JP2567377Y2 - シート調整装置 - Google Patents

シート調整装置

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JP2567377Y2
JP2567377Y2 JP1720492U JP1720492U JP2567377Y2 JP 2567377 Y2 JP2567377 Y2 JP 2567377Y2 JP 1720492 U JP1720492 U JP 1720492U JP 1720492 U JP1720492 U JP 1720492U JP 2567377 Y2 JP2567377 Y2 JP 2567377Y2
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seat cushion
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lever
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雅人 堀江
績 田中
勇夫 森下
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Shiroki Corp
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Toyota Motor Corp
Shiroki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用シートの調整装置
に関するものであり、特に、シートクッションの上下高
さ及びその実効長さを調整する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用シート、特に自動車用シ
ートにおいては、男性の平均的な体格を有する者を着座
者に想定して、種々の諸元(ディメンション)が決めら
れている。従って小柄な体格の者、例えば女性等が着座
した場合、図6に示すように足の先端部が正常にペダル
9’にとどかないという現象等が起きる。この場合、一
般には、スライド機構、ハイト調整機構等を作動させる
ことによって、着座者の足の部分がペダル9’に正常に
置かれるように調整が行なわれる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、一般に、小
柄な体格の者は、図6に示す如く、脚の構成のうち、下
腿部の長さC及び大腿部の長さBの値が共に小さく、特
に、Bの値が、シートクッションの長さA’の値に比べ
て可成り小さい。このため(シートクッションが長過ぎ
るため)ふくらはぎの部分が、シートクッションの前端
部に当たってしまい、これによって足先の部分がペダル
9’にとどかないという状態になっている。このような
状態を解消するためには、単にシートを前方にスライド
させるだけや、ヒップポイントを上げてE’の値を大き
くするだけでは不十分である。着座者の前後位置を規制
するシートバック8’は、アッパレールに設けられたリ
ヤブラケット4’のO4 点を基準に設けられているた
め、このシートバック8’からシートクッション前端部
までの長さA’の値は固定されている。しかしながら、
本来、このA’の値は着座者の体格に合わせて、適正な
値に設定されるべきである。すなわち、図5に示すよう
に、シートクッションの実効長さAは、着座者のふくら
はぎ等がシートクッション前端部に当たることの無いよ
う適正値に調整されなければならない。このような小柄
な者が着座した場合の問題点を解消すべく、例えば、シ
ートを前方にスライドさせた場合に、それに連動してシ
ートクッションが後方に引かれて、シートクッションの
実効長さAが正常な値となるようにするとともに、別途
シートクッションの後端部を積極的に上方に持上げるよ
うにして着座者のふくらはぎの部分が、シートクッショ
ンの前端部に当たることのないようなシート調整装置を
提供しようとするのが本考案の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案においては、シートクッションの上下高さあ
るいはその実効長さを調整するシート調整装置に関し
て、インナシートトラック及びアウタシートトラックの
うちのいずれか一方に属する側のアッパレールに回転自
在に取付けられたL型クランクと、当該L型クランクの
一端に回転自在に一端が連結されるとともに、他端は後
