JP4596128B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱ロールを有する定着装置、及びこの定着装置を有するプリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関する。
この種の定着装置においては、加熱ロールからシートを剥離するための剥離爪と、この剥離爪により剥離されたシートを案内するガイドとを設け、シートの剥離・整流を行っている。剥離爪に近接する位置に直線状ガイドを配置し、剥離爪から離れた位置に折れ曲げガイドを配置し、シートのカール等を矯正するようにしたものが知られている(特許文献1)。また、剥離爪と一体にガイドを形成し、剥離爪により剥離された直後のシートをガイドに沿って案内し、剥離爪先端部に付着したオイル等がシートに移転するのを防止したものが知られている(特許文献2)。
特開平5−210328号公報 特開平5−210332号公報
通常、シートを案内するガイドは、定着装置の出口部分に設けられたバッフルに形成されている。コストダウンのためにバッフルを加熱ロールを収納している筐体と一体にし、筐体自身にバッフル機能を持たせることが考えられる。
しかしながら、筐体がフレーム機能とバッフル機能とを兼ねているため、剥離・整流性能は十分ではなく、用紙の種類によっては先端ダメージ、ドッグイヤー、紙詰まり等が発生する。
本発明は、コストダウンを図りつつ、シートの剥離・整流性能を向上させることができる定着装置及び画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴とするところは、加熱ロールと、この加熱ロールを収納する筐体とを有し、シートを案内する第1のバッフルが前記筐体に設けられ、シートを案内する第2のバッフルが前記筐体に回動自在に設けられ、シートを前記加熱ロールから剥離する剥離爪が前記第2のバッフルに一体に設けられてなる定着装置にある。第1のバッフルを筐体に設け、第2のバッフルに剥離爪を一体に設けたので、部品点数を削減してコストダウンが図られると共に、第2のバッフルによりバッフル機能を強化することができ、シートの剥離・整流性能を向上させることができる。
好適には、前記第2のバッフルは2つの支持部を介して前記筐体に支持され、前記2つの支持部の間に前記剥離爪が配置される。2つの支持部と剥離爪先端との3点で剥離爪の位置が決まり、剥離爪と加熱ロールとの間にギャップを生じさせることがない。
本発明の第2の特徴とするところは、加熱ロールと、この加熱ロールを収納する筐体とを有し、シートを案内する第1のバッフルが前記筐体に設けられ、シートを前記加熱ロールから剥離する第1の剥離爪が前記筐体に設けられ、シートを案内する第2のバッフルが前記筐体に回動自在に設けられ、シートを前記加熱ロールから剥離する第2の剥離爪が前記第2のバッフルに一体に設けられてなる定着装置にある。したがって、加熱ロールからのシートを第1の剥離爪と第2の剥離爪との双方で剥離するので、剥離性能をより向上させることができる。
好適には、前記第2のバッフルは前記第1の剥離爪を介して回動自在に支持される。第2のバッフルを支持するための支持部を特別に設ける必要がなく、部品点数を少なくすることができる。
本発明の第3の特徴とするところは、加熱ロールと、この加熱ロールを収納する筐体とを有し、シートを案内する第1のバッフルが前記筐体に設けられ、シートを前記加熱ロールから剥離する第1の剥離爪が前記筐体に設けられ、シートを前記加熱ロールから剥離する第2の剥離爪が一体に設けられてシートを案内する第2のバッフルが前記第1の剥離爪と交換自在としてなる定着装置にある。例えば用紙幅が変更されるような場合には、第1の剥離爪の代わりに第2のバッフルを筐体に取り付けることにより、用紙幅に対応した剥離・整流性能を得ることができる。
好適には、前記第1の剥離爪を回動自在に支持する支持部が前記筐体に設けられ、この支持部に前記第2のバッフルを支持するように構成する。第2のバッフルを支持するための支持部を特別に設ける必要がなく、部品点数を少なくすることができる。
本発明の第4の特徴とするところは、加熱ロールと、この加熱ロールを収納する筐体とを有し、シートを案内する第1のバッフルが前記筐体に設けられ、シートを前記加熱ロールから剥離する第2の剥離爪が一体に設けられてシートを案内する第2のバッフルが前記筐体に設けられ、シートを前記加熱ロールから剥離する第1の剥離爪が前記第2のバッフルと交換自在としてなる定着装置にある。例えば用紙幅が変更されるような場合には、第2のバッフルの代わりに第1の剥離爪を筐体に取り付けることにより、用紙幅に対応した剥離・整流性能を得ることができる。
