JP2567152Y2 - 自動2輪車のエンジン冷却装置 - Google Patents

自動2輪車のエンジン冷却装置

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JP2567152Y2
JP2567152Y2 JP1989027434U JP2743489U JP2567152Y2 JP 2567152 Y2 JP2567152 Y2 JP 2567152Y2 JP 1989027434 U JP1989027434 U JP 1989027434U JP 2743489 U JP2743489 U JP 2743489U JP 2567152 Y2 JP2567152 Y2 JP 2567152Y2
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JP
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radiator
reserve tank
pipe
vehicle body
engine cooling
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JP1989027434U
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JPH02117987U (ja
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賢助 築地
俊充 朝倉
徹朗 山口
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本田技研工業 株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、水冷式エンジンを有する自動2輪車のエ
ンジン冷却装置に関する。
[従来の技術] 従来の水冷式エンジンを備えた自動2輪車において、
エンジンの前方にラジエタを配設するとともに、ラジエ
タの後方にリザーブタンクを配設するものがある(特開
昭59−57024号公報)。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記構造の場合、ラジエタとリザーブタン
クは個々の扱いをうけ、それぞれ別々にフレームへ取付
けられていた。
また、上記構造は、ヘッドパイプから延びるダウンパ
イプは左右1対設けられるフレーム形式であるため、こ
のダウンパイプによりリザーブタンクは保護されるが、
1本のダウンパイプが車体中心に沿って延びるフレーム
形式では、リザーブタンクを保護するために別途保護部
材を設ける必要が生じる。
そこで本考案の目的は、部品点数を削減するととも
に、取付け作業の容易な自動2輪車のエンジン冷却装置
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明に係る自動2輪車の
エンジン冷却装置は、ヘッドパイプから車体中心に沿っ
て下方に延びる1本のダウンパイプと、このダウンパイ
プの側方に配置されるラジエタと、このラジエタの後方
に配置されるリザーブタンクと、水冷式のエンジンとを
備えた自動2輪車のエンジン冷却装置において、前記ラ
ジエタを弾性部材を介して車体側に取付けるとともに、
前記リザーブタンクの外側面が、ラジエタの外側面より
内側になるようにリザーブタンクをラジエタに取付けた
ことを特徴とする。
また、前記リザーブタンクは、ラジエタと共締めする
ことにより車体側にも取付けることができる。
[考案の作用] リザーブタンクをラジエタの後方に配置すると、ラジ
エタに対して車体前後方向へ並列配置できるので、リザ
ーブタンクに起因する車体幅の増大が解消される。
そのうえ、リザーブタンクの外側面が、ラジエタの外
側面より内側になるように配設したので、リザーブタン
クを内側に配設できないダウンパイプが1本のフレーム
形式の自動2輪車において、ラジエタをリザーブタンク
の保護部材として兼用でき、保護部材が省略される。
また、リザーブタンクをラジエタに取付ることとした
ので、リザーブタンクとラジエタを予め小組化でき、組
付け工数を削減できる。
しかも、ラジエタを弾性部材を介して車体側に取付け
るとともに、リザーブタンクをこのラジエタに取付けた
ので、車体の振動が直接的にリザーブタンクへ伝わらな
い。
さらに、リザーブタンクを、ラジエタと共締めするこ
とにより車体側に取付けたので、組付け作業が軽減され
るとともに、部品点数が削減される。
[実施例] 第1図乃至第7図に本考案の一実施例を示す。第1図
は自動2輪車の車体前部における車体フレーム等要部の
側面形状を示し、1はヘッドパイプ、2はメインパイ
プ、3はダウンパイプ、4はガセット、5はテンション
パイプ、6はロアフレーム、7はピボットパイプであ
り、これらによりループ状のフロントフレームが形成さ
れている。なお、メインパイプ2及びダウンパイプ3は
それぞれ内部をオイルタンクとしている。また、8は燃
