JP2567930Y2 - ミシンの表示装置 - Google Patents

ミシンの表示装置

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JP2567930Y2
JP2567930Y2 JP6068792U JP6068792U JP2567930Y2 JP 2567930 Y2 JP2567930 Y2 JP 2567930Y2 JP 6068792 U JP6068792 U JP 6068792U JP 6068792 U JP6068792 U JP 6068792U JP 2567930 Y2 JP2567930 Y2 JP 2567930Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、模様を表示する液晶画
面の明暗或は濃淡を調整することができるミシンの表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ミシンには、模様や縫目指定のた
めに液晶表示装置が備えられており、その液晶表示装置
の液晶画面に表示された縫目や模様は、模様指定ボタン
やタッチパネルなどにより指定可能になっている。ま
た、液晶画面の明暗或は濃淡を調整するための専用のつ
まみが備えられているか、或は、液晶画面の明暗或は濃
淡の調整動作モードに移行するための専用スイッチが備
えられ、そのスイッチを押して調整動作モードを設定し
た後、模様指定ボタンやタッチパネルなどを操作する
と、液晶画面の明暗或は濃淡が調整できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ミシンにおいては、模様指定のための模様指定ボタン等
とは別に、液晶画面の明暗或は濃淡を調整するための専
用つまみ或は、液晶画面の調整動作モードに移行するた
めの専用スイッチをミシンに設ける必要がある。また、
ボタンやタッチパネルなどの圧接を伴う機構では、連続
した操作が困難であり、設定や選択に時間がかかるとい
う問題点がある。
【0004】本考案は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、画面調整のためや調整動作に移
行するための専用操作機構を設けずに画面の調整可能と
するミシンの表示装置を提供することを目的としてい
る。また、請求項2に記載の考案では、操作性の良いミ
シンの表示装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案の請求項1に係わるミシンの表示装置は、模
様指定モードにおける液晶画面上に表示された模様の指
定と、画面調整モードにおける液晶画面の明暗或は濃淡
の調整と、両モードの指定とを単独で行える操作手段を
有している。
【0006】また、前記目的を達成するために、本考案
の請求項2に係わるミシンの表示装置は、回動操作され
るダイヤルを備える操作手段を有している。
【0007】
【作用】上記構成を備える請求項1に係わるミシンの表
示装置においては、1つの操作手段で、模様指定モード
の場合には、液晶画面に表示される模様が操作手段によ
り指定可能であると共に、画面調整モードの場合には、
液晶画面がその明暗或は濃淡を操作手段により調整可能
であり、また、両モードの指定も可能である。
【0008】上記構成を備える請求項2に係わるミシン
の表示装置においては、ダイヤルが回動操作されること
により、模様の指定、画面の調整、或は、モードの指定
で連続した操作が容易に可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の第1の実施例について図1な
いし図26を参照しながら説明する。まず、ミシンの全
体構成を示す図1において、ミシン本体1は、ミシンベ
ッド部2と、このミシンベッド部2の右方部から立ち上
がって左方へ延びるように設けられたミシンアーム部3
とから構成されている。ミシンアーム部3の左端部に
は、針棒4が上下動可能に設けられており、この針棒4
の下端に縫針5が取付けられている。
【0010】上記ミシンベッド部2内には、糸輪捕捉器
である例えば水平かま(図示しない)が針棒4の上下動
に同期して回転するように設けられていると共に、送り
歯(図示しない)が針棒4の上下動に同期して送り運動
するように設けられている。上記針棒4の後方には、布
押え棒(図示しない)が上下動可能に配設されており、
この布押え棒の下端に布押え(図示しない)が装着され
ている。
【0011】また、ミシンアーム部3の左端部分の前面