述のドライブレバーに回転自在に連結されたバーチカル
ロッドと、上記L型クランクの上記バーチカルロッドと
連結する側以外の端部に一端が回転自在に連結されると
ともに、他端は上記L型クランクが設けられた側と反対
側のシートトラックに属する側のロアレールに回転自在
に取付けられたラテラルロッドとからなるスライド連動
機構と、上記バーチカルロッドの一端に回転自在に連結
されたドライブレバーと、当該ドライブレバーと一体的
に設けられ、かつ、上記インナ、アウタ両アッパレール
上にそれぞれ設けられたマウントブラケットの間を橋渡
しするように、また、回転可能なように取付けられたフ
ロントシャフトと、当該フロントシャフトの端部付近に
一体的に設けられたフロントリンクと、当該フロントリ
ンクの上端部に設けられたシートクッション支持用のフ
ロントマウンティング装置とからなるシートクッション
長可変機構とを有するとともに、これらシートクッショ
ンの移動に関する諸機構とは別個に、上記アッパレール
上に設けられたマウントブラケットの上記フロントリン
ク取付点よりも後方の位置に回転自在に取付けられたシ
ャフトと、当該シャフトと一体的に設けられたセクタギ
ヤレバーと、当該セクタギヤレバーの、その回転中心位
置からオフセットした位置に一端が回転自在に取付けら
れ、かつ、他端は後述のベルクランクの一端に回転自在
に取付けられたコネクティングロッドと、上記マウント
ブラケットの後方部に支持ピンを介して回転自在に取付
けられるとともに上記コネクティングロッドと連結する
ベルクランクと、当該ベルクランクの上記コネクティン
グロッドと連結する側以外の端部と一端が回転自在に連
結され、かつ、他端はシートクッションの後方部支持用
リヤマウンティングポイントとなるリヤリンクと、上記
セクタギヤレバーのギヤとかみ合うピニオンギヤと、当
該ピニオンギヤと同軸上に一体的に設けられた駆動ノブ
とからなるリヤバーチカルコントロール機構を有する構
成を採ることとした。
【0005】
【作用】上記構成を採ることにより、本考案において
は、小柄な体格の者が着座した場合、足先がペダル上に
正常に届くようシートの調整を行うこととなるが、その
際の手順及び作動について説明する。まず、図1に示す
操作ハンドル10を操作して、シートを前方に移動させ
る。これによって、図2に示すようにアッパレール5側
に取付けられている部材は前方の一点鎖線図示位置へと
移動する。一方、その際、ロアレール6は移動しないの
で、ロアレール6側に取付けられているブラケット61
は元の位置にとどまる。その結果、図2の一点鎖線図示
の如く、ラテラルロッド13は矢印A方向に回転運動を
する。これに伴って、L型クランク11は、その取付点
51を支点にして矢印B方向に回転駆動される。その結
果、当該L型クランク11の一端に連結されているバー
チカルロッド12は矢印Fの方向(後方)に引かれ、当
該バーチカルロッド12と連結されているドライブレバ
ー22、更には当該ドライブレバー22と一体的に設け
られているフロントシャフト21は、時計回り方向であ
る矢印Cの方向に回転駆動される。これら一連の作動に
よって、上記フロントシャフト21に一体的に設けられ
ているフロントリンク24は、図3に示す如く、時計回
りの方向に回転駆動され、当初の実線図示の位置から一
点鎖線図示の位置に移動する。その結果、上記フロント
リンク24の上端部に設けられているシートクッション
7支持用のフロントマウンティング装置25は、当初の
破線図示位置(O251 点)から一点鎖線図示位置(O
252 点)へと移動する。これによって、シートクッショ
ン7の前端部は、シートの前方へのスライド運動に連動
して、Lの値だけ相対的に後退させられることとなる。
【0006】次に、図5に示すように、ヒップポイント
を上げて、Eの値を大きくする場合の作動について説明
する。この場合、リヤコントロール機構3を作動させる
必要がある。そこで、まず、図4において、駆動ノブ3
6を矢印Xの方向に回転駆動する。これによって、当該
駆動ノブ36と同軸上に一体的に形成されたピニオンギ
ヤ38が回転運動をする。その結果、当該ピニオンギヤ
38とかみ合うセクタギヤレバー31はシャフト39の
中心であるO39を支点にして矢印Yの方向に回転駆動さ
れる。この回転駆動に伴なって、上記セクタギヤレバー
31の一部に取付けられているコネクティングロッド3
3は後方(矢印Zの方向)に移動する。これに伴ない、
ベルクランク32が作動し、当該ベルクランク32の一
端に取付けられているリヤリンク34も作動する。これ
