JP2567284Y2 - ヒートロール定着装置の記録紙分離促進構造 - Google Patents
ヒートロール定着装置の記録紙分離促進構造Info
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- JP2567284Y2 JP2567284Y2 JP1991092373U JP9237391U JP2567284Y2 JP 2567284 Y2 JP2567284 Y2 JP 2567284Y2 JP 1991092373 U JP1991092373 U JP 1991092373U JP 9237391 U JP9237391 U JP 9237391U JP 2567284 Y2 JP2567284 Y2 JP 2567284Y2
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- heat
- roller
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子写真法を用いる画
像形成装置に用いられるヒートローラとプレスローラを
圧接配置したヒートロール定着装置であって、印字待機
時には前記ヒートローラが定着位置から退避するよう構
成されたものに於て、ヒートローラから記録紙を分離・
離間させるヒートロール定着装置の記録紙分離促進構造
に関する。
像形成装置に用いられるヒートローラとプレスローラを
圧接配置したヒートロール定着装置であって、印字待機
時には前記ヒートローラが定着位置から退避するよう構
成されたものに於て、ヒートローラから記録紙を分離・
離間させるヒートロール定着装置の記録紙分離促進構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、感光ドラム表面の感光体を露
光して潜像を形成し、この潜像にトナーを付着させて現
像(トナー像化)し、このトナー像を記録用紙に転写す
ると共に定着装置で定着させる所謂電子写真法が知られ
ている。電子写真法に於る定着装置としては、加熱され
るローラ部材(ヒートローラ)に加圧ローラを圧接配置
し、このローラ対間に未定着の記録紙を挟んで加圧・加
熱して未定着のトナーをヒートローラから加えられる熱
でトナーを加熱融着させる所謂ヒートロール定着装置を
用いるものが多い。このようなヒートロール定着装置で
は、記録紙のヒートローラからの剥離を促進し、溶融し
たトナーの粘着力等で記録紙がヒートローラに付着して
搬送不良(所謂ジャム)を生ずることを防ぐ為に、記録
紙剥離爪がヒートローラの記録紙排出側の周面に先端鋭
角部を当接させて設けられる。
光して潜像を形成し、この潜像にトナーを付着させて現
像(トナー像化)し、このトナー像を記録用紙に転写す
ると共に定着装置で定着させる所謂電子写真法が知られ
ている。電子写真法に於る定着装置としては、加熱され
るローラ部材(ヒートローラ)に加圧ローラを圧接配置
し、このローラ対間に未定着の記録紙を挟んで加圧・加
熱して未定着のトナーをヒートローラから加えられる熱
でトナーを加熱融着させる所謂ヒートロール定着装置を
用いるものが多い。このようなヒートロール定着装置で
は、記録紙のヒートローラからの剥離を促進し、溶融し
たトナーの粘着力等で記録紙がヒートローラに付着して
搬送不良(所謂ジャム)を生ずることを防ぐ為に、記録
紙剥離爪がヒートローラの記録紙排出側の周面に先端鋭
角部を当接させて設けられる。
【0003】ところで、例えばファンホールド紙と呼ば
れる送り穴付き折り畳み連続紙等の連続した記録紙に電
子写真法を利用して画像形成する画像形成装置にヒート
ロール定着装置を採用した場合、印字待機中に記録紙
(連続紙)がヒートローラとプレスローラの間に挟まれ
ていると、記録紙の同一箇所がヒートローラから加えら
れる熱で焦げ付いたり火ぶくれを起す等の不具合を生じ
る為、本出願人は先にヒートローラを定着作用位置から
(プレスローラとの圧接位置から)退避可能とすると共
に、このヒートローラの退避と連動して記録紙剥離爪が
ヒートローラから離れる側に揺動してその背面で記録紙
をヒートローラから離間する側に押圧し、印字待機中は
記録紙がヒートローラに接触しない構成を提案した。
れる送り穴付き折り畳み連続紙等の連続した記録紙に電
子写真法を利用して画像形成する画像形成装置にヒート
ロール定着装置を採用した場合、印字待機中に記録紙
(連続紙)がヒートローラとプレスローラの間に挟まれ
ていると、記録紙の同一箇所がヒートローラから加えら
れる熱で焦げ付いたり火ぶくれを起す等の不具合を生じ
る為、本出願人は先にヒートローラを定着作用位置から
(プレスローラとの圧接位置から)退避可能とすると共
に、このヒートローラの退避と連動して記録紙剥離爪が
ヒートローラから離れる側に揺動してその背面で記録紙
をヒートローラから離間する側に押圧し、印字待機中は
記録紙がヒートローラに接触しない構成を提案した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記の如
くヒートローラを退避可能とすると共にこのヒートロー
ラの退避と連動して記録紙剥離爪がヒートローラから離
れる側に揺動して記録紙をヒートローラから離間させる
ように構成したものでは、定着作用時にヒートローラの
外周面に当接している記録紙剥離爪の先端部の背面(ヒ
