JP2567891B2 - 酸化物超電導成形体の製造方法 - Google Patents

酸化物超電導成形体の製造方法

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潔 岡庭
宏郎 高橋
裕美 村上
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電力ケーブル、マグネット、電力貯蔵リンク
又は磁気シールド等に用いられる酸化物超電導成形体の
製造方法に関する。
〔従来の技術〕 近年(Ln1-XSrX)CuO4、(Ln1-XBaX2CuO4、LnBa2Cu
3O7、LnBa2-XSrXCu3O7等(但し、LnはY、Sc又は希土類
元素)の層状ペロブスカイト型構造の酸化物超電導体が
見出されている。
これらの酸化物超電導体は、液体N2温度以上で超電導
となるため従来の液体He温度で超電導を示す金属超電導
体に較べて格段に経済的であり、各分野での利用が検討
されている。
ところで上記の酸化物超電導体は脆いため金属材料の
ように塑性加工ができず、これらを線材等に加工するに
は、主に粉末治金法が用いられ、例えば原料粉末を仮焼
成して仮焼粉となし、この仮焼粉を基体上に被覆成形し
たり、又はAg管等に充填して伸延加工し、次いでこれを
O2含有雰囲気中で加熱焼結する方法がとられている。
上記のような粉末治金法に用いられている原料粉末
は、Y1Ba2Cu3O7の超電導体に例をとると、その原料はY2
O3、BaCo3、CuOのような化合物で、これを酸化物超電導
成形体に加工するには、上記化合物をY:Ba:Cuが1:2:3に
なるように混合したのち、この混合粉を酸素雰囲気中で
850〜1,000℃に加熱して仮焼成し、この仮焼成体をボー
ルミル等で粉砕し分級して仮焼粉に加工し、更にこの仮
焼粉を所望の形状に成形したのち、これを酸素雰囲気中
で焼結する方法により行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記の酸化物超電導成形体の製造方法に
おいては、仮焼成が酸素雰囲気中でなされる為仮焼粉体
に過剰の酸素が含有され、この酸素過剰の仮焼粉を酸素
雰囲気中で焼結するため十分な焼結がなされず、その結
果成形体の密度が低下して臨界電流密度(以下Jcと略
記)等の超電導特性が低い値のものしか得られないとい
う問題があった。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明は、かかる状況に鑑みなされたもので、その目
的とするところは、超電導特性に優れた酸化物超電導成
形体の製造方法を提供することにある。
即ち本発明は、酸化物超電導体の原料粉末を酸素分圧
10-5〜20Torrの雰囲気中で500〜1,000℃に加熱して仮焼
成したのちこれを粉砕分級して仮焼粉となし、次いでこ
の仮焼粉を所望の形状に成形したのちこれを酸素分圧10
-2〜20Torrの雰囲気中で700〜950℃に加熱して焼結し、
しかるのちこの焼結体を酸素分圧20Torr以上の雰囲気中
で加熱処理することを特徴とするものである。
本発明において原料粉末にはアルカリ土類金属、希土
類元素及び銅の酸化物、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、硫化
物、ハロゲン化物、アルコキシド類又はそれぞれの元素
単体や合金の粉末が用いられる。
本発明において仮焼成時及び焼結時の加熱雰囲気の酸
素分圧をそれぞれ10-5〜20Torr及び10-2〜20Torrという
低酸素雰囲気にした理由は、仮焼粉を酸素欠乏状態とな
し、この仮焼粉を所望形状に成形したのちこれを低酸素
雰囲気中で焼成することにより、焼結性を高めるととも
に一種の酸素との反応を伴った焼結現象を誘起して起電
銅状態の発現に必要な組成及び構造の複合酸化物からな
る高密度の焼成体を得るためである。
このようにして加工された焼結体は、酸素分圧が20To
rr以上の雰囲気中で加熱処理されて所定の酸素量が供給
されJc等の特性に優れた超電導成形体に製造されるもの
である。
本発明において仮焼結時の雰囲気中の酸素分圧を10-5
〜20Torr又加熱温度を500〜1,000℃に限定した理由は、
酸素分圧が20Torrを超えると、十分に酸素が欠乏した状
態にならなくて後の焼結時に緻密な焼結体が得られず、
又酸素分圧が10-5Torr未満では、酸素が極端に欠乏しす
ぎて後の焼結時に超電導状態の発現に必要な組成及び構
造にならない為である。又加熱温度が1,000℃を超える
と各原料が溶解して超電導状態の発現に必要な組成及び
構造にならず、又500℃未満では、反応が十分に進行し
ない為である。
本発明において焼結時の雰囲気中の酸素分圧を10-2
20Torr又は加熱温度を700〜950℃に限定した理由は、酸
素分圧が20Torrを超えると酸素が欠乏した状態になら
ず、焼結が十分になされないばかりか複合酸化物への結
晶配列において一部にミスマッチが生じこれの再配列に
長時間を要し、又10-2Torr未満では酸素が欠乏しすぎて
