JP2568011Y2 - 電源整流回路 - Google Patents
電源整流回路Info
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- JP2568011Y2 JP2568011Y2 JP197692U JP197692U JP2568011Y2 JP 2568011 Y2 JP2568011 Y2 JP 2568011Y2 JP 197692 U JP197692 U JP 197692U JP 197692 U JP197692 U JP 197692U JP 2568011 Y2 JP2568011 Y2 JP 2568011Y2
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- rectifier circuit
- circuit
- ground
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は電源整流回路に係り、
特に、整流回路の共通インピーダンスによる接地電位の
変動を防止させるのに好適な電源整流回路に係る。
特に、整流回路の共通インピーダンスによる接地電位の
変動を防止させるのに好適な電源整流回路に係る。
【0002】
【従来技術】従来の電源整流回路としては、例えば、図
3に示すようなものが提供されていた。図において、1
は電源トランス、2は正負電圧整流回路、3はプリント
基板、C1,C2は平滑コンデンサ、R1,R2はブリーダ抵抗
である。
3に示すようなものが提供されていた。図において、1
は電源トランス、2は正負電圧整流回路、3はプリント
基板、C1,C2は平滑コンデンサ、R1,R2はブリーダ抵抗
である。
【0003】回路の構成は2次側巻線がセンタタップ型
のトランスのセンタタップ端子CTを接地点として巻線
の片方の端子A及び他方の端子Bに夫々正負の両波整流
のためのダイオードで構成された正負電圧整流回路2が
接続されていて、正負夫々の整流回路の出力側には平滑
コンデンサC1,及びC2並びにブリーダ抵抗R1,及びR2が
接続されている。
のトランスのセンタタップ端子CTを接地点として巻線
の片方の端子A及び他方の端子Bに夫々正負の両波整流
のためのダイオードで構成された正負電圧整流回路2が
接続されていて、正負夫々の整流回路の出力側には平滑
コンデンサC1,及びC2並びにブリーダ抵抗R1,及びR2が
接続されている。
【0004】また、トランスのセンタタップCTはプリ
ント基板3の端子Cに接続されてプリント基板3内の接
地パターンとなって前記平滑コンデンサC1及びC2並びに
ブリーダ抵抗R1及びR2に接続されている。
ント基板3の端子Cに接続されてプリント基板3内の接
地パターンとなって前記平滑コンデンサC1及びC2並びに
ブリーダ抵抗R1及びR2に接続されている。
【0005】上記のように構成された正負電源整流回路
は平滑コンデンサC1及びブリーダ抵抗R1側からは正の電
圧がまた、平滑コンデンサC2及びブリーダ抵抗R2側から
は負の電圧が夫々出力して負荷に電力を供給して負荷に
流れた電流は正の電圧側ではプリント基板3の接地パタ
ーンを介して平滑コンデンサC1及びブリーダ抵抗の接地
点を通ってトランスのセンタタップCTに流入し、負の
電圧側はプリント基板3の接地パターンより負荷を流れ
て負電圧整流回路を介してトランスの両巻線端子A,B
へ流入するように流れることになる。
は平滑コンデンサC1及びブリーダ抵抗R1側からは正の電
圧がまた、平滑コンデンサC2及びブリーダ抵抗R2側から
は負の電圧が夫々出力して負荷に電力を供給して負荷に
流れた電流は正の電圧側ではプリント基板3の接地パタ
ーンを介して平滑コンデンサC1及びブリーダ抵抗の接地
点を通ってトランスのセンタタップCTに流入し、負の
電圧側はプリント基板3の接地パターンより負荷を流れ
て負電圧整流回路を介してトランスの両巻線端子A,B
へ流入するように流れることになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の電源整流回路においては、図3に示すように平滑コン
デンサC1及びC2並びにブリーダ抵抗R1及びR2の接地点は
プリント基板3のパターン上に接続されているので、正
負電源の負荷が同一(同電流が流れる)及びトランスの
両巻線端子A,Bの出力電圧がセンタタップから見て同
一のときは両平滑コンデンサC1及びC2並びにブリーダ抵
抗R1及びR2の接地点とトランスのセンタタップCT間に
流れる電流(平滑コンデンサC1,C2及びブリーダ抵抗
R1,R2に流れる電流も含む)の方向は逆のため相殺され
この間に接地電位は発生しないが、上記条件が満たされ
ない場合はトランスのセンタタップCTと両平滑コンデ
ンサC1及びC2並びにブリーダ抵抗R1及びR2の接地点間に
流れる電流は相殺されずプリント基板3のパターンのイ
ンピーダンスにより電位が発生し、接地電位が変動して
しまうため負荷の回路の接地レベルが不安定となり悪影
響を及ぼす欠点があった。
の電源整流回路においては、図3に示すように平滑コン
デンサC1及びC2並びにブリーダ抵抗R1及びR2の接地点は
プリント基板3のパターン上に接続されているので、正
負電源の負荷が同一(同電流が流れる)及びトランスの
両巻線端子A,Bの出力電圧がセンタタップから見て同
一のときは両平滑コンデンサC1及びC2並びにブリーダ抵
抗R1及びR2の接地点とトランスのセンタタップCT間に
流れる電流(平滑コンデンサC1,C2及びブリーダ抵抗