ートローラへの当接面と反対の面)にヒートローラの表
面に付着したトナーが溜り、印字待機時ににはこのトナ
ーが蓄積した背面で記録紙をヒートローラから離間する
側に押えることから、記録紙剥離爪の先端に記録紙がト
ナーによって接着され、画像形成再開時(定着作用再開
時)に記録紙の移動を阻害してジャムを誘発するという
問題があった。つまり、ヒートローラの表面に付着した
トナーは該ヒートローラの熱で溶融状態にあり、この溶
融トナーとヒートローラの表面に剥離性を高める為に塗
布されたシリコンオイルとが融合して粘着性が高く固化
しづらいものとなって、記録紙が極めて接着し易い状態
のものとなるものである。
くヒートローラを退避可能とすると共にこのヒートロー
ラの退避と連動して記録紙剥離爪がヒートローラから離
れる側に揺動して記録紙をヒートローラから離間させる
ように構成したものでは、定着作用時にヒートローラの
外周面に当接している記録紙剥離爪の先端部の背面(ヒ
ートローラへの当接面と反対の面)にヒートローラの表
面に付着したトナーが溜り、印字待機時ににはこのトナ
ーが蓄積した背面で記録紙をヒートローラから離間する
側に押えることから、記録紙剥離爪の先端に記録紙がト
ナーによって接着され、画像形成再開時(定着作用再開
時)に記録紙の移動を阻害してジャムを誘発するという
問題があった。つまり、ヒートローラの表面に付着した
トナーは該ヒートローラの熱で溶融状態にあり、この溶
融トナーとヒートローラの表面に剥離性を高める為に塗
布されたシリコンオイルとが融合して粘着性が高く固化
しづらいものとなって、記録紙が極めて接着し易い状態
のものとなるものである。
【0005】
【考案の目的】本考案は、上記の如き事情に鑑み、記録
紙剥離爪の先端に蓄積されたトナーに起因するジャムの
発生を防止できると共に、ヒートローラ退避時に記録紙
を確実にヒートローラから離間させることのできるヒー
トロール定着装置の記録紙分離促進構造の提供、を目的
とする。
紙剥離爪の先端に蓄積されたトナーに起因するジャムの
発生を防止できると共に、ヒートローラ退避時に記録紙
を確実にヒートローラから離間させることのできるヒー
トロール定着装置の記録紙分離促進構造の提供、を目的
とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的達成の為、本考案
に係るヒートロール定着装置の記録紙分離促進構造は、
ヒートローラの排紙側に、作用位置にあるヒートローラ
の外周面に付着した記録紙を剥離するための剥離爪と、
該剥離爪により剥離された記録紙を案内するための記録
紙押えとを設けて構成したものである。そして、剥離爪
は、ヒートローラが作用位置にある時には該ヒートロー
ラの外周面に当接する位置にあり、ヒートローラが退避
位置に移動する際に該当接位置からプレスローラ側に揺
動するよう構成されている。また、記録紙押えは、ヒー
トローラが作用位置にある時には前ヒートローラの外周
面から所定量離間した位置にあり、ヒートローラが退避
位置に移動する際に剥離爪よりもさらに揺動してプレス
ローラ側に突出するよう構成されている。
に係るヒートロール定着装置の記録紙分離促進構造は、
ヒートローラの排紙側に、作用位置にあるヒートローラ
の外周面に付着した記録紙を剥離するための剥離爪と、
該剥離爪により剥離された記録紙を案内するための記録
紙押えとを設けて構成したものである。そして、剥離爪
は、ヒートローラが作用位置にある時には該ヒートロー
ラの外周面に当接する位置にあり、ヒートローラが退避
位置に移動する際に該当接位置からプレスローラ側に揺
動するよう構成されている。また、記録紙押えは、ヒー
トローラが作用位置にある時には前ヒートローラの外周
面から所定量離間した位置にあり、ヒートローラが退避
位置に移動する際に剥離爪よりもさらに揺動してプレス
ローラ側に突出するよう構成されている。
【0007】
【考案の実施例】次に、図面に基いて本考案の実施例を
説明する。図1は、本考案に係るヒートロール定着装置
の記録紙分離促進構造の一実施例を適用した画像形成装
置の定着装置部分の概略構成を示す断面図、図2はその
ヒートローラの揺動退避構造を示す斜視図である。図示
定着装置は、ヒートローラ11とプレスローラ12とを
上下に隣接配置した定着ロール対10を、図中矢印で示
すファンホールド紙20の搬送方向に対して直交させて
配置したものである。上側のヒートローラ11は、円筒
状のローラであってその内部にハロゲンランプ等の発熱
体が挿置され、該発熱体によって所定の温度に加熱され
るようになっている。その両端は、軸13によってシャ
ーシ1に揺動可能に枢着されたホルダ30により支持さ
れており、ヒートローラ11はシャーシ1に対して揺動
移動可能となっている。又、一方側端には図示しないが
ギアが固定されており、該ギアを介して回転駆動される
ようになっている。下側のプレスローラ12は、芯金の
周囲に耐熱性を有する所定硬度のシリコンゴム等の弾性
部材層を形成したものであり、シャーシ1の所定位置に
回転自在に支持(その支持構造は図示せず)されてい
る。
説明する。図1は、本考案に係るヒートロール定着装置
の記録紙分離促進構造の一実施例を適用した画像形成装
置の定着装置部分の概略構成を示す断面図、図2はその
ヒートローラの揺動退避構造を示す斜視図である。図示
定着装置は、ヒートローラ11とプレスローラ12とを