部には、スタートストップスイッチ6が押圧操作可能に
設けられている。このスタートストップスイッチ6をオ
ンオフ操作することにより、縫製運転の開始及び停止が
行われるように構成されている。
【0012】さて、ミシンアーム部3の立ち上がり部分
の前面部には、その上部に表示装置である例えば液晶デ
ィスプレイ7が設けられている。この液晶ディスプレイ
7には、模様縫いの種類等からなる複数の選択項目が表
示可能に構成されている。そして、ミシンアーム部3の
立ち上がり部分の前面部における液晶ディスプレイ7の
下方には、本考案の操作手段としての項目指定ダイヤル
8が回動可能に設けられている。
【0013】この項目指定ダイヤル8の中心部には、選
択確定キー9が押圧操作可能に設けられている。また、
液晶ディスプレイ7の下側の右端部位には、クリアキー
10が押圧操作可能に設けられている。ここで、上記項
目指定ダイヤル8及び選択確定キー9について、図2及
び図3を参照して詳述する。
【0014】図2に示すように、項目指定ダイヤル8
は、ほぼ二重筒状をなしており、ミシンアーム部3のフ
ロントカバー11に形成された円形の取付孔11a内に
回動可能に嵌合されている。そして、項目指定ダイヤル
8の図2中右端外周部に突設された鍔部12が取付孔1
1aの開口縁部に当接していると共に、ダイヤル基板1
3が項目指定ダイヤル8の図2中右端を覆うようにフロ
ントカバー11の裏面にねじ14により締め付け固定さ
れている。これにより、項目指定ダイヤル8は、その軸
方向に移動しないように保持されている。
【0015】上記項目指定ダイヤル8の鍔部12の外周
面には、図3に示すように、位置決め用の多数の凹部1
2aが形成されている。一方、フロントカバー11の裏
面における鍔部12の上方には、板ばね15が固定され
ており、この板ばね15の先端部に形成された半円状の
凸部15aが上記鍔部12の凹部12aに嵌合するよう
になっている。この嵌合により、項目指定ダイヤル8が
その回動停止位置に保持されるようになっている。尚、
板ばね15のばね力はそれほど強くなく、項目指定ダイ
ヤル8を板ばね15のばね力に抗して容易に回動操作可
能に構成されている。
【0016】ここで、図2に示すように、項目指定ダイ
ヤル8の外筒部16と内筒部17との間の前端部を閉塞
する閉塞壁部18の裏面には、支持部18aが後方に向
けて突設されており、この支持部18aの後端部に可動
接点板ばね19が取付けられている。上記ダイヤル基板
13の前面には、可動接点板ばね19の接点部19aが
接触する導体パターン(図示しない)が設けられてい
る。
【0017】この場合、項目指定ダイヤル8を右回り方
向へ回動操作すると、その回動に応じて上記ダイヤル基
板13の導体パターンの第1及び第2の出力端子から、
図4(a)及び(b)に示すようなパルス信号P1及び
P2がそれぞれ出力されるように構成されている。ま
た、項目指定ダイヤル8を左回り方向へ回動操作する
と、その回動に応じて上記ダイヤル基板13の導体パタ
ーンの第1及び第2の出力端子から、図5(a)及び
(b)に示すようなパルス信号P3及びP4がそれぞれ
出力されるようになっている。
【0018】一方、選択確定キー9は、項目指定ダイヤ
ル8の内筒部17内に挿入されており、前後方向へ移動
可能に構成されている。選択確定キー9の後端部は、ダ
イヤル基板13の前面中央部に配設されたラバースイッ
チ20の押圧操作部に当接されている。ラバースイッチ
20は、導電ゴム接点を有しており、そのゴムの弾性力
により、選択確定キー9を図2に示す位置まで前方へ向
けて付勢している。選択確定キー9は、その後端部に設
けられた鍔部9aを項目指定ダイヤル8の内筒部17の
後端部に当接させることにより、図2に示す位置に保持
されるように構成されている。
【0019】この場合、選択確定キー9を押圧操作する
と、押圧操作している間だけラバースイッチ20がオン
され、選択確定キー9の押圧操作をやめると、ラバース
イッチ20がオフされるようになっている。
【0020】また、図22に示すように、ミシン本体1
内には、マイクロコンピュータを含んで構成された制御
回路30が設けられており、この制御回路30はミシン
の縫製運転全般を制御するための制御プログラムを記憶
した周知の図示しないROMを有している。上記制御回
路30は、スタートストップスイッチ6からのスイッチ
信号、ダイヤル基板13の導体パターンの第1及び第2
の出力端子から出力されるパルス信号、ラバースイッチ
20からのスイッチ信号、クリアキー10からのクリア
信号が入力されるようになっている。また、ROM32