好適には、前記第2のバッフルを回動自在に支持する支持部が前記筐体に設けられ、この支持部に前記第1の剥離爪を支持するように構成する。第1の剥離爪を支持するための支持部を特別に設ける必要がなく、部品点数を少なくすることができる。
本発明の第5の特徴とするところは、加熱ロールと、この加熱ロールを収納する筐体とを有し、シートを案内する第1のバッフルが前記筐体に設けられ、シートを前記加熱ロールから剥離する第1の剥離爪と、シートを前記加熱ロールから剥離する第2の剥離爪が一体に設けられてシートを案内する第2のバッフルとのいずれか一方が選択的に前記筐体に設けられてなる定着装置にある。例えば用紙幅が変更されるような場合には、第1の剥離爪と第2のバッフルとを選択して筐体に取り付け、用紙幅に対応した剥離・整流性能を得ることができる。
好適には、前記第1の剥離爪と第2の剥離爪とは、加熱ロールの軸方向位置が異なるように構成される。例えば用紙幅が変更される場合、第1の剥離爪と第2のバッフルとを選択することにより、剥離爪の位置を用紙幅に対応して調節することができ、より的確な剥離・整流性能を得ることができる。
好適には、前記第2の剥離爪は前記第1の剥離爪よりも加熱ロールの軸方向中心近くに配置される。第1の剥離爪の代わりに第2のバッフルを筐体に取り付けることにより、幅が小さい用紙に対応することができる。
好適には、前記第2の剥離爪は複数あり、複数の第2の剥離爪間の距離が7.5cmから21.5cmである。送り方向と直角方向の用紙幅が3inchから8.5inchのような特殊紙に対しても十分な剥離・整流性能を得ることができる。
また、好適には、前記第2のバッファは飛び出し量が異なる少なくとも2つの剥離爪を有し、該少なくとも2つの剥離爪は、飛び出し量が多い方がシート搬送方向上流側に、飛び出し量が少ない方が下流側に配置されるよう該剥離爪の先端位置が設定されてなる。少なくとも2つの剥離爪の飛び出し量が異なると、そのうちの一つが加熱ロールとの間にギャップを生じるが、飛び出し量が少ない方を下流側に配置したので、シートがギャップに入り込むのを防止することができる。
本発明は、上述した特徴をもつ定着装置を有する画像形成装置を含むものである。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12内に像形成手段14が搭載され、この画像形成装置本体12の上部に排出部16が設けられていると共に、この画像形成装置本体12の下部に例えば2段の給紙ユニット18,18が配置できるようになっている。
それぞれの給紙ユニット18は、給紙ユニット本体20と、記録媒体が収納される給紙カセット22とを有する。給紙カセット22は、給紙ユニット本体20に対して摺動自在に装着され、正面方向(図1の右方向)に引き出される。また、給紙カセット22の奥端近傍上部にはピックアップロール24が配置され、このピックアップロール24の後方にリタードロール26及びフィードロール28が配置されている。
搬送路32は、最下端の給紙ユニット18のピックアップロール24から排出口34までの記録媒体通路であり、この搬送路32は、画像形成装置本体12の裏面(図1の左側面)近傍にあって、最下端の給紙ユニット18のピックアップロール24から後述する定着装置36まで略鉛直に形成されている部分を有する。この搬送路32の定着装置36の上流側に後述する転写装置42と像担持体44が配置され、さらに転写装置42と像担持体44の上流側にレジストロール38が配置されている。さらに、搬送路32の排出口34の近傍には排出ロール40が配置されている。
したがって、給紙ユニット18の給紙カセット22からピックアップロール24により送り出された記録媒体は、リタードロール26及びフィードロール28により捌かれて搬送路32に導かれ、レジストロール38により一次停止され、タイミングをとって後述する転写装置42と像担持体44との間を通って現像剤像が転写され、この転写された現像剤像が定着装置36により定着され、排出ロール40により排出口34から排出部16へ排出される。
ただし、両面印刷の場合は、反転路に戻される。即ち、搬送路32の排出ロール40の手前は2股に別れ、その分かれた部分に切換爪46が設けられていると共に、分かれた部分からレジストロール38まで戻る反転路48が形成されている。この反転路48には搬送ロール50a〜50cが設けられており、両面印刷の場合には、切換爪46が反転路48を開く側に切り換えられ、排出ロール40に記録媒体の後端手前がかかる時点で排出ロール40が反転し、記録媒体が反転路48に導かれ、レジストロール38、転写装置42と像担持体44及び定着装置36を通って排出口34から排出部16へ排出されるものである。