上下に隣接配置した定着ロール対10を、図中矢印で示
すファンホールド紙20の搬送方向に対して直交させて
配置したものである。上側のヒートローラ11は、円筒
状のローラであってその内部にハロゲンランプ等の発熱
体が挿置され、該発熱体によって所定の温度に加熱され
るようになっている。その両端は、軸13によってシャ
ーシ1に揺動可能に枢着されたホルダ30により支持さ
れており、ヒートローラ11はシャーシ1に対して揺動
移動可能となっている。又、一方側端には図示しないが
ギアが固定されており、該ギアを介して回転駆動される
ようになっている。下側のプレスローラ12は、芯金の
周囲に耐熱性を有する所定硬度のシリコンゴム等の弾性
部材層を形成したものであり、シャーシ1の所定位置に
回転自在に支持(その支持構造は図示せず)されてい
る。
【0008】ヒートローラ11を支持するホルダ30
は、ヒートローラ11と略同一長さで該ヒートローラ1
1の上側に位置する連結部31の両端からアーム部32
をファンホールド紙20導入側に延設した形状を呈し、
該アーム部32の略中央で軸13によってシャーシ1に
枢支されている。又、アーム部32の先端には上方に立
上げた上辺部を内側(装置中心側)に向けて屈折したス
プリング受け33が形成されている。アーム部32の内
側には、該アーム部32を(即ちホルダ30を)枢支す
るその同じ軸13によってレバー40が揺動可能に枢支
されている。レバー40は、その長手方向略中央で軸1
3によって揺動可能に枢支されると共に、その一方側
(ファンホールド紙20導入側)の先端にカムフォロア
41が回転自在に設けられ、枢着位置(軸13)を挟む
カムフォロア41と反対側(ファンホールド紙20排紙
側)の端部に後述するシャフト50を回動操作する操作
部42が形成されている。又、ホルダ30のスプリング
受け33と対応する下側位置の下辺部位にスプリング保
持部43が外側(アーム部32側)に向けて屈折突設さ
れると共に、該スプリング保持部43の軸13側に隣接
してフック44が外側に向けて屈折突設されている。
は、ヒートローラ11と略同一長さで該ヒートローラ1
1の上側に位置する連結部31の両端からアーム部32
をファンホールド紙20導入側に延設した形状を呈し、
該アーム部32の略中央で軸13によってシャーシ1に
枢支されている。又、アーム部32の先端には上方に立
上げた上辺部を内側(装置中心側)に向けて屈折したス
プリング受け33が形成されている。アーム部32の内
側には、該アーム部32を(即ちホルダ30を)枢支す
るその同じ軸13によってレバー40が揺動可能に枢支
されている。レバー40は、その長手方向略中央で軸1
3によって揺動可能に枢支されると共に、その一方側
(ファンホールド紙20導入側)の先端にカムフォロア
41が回転自在に設けられ、枢着位置(軸13)を挟む
カムフォロア41と反対側(ファンホールド紙20排紙
側)の端部に後述するシャフト50を回動操作する操作
部42が形成されている。又、ホルダ30のスプリング
受け33と対応する下側位置の下辺部位にスプリング保
持部43が外側(アーム部32側)に向けて屈折突設さ
れると共に、該スプリング保持部43の軸13側に隣接
してフック44が外側に向けて屈折突設されている。
【0009】軸13のホルダ30のアーム部32とレバ
ー40の間には図3に示す如くトーションスプリング1
5が外挿されており、このトーションスプリング15の
延設端の一方はレバー40のフック44の上側に位置す
ると共に他端はシャーシ1の上辺を内側に屈折形成した
フック部1Aの下面に当接し、該トーションスプリング
15の復帰付勢力によってレバー40が図1に於て時計
回り方向に揺動付勢され、その端部に装着されたカムフ
ォロア41が当該カムフォロア41の下側に位置する偏
心カム2の外周カム面に当接するようになっている。
尚、図3ではホルダ30のアーム部32は省略してあ
る。又、ホルダ30のスプリング受け33とレバー40
のスプリング保持部43の間にはコイルスプリング14
が介設され、該コイルスプリング14の付勢力によって
ホルダ30がレバー40に対して反時計回り方向に(即
ちヒートローラ11保持側を下側とする方向に)揺動付
勢されると共に、スプリング受け33を貫通してスプリ
ング保持部43に固定された揺動規制ボルト16がレバ
ー40に対するホルダ30の相対揺動量(両者の角度が
広がる側の)を規制するようになっている。
ー40の間には図3に示す如くトーションスプリング1
5が外挿されており、このトーションスプリング15の
延設端の一方はレバー40のフック44の上側に位置す
ると共に他端はシャーシ1の上辺を内側に屈折形成した
フック部1Aの下面に当接し、該トーションスプリング
15の復帰付勢力によってレバー40が図1に於て時計
回り方向に揺動付勢され、その端部に装着されたカムフ
ォロア41が当該カムフォロア41の下側に位置する偏
心カム2の外周カム面に当接するようになっている。
尚、図3ではホルダ30のアーム部32は省略してあ
る。又、ホルダ30のスプリング受け33とレバー40
のスプリング保持部43の間にはコイルスプリング14
が介設され、該コイルスプリング14の付勢力によって
ホルダ30がレバー40に対して反時計回り方向に(即
ちヒートローラ11保持側を下側とする方向に)揺動付
勢されると共に、スプリング受け33を貫通してスプリ