によって、当該リヤリンク34の一端であるシートクッ
ションの後方部支持用リヤマウンティングポイント35
が、当初の実線図示位置から二点鎖線図示位置に持上げ
られることとなる。その結果、シートクッション7の後
方部は、Hだけ持上げられることとなる。
【0007】なお、本考案においては、これと同時に上
記シートクッション7の前端部は、下方に降下する。す
なわち、図3に示す如く、上記フロントリンク24の後
方への回転運動により、当該フロントリンク24の上端
部に設けられたシートクッション7支持用フロントマウ
ンティング装置25が、当初のO251 の位置からO252
の位置へと降下する。これによって、上記シートクッシ
ョン7の前端部は当初の位置から下方に降下することと
なる。このようなシートクッション7の相対移動によ
り、着座者のヒップポイントは、図5に示す如く、Eの
値になるよう持上げられるとともに、シートクッション
7の実効長さもシートの前方スライドに連動して短縮さ
れて適正な値であるAの値となる。その結果、着座者の
ふくらはぎ等が上記シートクッションの前端部に当るこ
とがなくなり、着座者の足先は正常な状態でペダル9上
に置かれることとなる。
【0008】
【実施例】本考案の実施例について、図1ないし図8を
基に説明する。本実施例の構成は、図1に示す如く、L
型クランク11、バーチカルロッド12、ラテラルロッ
ド13等からなるスライド連動機構1と、ドライブレバ
ー22及びフロントリンク24と一体的に設けられたフ
ロントシャフト21、上記フロントリンク24の上端部
に設けられたフロントマウンティング装置25等からな
るシートクッション長可変機構2とによって構成される
シートクッション移動用の機構と、これら諸機構とは別
個独立に設けられたものであって、セクタギヤレバー3
1、コネクティングロッド33、ベルクランク32、リ
ヤリンク34、上記セクタギヤレバー31のギヤ311
とかみ合うピニオンギヤ38、駆動ノブ36等からなる
リヤバーチカルコントロール機構3とからなることを基
本とするものである。
【0009】上記スライド連動機構1は、図1に示す如
く、アウタシートトラックのアッパレール5に設けられ
たブラケット51に回転自在に取付けられたL型クラン
ク11と、当該L型クランク11の一端にジョイント1
5を介して連結されたバーチカルロッド12と、上記L
型クランク11の上記バーチカルロッド12と連結する
側と反対側の端部に回転自在に一端が連結されるととも
に、他端は、インナシートトラックのロアレール6に設
けられたブラケット61に回転自在に取付けられたラテ
ラルロッド13とからなるものである。ここに上記バー
チカルロッド12と上記L型クランク11との間を連結
するジョイント15は、公知のユニバーサルジョイント
あるいはボールジョイント等3次元方向に回転自在なも
のである。
【0010】次に、シートクッション長可変機構2は、
図1及び図3に示す如く、上記アウタ、インナ両アッパ
レール5の間を橋渡しするように、かつ、上記アッパレ
ール5に対して回転自在に設けられたフロントシャフト
21と、当該フロントシャフト21の中央部付近に溶接
等により一体的に設けられ、かつ、その端部はジョイン
ト15を介して上記バーチカルロッド12に連結される
ドライブレバー22と、上記フロントシャフト21の両
端部付近に同じく溶接等により一体的に設けられたフロ
ントリンク24と、当該フロントリンク24の上端部に
設けられたシートクッション支持用のフロントマウンテ
ィング装置25とからなるものである。ここに、上記バ
ーチカルロッド12の一端とドライブレバー22の一端
との間を連結するジョイント15は、すでに公知のもの
であり、ユニバーサルジョイント、ボールジョイント等
3次元方向に回転自在なものからなるものである。
【0011】リヤバーチカルコントロール機構3は、図
1及び図4に示す如く、インナ、アウタ両アッパレール
上に設けられたマウントブラケット4の上記フロントリ
ンク24が取付けられている点よりは後方の位置であっ
て、上記インナ、アウタ両アッパレール5上にそれぞれ
設けられたマウントブラケット間を橋渡しするように、
かつ、回転自在に設けられたシャフト39と、当該シャ
フト39と一体的に設けられ、かつ、その一部にギヤ3
11を有するセクタギヤレバー31と、当該セクタギヤ
レバー31の上記シャフト39取付点O39からオフセッ
トした位置に一端が回転自在に取付けられるとともに、
他端は後述のベルクランク32の一端に回転自在に取付