像形成手段14は電子写真方式のもので、感光体からなる像担持体44と、この像担持体44を一様帯電する例えば帯電ロールからなる帯電装置56と、この帯電装置56により帯電された像担持体44に、光により潜像を書き込む光書込み装置58と、この光書込み装置58により形成された像担持体44の潜像をトナーにより可視化するよう現像ロールを有する現像装置60と、この現像装置60によるトナー像を記録媒体に転写する例えば転写ロールからなる転写装置42と、像担持体44に残存するトナーをクリーニングするクリーニング装置62と、転写装置42により転写された記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着させる定着装置36とから構成されている。光書込み装置58は例えば走査型のレーザ露光装置からなり、後述するプロセスカートリッジ64を横切り、像担持体44に潜像を形成する。
なお、光書込み装置58は、他の実施形態としてLEDや面発光レーザ等を用いることができる。
プロセスカートリッジ64は、像担持体44、帯電装置56、現像装置60及びクリーニング装置62を一体化したものであり、これらを一体として交換できるようになっている。このプロセスカートリッジ64は、排出部16を開くことにより、画像形成装置本体12から取り出すことができる。
図2において、定着装置36の詳細が示されている。定着装置36は、加圧ロールユニット66と加熱ロールユニット68とが互いに結合されて構成されている。加圧ロールユニット66は、加圧ロール70と、この加圧ロール70を収納し、回転自在に支持する第1の筐体72とを有する。
加圧ロール70は、ステンレス又は鉄等からなる回転軸74と、この回転軸74を軸として回転する耐熱弾性層76と、この耐熱弾性層76の周囲を覆う被覆層78とを有する。耐熱弾性層76は、肉厚が例えば6〜8mmのシリコンスポンジ(アスカーC硬度:40度)からなり、被覆層78は、導電性材料、例えば導電性のパーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)からなり、膜厚が例えば30〜100μmである。
加熱ロールユニット68は、加熱ロール80と、この加熱ロール80を収納している第2の筐体82とから構成されている。加熱ロール68は、円筒状のロール部84と、このロール部84内に配置されたヒータ86とを有する。ロール部84は、図示しない加熱ロール用軸受けを介して回転自在であるよう第2の筺体82に支持されている。また、ロール部84は、例えば鉄やアルミニウムからなるコア88と、このコア88に被覆又は塗布された離型層90とからなり、コア88は、外形が例えば25mm、肉厚が例えば0.1〜1.5mmである。離型層90は、絶縁性で離型性の優れた材料、例えばPFAからなり、膜厚が例えば30〜100μmである。ロール部84には、後述する複数(例えば5個)の第1の剥離爪92が当接している。ヒータ86は、例えば2本のランプから構成され、該ランプの両端が第2の筺体82に固定されている。また、第2の筐体82の反加圧ロール側にはサーモスタット94が加熱ロール80に対向して設けられている。
上記第1の筐体72と第2の筐体82とは、それぞれ樹脂から構成され、互いの開放面が向き合い、図示しないコイルばねを介して結合されている。このコイルばねにより加圧ロール70と加熱ロール68のロール部84とが加圧接触し、加圧ロール70の耐熱弾性層76が圧縮されてニップ部96が形成されている。
このニップ部96の上流側で第1の筺体72には、例えばステンレス等の導電性材料からなるインレットシュート98が固定されている。このインレットシュート98にシートが案内され、シートの先端がニップ部96に導かれるようになっている。また、ニップ部96の後流側で第1の筺体72にはアウトレットシュート100が回動自在に設けられている。このアウトレットシュート100は、シートが通過しないときは第2の筐体82に設けられた第1のバッフル102に当接し、シートが通過するときはシートにより開かれてシートを案内する。
図3及び図4において、加熱ロールユニット68の詳細が示されている。加熱ロール80のロール部84の両側には軸受け104,104が配置されており、この軸受け104,104を介してロール部84が第2の筐体82に回転自在に支持されている。また、ロール部84の一端には従動歯車106が設けられ、この従動歯車106を介してロール部84が駆動されるようになっている。さらに前述したヒータ86は、固定部材108,108を介して第2の筐体82に固定されている。
第1のバッフル102は、前述したように、第2の筐体82と一体であり、加熱ロール80のロール部84の軸方向に沿ってロール部84のほぼ全体と等しい長さに形成されている。この第1のバッフル102には、シート搬送方向と平行に多数の第1のリブ110が形成されている。また、この第1のバッフル102の中央やや左側には、センサ固定部112が設けれ、このセンサ固定部112により、加熱ロール80の温度を検出するための温度センサが第2の筐体82に固定されるようになっている。また、第1のバッフル102の中央やや右側には、用紙センサ114が設けられ、この用紙センサ114により、通過するシートを検出するようになっている。
