JP2777391B2 - 自動二輪車の排気油導出装置 - Google Patents

自動二輪車の排気油導出装置

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JP2777391B2 JP1012180A JP1218089A JP2777391B2 JP 2777391 B2 JP2777391 B2 JP 2777391B2 JP 1012180 A JP1012180 A JP 1012180A JP 1218089 A JP1218089 A JP 1218089A JP 2777391 B2 JP2777391 B2 JP 2777391B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動二輪車の排気油導出装置に関する。
(従来の技術) エンジンの排気には通常、シリンダを潤滑した後の未
燃油が混入することになるが、この油が排気と共に排気
管から外部に排出されると、この油が排気管の外面を伝
うなどして、自動二輪車の外観上の体裁を低下させた
り、ライダーを汚損させたりするおそれを生じる。
そこで、従来より、排気管から排出される未燃油を収
集する収集部を設けると共に、この収集部の油を所定の
排出位置に導く導出管を設けたものが提案されている
(例えば、特開昭62−13721号公報)。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、自動二輪車には、左右に並設される排気管
が車体に支持されたものがあり、この構成の場合には、
上記各排気管にそれぞれ収集部を形成することが考えら
れる。しかし、このように複数の収集部を設けた場合、
これらの各収集部のそれぞれに導出管を設けると、この
導出管の全長が長くなったり、これを配設させるために
容積の大きい空間を確保する必要が生じるなど、構成が
複雑になるおそれがある。
(発明の目的) この発明は、上記のような事情に注目してなされたも
ので、左右に並設される排気管にそれぞれ収集部を取り
付けた場合に、これら各収集部の油を所定の排出位置に
導出させるための構成がより簡単にできるようにするこ
とを目的とする。
また、上記目的を達成するようにした場合でも、車体
をその一側部がわに傾けて駐車させたとき、上記導出管
内の油が円滑に流出して、油の滞留が生じないようにす
ることを目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするとこ
ろは、左右に並設される排気管26を車体フレーム(車
体)2に支持させ、上記各排気管26から排出される未燃
油を収集する収集部276を上記各排気管26にそれぞれ形
成し、上記車体フレーム(車体)2の一側部にサイドス
タンド83を支持させた自動二輪車において、 上記サイドスタンド83を使用しての駐車時に車幅方向
でみて最低所となる各収集部76の底部を互いに連通させ
る第1導出管78を設け、この第1導出管78の中途部を上
記各収集部76の底部よりも低く位置させ、上下方向に延
びてその上端部がこの第1導出管78の中途部に連通し下
端部が上記サイドスタンド83を支持した上記車体フレー
ム(車体)2の一側部がわで所定の排出位置に延びる第
2導出管80を設けた点にある。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
第1図から第3図において、1は自動二輪車、2はそ
の車体フレームである。この車体フレーム2はの前部に
ヘッドパイプ3を有し、このヘッドパイプ3から後下方
に向って左右一対の主フレーム4,4が延び、この各主フ
レーム4の後端からそれぞれ下方に向ってリヤアームブ
ラケット6が延びている。また、これら左右リヤアーム
ブラケット6,6同士は上、下クロスメンバ7,7により互い
に強固に連結されている。
更に、上記主フレーム4の後端から後上方に向って左
右一対のシートレール8,8が延びている。この左右シー
トレール8,8を互いに強固に連結する前クロスメンバ8
a、中間クロスメンバ8b、および後クロスメンバ8cが設
けられ、更に、このシートレール8,8を補強するバック
ステー9が設けられる。このバックステー9はその前端
が上クロスメンバ7にボルト9aによりねじ止めされ、後
部は左、右ステー9b,9bを有する二又状に形成され、こ
れら左、右ステー9b,9bの各後端はシートレール8の前
後中途部に溶接されている。そして、上記シートレール
8が前後に並ぶシート10とタンデムシート10aとを支持
している。
上記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク11が操向自
在に支承される。このフロントフォーク11の下端には前
輪12が支承され、同上フロントフォーク11の上端にはハ