けられたコネクティングロッド33と、上記ブラケット
4の後方部に支持ピン37を介して回転自在に設けられ
たベルクランク32と、当該ベルクランク32の上記コ
ネクティングロッド33と連結する側以外の端部に、一
端が回転自在に取付けられ、かつ、他端はシートクッシ
ョン7の後方部支持用リヤマウンティングポイントとな
るリヤリンク34と、これら諸リンク機構を駆動するた
めのドライブ装置であって、上記セクタギヤレバー31
のギヤ311とかみ合うピニオンギヤ38と、当該ピニ
オンギヤ38と同軸上に設けられ、かつ、当該ピニオン
ギヤ38と一体的に設けられた駆動ノブ36とからなる
ものである。この駆動ノブ36を回転駆動することによ
って、上記ピニオンギヤ38を介して上記セクタギヤレ
バー31に駆動力を伝達することが可能なような構成と
なっている。
【0012】上記構成を有する本実施例の作動態様につ
いて図2ないし図4を基に説明する。まず、シートを前
方に移動させることによって、アッパレール5に取付け
られている部材は前方に移動し、図2における一点鎖線
図示の状態になる。すなわち、アウタシートトラックの
アッパレール5に設けられているブラケット51に回転
自在に取付けられたL型クランク11は、前方に移動す
る。一方、インナシートトラックのロアレール6にブラ
ケット61を介してその一端が取付けられているラテラ
ルロッド13は、矢印A方向に回転運動をする。従っ
て、上記L型クランク11は一点鎖線図示の如く、ブラ
ケット51への取付点O51を支点にして矢印B方向に回
転駆動される。これによって、上記L型クランク11の
一端にジョイント15を介して連結されているバーチカ
ルロッド12は後方側である矢印Fの方向に引かれる。
このバーチカルロッド12のF方向への移動に伴なっ
て、当該バーチカルロッド12にジョイント15を介し
て連結されているドライブレバー22は時計回り方向で
ある矢印Cの方向に回転駆動される。
【0013】これによって、上記ドライブレバー22と
一体的に形成されるフロントシャフト21も図2の矢印
C方向に回転駆動される。従って、当該フロントシャフ
ト21と一体的に形成されるフロントリンク24も時計
回り方向である矢印Cの方向に回転駆動される。すなわ
ち図3に示す如く、当該フロントリンク24は、当初の
実線図示位置から一点鎖線図示位置に回転駆動される。
その結果、当該フロントリンク24の上端部に設けられ
ているシートクッション7支持用のフロントマウンティ
ング装置25は、当初の破線図示位置から一点鎖線図示
位置へと移動する。すなわち、当該フロントマウンティ
ング装置25と上記フロントリンク24との連結点は、
当初のO251 の位置からLだけ後方のO252 の位置に後
退することとなる。これら一連の作動によって、シート
クッション7の前端部はシートのスライド運動に連動し
て相対的に後退することとなる。その結果、シートクッ
ション7の実効長さは短縮化されることとなり、図4に
示す如く、小柄な着座者にとっても、ふくらはぎの部分
がシートクッション7の前端部に当たることが無くな
る。
【0014】次に、ヒップポイントを持上げる(図5に
おけるEの値を大きくする)ためのリヤバーチカルコン
トロール機構3の作動態様について図4、図5を基に説
明する。まず駆動ノブ36を図4の矢印Xの方向に回転
駆動する。これにより、当該駆動ノブ36と同軸上に設
けられているピニオンギヤ38が同じく矢印Xの方向に
回転駆動される。その結果、当該ピニオンギヤ38とか
み合うセクタギヤレバー31のギヤ311が駆動され
る。これによりセクタギヤレバー31は、シャフト39
の中心点O39を支点にして矢印Yの方向に回転駆動され
る。その結果、当該セクタギヤレバー31の一部(上記
支点O39からオフセットした位置)に設けられたコネク
ティングロッド33は矢印Zの方向に駆動される。これ
に伴ない、当該コネクティングロッド33と連結するベ
ルクランク32は、反時計方向に回転駆動される。その
結果、当該ベルクランク32の一端に設けられたリヤリ
ンク34は上方に引き上げられ、当該リヤリンク34の
一端であるリヤマウンティングポイント35は当初の実
線図示の位置から二点鎖線図示の位置へとHだけ持上げ
られることとなる。
【0015】このように本実施例においては、シートの
前方へのスライド運動に連動して、シートクッション7
の前端部の位置を、シートバック8の取付点であるO4
点を基準にして後方にLだけ後退させることとした。す
なわちシートの前方スライドに連動させて、シートクッ