料タンク、9はシート、10は水冷式2サイクルエンジン
のシリンダ、11はウォータージャケットのパイプ、12は
サーモスタット、13はクランクケース、14はキャブレ
タ、15は左側ラジエタ、16はリザーブタンクである。本
実施例におけるラジエタは後述するように、左右に分離
して設けられ、それぞれダウンパイプ3、ガセット4及
びテンションパイプ5にラバーマウントされている。
第2図は冷却水の循環系を模式的に示す図であり、右
側ラジエタ17と左側ラジエタ15の上部は連結チューブ18
で連通し、かつ各上部は主ホース19、20によってシリン
ダ10のヘッド部に形成されているパイプ11に接続してい
る。また、各ラジエタの下部はクロスホース21で結ば
れ、さらに右側ラジエタ17の底部から下部ホース22がク
ランクケース13内に設けられた図示省略のウォーターポ
ンプ23の入口へ接続し、ここからシリンダ10のウォータ
ージャケット内へ冷却水が循環するようになっている。
また、右側ラジエタ17上部のキャップ24とリザーブタ
ンク16との間にはリザーブタンクチューブ25が接続され
ている。さらに、シリンダ10のヘッド部からはキャブレ
タ14を経由して右側ラジエタ17の上部と連結する温水ア
ナライザ用のチューブ26が設けられている。これによ
り、キャブレタ14のアイシング防止が図られている。こ
のように、チューブ26を右側ラジエタ17だけへ接続する
ことによって、キャブレタ14に対する加温を迅速にして
いる。
第3図乃至第5図はリザーブタンク16及び右側ラジエ
タ17の関係を示すための図であり、これらの図中に各ホ
ース及びチューブと接続する右側ラジエタ17の各パイプ
部を対応するそれぞれのホース及びチューブの符号に記
号Pを添字して示す。
右側ラジエタ17の内(左)側面にはガセット4、テン
ションパイプ5及びダウンパイプ3に対する各ラバーマ
ウント部27乃至29が形成されている(第5図参照)。
第6図はラバーマウント部27の詳細構造を示す。ラバ
ーマウント部27は右側ラジエタ17のブラケット17aにマ
ウントラバー27aを取付け、この内側にカラー27bを嵌装
しており、ワッシャ27cを介してボルト27dにより、ガセ
ット4の側面に設けられたウェルドナット4aに結合され
ている。なお、図示を省略したが、左側ラジエタ15の取
付けも同様の構造で行われている。
右側ラジエタ17の外(右)側方下部には第3図及び第
4図に示すように、後方斜め内側へ延出し、さらに右側
ラジエタ17の後面と平行に内方へ屈曲したブラケット30
が設けられ、この先端側にラバーマウント部31が形成さ
れ、リザーブタンク16の取付部となっている。なお、第
3図中の符号Sは右側ラジエタ17のシュラウドである。
一方、リザーブタンク16は右側ラジエタ17の後方に沿
って車幅方向に長く形成された比較的大容量のものであ
り、主タンク32、ジョイント部33、サブタンク34からな
る。主タンク32の上方には注入口35が設けられ、肩部に
は貫通穴を形成した取付部36が設けられている。取付部
36の貫通穴内にはボルト37が通され、このボルト37によ
ってラバーマウント部31へ結合されている。主タンク32
の底部にはリザーブタンクチューブ25と連通する接続パ
イプ25Pが形成されている。
サブタンク34は第3図及び第4図に示すように、テン
ションパイプ5を避けてその下を横断するようにダウン
パイプ3の後方側に形成され、かつ左右のラジエタ15及
び17間の空間内へ入るように前方へ張り出しており、こ
の空間を活用して容積を拡大している(第3図参照)。
サブタンク34の上部にはステー38がテンションパイプ
5と干渉しないように立設され、これにブラケット39が
取付けられている。ブラケット39は先端側をテンション
パイプ5と平行に屈曲し(第5図参照)、この側面にカ
ラー40が一体に主タンク32方向へ突設されている。
第7図はブラケット39部分の取付構造を示す図であ
り、カラー40は右側ラジエタ17のブラケット17bに取付
けられているラバーカウント部28のラバー28a内へ嵌合
し、ワッシャ28bを介してカラー40内へ通されたボルト2
8cをテンションパイプ5の側面に設けられたボス部41へ
結合することにより、リザーブタンク16のブラケット39
と右側ラジエタ17のラバーマウント部28とがテンション
パイプ5へ共締めされている。なお、サブタンク34の底
部には凹部42が形成され、シリンダ10のヘッド部との干
渉を避けるようになっている(第1図参照)。
次に、本実施例の作用を説明する。リザーブタンク16
を右側ラジエタ17の後方に配設したので、リザーブタン
ク16が右側ラジエタ17に並列し、右側ラジエタ17の外側
部よりも外方へはみ出さない。ゆえに、シュラウドSは
ほぼ右側ラジエタ17の外側に接するまで内側へ移動させ
ることができ、車幅方向の寸法が小さくなる。また、リ
ザーブタンク16をテンションパイプ5等との干渉を避け
つつ、右側ラジエタ17に沿って車幅方向に長く形成する
ことにより、比較的大容量化できるとともに、シリンダ
10と右側ラジエタ17間における空間の高密度な利用が可
能になる。