前述した第1の剥離爪92は、図5及び図6に詳しく示すように、先端が鋭角に形成された剥離爪本体116と、この剥離爪本体116の後端付近で剥離爪本体116の両側へ突出するように形成された支軸118とを有する。この支軸118が第1のバッフル102に形成された支持溝120に挿入されて剥離爪92が第1のバッフル102に回動自在に支持されている。また、剥離爪本体116と第1のバッフル102との間には、例えばコイルばねからなる剥離爪用弾性体122が装着されており、剥離爪本体116の先端が加熱ロール80のロール部84に圧接するようになっている。
支軸118は、円柱状の部分の両側が平行な平面で切り欠かれて切欠部124が形成されている。一方、支持溝120は、先端側の挿入部126とこの挿入部126の奥側に形成された回動支持部128とを有する。挿入部126は、第1の剥離爪92の支軸118の切欠部124における直径方向の幅と略等しい平行な面から構成されている。また、回動支持部128は、断面が一部円として形成されている。したがって、図6に示すように、支軸118の切欠部124を支持溝120の挿入部126に合わせ、第1の剥離爪92を平行に移動することにより、支軸120が支持溝120の回動支持部128まで挿入され、この回動支持部128において支軸118が回動自在に支持される。
また、支軸118には、支軸118の半径方向に突出したストッパ部130が形成されている。このストッパ部130は、該ストッパ部130が支持溝120の下面に当接して剥離爪92が下方へ向く位置で第1の剥離爪92の時計方向への回転を規制し、該ストッパ部130が支持溝120の上面に当接して第1の剥離爪92の反時計方向への回転を規制する。
なお、図3及び図4に示すように、第1の剥離爪92を位置に関連して説明する場合は、ほぼ中央に設けられたものを92a、この中央の剥離爪92aの両側に配置されたものを92b,92b、さらにこの剥離爪92b,92bの両側に配置されたものを92c,92cと称する。
定着装置36を通過するシートは、まずシートの先端がインレットシュート98に当たってニップ部96に案内され、シートの印刷面が加熱ロール84のヒータ86からの熱を受けると共に、加圧ロール70と加熱ロール84からの圧力を受け、シート上に転写されたトナーがシートに定着され、アウトレットシュート100と第1のバッフル102との間を通り、所定方向に方向付けされて排出される。
第1のバッフル102においては、加熱ロール84に巻き付こうとするシートの先端内側に第1の剥離爪92の先端が入り込んでシートを加熱ロール84から剥離する。例えばB4やA4のように、シートの主走査方向幅(シートの搬送方向と直角方向の幅)が所定幅であれば、シートの所定幅に合わせて第1の剥離爪92a〜92cを配置しているので、シートはスムーズに剥離・整流することができる。
しかしながら、例えばシートの用紙幅が3inchから8.5inchのように、幅が狭いシートが加熱ロール84のセンター中心に連続的に供給された場合には、両側の第1の剥離爪92b,92b及び92c,92cの位置からシートが外れ、中央の第1の剥離爪92aのみで剥離を行おうとするので、シートの先端にダメージを与えたり、シート先端の端部にドックイヤーが形成されたり、紙詰まりが発生したりする。
このため、図7に示すように、本実施形態においては、両側の第1の剥離爪92b,92b及び92c,92cの代わりに、第2のバッフル132a,132bを設けるようにしてある。この第2のバッフル132a,132bのそれぞれには、第2の剥離爪134a,134bが一体に設けられている。第2の剥離爪134a,134bの位置は、前述した第1の剥離爪92b,92bよりも中央よりとなっており、例えば第2の剥離爪134a,134b間は7.5cmから21.5cmである。また、第2のバッフル132a,132bのそれぞれには、複数の第2のリブ136が形成され、第1のバッフル102に形成された第1のリブ110とシート搬送面で滑らかに接続されるようにしてある。
中央に位置する第1の剥離爪92aはそのまま残されている。ただし、この第1の剥離爪92aの両側には、図9に示すように、スタッド138が軸方向に伸びるように形成されている。一方、第2のバッフル132a,132bの一端には、図8に示すように、支持孔140が形成され、この支持孔140がスタッド138に回動自在に嵌合されている。また、図10に示すように、第2のバッフル132a,132bの他端には、第1の剥離爪92と同様に切欠部を有する支軸142が形成され、この支軸142が支持溝120に回動自在に支持されている。また、第2のバッフル132a,132bと第1のバッフル102との間には、例えばコイルばねからなるバッフル用弾性体144が装着されており、第2の剥離爪134a,134bの先端が加熱ロール80のロール部84に圧接するようになっている。