ション7の実効長さAを短縮化することとした。また、
本実施例においては、上記シートクッション7の前後方
向移動とは別個独立に、駆動ノブ36を駆動することに
よってリヤバーチカルコントロール機構3を作動させ、
これによってリヤリンク34のリヤマウンティングポイ
ント35をHだけ上昇させ、着座者のヒップポイントを
持上げることが可能なようにした。
【0016】次に、本考案の他の実施例について説明す
る。本実施例のものも基本的には前の実施例のものと同
じである。異なるところは、スライド連動機構について
である。当該スライド連動機構1は、図7に示す如く、
アウタシートトラックのアッパレール側に、マウントブ
ラケット4を介して設けられたブラケット51に、回転
自在に取付けられたトレーリングリンク16と、当該ト
レーリングリンク16の一端にジョイント19を介して
連結されたバーチカルロッド12と、当該バーチカルロ
ッド12と上記トレーリングリンク16との連結点に回
転自在に一端が連結されるとともに、他端は、インナシ
ートトラックのロアレール6に設けられたブラケット6
1に回転自在に取付けられたラテラルロッド13とから
なるものである。ここに、上記ジョイント19は、図8
に示すように、U字型の形状を有するクレビス191
と、クレビスピン192と、その端末の断面形状が逆U
字状の形態を有するバーチカルロッド12のクレビス状
先端部121とからなり、上記クレビス191と上記ク
レビス状先端部121との間を、上記クレビスピン19
2で連結することによってユニバーサルジョイントを形
成するものである。
【0017】このようなスライド連動機構1がシートク
ッション長可変機構2に連結されて、シートクッション
7の実効長さを変えることができるような構成となって
いる。すなわち、図7に示す如く、上記バーチカルロッ
ド12の一方の端末は、ジョイント15を介してドライ
ブレバー22に連結されており、当該ドライブレバー2
2を介して上記バーチカルロッド12の作動をフロント
シャフト21に伝え、更に、フロントリンク24を介し
てフロントマウンティング装置25に伝達するようにな
っている。このような構成を採ることにより、シートの
前後スライド運動に連動させてシートクッション7の実
効長さを変更することが可能となる。なお、シートクッ
ション7の後方部を持ち上げるためのリヤバーチカルコ
ントロール機構3は、前の実施例のものと全く同じ構成
からなるものであり、従って、その作動機構も全く同じ
内容のものである。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、シートクッションの上
下高さ及び実効長さを調整するためのシート調整装置
を、リンク等からなるスライド連動機構と、ドライブレ
バー、シャフト等からなるシートクッション長可変機構
とによって構成されるシートクッション移動装置によ
り、シートクッションの実効長さをシートの前後スライ
ド運動に連動させて変化させることができるようにする
とともに、これら連動機構等とは別個独立に、セクタギ
ヤレバー、ピニオンギヤ、駆動ノブ、コネクティングロ
ッド、ベルクランク、リヤリンク等からなるリヤバーチ
カルコントロール機構を設けることにより、上記駆動ノ
ブを駆動することによって上記セクタギヤレバーを作動
させ、これによってシートクッションの後方部支持用リ
ヤマウンティングポイントを上昇させて、着座者のヒッ
プポイントを持上げるようにしたので、小柄な体格の者
が着座した場合においても、シートの前方移動に連動さ
せてシートクッションの実効長さを短縮化することによ
り着座者のふくらはぎ等が、シートクッションの前端部
に当たることが無くなるようにするとともに、別途、駆
動ノブの操作によりヒップポイントの肌理細な調整を行
なうことにより適正なシートポジションを得ることがで
きるようになった。これにより小柄な体格の者も正常な
姿勢でペダル上に足先を置くことができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本考案にかかるスライド連動機構のリンク構成
及びその作動状態を示す図である。
【図3】本考案にかかるシートクツション長可変機構の
リンク構成及びその作動状態を示す図である。
【図4】本考案にかかるリヤバーチカルコントロール機
構のリンク構成及びその作動状態を示す図である。
【図5】本考案にかかるシートクッションの適正調整状
態時における着座者の着座姿勢を示す図である。