等には、縫製データや模様縫いの選択設定を行うための
データ等が記憶されており、これらデータを制御回路3
0が読出し可能になっている。そして、制御回路30
は、ミシンモータを含む縫目形成機構34及び液晶ディ
スプレイ7を駆動制御するように構成されている。
【0021】次に、上記構成の作用を図6ないし図24
も参照して説明する。まず、電源を投入すると、液晶デ
ィスプレイ7の表示画面に、図6に示すような初期画面
が表示される(図23のフローチャートに示すST
1)。この初期画面には、模様縫いの分類を示す複数の
選択項目、具体的には、「実用模様」、「ひらがな」、
「カタカナ」、「英数字」、「飾り模様」、「調整」等
が表示される。この画面の状態で、「実用模様」、「ひ
らがな」、「カタカナ」、「英数字」、「飾り模様」が
選択された場合、模様指定モードが設定され、また、
「調整」が選択された場合、調整モードが設定される。
【0022】まず、模様指定モードに付いて以下に説明
する。
【0023】図6の画面において、複数の選択項目のう
ちの白黒反転表示(図6中、斜線領域で示す領域であ
り、以下、この白黒反転表示された領域をカーソルと呼
ぶ)された選択項目、今の場合、「実用模様」が、項目
指定ダイヤル8により指定されている。ここで、項目指
定ダイヤル8を右回り方向へ回転させると、カーソルが
右へ移動し、項目指定ダイヤル8を左回り方向へ移動さ
せると、カーソルが左へ移動する。カーソルの移動量
は、項目指定ダイヤル8の回転量に対応するようになっ
ている(ST2,ST3)。
【0024】尚、項目指定ダイヤル8の回転方向及び回
転量は、ダイヤル基板13の導体パターンの第1及び第
2の出力端子から出力されるパルス信号に基づいて検出
されるように構成されている。具体的には、上記第1及
び第2出力端子から図4(a)及び(b)に示すパルス
信号P1及びP2が出力された場合には、パルス信号P
1の立下り時点におけるパルス信号P2の出力レベルが
ハイレベルであることから、項目指定ダイヤル8が右回
り方向へ回転されたことが分かる。そして、各パルス信
号P1,P2のパルス数によって、項目指定ダイヤル8
の右回り方向への回転量が分かる。
【0025】また、上記第1及び第2の出力端子から図
5(a)及び(b)に示すパルス信号P3及びP4が出
力された場合には、パルス信号P3の立下り時点におけ
るパルス信号P4の出力レベルがロウレベルであること
から、項目指定ダイヤル8が左回り方向へ回転されたこ
とが分かる。そして、各パルス信号P3,P4のパルス
数によって項目指定ダイヤル8の左回り方向への回転量
が分かる。
【0026】さて、図6に示す画面状態で、指定されて
いる「実用模様」を選択する場合には、選択確定キー9
を押圧操作する(ST4)。これにより、「実用模様」
の具体的な模様縫いを示す複数の選択項目が、図7に示
すように、液晶ディスプレイ7の表示画面に表示される
(ST5)。尚、液晶ディスプレイ7の表示画面には、
「実用模様」の複数の模様縫いのうちの一部分、即ち6
種類の模様縫いが表示されているだけである。「実用模
様」の他の模様縫いを表示させるには、項目指定ダイヤ
ル8を回動させて液晶ディスプレイ7の表示画面の表示
内容をスクロールさせれば良い。このスクロールの具体
的操作については後述する。
【0027】図7に示す画面状態で、左から3番目の模
様縫いを選択するには、項目指定ダイヤル8を右回り方
向へ回動させてカーソルを左から3番目の模様縫いまで
移動させて、図8に示すように、該3番目の模様縫いを
指定する。この画面状態で、選択確定キー9を押圧操作
して、3番目の模様縫いを選択する。この選択により、
図9に示すような表示内容が液晶ディスプレイ7に表示
される。この状態では、振り幅及び縫目長さの数値が任
意に設定できるが、立ち上がった画面のそれらの数値で
縫製する場合、この画面状態で、スタートストップスイ
ッチ6を押圧操作してオンすると、縫製運転が開始され
る。
【0028】この状態で、他の模様縫いに変更したい場
合には、クリアキー10を押圧操作すると(ST6)、
前の画面の図8へ戻る(ST7)。そして、左から5番
目の模様縫いを選択したい場合には、項目指定ダイヤル
8を右回り方向へ回動させてカーソルを左から5番目の
模様縫いまで移動させて、図10に示すように、該5番
目の模様縫いを指定する。この画面状態で、選択確定キ
ー9を押圧操作して、5番目の模様縫いを選択する。こ
の選択により、図11に示すような表示内容が液晶ディ
スプレイ7に表示される。
【0029】この画面状態では、図9に示す場合と同様
に、「振り幅」及び「縫目長さ」をそれぞれマニュアル