ング保持部43に固定された揺動規制ボルト16がレバ
ー40に対するホルダ30の相対揺動量(両者の角度が
広がる側の)を規制するようになっている。
【0010】つまり、レバー40は、トーションスプリ
ング15によって時計回り方向に揺動付勢されてそのカ
ムフォロア41が偏心カム2に当接し、偏心カム2の回
転による外周カム面の変位に従って揺動駆動されると共
に、ホルダ30は、このレバー40の揺動にコイルスプ
リング14又は揺動規制ボルト16を介して連動揺動す
るようになっているものである。そして、図1に示す如
くカムフォロア41が偏心カム2の外周カム面の回転中
心からの変位が最も大きい位置に当接する状態(カムフ
ォロア41が最も上側に位置する状態)では、ヒートロ
ーラ11の外周がプレスローラ12の外周に当接し、こ
のヒートローラ11のプレスローラ12への当接以降の
レバー40の揺動によってコイルスプリング14が所定
量圧縮変形して当該コイルスプリング14の復帰力でヒ
ートローラ11をプレスローラ12に所定の押圧力で圧
接して定着作用状態となる。一方、カムフォロア41が
偏心カム2の外周カム面の回転中心からの変位が最も小
さい位置に当接する状態(カムフォロア41が最も下側
に位置する状態)では、レバー40の図中時計回り方向
の揺動にホルダ30が揺動規制ボルト16を介して連動
し、その保持するヒートローラ11はプレスローラ12
から上側に所定間隔遊離する退避状態となるようになっ
ている。偏心カム2は、当該ヒートロール定着装置を備
えた電子写真プリンタの図示しない制御装置によって回
転駆動制御され、印字時(画像形成時)には図1に示す
如くヒートローラ11を所定押圧力でプレスローラ12
に圧接した定着作用状態とすると共に、印字待機時には
ヒートローラ11がプレスローラ12から上方に遊離し
た退避状態となるように作動制御されるものである。
ング15によって時計回り方向に揺動付勢されてそのカ
ムフォロア41が偏心カム2に当接し、偏心カム2の回
転による外周カム面の変位に従って揺動駆動されると共
に、ホルダ30は、このレバー40の揺動にコイルスプ
リング14又は揺動規制ボルト16を介して連動揺動す
るようになっているものである。そして、図1に示す如
くカムフォロア41が偏心カム2の外周カム面の回転中
心からの変位が最も大きい位置に当接する状態(カムフ
ォロア41が最も上側に位置する状態)では、ヒートロ
ーラ11の外周がプレスローラ12の外周に当接し、こ
のヒートローラ11のプレスローラ12への当接以降の
レバー40の揺動によってコイルスプリング14が所定
量圧縮変形して当該コイルスプリング14の復帰力でヒ
ートローラ11をプレスローラ12に所定の押圧力で圧
接して定着作用状態となる。一方、カムフォロア41が
偏心カム2の外周カム面の回転中心からの変位が最も小
さい位置に当接する状態(カムフォロア41が最も下側
に位置する状態)では、レバー40の図中時計回り方向
の揺動にホルダ30が揺動規制ボルト16を介して連動
し、その保持するヒートローラ11はプレスローラ12
から上側に所定間隔遊離する退避状態となるようになっ
ている。偏心カム2は、当該ヒートロール定着装置を備
えた電子写真プリンタの図示しない制御装置によって回
転駆動制御され、印字時(画像形成時)には図1に示す
如くヒートローラ11を所定押圧力でプレスローラ12
に圧接した定着作用状態とすると共に、印字待機時には
ヒートローラ11がプレスローラ12から上方に遊離し
た退避状態となるように作動制御されるものである。
【0011】ヒートローラ11の排紙側には、シャフト
50が該ヒートローラ11と平行に配置されており、該
シャフト50に、その平面図を図4に背面図を図5に夫
々示す如く剥離爪60と記録紙押え70が装着されてい
る。又、シャフト50の下側(即ちプレスローラ12の
排紙側)には、薄肉のリブを間欠的に並設して形成され
た下部排紙ガイド17が設けられている。シャフト50
は、当該画像形成装置の本体に下端でピン3により枢着
されて図中反時計回りに揺動開成可能に装着されている
排紙カバー80に、所定範囲回動可能に保持されると共
に、図2に示す如く一方側端に巻回装着されたスプリン
グ51によって図1中時計回り方向に回動付勢され、
又、そのスプリング51装着側とは反対側の端部に、該
シャフト50と直角にアーム52が装着されている。こ
のアーム52のヒートローラ11側に、スペーサ部材8
1がその上端部で排紙カバー80に揺動自在に枢着され
ており、該スペーサ部材81はレバー40のカムフォロ
ア41が偏心カム2の外周カム面の変位が最も大きい位
置に当接した定着作用状態に於て、レバー40の操作部
42がそのヒートローラ11側の面に当接して時計回り
方向に回動され、背面側がアーム52を押圧してシャフ
ト50をスプリング51の付勢力に抗して反時計回り方
向に回動させるようになっている。
50が該ヒートローラ11と平行に配置されており、該
シャフト50に、その平面図を図4に背面図を図5に夫
々示す如く剥離爪60と記録紙押え70が装着されてい
る。又、シャフト50の下側(即ちプレスローラ12の
排紙側)には、薄肉のリブを間欠的に並設して形成され
た下部排紙ガイド17が設けられている。シャフト50
は、当該画像形成装置の本体に下端でピン3により枢着
されて図中反時計回りに揺動開成可能に装着されている
排紙カバー80に、所定範囲回動可能に保持されると共