結晶の再配列がおきても超電導状態の発現に必要な組成
及び構造が得られないためである。又加熱温度が950℃
を超えると結晶粒界が局部的に融解して超電導体の発現
に必要な組成及び構造にならず、又700℃未満では焼結
が十分に進行しないためである。
尚前記低酸素分圧の雰囲気を得る為の方法としては、
仮焼成炉又は焼結炉をそのまま、又は酸素ガスで置換し
た状態で真空引きして、所定の酸素分圧迄減圧しても良
く、あるいはアルゴン、窒素等の不活性ガスで置換して
この不活性ガス中の酸素量が所定の酸素分圧になる様に
調整しても差し支えないが、反応を促進するためには、
減圧雰囲気下で仮焼成又は焼結すると後の加熱処理にお
いて酸素の取り込みが迅速になされ特に好ましいもので
ある。
本発明において焼結体を酸素分圧20Torr以上の雰囲気
中で加熱処理する理由は、20Torr未満では酸素量が不足
して、得られる成形体が超電動体構造とならないため
で、特に50〜200Torrが好ましい。
又上記の加熱処理において加熱温度は、600℃未満で
は酸素のとり込み長時間を要し実用的でなく、又1,000
℃を超えると焼結体が溶融して超電導体構造とならない
ので600〜1,000℃での温度にするのが好まいし。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例により詳細に説明する。
原料のY2O3、BaCO3、CuOをY:Ba:Cuがモル比で1:2:3に
なるように混合し、この混合粉を仮焼成したのちこれを
粉砕分級し、次いでこの仮焼粉粉を直径25mm厚さ4mmの
ペレット状に圧粉成形し、しかるのち焼結及び加熱処理
を順次施して酸化物超電導体ペレットを製造した。
上記において仮焼成及び焼結は、炉内の酸素分圧及び
加熱温度を種々変えて施した。又最終工程の加熱処理は
炉内の酸素分圧を種々変え、加熱温度は850℃ 100Hと
し、加熱終了後の冷却は1℃/minの速度で徐冷して行っ
た。
尚上記仮焼成、焼結及び加熱処理における炉内の酸素
分圧は炉内を酸素置換したのち減圧して調整した。
斯くの如くして得た各々の酸化物等電導体ペレットに
ついて相対密度、臨界温度(TC)及びJCを測定した。結
果は主な製造条件を併記して第1表に示した。
第1表より明らかなように本発明方法品(1〜6)
は、比較方法品(7〜16)に較べて相対密度、TC、JC
も高い値を示している。
比較方法品のうち焼結時の酸素分圧が高いもの(7,
8)又は焼結温度が低いもの(11)は、焼結が十分にな
されない為相対密度が低くその結果JC値が低くなってお
り、又焼結時の酸素分圧が低いもの(9)は酸素量が不
足した為又焼結温度が高いもの(10)は結晶粒界が融解
した為、焼結によって超電導状態の発現に必要な組成又
は構造が得られずJCが低い値になっている。
また仮焼成条件又は加熱処理条件が本発明の限定範囲
外にあるもの(12〜16)は、いずれもJCが低い値になっ
ている。
本発明において焼結及び加熱処理は同一炉内で酸素分
圧をかえて連続して施しても差支えない。
又本実施例では、Y−Ba−Cu−O系の酸化物超電導体
について説明したが、La−Sr−Cu−O系等他の酸化物超
電導体にも本発明方法が適用できることは言うまでもな
い。
〔効果〕
以上述べたように本発明によれば、組成及び結晶構造
が均質で密度の高い、JC等の特性に優れた酸化物超電導
成形体が得られるので工業上顕著な効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 999999999 電源開発株式会社 東京都中央区銀座6丁目15番1号 (72)発明者 榎本 憲嗣 神奈川県横浜市西区岡野2―4―3 古 河電気工業株式会社横浜研究所内 (72)発明者 宇野 直樹 神奈川県横浜市西区岡野2―4―3 古 河電気工業株式会社横浜研究所内 (72)発明者 田中 靖三 神奈川県横浜市西区岡野2―4―3 古 河電気工業株式会社横浜研究所内 (72)発明者 岡庭 潔 東京都調布市西つつじケ丘2―4―1 東京電力株式会社技術研究所内 (72)発明者 高橋 宏郎 宮城県仙台市中山7―2―1 東北電力 株式会社総合研究所内 (72)発明者 村上 裕美 北海道札幌市豊平区里塚461―6 北海 道電力株式会社総合研究所内 (72)発明者 安田 正史 東京都中央区銀座6―15―1 電源開発 株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化物超電導体の原料粉末を酸素分圧10-5
    〜20Torrの雰囲気中で500〜1,000℃に加熱して仮焼成し
    たのちこれを粉砕分級して仮焼粉となし、次いでこの仮
    焼粉を所望の形状に成形したのちこれを酸素分圧10-2
    20Torrの雰囲気中で700〜950℃に加熱して焼結し、しか
    るのちこの焼結体を酸素分圧20Torr以上の雰囲気中で加
    熱処理することを特徴とする酸化物超電導成形体の製造
    方法。
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