
を駆動する駆動回路(例えば、電車のモータの駆動回
路、エアバッグの駆動回路など)に適用すれば、同様の
効果を有することは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る駆動回路の故
障検出装置を、自動車を駆動するモータの駆動回路に適
応した場合の構成を示す図である。
【図2】モータ駆動回路の故障検出装置11の基本的な
動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】モータ駆動回路の故障検出装置11の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図4】電源端子27に接続されているハーネスがショ
ート抵抗Rdsを介して外部電源Vinにショートしたこ
とを表す等価回路である。
【図5】電源端子27に接続されているハーネスがショ
ート抵抗Rgsを介してGNDにショートしたことを表
す等価回路である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る駆動回路の故
障検出装置を、自動車を駆動するモータの駆動回路に適
応した場合の構成を示す図である。
【図7】モータ駆動回路の故障検出装置51の基本的な
動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】モータ駆動回路の故障検出装置51の基本的な
動作を説明するためのサブルーチンのフローチャートで
ある。
【図9】従来のモータ駆動回路の故障検出装置を示す図
である。
【符号の説明】
13 制御装置 19 故障診断回路 25 駆動回路 27 電源端子 37 外部電源電圧監視回路 53 アクティブテスト波形発生回路 C1 コンデンサ Q1〜Q6 トランジスタ RLY メインリレー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチのオン操作に応じて接点を閉結
    し、一方の接点を電源に接続されるリレーと、 第1の出力端子及び第1の出力端子よりも低電位の第2
    の出力端子に接続される負荷機器に電源端子から供給さ
    れる電力を出力して駆動する駆動回路と、 リレーの他方の接点と前記電源端子との間に充電抵抗を
    介して接続され、両者間を接続/切断するスイッチング
    手段と、 前記電源端子と第2の出力端子の間に接続されるコンデ
    ンサと、 前記電源端子に加わる電圧を検出する電圧検出手段と、 電源投入時に前記スイッチング手段をオン/オフ制御す
    る制御手段と、 電圧検出手段により検出された前記電源端子の電圧に基
    づいて、駆動回路の故障を診断する故障診断手段とを備
    えたことを特徴とする駆動回路の故障検出装置。
  2. 【請求項2】 前記故障診断手段は、 前記スイッチング手段がオフ制御された場合に、前記電
    源端子の電圧が所定電圧を越えているときには、前記電
    源端子が前記電源にショート状態であると診断すること
    を特徴とする請求項1記載の駆動回路の故障検出装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング手段がオン制御された
    時点からの経過時間を計時する計時手段を備え、 前記故障診断手段は、 前記電源端子の電圧が所定電圧を越える以前に、計時手
    段により計時される経過時間が所定時間を過ぎたときに
    は、前記充電抵抗の断線、又は、前記電源端子が前記出
    力端子にショート状態であると診断することを特徴とす
    る請求項1記載の駆動回路の故障検出装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチング手段がオン制御された
    時点からの経過時間を計時する計時手段を備え、 前記故障診断手段は、 前記電源端子の電圧が第1の所定電圧を越えてから第1
    の所定電圧より高い第2の所定電圧になるまでの経過時
    間が所定時間を越えたときには、前記コンデンサが容量
    劣化状態であると診断することを特徴とする請求項1記
    載の駆動回路の故障検出装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動回路を一時的に駆動するための
    テスト信号を発生するテスト信号発生手段を備え、 前記制御手段は、 前記スイッチング手段がオン制御された時点から前記電
    源端子の電圧が第1の所定電圧になるまで前記コンデン
    サに電荷を充電させた後に、前記テスト信号発生手段に
    テスト信号を発生させ、 前記故障診断手段は、 前記電源端子の電圧が第1の所定電圧よりも低い第2の
    所定電圧にならないときには、前記駆動回路の駆動素子
    が不良状態であると診断することを特徴とする請求項1
    記載の駆動回路の故障検出装置。
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