キーにより調整することができる。この場合、「縫目長
さ」を「1.4」から「4.0」へ変更すると、図12
に示すような表示内容が液晶ディスプレイ7に表示され
る。この画面状態で、スタートストップスイッチ6を押
圧操作してオンすると、縫製運転が開始される。尚、縫
製運転を停止する場合には、スタートストップスイッチ
6を押圧操作してオフする。また、縫製運転中は、液晶
ディスプレイ7の表示画面は、図12に示す画面のまま
である。
【0030】この後、縫製が終了し、他の模様縫いを選
択したい場合には、クリアキー10を押圧操作して前の
画面へ戻す。具体的には、図12に示す画面状態で、ク
リアキー10を押圧操作すると、図10に示す前の画面
へ戻り、更に、この図10に示す画面状態で、クリアキ
ー10を押圧操作すると、図6に示す前の画面即ち初期
画面へ戻る。この初期画面に戻った後は、上述した操作
と同様にして、他の模様縫いを選択して縫製運転を実行
すれば良い。
【0031】次に、模様縫いとして、アルファベットの
文字「C」と文字「K」を選択して縫製する場合につい
て説明する。この場合、図6に示す初期画面にて、項目
指定ダイヤル8を右回り方向へ回動させてカーソルを左
から4番目の「英数字」まで移動させて、図13に示す
ように、該「英数字」を指定する。この画面状態で、選
択確定キー9を押圧操作して、「英数字」を選択する。
この選択により、図14に示すような表示内容が液晶デ
ィスプレイ7に表示される。この場合、アルファベット
の文字列、具体的には6個の文字「A」〜「F」が表示
画面の下段行に表示される。
【0032】この画面状態で、文字「C」を選択するに
は、項目指定ダイヤル8を右回り方向へ回動させてカー
ソルを左から3番目の文字「C」まで移動させて、図1
5に示すように、文字「C」を指定する。この画面状態
で、選択確定キー9を押圧操作して、文字「C」を選択
する。この選択により、図16に示すような表示内容が
液晶ディスプレイ7に表示される。この場合、選択した
文字「C」が表示画面の上段行の左端に表示される。
【0033】次に、文字「K」を選択するには、図16
に示す画面には文字「K」が表示されていないので、表
示画面の表示内容をスクロールさせる必要がある。具体
的には、図16に示す画面で、項目指定ダイヤル8を右
回り方向へ回動させてカーソルを右端の文字「F」まで
移動させた後(図24のフローチャートに示すST3
1,ST32)、更に、項目指定ダイヤル8を右回り方
向へ回動させると、図17に示すように、表示内容がス
クロールして、次の6個の文字「G」〜「L」が表示さ
れるようになる(ST31,ST33)。この場合、ス
クロールした直後は、カーソルは左端の文字「G」を指
定している。
【0034】尚、図17に示す画面の表示内容を逆方向
(左方向)へスクロールする場合は、項目指定ダイヤル
8を左回り方向へ回動させるだけで、ほぼ同様にして実
行される。このようなスクロール動作は、他の表示画面
においても表示画面に選択項目が部分的に表示されてい
る場合には、ほぼ同様にして行われるように構成されて
いる。
【0035】上記図17に示す画面状態で、項目指定ダ
イヤル8を右回り方向へ回動させて、図18に示すよう
に、カーソルを文字「K」まで移動させて文字「K」を
指定する。そして、選択確定キー9を押圧操作して、文
字「K」を選択する。この選択により、図19に示すよ
うな表示内容が液晶ディスプレイ7に表示される。この
場合、選択した文字「K」が表示画面の上段行における
文字「C」の右隣に表示される。これにより、文字
「C」と文字「K」が選択設定される。
【0036】上記画面状態で、スタートストップスイッ
チ6を押圧操作してオンすると、縫製運転が開始され
る。縫製運転が開始されると、液晶ディスプレイ7の表
示画面は、図20に示すような画面になる。即ち、表示
画面の下段行が消去されると共に、上段行の文字「C」
が反転表示される。これにより、文字「C」の縫製運転
中であることがわかるようになっている。
【0037】この後、文字「C」の縫製運転が終了し
て、文字「K」の縫製運転が開始すると、液晶ディスプ
レイ7の表示画面は、図21に示すような画面になる。
即ち、文字「C」が消去されると共に、文字「K」が左
端へ移動され且つ反転表示される。これにより、文字
「K」の縫製運転中であることがわかる。
【0038】そして、文字「K」の縫製運転が終了する
と、縫製運転開始前の画面である図19に示す画面へ戻
る。この後、他の模様縫いを選択したい場合には、クリ
アキー10の押圧操作を繰り返して順次前の画面へ戻