R1,R2に流れる電流も含む)の方向は逆のため相殺され
この間に接地電位は発生しないが、上記条件が満たされ
ない場合はトランスのセンタタップCTと両平滑コンデ
ンサC1及びC2並びにブリーダ抵抗R1及びR2の接地点間に
流れる電流は相殺されずプリント基板3のパターンのイ
ンピーダンスにより電位が発生し、接地電位が変動して
しまうため負荷の回路の接地レベルが不安定となり悪影
響を及ぼす欠点があった。
【0007】この考案は、上記した点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは従来の欠点を解消
し、負荷への電力供給が異なっても接地電位の変動を生
じ難い電源整流回路を提供するところにある。
ものであり、その目的とするところは従来の欠点を解消
し、負荷への電力供給が異なっても接地電位の変動を生
じ難い電源整流回路を提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案の電源整流回路
は、整流ダイオードと、平滑コンデンサと、ブリーダ抵
抗とで構成された複数の整流回路を有する電源整流回路
において、前記平滑コンデンサの接地側と、ブリーダ抵
抗の接地側をトランスの二次側センタタップに夫々別個
に直接接続し、回路の動作基準点を電力供給を行うトラ
ンス側に設定したものである。
は、整流ダイオードと、平滑コンデンサと、ブリーダ抵
抗とで構成された複数の整流回路を有する電源整流回路
において、前記平滑コンデンサの接地側と、ブリーダ抵
抗の接地側をトランスの二次側センタタップに夫々別個
に直接接続し、回路の動作基準点を電力供給を行うトラ
ンス側に設定したものである。
【0009】
【作用】この考案によれば、整流ダイオードと、平滑コ
ンデンサと、ブリーダ抵抗とで構成された複数の整流回
路を有する電源整流回路において、前記平滑コンデンサ
の接地側と、ブリーダ抵抗の接地側をトランスの二次側
センタタップに夫々別個に直接接続し、回路の動作基準
点を電力供給を行うトランス側に設定したので、複数の
整流回路より負荷に流れる電流値が相違しても電源回路
の共通接地ラインに生じる電位変動がなくなり、接地電
位の変動を抑えられるので負荷の回路に影響を与えず安
定した動作を行わせることができるようになる。
ンデンサと、ブリーダ抵抗とで構成された複数の整流回
路を有する電源整流回路において、前記平滑コンデンサ
の接地側と、ブリーダ抵抗の接地側をトランスの二次側
センタタップに夫々別個に直接接続し、回路の動作基準
点を電力供給を行うトランス側に設定したので、複数の
整流回路より負荷に流れる電流値が相違しても電源回路
の共通接地ラインに生じる電位変動がなくなり、接地電
位の変動を抑えられるので負荷の回路に影響を与えず安
定した動作を行わせることができるようになる。
【0010】
【実施例】この考案に係る電源整流回路の実施例を図1
乃至図2に基づき説明する。
乃至図2に基づき説明する。
【0011】尚、従来例と同一個所には同一符号を記し
てその説明を省略する。
てその説明を省略する。
【0012】図1はこの考案の実施例を示し、整流回路
の動作基準点をトランス1のセンタタップCT側に定め
た場合の回路図、図2はこの考案の他の実施例を示し、
整流回路の動作基準点をトランス1のセンタタップCT
と接続されたプリント基板の1端子に設定した場合の回
路図である。
の動作基準点をトランス1のセンタタップCT側に定め
た場合の回路図、図2はこの考案の他の実施例を示し、
整流回路の動作基準点をトランス1のセンタタップCT
と接続されたプリント基板の1端子に設定した場合の回
路図である。
【0013】図1に示す実施例の回路の構成は正負電圧
整流回路の平滑コンデンサC1及びC2並びにブリーダ抵抗
R1及びR2の接地側の接続点をプリント基板3に設けた端
子より夫々線材によってトランス1のセンタタップCT
に直接接続するように構成している。
整流回路の平滑コンデンサC1及びC2並びにブリーダ抵抗
R1及びR2の接地側の接続点をプリント基板3に設けた端
子より夫々線材によってトランス1のセンタタップCT
に直接接続するように構成している。
【0014】上記のように接続構成することで正負出力
の負荷の変動によって変化する両平滑コンデンサC1及び
C2に流れる充電電流及び両ブリーダ抵抗R1及びR2に流れ
る電流は直接トランス1のセンタタップCTに流れ込む
ようになって、負荷に接続され負荷電流の流れる接地ラ
インとは別ルートでトランス1のセンタタップCTに流
れるようになるので、正負両平滑コンデンサC1及びC2に
流れる充電電流及びブリーダ抵抗に流れる電流によって
接地電位の変動が生じる接地ラインは少なくともプリン
ト基板3内ではなくなる。
の負荷の変動によって変化する両平滑コンデンサC1及び
C2に流れる充電電流及び両ブリーダ抵抗R1及びR2に流れ
る電流は直接トランス1のセンタタップCTに流れ込む
ようになって、負荷に接続され負荷電流の流れる接地ラ
インとは別ルートでトランス1のセンタタップCTに流
れるようになるので、正負両平滑コンデンサC1及びC2に
流れる充電電流及びブリーダ抵抗に流れる電流によって
接地電位の変動が生じる接地ラインは少なくともプリン
ト基板3内ではなくなる。
【0015】即ち、回路の動作基準点をインピーダンス
の最も低いトランス1のセンタタップCTにすることで
負荷の接地電位に影響を与えず安定した動作をさせられ
るようになる。
の最も低いトランス1のセンタタップCTにすることで
