JP2567364Y2 - 異径ロール組替えの際のカップリング支持装置 - Google Patents

異径ロール組替えの際のカップリング支持装置

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JP2567364Y2
JP2567364Y2 JP1991102105U JP10210591U JP2567364Y2 JP 2567364 Y2 JP2567364 Y2 JP 2567364Y2 JP 1991102105 U JP1991102105 U JP 1991102105U JP 10210591 U JP10210591 U JP 10210591U JP 2567364 Y2 JP2567364 Y2 JP 2567364Y2
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JP
Japan
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saddle
coupling
roll
diameter
support device
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JP1991102105U
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秀夫 山菅
寿男 小野
俊治 佐野
正美 内
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は異径ロール組替えの際の
カップリング支持装置に関し、より詳しくは大径ロール
の組替えの際にも充分に対応できるカップリング支持装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小径ロール一種類のロール組替え
であったので、図3に示すように上カップリング1およ
び下カップリング16を同時に支持するホールダー18
をスピンドルシリンダー10で上下動させるようにして
保持する構造となっている。それぞれのカップリングは
サドル取付けボルト19により調整ライナー20に取付
けられたサドル2によって支持されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来技術に示すような
カップリング支持装置では小径ロール一種類のロール組
替えの場合には問題はあまりなかったが異径ロールの組
替え、特に大径ロールの組替えの際には上下のカップリ
ング位置が変化するため、現状の構造のままでは対応で
きない。即ち、ロール組替えの際にはロール側のカップ
リングが宙に浮くので、図4に示すように、受け装置1
8aおよび18bが必要である。しかし上下カップリン
グ1および16の中心間の距離−A寸法が一定のため、
ロール径が大きくなると上ロール21と下ロール22の
外径間の距離−B寸法隙間を確保できなくなる。また、
ロール組替えの際には、図5に示すように、レール23
上を車輪24を使ってロール組替え台車25にロールチ
ョック26および27を支持させて移動させる。ロール
チョック26および27にはそれぞれ下ロール22およ
び上ロール21が保持されている。そして、レール上面
23aのレベルは一定のため、レール上面23aと下ロ
ール中心との距離−C寸法は常に一定になっている。従
って、B寸法を小径ロールおよび大径ロールの場合共に
確保するために、大径ロールの場合にはロール組替え台
車25とロールチョック27の間にスペーサ28を入れ
て対応し、小径ロールの場合には外していた。よって、
既存のホールダー18の構造をそのままにして、スピン
ドルシリンダーのストロークを延ばして大径ロールの組
替えの際に対応しようとすると、その改造はロール組替
え台車25およびロールチョック等の周辺機器をも含め
て行わねばならず、改造範囲が多大となるという問題点
があった。そこで、小規模の範囲の改造で簡単かつ容易
に、しかも運転室から遠隔操作でカップリングを支持で
きないかという課題が生じてきた。
【0004】従って、本考案の目的は小規模の範囲の改
造で簡単かつ容易に異径ロール組替えの際のカップリン
グ支持装置を提供することにある。また、本考案の別の
目的は既存のホールダーに組み込むことができ、しかも
運転室から遠隔操作でカップリングを支持できる大径ロ
ール組替えの際のカップリング支持装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案による異径ロール組替えの際のカップリング支持
装置にあっては以下の構成とした。即ち、カップリング
を支持するためのサドルと、該サドルをスライド可能に
保持するサドル保持部材と、該サドル保持部材を一方端
に取付けられ他方の端部にアクチュエータを配設された
バランスレバーをホールダーに保持させ、このホールダ
ーをスピンドルシリンダーに保持させて、前記アクチュ
エータの作用によりサドル保持部材を動作させて、サド
ルを適切な位置にしてカップリングを支持できるように
、前記サドル保持部材内であってサドルの下面に勾配
を設けてサドルをスライドさせるようにすると共に、前
記バランスレバーの他方の端部直下にストッパーとして
ライナーを設けてバランスレバーのストロークを調節で
きるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案は上記構成であり、既存の小径ロール組
替えの際のカップリングを支持する場合、または、大径
ロール組替えの際のカップリングを支持する場合に操作
される。まず第一に、既存の小径ロール組替えの際のカ
ップリングを支持する場合について述べる。この場合
は、従来技術の場合と同様であってスピンドルシリンダ
ーを作動させて上下のカップリングをそれぞれのサドル
にて同時に支持するようにする。次に、大径ロール組替
えの際のカップリングを支持する場合には、まず、スピ
ンドルシリンダーを作動させて下カップリングをサドル
にて支持し固定する。ついで、上カップリングを支持す
るサドルをスライドさせて調整した後、バランスレバー
に設けられたアクチュエータを作動させてサドル保持部
材を上方へ動かし、サドルを適切な位置に設定して上カ
ップリングを支持する。その際、サドルの移動量はバラ
ンスレバー端の近くにストッパーとしてライナーを差し
込んで調整するようにしておく。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本考案の異径ロール組替えの際のカッ
プリング支持装置の正面図であり、図2(a)はその平
面図であり、図2(b)はそのA−A側断面図である。
図1および2において、符号1は小径ロール用カップリ
ングであり、このカップリング1はサドル2によって支
持されている。カップリング1は、図2(a)に示すよ