ンドル13が取り付けられている。一方、上記左右リヤア
ームブラケット6,6には枢支軸14によりリヤアーム15が
上下揺動自在に枢支され、このリヤアーム15の揺動端に
後輪16が支承されている。また、前記上クロスメンバ7
とリヤアーム15との間には緩衝器17が介設されている。
18は、後輪16を駆動させるための2サイクル並列2気
筒のエンジンで、このエンジン18は前記主フレーム4や
上、下クロスメンバ7,7にボルト19により締結されてい
る。このエンジン18のクランクケース20から、前上方に
向って左右一対のシリンダ21,21が突設されている。そ
して、この各シリンダ21の前面側にはそれぞれ気化器22
が取り付けられている。また、これら両気化器22にはサ
ージタンク23aが取り付けられると共に、このサージタ
ンク23aから上方に向って吸気管23が延び、この吸気管2
3の上端にエアクリーナ24が取り付けられている。この
場合、このエアクリーナ24は左右主フレーム4,4を連結
する補強板25上に支持され、この補強板25はほぼ水平方
向に延びている。
一方、同上各シリンダ21の後面側から後方に向ってそ
れぞれ排気管26が突設される。この排気管26は前記シー
ト10の下方でクランクケース20の上方を後方に向って延
び、その際、前記左右リヤアームブラケット6,6の間を
通過し、かつ、前記バックステー9を左右から挟むよう
に延びている。また、この各排気管26はその後端にそれ
ぞれサイレンサ26aを有し、これらサイレンサ26aは左右
に並設されて車体である車体フレーム2に支持されてい
る。
上記気化器22に燃料を供給する燃料タンク27が設けら
れる。この燃料タンク27はヘッドパイプ3、主フレーム
4,4、およびシートレール8の前部上に緩衝材28を介し
て支持されている。この燃料タンク27の前部下面には凹
所29が形成され、この凹所29内に前記エアクリーナ24が
収納されている。
31はエンジン18冷却用のラジエータ、32は樹脂製のカ
ウリングで、このカウリング32は車体の前面を覆う前部
カウル3aと、この前部カウル32aの左右両側から後方に
向って延びる左右側部カウル32b,32bとで構成され、こ
のカウリング32は車体フレーム2側にボルト(図示せ
ず)により着脱自在に取り付けられている。そして、上
記各側部カウル32bは主フレーム4、エンジン18、吸気
管23、およびエアクリーナ24等をそれぞれ外側方から覆
っている。
前記左右排気管26,26の車幅方向各外側面をそれぞれ
覆う樹脂製のサイドカバー34が設けられる。また、上記
サイドカバー34の後部にはリヤフェンダ35が連設されて
いる。
第1図から第6図において、前記各シートレール8を
補強する側面視ほぼV字状の補強材38がそれぞれ設けら
れている。即ち、この補強材38は板金製で、それぞれ断
面箱形に形成された前、後フレーム39,40を有し、その
うち前フレーム39の上端はシートレール8の前後中途部
にボルト41により着脱自在にねじ止めされ、下端は後下
方に向って延びている。一方、後フレーム40はその上端
が同上シートレール8の前後中途部にボルト42により着
脱自在にねじ止めされ、下端は前下方に向って延び、上
記前フレーム39の下端に強固に溶接されている。そし
て、この補強材38によってシートレール8が補強され、
つまり、シート10やタンデムシート10aの支持が強固に
行われている。また、この場合、前フレーム39は各排気
管26の外側面に沿って円弧状に延び、各排気管26を保護
している。更に、後フレーム40の下端にはブラケット43
が溶接され、このブラケット43にタンデムシート10a上
の乗員用のフートレスト44が取り付けられている。
次に、各排気管26を取り付けるための構成に説明す
る。
まず、第1図、第3図、第7図、および第8図におい
て、排気管26の前端には板金製のフランジ46が嵌め付け
られ、このフランジ46が左右一対のスタッドボルト47,4
7によりエンジン18のシリンダ21にねじ止めされてい
る。また、この場合、排気管26の前端とシリンダ21との
間にはガスケット48が介在してこの部分がシールされて
いる。
第1図、第3図、第9図、および第10図において、各
排気管26の後端はシートレール8の後端に支持されてい
る。即ち、シートレール8の後端には側面視で楕円形の
環状体50が取り付けられ、この環状体50にゴム製で弾性
の緩衝材51が抜け落ちないように嵌入され、この緩衝材
51には車幅方向に貫通する貫通孔51aが形成されてい
る。一方、サイレンサ26aの上面にはブラケット板52が
突設されている。そして、上記貫通孔51aを貫通するボ
ルト53により緩衝材51がこのブラケット板52にねじ付け
られ、これによって排気管26の後端側がシートレール8
に支持されている。54はカラーで、このカラー54はボル
ト53に外嵌し、かつ、緩衝材51の弾性力に抗して上記貫