負荷の接地電位に影響を与えず安定した動作をさせられ
るようになる。
【0016】また、図2に示す他の実施例は図1に示す
実施例ではプリント基板3とトランス1のセンタタップ
CT間とを接続する線数が多くなるので両平滑コンデン
サC1及びC2並びにブリーダ抵抗R1及びR2の接地側を夫々
プリント基板3の一箇所に集めたパターンを構成し、こ
の一箇所に集めた点より線材にてトランス1のセンタタ
ップCTとを接続するようにしてもプリント板3上のパ
ターンに比べて線材の持つインピーダンスの方が低いと
考えられるので回路の動作基準点をプリント基板3側に
させることもできる。
実施例ではプリント基板3とトランス1のセンタタップ
CT間とを接続する線数が多くなるので両平滑コンデン
サC1及びC2並びにブリーダ抵抗R1及びR2の接地側を夫々
プリント基板3の一箇所に集めたパターンを構成し、こ
の一箇所に集めた点より線材にてトランス1のセンタタ
ップCTとを接続するようにしてもプリント板3上のパ
ターンに比べて線材の持つインピーダンスの方が低いと
考えられるので回路の動作基準点をプリント基板3側に
させることもできる。
【0017】
【考案の効果】この考案に係る電源整流回路によれば上
述のように構成したので、以下のような効果を奏する。
複数の整流回路を構成する夫々の平滑コンデンサとブリ
ーダ抵抗の接地側接続点をトランスのセンタタップ側に
したので、整流回路の平滑回路とトランスのセンタタッ
プ間の共通接地ラインに生じる接地電位の変動をなくす
ことができ負荷回路への接地電位を安定にさせる効果が
ある。しかも、接地ラインの接続変更のみで実現できる
ので実施も容易であるなどの優れた特長を有している。
述のように構成したので、以下のような効果を奏する。
複数の整流回路を構成する夫々の平滑コンデンサとブリ
ーダ抵抗の接地側接続点をトランスのセンタタップ側に
したので、整流回路の平滑回路とトランスのセンタタッ
プ間の共通接地ラインに生じる接地電位の変動をなくす
ことができ負荷回路への接地電位を安定にさせる効果が
ある。しかも、接地ラインの接続変更のみで実現できる
ので実施も容易であるなどの優れた特長を有している。
【図1】この考案の実施例を示し、整流回路の動作基準
点をトランスのセンタタップ側に定めた場合の回路図で
ある。
点をトランスのセンタタップ側に定めた場合の回路図で
ある。
【図2】この考案の他の実施例を示し、整流回路の動作
基準点をトランスのセンタタップと接続されたプリント
基板の1端子に設定した場合の回路図である。
基準点をトランスのセンタタップと接続されたプリント
基板の1端子に設定した場合の回路図である。
【図3】従来例を示す電源整流回路の回路図である。
1 トランス 2 正負電圧整流回路 3 プリント基板 C1,C2 平滑コンデンサ R1,R2 ブリーダ抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】 整流ダイオードと、平滑コンデンサと、
ブリーダ抵抗とで構成された複数の整流回路を有する電
源整流回路において、前記平滑コンデンサの接地側と、
ブリーダ抵抗の接地側をトランスの二次側センタタップ
に夫々別個に直接接続し、回路の動作基準点を電力供給
を行うトランス側に設定したことを特徴とする電源整流
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP197692U JP2568011Y2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 電源整流回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP197692U JP2568011Y2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 電源整流回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562191U JPH0562191U (ja) | 1993-08-13 |
JP2568011Y2 true JP2568011Y2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=11516577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP197692U Expired - Fee Related JP2568011Y2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 電源整流回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568011Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112022001160T5 (de) * | 2021-04-19 | 2023-12-14 | Rohm Co., Ltd. | Gate-treiberschaltung |
-
1992
- 1992-01-23 JP JP197692U patent/JP2568011Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0562191U (ja) | 1993-08-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |