JP2567591Y2 - コンタクトプローブ - Google Patents

コンタクトプローブ

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JP2567591Y2
JP2567591Y2 JP9394291U JP9394291U JP2567591Y2 JP 2567591 Y2 JP2567591 Y2 JP 2567591Y2 JP 9394291 U JP9394291 U JP 9394291U JP 9394291 U JP9394291 U JP 9394291U JP 2567591 Y2 JP2567591 Y2 JP 2567591Y2
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JP
Japan
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thin tube
coil spring
plunger
diameter
tail end
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JP9394291U
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JPH0543076U (ja
Inventor
博昭 嬉野
Original Assignee
プレシジョンスプリング株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、プリント回路基板の
パターン部に接触させて電気抵抗、電圧、電流等を測定
したり、或いは電気的動作試験を行う導電接触子等の用
途に使用するコンタクトプローブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されているコンタクトプロ
ーブの一例を図5の断面図によって説明すると、導電性
の材料で作られた細管1の右側の端部は開口2になって
おり、細管1の内部にはプランジャー3が設けられてい
る。
【0003】プランジャー3は、細管1内に摺動自在に
挿入されている尾端部4と、細管1の開口2から突出し
ている先端がとがっいてる先端部5と、尾端部4と先端
部5とを結合している細径部6とを有しており、尾端部
4の開口2とは反対側の端面は一方向に傾斜した傾斜面
7になっている。そして細管1にはくびれた係止部8が
形成されていて尾端4が通り抜けないようにし、プラン
ジャー3が細管1から抜け出ないようにしている。細管
1内の尾端部4の左側にはコイルばね9とボール10と
が挿入されていて、コイルばね9はボール10を介して
傾斜面7を開口2側に付勢し、プランジャー3の先端部
5が細管1の開口2から突出するようにしている。
【0004】細管1には図示しない導線が取り付けられ
ていて、プランジャー3の先端部5をプリント回路基盤
の半田付け部等の被測定部に接触させることにより電気
的な測定を行うのであるが、この場合にプランジャー3
の尾端部4には、コイルばね9の弾力で付勢されている
ボール10の押圧力によって傾斜面7を細管1の内壁に
押し付けられる分力が作用し、尾端部4が導電性のある
細管1の内壁に圧接して細管1とプランジャー3との間
の電気的導通が確保されることになる。
【0005】図6は従来から使用されているコンタクト
プローブの他の例の部分的な断面図であって、尾端部4
のコイルばね9側に円錐部11を形成し、ボール10と
円錐部11との間に小さな補助ボール12を介在させ、
補助ボール12が円錐部11を押圧して尾端部4を導電
性のある細管1の内壁に圧接し、細管1とプランジャー
3との間の電気的導通が確保している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】最近のプリント回路基
盤は高密度化にともなって回路パターンが微細化し、こ
れにともなってコンタクトプローブの細管1をますます
小径化することが要求されている。そこでコンタクトプ
ローブの細管1を小径化すると、ボール10もこれにと
もなって小径のものが必要となり、特に図6のものにお
いては、補助ボール12は極めて小径のボールが必要に
なる。
【0007】ところが一定寸法以下の小径のボールは製
造されていないため、図5及び図6の構造を持つ極めて
小径のコンタクトプローブの要求があっても製造できな
いことになる。
【0008】この考案はこのような要求を満たすため、
ボールを使用せずに極めて小径のコンタクトプローブを
製造することが出来るようにすることを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案のコンタクトプ
ローブは、一端に開口を有する細管と、尾端部側が前記
細管内に摺動自在に挿入され被測定部に圧接される先端
部を前記細管の開口側に有するプランジャーと、前記細
管内に設けられ前記先端部が前記開口から突出する方向
に前記プランジャーの尾端部を付勢するコイルばねと、
を備えたコンタクトプローブにおいて、前記尾端部のコ
イルばね側に円錐部を形成し、前記コイルばねのプラン
ジャー側端部のコイルの半巻の径を該コイルばねの他の
部分の径よりも大きくし且つ前記細管の内径にほぼ等し
くし、前記コイルばねのコイルの半巻を前記円錐部に当
接したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】コイルばねの半径を大きくした半巻の端部がプ
ランジャー尾端部の円錐部と細管の内壁とに圧接し、コ
イルばねの端部によって細管とプランジャーとの間の電
気的導通が確保される。
【0011】
【実施例】次に、この考案の実施例を図に基づいて説明
する。
【0012】図1はこの考案の一実施例の断面図であっ
て、図5に示した従来のものと同一部分には同一符号を
付してある。
【0013】図1に示すように細管1内に摺動自在に挿
入されているプランジャー3の尾端部13には、先端部
5とは反対側の端部に円錐部14を形成し、細管1内に
設けたコイルばね15のプランジャー3側端部が円錐部
14を押圧するようにしている。
【0014】コイルばね15は図2の部分拡大図に示す
ように、プランジャー3側端部のコイルの半巻の径16
をコイルばね15の他の部分の径17よりも大きくし、
且つ、この半巻の径16は、図3に示すように細管1の
内径18にほぼ等しくなるようにしてある。
【0015】このように径16をコイルばね15の他の
部分の径17よりも大きくした半巻の部分が、プランジ
ャー3尾端部13の円錐部14を図3の右方に押圧する
ことになるが、このコイルばね15の半巻部分の及ぼす
力を詳しくみると、図4のようになる。
【0016】すなわち、コイルばね15が円錐部14を
垂直に押す押圧力Fは、細管1の軸線に並行な分力F1
とこれに直交する方向の分力F2とに分かれることにな
る。そして分力F2の反力F3がコイルばね15に作用
し、従ってコイルばね15の半巻部分は図4の上方に移
動しようとする。ところが半巻の径16(図2参照)は
細管1の内径18(図3参照)にほぼ等しくなっている
ので、反力F3によるコイルばね15の半巻部分の移動
は細管1の内壁で阻止され、コイルばね15の半巻部分
はF3の力で細管1の内壁に押し付けられることにな
る。一方、分力F2によって尾端部13は細管1の内壁
に押し付けられることになる。
【0017】この結果、コイルばね15の半巻部分及び
プランジャー3の尾端部13が常に細管1の内壁に押し
付けられて、細管1とプランジャー3との間の電気的導
通が安定して確保されることになる。
【0018】
【考案の効果】この考案は、ボールを使用せずに細管と
プランジャーとの間の電気的導通が安定して確保出来る
ので、極めて小径のコンタクトプローブを製作すること
が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の断面図である。
【図2】コイルばねの部分拡大図である。
【図3】図1の部分拡大図である。
【図4】コイルばねの力の作用説明図である。
【図5】従来のコンタクトプローブの断面図である。
【図6】従来のコンタクトプローブの他の例の部分的な
断面図である。
【符号の説明】
1 細管 2 開口 3 プランジャー 4 尾端部 5 先端部 6 細径部 7 傾斜面 8 係止部 9 コイルばね 10 ボール 11 円錐部 12 補助ボール 13 尾端部 14 円錐部 15 コイルばね 16 半巻の径 17 他の部分の径 18 内径