に、図2に示す如く一方側端に巻回装着されたスプリン
グ51によって図1中時計回り方向に回動付勢され、
又、そのスプリング51装着側とは反対側の端部に、該
シャフト50と直角にアーム52が装着されている。こ
のアーム52のヒートローラ11側に、スペーサ部材8
1がその上端部で排紙カバー80に揺動自在に枢着され
ており、該スペーサ部材81はレバー40のカムフォロ
ア41が偏心カム2の外周カム面の変位が最も大きい位
置に当接した定着作用状態に於て、レバー40の操作部
42がそのヒートローラ11側の面に当接して時計回り
方向に回動され、背面側がアーム52を押圧してシャフ
ト50をスプリング51の付勢力に抗して反時計回り方
向に回動させるようになっている。
【0012】剥離爪60は、円筒状の基部61から先端
が鋭角の爪部62が基部61の径方向に延設されると共
に反対側には操作部63が延設され、該操作部63の先
端には位置規制当接部63Aが左右に突設形成されてい
る。そして、基部61でシャフト50に遊嵌されると共
にシャフト50に径方向に嵌挿されたピン54を基部6
1の側面に形成された扇型の凹部64内に位置させるこ
とによりシャフト50に対して所定角度範囲相対回動可
能として装着され、シャフト50のファンホールド紙2
0の中心を対称中心とする左右二箇所に設けられてい
る。記録紙押え70は、その拡大側面図を図6に示す如
く、剥離爪60と略同様に、円筒状の基部71から先端
が平坦な平坦部72Aとして形成された記録紙押え部7
2が基部71の径方向に延設されると共に、該記録紙押
え部72の下面にその幅方向中央に肉薄のリブ72Bが
突設され、更に、記録紙押え部72の反対側に位置規制
突起73が延設されて形成されており、基部71がシャ
フト50に外挿されてシャフト50に対して相対回転不
能に固定され、剥離爪60,60の夫々外側に隣接して
設けられている。尚、図1及び図84に於て記録紙押え
70の外形は記緑紙押え部72の先端部とリブ72Bの
下面が異なる以外は殆ど剥離爪60と重なっているもの
である。又、シャフト50に外挿されたスプリング53
の端部が、夫々剥離爪60の操作部の上面と記録紙押え
70の記録紙押え部72の上面に位置しており、該スプ
リング53の復帰力で剥離爪60はシャフト50に対し
てその爪部62の先端がヒートローラ11と接近する方
向(図1中反時計回り)に回動付勢されている。
が鋭角の爪部62が基部61の径方向に延設されると共
に反対側には操作部63が延設され、該操作部63の先
端には位置規制当接部63Aが左右に突設形成されてい
る。そして、基部61でシャフト50に遊嵌されると共
にシャフト50に径方向に嵌挿されたピン54を基部6
1の側面に形成された扇型の凹部64内に位置させるこ
とによりシャフト50に対して所定角度範囲相対回動可
能として装着され、シャフト50のファンホールド紙2
0の中心を対称中心とする左右二箇所に設けられてい
る。記録紙押え70は、その拡大側面図を図6に示す如
く、剥離爪60と略同様に、円筒状の基部71から先端
が平坦な平坦部72Aとして形成された記録紙押え部7
2が基部71の径方向に延設されると共に、該記録紙押
え部72の下面にその幅方向中央に肉薄のリブ72Bが
突設され、更に、記録紙押え部72の反対側に位置規制
突起73が延設されて形成されており、基部71がシャ
フト50に外挿されてシャフト50に対して相対回転不
能に固定され、剥離爪60,60の夫々外側に隣接して
設けられている。尚、図1及び図84に於て記録紙押え
70の外形は記緑紙押え部72の先端部とリブ72Bの
下面が異なる以外は殆ど剥離爪60と重なっているもの
である。又、シャフト50に外挿されたスプリング53
の端部が、夫々剥離爪60の操作部の上面と記録紙押え
70の記録紙押え部72の上面に位置しており、該スプ
リング53の復帰力で剥離爪60はシャフト50に対し
てその爪部62の先端がヒートローラ11と接近する方
向(図1中反時計回り)に回動付勢されている。
【0013】而して、上記の如く構成された定着装置で
は、前述の如く偏心カム2の回転によるレバー40及び
ホルダ30の揺動駆動によって、印字時にはヒートロー
ラ11を定着作用位置として定着作用を行なうと共に、
印字待機時には所定量上方に退避させる。定着作用位置
では、プレスローラ12が所定押圧力でヒートローラ1
1に押圧付勢されると共にヒートローラ11が回転駆動
され、両ローラ11,12に挟まれたファンホールド紙
20を加圧・加熱して定着作用を行ないつつファンホー
ルド紙20を搬送駆動して排紙する。
は、前述の如く偏心カム2の回転によるレバー40及び
ホルダ30の揺動駆動によって、印字時にはヒートロー
ラ11を定着作用位置として定着作用を行なうと共に、
印字待機時には所定量上方に退避させる。定着作用位置
では、プレスローラ12が所定押圧力でヒートローラ1
1に押圧付勢されると共にヒートローラ11が回転駆動
され、両ローラ11,12に挟まれたファンホールド紙
20を加圧・加熱して定着作用を行ないつつファンホー
ルド紙20を搬送駆動して排紙する。
【0014】ヒートローラ11が定着作用位置にある時
には、前述の如くレバー40の操作部42がスペーサ部
材81を介してシャフト50のアーム52を押圧し、シ
ャフト50を反時計回りに所定角度回動させる。この回
動によって剥離爪60の爪部62の先端がヒートローラ
11の表面に当接し、剥離爪60はスプリング53の復
帰力に抗してシャフト50に対して時計回り方向に相対
回動することとなり、従って、剥離爪60は図7に示す
如くスプリング53の付勢力による所定の押圧力でヒー
トローラ11に押圧されることとなる。この時、剥離爪
60の先端部の下面62Aはファンホールド紙20の搬
送経路と略等しく略水平となり、又、記録紙押え70
は、その先端平坦部72Aがヒートローラ11と所定間
隔離れて対向すると共に、そのリブ72Bの下面は剥離
爪60の先端部下面62Aの排紙側に隣接して位置す
る。これにより、定着作用を終えたファンホールド紙2
0がトナーの粘着力等によってヒートローラ11に接着
していたような場合でも、剥離爪60によって剥離さ
れ、剥離されたファンホールド紙20は、剥離爪60の
下面62Aから記録紙押え70のリブ72Bの下面に沿
って移動し(搬送され)、排出されるものである。この
時、記録紙押え70はヒートローラ11に非接触であっ
て温度の上昇もなく、剥離爪60の下面にトナーが蓄積
しても記録紙押え70の下面にトナーが蓄積することは
ない。又、記録紙押え70は肉薄のリブ72Bの下面で
ファンホールド紙20の移動を案内する為、このリブ7
2Bの下面にファンホールド紙20の表面の定着後のト
ナーの盛り上った部位が引っ掛る虞は極めて少ない。
には、前述の如くレバー40の操作部42がスペーサ部
材81を介してシャフト50のアーム52を押圧し、シ
ャフト50を反時計回りに所定角度回動させる。この回
動によって剥離爪60の爪部62の先端がヒートローラ
11の表面に当接し、剥離爪60はスプリング53の復
帰力に抗してシャフト50に対して時計回り方向に相対
回動することとなり、従って、剥離爪60は図7に示す
如くスプリング53の付勢力による所定の押圧力でヒー
トローラ11に押圧されることとなる。この時、剥離爪
60の先端部の下面62Aはファンホールド紙20の搬
送経路と略等しく略水平となり、又、記録紙押え70
は、その先端平坦部72Aがヒートローラ11と所定間
隔離れて対向すると共に、そのリブ72Bの下面は剥離
爪60の先端部下面62Aの排紙側に隣接して位置す
る。これにより、定着作用を終えたファンホールド紙2
0がトナーの粘着力等によってヒートローラ11に接着
していたような場合でも、剥離爪60によって剥離さ
れ、剥離されたファンホールド紙20は、剥離爪60の
下面62Aから記録紙押え70のリブ72Bの下面に沿
って移動し(搬送され)、排出されるものである。この
時、記録紙押え70はヒートローラ11に非接触であっ
て温度の上昇もなく、剥離爪60の下面にトナーが蓄積
しても記録紙押え70の下面にトナーが蓄積することは
ない。又、記録紙押え70は肉薄のリブ72Bの下面で
ファンホールド紙20の移動を案内する為、このリブ7
2Bの下面にファンホールド紙20の表面の定着後のト
ナーの盛り上った部位が引っ掛る虞は極めて少ない。
【0015】尚、上記の如く剥離爪60と記録紙押え7
0が正規位置にある時、剥離爪60の操作部63の位置
規制当接部63A、及び記録紙押え70の位置規制突起
73の下側には、排紙カバー80に内面に突設されたス
トッパ突起82が位置すると共に、該ストッパ突起82
の上面と位置規制当接部63A及び位置規制突起73の
下面とは僅かな間隔となるように設定されており、剥離
爪60及び記録紙押え70の先端がそれ以上ヒートロー
ラ11側となる方向の揺動は、位置規制当接部63A及
び位置規制突起73がストッパ突起82に当接すること
で規制されるようになっている。これにより、ジャムを
生じたファンホールド紙20が剥離爪60の先端62A
や記録紙押え70のリブ72Bの下面と下部排紙ガイド
17との間に詰まることによって剥離爪60や記録紙押
え70がヒートローラ11の周面に過剰な力で押圧され
てヒートローラ11を傷付けることのないようになって
いる。更に、記録紙押え70は、その先端平坦部72A
がヒートローラ11に対向している為、万一ヒートロー
ラ11に接触してもヒートローラ11を傷付ける虞がな
いようになっているものである。
0が正規位置にある時、剥離爪60の操作部63の位置
規制当接部63A、及び記録紙押え70の位置規制突起
73の下側には、排紙カバー80に内面に突設されたス
トッパ突起82が位置すると共に、該ストッパ突起82
の上面と位置規制当接部63A及び位置規制突起73の
下面とは僅かな間隔となるように設定されており、剥離
爪60及び記録紙押え70の先端がそれ以上ヒートロー
ラ11側となる方向の揺動は、位置規制当接部63A及
び位置規制突起73がストッパ突起82に当接すること
で規制されるようになっている。これにより、ジャムを
生じたファンホールド紙20が剥離爪60の先端62A
や記録紙押え70のリブ72Bの下面と下部排紙ガイド
17との間に詰まることによって剥離爪60や記録紙押
え70がヒートローラ11の周面に過剰な力で押圧され
てヒートローラ11を傷付けることのないようになって
いる。更に、記録紙押え70は、その先端平坦部72A
がヒートローラ11に対向している為、万一ヒートロー
ラ11に接触してもヒートローラ11を傷付ける虞がな
いようになっているものである。
【0016】又、本実施例では排紙カバー80が画像形
成装置の本体に下端でピン3により揺動可能に枢着され
ているが、この排紙カバー80を図7中反時計回りに揺
動させた時、剥離爪60のスプリング53の付勢力によ
る反時計回りに回動は、位置規制当接部63Aがストッ
パ突起82に当接することで規制され、剥離爪60がヒ
ートローラ11と干渉して排紙カバー80が復帰不能と
なることはないようになっているものである。
成装置の本体に下端でピン3により揺動可能に枢着され
ているが、この排紙カバー80を図7中反時計回りに揺
動させた時、剥離爪60のスプリング53の付勢力によ
る反時計回りに回動は、位置規制当接部63Aがストッ
パ突起82に当接することで規制され、剥離爪60がヒ
ートローラ11と干渉して排紙カバー80が復帰不能と
なることはないようになっているものである。
【0017】印字待機時に於てヒートローラ11が定着
作用位置から上方に退避すると、レバー40の操作部4
2によるスペーサ部材81を介してのアーム52の押圧
が解除され、シャフト50はスプリング51の付勢力で
図7中時計回りに回動して自由状態に復帰する。同時
に、剥離爪60はスプリング53の付勢力でシャフト5
0に対してビン54が凹部64内を移動可能な範囲で反
時計回りに回動し、剥離爪60は両者の移動量を合成し
た角度、シャフト50を中心として揺動する。本実施例
では、その先端がヒートローラ11の周面に当接してい
る位置より僅かにプレスローラ12に揺動し、結果とし
て、図8に示す如くその先端とヒートローラ11の周面
とは十分離間することとなる。
作用位置から上方に退避すると、レバー40の操作部4
2によるスペーサ部材81を介してのアーム52の押圧
が解除され、シャフト50はスプリング51の付勢力で
図7中時計回りに回動して自由状態に復帰する。同時
に、剥離爪60はスプリング53の付勢力でシャフト5
0に対してビン54が凹部64内を移動可能な範囲で反
時計回りに回動し、剥離爪60は両者の移動量を合成し
た角度、シャフト50を中心として揺動する。本実施例
では、その先端がヒートローラ11の周面に当接してい
る位置より僅かにプレスローラ12に揺動し、結果とし
て、図8に示す如くその先端とヒートローラ11の周面
とは十分離間することとなる。
【0018】一方、記録紙押え70は、シャフト50の
回転に伴なって揺動し、その結果、当該記録紙押え70
のリブ72Bの下面が剥離爪60の下面62Aより下側
(下部排紙ガイド17側)に位置し、このリブ72Bの
下面でファンホールド紙20を下部排紙ガイド17の上
面との間に挟むように作用する。これによってファンホ
ールド紙20の弛み等が生じても、退避したヒートロー
ラ11にファンホールド紙20が当接し続けることを確
実に阻止すると共に、剥離爪60の下面にファンホール
ド紙20が当接し続けることを防ぐことができる。これ
により、剥離爪60の爪部62先端部の裏面(下面62
A)にトナーが蓄積していても、この蓄積トナーによっ
てファンホールド紙20が剥離爪60に接着することは
なく、これに起因するファンホールド紙20の搬送不良
によってジャムが生ずることはなく、又、ファンホール
ド紙20が剥離爪60の爪部62先端部の裏面に蓄積し
たトナーによって汚れてしまうこともないものである。
回転に伴なって揺動し、その結果、当該記録紙押え70
のリブ72Bの下面が剥離爪60の下面62Aより下側
(下部排紙ガイド17側)に位置し、このリブ72Bの
下面でファンホールド紙20を下部排紙ガイド17の上
面との間に挟むように作用する。これによってファンホ
ールド紙20の弛み等が生じても、退避したヒートロー
ラ11にファンホールド紙20が当接し続けることを確
実に阻止すると共に、剥離爪60の下面にファンホール
ド紙20が当接し続けることを防ぐことができる。これ
により、剥離爪60の爪部62先端部の裏面(下面62
A)にトナーが蓄積していても、この蓄積トナーによっ
てファンホールド紙20が剥離爪60に接着することは
なく、これに起因するファンホールド紙20の搬送不良
によってジャムが生ずることはなく、又、ファンホール
ド紙20が剥離爪60の爪部62先端部の裏面に蓄積し
たトナーによって汚れてしまうこともないものである。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように、本考案に係るヒート
ロール定着装置の記録紙分離促進構造によれば、記録紙
剥離爪とは独立して記録紙押えを設けたことにより、記
録紙剥離爪の先端に蓄積されたトナーに起因するジャム
の発生や記録紙の汚れを防止できると共に、ヒートロー
ラ退避時に記録紙を確実にヒートローラから離間させる
ことができるものである。
ロール定着装置の記録紙分離促進構造によれば、記録紙
剥離爪とは独立して記録紙押えを設けたことにより、記
録紙剥離爪の先端に蓄積されたトナーに起因するジャム
の発生や記録紙の汚れを防止できると共に、ヒートロー
ラ退避時に記録紙を確実にヒートローラから離間させる
ことができるものである。
【図1】本考案に係るヒートロール定着装置の記録紙分
離促進構造の一実施例を適用した画像形成装置の定着装
置部分の概略構成を示す断面図。
離促進構造の一実施例を適用した画像形成装置の定着装
置部分の概略構成を示す断面図。
【図2】ヒートローラの揺動退避構造を示す斜視図。
【図3】レバーの揺動付勢構造を示す斜視図。
【図4】剥離爪及び記録紙押え部分の平面図。
【図5】剥離爪及び記録紙押えの背面図。