そのうえ、リザーブタンク16の外側面16gは、右側ラ
ジエタ17の外側面17gよりも内側に位置する。このた
め、リザーブタンク16を内側に配設できないダウンパイ
プ3が1本のフレーム形式の自動2輪車において、右側
ラジエタ17をリザーブタンク16の保護部材として兼用す
ることができる。したがって、リザーブタンク16用の特
別な保護部材を設ける必要がなくなり、部品点数の削減
を図ることができる。
また、右側ラジエタ17の外(右)側方下部に設けたブ
ラケット30の先端側にラバーマウント部31が形成され、
リザーブタンク16の取付部となっているので、リザーブ
タンク16と右側ラジエタ17及びリザーブタンクチューブ
25とを予め小組化できるとともに、ラバーマウント部31
が小組状態の取付部に対する外力による変形を防ぐこと
ができる。
そのうえ、右側ラジエタ17を弾性部材であるラバーマ
ウント部27を介して、車体側であるガセット4に取付
け、さらにこの右側ラジエタ17にリザーブタンク16を取
付けたので、車体の振動が直接的にリザーブタンク16へ
伝わるのを防ぐことができる。
さらに、リザーブタンク16を右側ラジエタ17と共にテ
ンションパイプ5へ共締めしたので、部品点数及び取付
工数が共に削減される。
[考案の効果] 本考案は、ラジエタの後方にリザーブタンクを配設し
たので、車体の車幅方向寸法を小さくでき、車体のスリ
ム化に貢献できる。
そのうえ、リザーブタンクの外側面が、ラジエタの外
側面より内側になるように配設したので、リザーブタン
クを内側に配設できないダウンパイプが1本のフレーム
形式の自動2輪車において、ラジエタをリザーブタンク
の保護部材として兼用でき、特別な保護部材の使用を省
略できる。
また、リザーブタンクをラジエタに取付けることとし
たので、リザーブタンクとラジエタとを予め小組化で
き、組付け工数を削減できる。
しかも、ラジエタを弾性部材を介して車体側に取付け
るとともに、リザーブタンクをこのラジエタに取付けた
ので、車体の振動が直接的にリザーブタンクへ伝わらな
いようにすることができる。
さらに、リザーブタンクを、ラジエタと共締めするこ
とにより車体側に取付けたので、組付け作業を軽減でき
るとともに、部品点数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は実施例を示し、第1図は車体前部の
要部側面図、第2図は冷却水の循環系を示す模式部分
図、第3図は主として右側ラジエタ及びリザーブタンク
の拡大上面図、第4図は第3図の縮小A矢示図、第5図
は第4図のB矢示図、第6図及び第7図は要部の拡大断
面図である。 (符号の説明) 1……ヘッドパイプ、2……メインパイプ、3……ダウ
ンパイプ、4……ガセット、5……ロアフレーム、10…
…シリンダ、15……左側ラジエタ、16……リザーブタン
ク、17……右側ラジエタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山口 徹朗 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−57024(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプから車体中心に沿って下方に
    延びる1本のダウンパイプと、 このダウンパイプの側方に配置されるラジエタと、 このラジエタの後方に配置されるリザーブタンクと、 水冷式のエンジンとを備えた自動2輪車のエンジン冷却
    装置において、 前記ラジエタを弾性部材を介して車体側に取付けるとと
    もに、 前記リザーブタンクの外側面が、ラジエタの外側面より
    内側になるようにリザーブタンクをラジエタに取付けた
    ことを特徴とする自動2輪車のエンジン冷却装置。
  2. 【請求項2】前記リザーブタンクは、ラジエタと共締め
    することにより車体側にも取付けられていることを特徴
    とする請求項1記載の自動2輪車のエンジン冷却装置。
JP1989027434U 1989-03-10 1989-03-10 自動2輪車のエンジン冷却装置 Expired - Lifetime JP2567152Y2 (ja)

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JPH02117987U JPH02117987U (ja) 1990-09-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5957024A (ja) * 1982-09-22 1984-04-02 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のラジエ−タ装置

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JPH02117987U (ja) 1990-09-21

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