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に開口を有する細管と、尾端部側が
    前記細管内に摺動自在に挿入され被測定部に圧接される
    先端部を前記細管の開口側に有するプランジャーと、前
    記細管内に設けられ前記先端部が前記開口から突出する
    方向に前記プランジャーの尾端部を付勢するコイルばね
    と、を備えたコンタクトプローブにおいて、前記尾端部
    のコイルばね側に円錐部を形成し、前記コイルばねのプ
    ランジャー側端部のコイルの半巻の径を該コイルばねの
    他の部分の径よりも大きくし且つ前記細管の内径にほぼ
    等しくし、前記コイルばねのコイルの半巻を前記円錐部
    に当接したことを特徴とするコンタクトプローブ。
JP9394291U 1991-11-15 1991-11-15 コンタクトプローブ Expired - Lifetime JP2567591Y2 (ja)

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JPH0543076U JPH0543076U (ja) 1993-06-11
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JP5486760B2 (ja) * 2006-07-04 2014-05-07 株式会社エンプラス コンタクトピン及び電気部品用ソケット
JP5280511B2 (ja) 2011-09-05 2013-09-04 株式会社島野製作所 接触端子
JP5449597B2 (ja) 2011-09-05 2014-03-19 株式会社島野製作所 接触端子

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JPH0543076U (ja) 1993-06-11

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