し、図6に示す初期画面へ戻せば良い。
【0039】このような構成の本実施例によれば、項目
指定ダイヤル8を回動操作して、液晶ディスプレイ7に
表示された複数の選択項目の中の所望の選択項目を指定
すると共に、液晶ディスプレイ7に複数の選択項目が部
分的に表示されているときには液晶ディスプレイ7の表
示内容をスクロールさせる構成であるので、表示内容を
スクロールさせることにより、選択可能な模様縫いの数
を多くすることができる。
【0040】そして、項目指定ダイヤル8の回動操作に
より選択項目を指定すると共に、選択確定キー9の操作
により指定した選択項目を選択する構成であるから、従
来構成とは異なり、選択したい模様縫いに付された番号
を捜す等の面倒な作業が不要となり、選択作業が簡単に
なる。しかも、指定した選択項目が液晶ディスプレイ7
に表示されている状態で、該選択項目を選択するのであ
るから、誤操作の可能性がほとんどなくなる。
【0041】また、上記実施例では、液晶ディスプレイ
7に表示された表示内容をスクロールさせる場合、複数
の選択項目中の最後に表示された選択項目が(例えば図
16の表示画面で文字「F」が)指定されている状態
で、項目設定ダイヤル8を回動操作して、その次の選択
項目(文字「G」)が指定されると、その次の選択項目
(文字「G」)を先頭とする複数の選択項目が表示され
るように表示内容をスクロールさせた(図17参照)。
これにより、液晶ディスプレイ7の表示画面に表示され
ていない選択項目を速やかにまとめて表示させることが
可能になる。
【0042】次に、液晶ディスプレイ7の濃淡調整する
場合等の調整モードについて説明する。この場合、図6
に示す初期画面にて、項目指定ダイヤル8を右回り方向
へ回動させてカーソルを左から6番目の「調整」まで移
動させて、図25(1)に示すように、該「調整」を指
定する。この画面状態で、選択確定キー9を押圧操作し
て、「調整」を選択する。この選択により、図25
(2)に示すような表示内容が液晶ディスプレイ7に表
示される。この場合、「画面の濃淡調整」が左側に表示
され、「模様の調整」が右側に表示される。
【0043】「画面の濃淡調整」においては、液晶ディ
スプレイ7の液晶の視野角を調整することにより画面の
濃淡が調整できる。また、「模様の調整」においては、
テストパターンの縫製を行い、縫製点のずれを確認して
それを解消するようにミシン1の縫製調子を調整でき
る。この画面で「画面の濃淡調整」が選択された場合、
本考案の画面調整モードに設定されたことになる。この
「調整」が選択されると、左側の「画面の濃淡調整」が
カーソルで指定されているので、この画面状態で、選択
確定キー9を押圧操作して、「画面の濃淡調整」を選択
する。
【0044】「画面の濃淡調整」の選択により、図25
(3)に示すように、画面の調整方法が矢印を用いて表
示される(図26のフローチャートに示すST41)。
具体的には、画面を淡くするように調整する場合には、
項目指定ダイヤル8を左回り方向へ回動して画面を調整
可能であることと、逆に、画面を濃くするように調整す
る場合には、項目指定ダイヤル8を右回り方向へ回動し
て画面を調整可能であることとが表示される。この画面
状態で、項目指定ダイヤル8が画面の濃淡に合わせて回
動させられると、画面が項目指定ダイヤル8の回動方向
及び回動量に応じて画面の濃淡が変化(調整)する(S
T42,ST43)。この画面状態で画面の濃淡調整が
終了した後に、選択確定キー9を押圧操作して、2つ前
の図25(1)に示す初期画面へ戻って画面の濃淡調整
を終了する(ST44)。
【0045】このように実施例では、「実用模様」,
「英数字」などでの模様を選択する場合における液晶デ
ィスプレイ7上の模様の指定と、「画面の濃淡」での画
面を調整する場合における画面の濃淡の調整と、図6に
示す初期画面での両モードの指定とを1つの項目指定ダ
イヤル8でおこなっているので、画面の調整や両場合の
指定のための専用操作機構を設ける必要がなく部品数が
低減できる。また、回動可能な項目指定ダイヤル8の回
動に伴い、模様の選択、画面の調整及び、両場合の指定
を可能としているので、圧接操作を伴うボタンやタッチ
パネルに対して連続した操作に対する操作性が向上す
る。
【0046】
【考案の効果】以上説明したことから明らかなように、
本考案によれば、模様指定モードにおける液晶画面上に
表示された模様の指定と、画面調整モードにおける液晶
画面の明暗或は濃淡の調整と、両モードの指定とを1つ
の操作手段でおこなっているので、液晶画面調整のため
や両モードの指定のための専用操作機構を設ける必要が