したがって、第2のバッフル132a,132bはそれぞれ両側に2点で第1のバッフル102に回動自在に支持され、第2の剥離爪132a,132bの先端の1点で加熱ロール80のロール部84に当接させるようにしてあるので、第2の剥離爪132a,132bを確実に加熱ロール80のロール部84に圧接させることができる。
第2のバッフル132a,132bは、第1の剥離爪92と同様に、第2の筐体82に加熱ロール80を装着するときに干渉しないよう大きく回動させる必要がある。一方、第2バッフル132a,132bがシートの摩擦等により大きく回動すると、第2の剥離爪134a,134bと加熱ロール80のロール部84との間に隙間が生じ、紙詰まり等の原因となるおそれがある。そのため、第1のバッフル102には、回動規制部材146が設けられている。図11に示すように、回動規制部材146には突部148が形成され、この突部148に第2のバッフル132a,132bが当接することにより第2のバッフル132a,132bの回動が規制される。回動規制部材146の上部には、弾性をもつ取付部150が設けられ、この取付部150が第1のバッフル102のリブ110間に嵌合している。この回動規制部材146は、加熱ロール80を第2の筐体82に装着した後、第1のバッフル102に取り付けることができる。
図12及び図13において、本発明の他の実施形態が示されている。この他のの実施形態は、中央の第1の剥離爪92aも含めて第1の剥離爪92の代わりに第2のバッフル132a,132bを設けたものである。第2のバッフル132a,132bには、それぞれ複数(第2の実施形態にあっては2つ)の第2の剥離爪134c,134dが設けられている。第2のバッフル132a,132bの一端は、第1の剥離爪92aの支持部を利用して第1のバッフル132に回動自在に支持されている。図13に示すように、外側の第2の剥離爪134dは、中央側の第2の剥離爪134dよりも飛び出し量が大きくなるように設定されている。製造誤差を考慮すると、第2の剥離爪134c,134dの飛び出し量が異なることは避けられないが、飛び出し量が少ない方を下流側に配置したので、ギャップが生じてもそのギャップにシートが入り込むのを防止することができる。
なお、第1の実施形態と同一部分については図面に同一の番号を付して説明を省略した。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る定着装置を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る定着装置に用いた加熱ロールユニットを示す平面図である。 本発明の実施形態に係る定着装置に用いた加熱ロールユニットを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る定着装置に用いた第1の剥離爪付近を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る定着装置に用いた第1の剥離爪付近を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る定着装置に用いた加熱ロールユニットの第1の剥離爪の代わりに第2のバフルを装着した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る定着装置に用いた第2のバッフルを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る定着装置に用いた第2のバッフルの一端の取付状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る定着装置に用いた第2のバッフルの他端の取付状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る定着装置に用いた回動規制部材を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る定着装置に用いた加熱ロールユニットの第1の剥離爪の代わりに第2のバフルを装着した状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る定着装置に用いた加熱ロールユニットにおける第2の剥離爪の位置関係を示す側面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