【図6】従来例における小柄な着座者の着座姿勢を示す
図である。
【図7】本考案にかかるスライド連動機構についての他
の実施例の構成を示す斜視図である。
【図8】本考案にかかる他の実施例についてのジョイン
ト部の構成を示す展開図である。
【符号の説明】
1 スライド連動機構 11 L型クランク 12 バーチカルロッド 13 ラテラルロッド 15 ジョイント 2 シートクッション長可変機構 21 フロントシャフト 22 ドライブレバー 24 フロントリンク 25 フロントマウンティング装置 3 リヤバーチカルコントロール機構 31 セクタギヤレバー 311 ギヤ 32 ベルクランク 33 コネクティングロッド 34 リヤリンク 35 リヤマウンティングポイント 36 駆動ノブ 37 支持ピン 38 ピニオンギヤ 39 シャフト 4 マウントブラケット 5 アッパレール 51 ブラケット 6 ロアレール 61 ブラケット 7 シートクッション 8 シートバック 9 ペダル 10 操作ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森下 勇夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−206740(JP,A) 特開 昭60−45436(JP,A) 実開 平4−108434(JP,U) 実開 昭63−733(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの上下高さあるいはそ
    の実効長さを調整するシート調整装置において、インナ
    シートトラック及びアウタシートトラックのうちのいず
    れか一方に属する側のアッパレールに回転自在に取付け
    られたL型クランクと、当該L型クランクの一端に回転
    自在に一端が連結されるとともに、他端は後述のドライ
    ブレバーに回転自在に連結されたバーチカルロッドと、
    上記L型クランクの上記バーチカルロッドと連結する側
    以外の端部と一端が回転自在に連結されるとともに他端
    は上記L型クランクが設けられた側と反対側のシートト
    ラックに属する側のロアレールに回転自在に取付けられ
    たラテラルロッドとからなるスライド連動機構と、上記
    バーチカルロッドの一端に回転自在に連結されたドライ
    ブレバーと、当該ドライブレバーと一体的に設けられ、
    かつ、上記インナ、アウタ両アッパレール上にそれぞれ
    設けられたマウントブラケットの間を橋渡しするよう
    に、また、回転可能なように取付けられたフロントシャ
    フトと、当該フロントシャフトの端部付近に一体的に設
    けられたフロントリンクと、当該フロントリンクの上端
    部に設けられたシートクッション支持用のフロントマウ
    ンティング装置とからなるシートクッション長可変機構
    とを有するとともに、これら諸機構とは別個に、上記ア
    ッパレール上に設けられたマウントブラケットの上記フ
    ロントリンク取付点よりも後方側の位置に回転自在に取
    付けられたシャフトと、当該シャフトと一体的に設けら
    れたセクタギヤレバーと、当該セクタギヤレバーの、そ
    の回転中心位置からオフセットした位置に一端が回転自
    在に取付けられ、かつ、他端は後述のベルクランクの一
    端に回転自在に取付けられたコネクティングロッドと、
    上記マウントブラケットの後方部に支持ピンを介して回
    転自在に取付けられるとともに上記コネクティングロッ
    ドと連結するベルクランクと、当該ベルクランクの上記
    コネクティングロッドと連結する側以外の端部と一端が
    回転自在に連結され、かつ、他端はシートクッションの
    後方部支持用リヤマウンティングポイントとなるリヤリ
    ンクと、上記セクタギヤレバーのギヤとかみ合うピニオ
    ンギヤと、当該ピニオンギヤと同軸上に設けられた駆動
    ノブとからなるリヤバーチカルコントロール機構を有す
    ることを特徴とするシート調整装置。
JP1720492U 1992-02-21 1992-02-21 シート調整装置 Expired - Lifetime JP2567377Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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