なく部品数が低減できる。また、操作手段が回動可能な
ダイヤルの回動に伴い、模様の選択、液晶画面の調整及
び、両モードの指定を可能とするので、圧接操作を伴う
ボタンやタッチパネルに対して連続した操作に対する操
作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の操作手段を備えるミシン全体の斜視図
である。
【図2】項目指定ダイヤル周辺の縦断側面図である。
【図3】項目指定ダイヤル周辺の縦断正面図である。
【図4】項目指定ダイヤルを右回り方向へ回動させたと
きに出力されるパルス信号を示すタイムチャートであ
る。
【図5】項目指定ダイヤルを左回り方向へ回動させたと
きに出力されるパルス信号を示すタイムチャートであ
る。
【図6】液晶ディスプレイの表示画面を示す正面図であ
る。
【図7】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面図
である。
【図8】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面図
である。
【図9】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面図
である。
【図10】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面
図である。
【図11】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面
図である。
【図12】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面
図である。
【図13】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面
図である。
【図14】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面
図である。
【図15】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面
図である。
【図16】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面
図である。
【図17】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面
図である。
【図18】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面
図である。
【図19】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面
図である。
【図20】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面
図である。
【図21】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面
図である。
【図22】ミシンの電気的構成を表すブロック図であ
る。
【図23】模様縫いを選択する制御を示すフローチャー
トである。
【図24】表示画面をスクロールする制御を示すフロー
チャートである。
【図25】液晶ディスプレイの他の表示画面を示す正面
図である。
【図26】画面調整する制御を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ミシン本体 3 ミシンアーム部 7 液晶ディスプレイ(表示装置) 8 項目指定ダイヤル 9 選択確定キー 20 ラバースイッチ 21 液晶ディスプレイ(表示装置)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製する模様を表示する表示装置におい
    て、 模様指定モードにおける液晶画面上に表示された前記模
    様の指定と、画面調整モードにおける前記液晶画面の明
    暗或は濃淡の調整と、前記両モードの指定とを1つの操
    作手段により行うことを特徴とするミシンの表示装置。
  2. 【請求項2】 前記操作手段は回動操作されるダイヤル
    を備えることを特徴とする請求項1記載のミシンの表示
    装置。
JP6068792U 1992-08-28 1992-08-28 ミシンの表示装置 Expired - Lifetime JP2567930Y2 (ja)

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