うに、4個のサドル2によって支持されており、それぞ
れのサドル2はサドル保持部材5に保持されている。カ
ップリング1の外径にサドル2を合わせるため、サドル
位置調整ボルト3を回してサドルスライド面4を移動さ
せ、サドル2のカップリング支持面をカップリング1の
外径に合わせてサドル位置調整ボルト3のサドル位置決
めナット6を固く締めれば、サドル2はカップリング1
を完全に支持できる。なお、サドル下面のサドルスライ
ド面4の下には、油溝を切り込んだステンレス製のスラ
イディングシート7を敷き、潤滑油を注入するのでサド
ル2はスムーズにスライドする。
【0008】また、サドル保持部材5はバランスレバー
8の一方端に取付けられ、このバランスレバー8の他方
の端部にはアクチュエーター11の取付け穴12が設け
られている。アクチュエーター11は油圧シリンダーで
構成されており、運転室にて図示していないボタンを押
すことにより電気的に信号を発して電磁弁を作動させて
油圧シリンダーを駆動させることによって、作動するよ
うになっている。そして、大径ロール組替えの際のカッ
プリング13を支持する場合にアクチュエーター11を
作動させバランスレバー8の端部を引き付けると、バラ
ンスレバー8は支点9を中心にして回動しサドル保持部
材5を持ち上げ、カップリング13の外径に合わせてサ
ドル2を支持できるようになっている。その際、バラン
スレバー8の端部の直下にストッパーとしてのライナー
14を差し込んでバランスレバー8のストロークを調整
するようにしている。なお、バランスレバー8の支点9
は既設(従来)のホールダー18に保持されており、こ
のホールダー18は図示してないスピンドルシリンダー
10に保持されている。
【0009】次に、下側のワークロール用カップリング
16の支持はサドル15をT型のボルトを用いて行う。
サドル15のボルト部分を回して、サドル15を上下に
移動させてカップリング16の外径にあわせた後、サド
ル回り止め17を既設のホールダー18の下端に接続す
ればカップリング16はサドル15によって完全に支持
され設置される。
【0010】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0011】(1)既存の小径ロール組替えの際のカッ
プリング支持 この場合は、従来技術の場合と同様であってスピンドル
シリンダー10を作動させて上下のカップリング1およ
び16をそれぞれのサドル2および15にて同時に支持
するようにする。その設定の仕方は上述のとおりであ
る。
【0012】(2)大径のロール組替えの際のカップリ
ング支持 この場合は、スピンドルシリンダー10を作動させて、
まず下カップリング16を上述のようにしてサドル15
にて支持し、つぎに、アクチュエーター11を作動させ
てバランスレバー8を支点9を中心にして回動させ、サ
ドル保持部材5を動かしてサドル2を上カップリング1
3の設定位置に合わせて支持するようになっている。
【0013】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案の異径ロ
ール組替えの際のカップリング支持装置によればサドル
のスライドによって極めて容易にサドルの高さが調整で
き、また、小径ロールの組替えの際にも容易に対応でき
る。次に、大径ロール組替えの際には、カップリング支
持機構が単なるレバー作動であるから、当初サドルの移
動量を調整しておけば運転室から遠隔操作でカップリン
グの支持ができる。かつバランスレバーの端部直下に設
けたストッパー用のライナーを挿入できるようにしてあ
るので、ロール径の増大などに対しても容易に調整でき
るようになった。さらに、このカップリング支持機構は
既存のホールダーに組み込むことが可能なので、少ない
費用で改造を行うことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の異径ロール組替えの際のカップリング
支持装置の正面図である。
【図2】本考案の異径ロール組替えの際のカップリング
支持装置の平面図とその側断面図である。
【図3】従来のロール組替えの際のカップリング支持装
置を示す正面図である。
【図4】従来行われていたカップリング支持機構の欠点
を示す図である。
【図5】従来行われていたロール組替えの際の欠点を示
す図である。
【符号の説明】
1 カップリング 2 サドル 4 サドルスライド面 5 サドル保持部材 8 バランスレバー 9 支点 10 スピンドルシリンダー 11 アクチュエーター 13 カップリング 14 ライナー 15 サドル 16 カップリング 18 ホールダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 内 正美 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1−1 新 日本製鐵株式会社 八幡製鐵所内 (56)参考文献 実開 平1−27104(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップリングを支持するためのサドル
    と、該サドルをスライド可能に保持するサドル保持部材
    と、該サドル保持部材を一方端に取付けられ他方の端部
    にアクチュエータを配設されたバランスレバーをホール
    ダーに保持させ、該ホールダーをスピンドルシリンダー
    に保持させて、前記アクチュエータの作用によりサドル
    保持部材を動作させて、サドルを適切な位置にしてカッ
    プリングを支持できるようにし、前記サドル保持部材内
    であってサドルの下面に勾配を設けてサドルをスライド
    させるようにすると共に、前記バランスレバーの他方の
    端部直下にストッパーとしてライナーを設けてバランス
    レバーのストロークを調節できるようにしたことを特徴
    とする異径ロール組替えの際のカップリング支持装置。
JP1991102105U 1991-12-11 1991-12-11 異径ロール組替えの際のカップリング支持装置 Expired - Lifetime JP2567364Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0549106U JPH0549106U (ja) 1993-06-29
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JPH05243Y2 (ja) * 1987-08-07 1993-01-06

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JPH0549106U (ja) 1993-06-29

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