36 定着装置
66 加圧ロールユニット
68 加熱ロールユニット
70 加圧ロール
72 第1の筐体
80 加熱ロール
84 ロール部
86 ヒータ
92 第1の剥離爪
102 第1のバッフル
132a,132b 第2のバッフル
134a,134b,134c,134d 第2の剥離爪
146 回動規制部材

Claims (15)

  1. 加熱ロールと、この加熱ロールを収納する筐体とを有し、前記筐体は、シートを案内するようにリブが形成された第1のバッフルを有し、シートを案内するようにリブが形成された第2のバッフルが前記筐体に回動自在に設けられ、シートを前記加熱ロールから剥離する剥離爪が前記第2のバッフルに一体に固定されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記第2のバッフルは2つの支持部を介して前記筐体に支持され、前記2つの支持部の間に前記剥離爪が配置されていることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 加熱ロールと、この加熱ロールを収納する筐体とを有し、前記筐体は、シートを案内するようにリブが形成された第1のバッフルを有し、シートを前記加熱ロールから剥離する第1の剥離爪が前記筐体に設けられ、シートを案内するようにリブが形成された第2のバッフルが前記筐体に回動自在に設けられ、シートを前記加熱ロールから剥離する第2の剥離爪が前記第2のバッフルに一体に固定されていることを特徴とする定着装置。
  4. 前記第2のバッフルは前記第1の剥離爪を介して回動自在に支持されてなることを特徴とする請求項3記載の定着装置。
  5. 加熱ロールと、この加熱ロールを収納する筐体とを有し、前記筐体は、シートを案内するようにリブが形成された第1のバッフルを有し、シートを前記加熱ロールから剥離する第1の剥離爪が前記筐体に設けられ、シートを前記加熱ロールから剥離する第2の剥離爪が一体に固定され、シートを案内するようにリブが形成された第2のバッフルが前記第1の剥離爪と交換自在としてなることを特徴とする定着装置。
  6. 前記第1の剥離爪を回動自在に支持する支持部が前記筐体に設けられ、この支持部に前記第2のバッフルを支持することを特徴とする請求項5記載の定着装置。
  7. 加熱ロールと、この加熱ロールを収納する筐体とを有し、前記筐体は、シートを案内するようにリブが形成された第1のバッフルを有し、シートを前記加熱ロールから剥離する第2の剥離爪が一体に固定され、シートを案内するようにリブが形成された第2のバッフルが前記筐体に設けられ、シートを前記加熱ロールから剥離する第1の剥離爪が前記第2のバッフルと交換自在としてなることを特徴とする定着装置。
  8. 前記第2のバッフルを回動自在に支持する支持部が前記筐体に設けられ、この支持部に前記第1の剥離爪を支持することを特徴とする請求項7記載の定着装置。
  9. 加熱ロールと、この加熱ロールを収納する筐体とを有し、前記筐体は、シートを案内するようにリブが形成された第1のバッフルを有し、シートを前記加熱ロールから剥離する第1の剥離爪と、シートを前記加熱ロールから剥離する第2の剥離爪が一体に固定され、シートを案内するようにリブが形成された第2のバッフルとのいずれか一方が選択的に前記筐体に設けられてなることを特徴とする定着装置。
  10. 前記第1の剥離爪と第2の剥離爪とは、加熱ロールの軸方向位置が異なり、前記第1の剥離爪は少なくとも2つの前記第2の剥離爪の間に配置されることを特徴とする請求項9記載の定着装置。
  11. 前記第2の剥離爪は前記第1の剥離爪よりも加熱ロールの軸方向中心近くに配置されていることを特徴とする請求項10記載の定着装置。
  12. 前記第2の剥離爪は複数あり、複数の第2の剥離爪間の距離が7.5cmから21.5cmであることを特徴とする請求項9記載の定着装置。
  13. 前記第2のバッフルは飛び出し量が異なる少なくとも2つの剥離爪を有し、該少なくとも2つの剥離爪は、飛び出し量が多い方がシート搬送方向上流側に、飛び出し量が少ない方が下流側に配置されるよう該剥離爪の先端位置が設定されてなることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  14. 前記第1のバッフルに形成されたリブと、前記第2のバッフルに形成されたリブとはシート搬送面で滑らかに接続されることを特徴とする請求項1乃至13いずれか記載の定着装置。
  15. 請求項1乃至14いずれか記載の定着装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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