【図6】記録紙押えの拡大側面図
【図7】剥離爪及び記録紙押えの作動状態説明図
【図8】剥離爪及び記録紙押えの作動状態説明図
11…ヒートローラ 12…プレスローラ 20…ファンホールド紙(記録紙) 50…シャフト(軸) 60…剥離爪 70…記録紙押え
Claims (2)
- 【請求項1】ヒートローラとプレスローラを圧接配置し
て成るヒートロール定着装置であって、ヒートローラ
が、定着作用を行う作用位置と該作用位置から退避した
退避位置との間で移動するよう構成されたものに於て、 前記ヒートローラの排紙側に、作用位置にあるヒートロ
ーラの外周面に付着した記録紙を剥離するための剥離爪
と、該剥離爪により剥離された記録紙を案内するための
記録紙押えとを設け、 前記剥離爪は、前記ヒートローラが作用位置にある時に
は該ヒートローラの外周面に当接する位置にあり、前記
ヒートローラが退避位置に移動する際に該当接位置から
プレスローラ側に揺動するよう構成され、 前記記録紙押えは、前記ヒートローラが作用位置にある
時には該ヒートローラの外周面から所定量離間した位置
にあり、前記ヒートローラが退避位置に移動する際に前
記剥離爪よりもさらに揺動してプレスローラ側に突出す
るよう構成された こと、を特徴とするヒートロール定着
装置の記録紙分離促進構造。 - 【請求項2】上記剥離爪と上記記録紙押えとが同一軸に
揺動可能に支持されていること、を特徴とする請求項1
に記載のヒートロール定着装置の記録紙分離促進構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991092373U JP2567284Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | ヒートロール定着装置の記録紙分離促進構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991092373U JP2567284Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | ヒートロール定着装置の記録紙分離促進構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0520073U JPH0520073U (ja) | 1993-03-12 |
JP2567284Y2 true JP2567284Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=14052625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991092373U Expired - Lifetime JP2567284Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | ヒートロール定着装置の記録紙分離促進構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567284Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006308783A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置及びこれを用いた画像形成装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4596128B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2010-12-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
JP6103116B1 (ja) * | 2016-07-08 | 2017-03-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置および定着装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6149372U (ja) * | 1984-09-04 | 1986-04-02 | ||
JPH048443Y2 (ja) * | 1986-09-09 | 1992-03-03 |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP1991092373U patent/JP2567284Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006308783A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置及びこれを用いた画像形成装置 |
JP4729966B2 (ja) * | 2005-04-27 | 2011-07-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置及びこれを用いた画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0520073U (ja) | 1993-03-12 |
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