通孔51aに嵌入されている。
第1図、第3図、および第11図から第13図において、
排気管26の前後中途部はシートレール8の前後中途部と
バックステー9とに支持されている。即ち、シートレー
ル8とこれに対応するステー9bとを強固に連結する連結
片56が設けられている。そして、この連結片56にゴム製
で弾性の緩衝体57が抜け落ちないように嵌着され、この
緩衝体57には上下方向に貫通する貫通孔57aが形成され
ている。一方、排気管26の前後中途部にはブラケット板
58が穿設されている。そして、上記貫通孔57aを貫通す
るボルト59により緩衝体57がこのブラケット板58にねじ
付けられ、これによって排気管26の前後中途部がシート
レール8とバックステー9とに支持されている。60はカ
ラーで、このカラー60はボルト59に外嵌し、かつ、緩衝
体57の弾性力に抗して貫通孔57aに嵌入されている。
また、上記各貫通孔51a,57aの内周面の後面にはそれ
ぞれ円弧凹状の切り欠き51b,57bが形成され、この各切
り欠き51b,57bが形成され、この各切り欠き51b,57bの上
下寸法はこれに対応する貫通孔51a,57aの直径よりもそ
れぞれ小さく形成されている。そして、排気管26が排気
熱により熱膨張したとき、緩衝材51,57の弾性力に抗し
てボルト53,59がカラー54,60と共に対応する切り欠き51
b,57bに嵌り込むようになっており、つまり、排気管26
の熱膨張を吸収しつつ、この排気管26を強固に支持でき
るようになっている。
第1図、および第4図から第6図において、前記後フ
レーム40には突片62が溶接されている。一方、排気管26
の前後中途部の下面に溶接されたブラケット63にゴム製
で弾性の緩衝体64が嵌着され、この緩衝体64が上記突片
62の外側面に圧接して、各排気管26が車幅方向内方に揺
動することが防止されている。つまり、各排気管26を後
輪16にできるだけ近づけて車幅方向の車体寸法を小さく
した場合でも、各排気管26が走行中の振動で揺動してこ
れが後輪16に接触するという不都合が生じないようにな
されている。また、排気管26が熱膨張するときには、緩
衝体64が突片62の外側面を前後に摺動してこの熱膨張を
吸収するようになっている。
第14図と第15図において、サイレンサ26aの後端には
後上方に向ってテールパイプ66が突出し、このテールパ
イプ66の内孔が排気口67となっている。このテールパイ
プ66にはカバーパイプ68が外嵌しており、このカバーパ
イプ68の前端に溶接された外フランジ69がボルト70によ
りサイレンサ26aの後端面にねじ止めされ、これによっ
て、カバーパイプ68がサイレンサ26aに支持されてい
る。そして、このカバーパイプ68は排気の熱により高温
になったテールパイプ66に対しライダー等が直接触れる
ことを防止する。また、この場合、外フランジ69とサイ
レンサ26aとの間、および同上外フランジ69とボルト70
との間にはそれぞれ断熱材71が介在しており、このた
め、排気の熱がカバーパイプ68に伝わることが防止さ
れ、つまり、カバーパイプ68の高温化が防止されてい
る。
上記各テールパイプ66の内壁に付着している未燃油が
排気(第14図中矢印A)により排気口67に向って押し出
されると、この排気口67から排出される油の一部はテー
ルパイプ66の外面を通って流下し、これはテールパイプ
66とカバーパイプ68との間の隙間に流れ込むこととなる
(図中矢印B)。
そこで、この油を所定位置に導いて排出させる油導出
装置74が設けられる。
第1図、第3図から第6図、第14図、および第15図に
より、上記油導出装置74につき説明する。
第14図と第15図とで示すように上記各カバーパイプ68
の前端下面にはそれぞれ排出孔75が形成されている。こ
のため、上記油はこの排出孔75を通って排出される(第
14図と第15図中矢印C)。そして、この油を収集する収
集部76が上記各排気管26に形成されている。この収集部
76は上記外フランジ69の下部と、この下部に接合する板
金材77とで構成され、排気孔75に向って開く容器とされ
ている。
また、第1図、第3図、第14図、および第15図で示す
ように、上記各収集部76の底部左端から前下方に向って
それぞれ第1導出管78が延び、左右第1導出管78,78の
うち右側のものはその前端が左側に向って折れ曲がり、
この折れ曲がり端と左側の第1導出管78の前端とがジョ
イント金具79により互いに連結されている。
第1図と、第3図から第6図で示すように、上記した
左右第1導出管78,78は、上記各収集部76,76の底部を互
いに連通させており、上記左右第1導出管78,78の中途
部である上記ジョイント金具79は上記各収集部76,76の
底部よりも低く位置させられている。
上下方向に延びる第2導出管80が設けられ、この第2
導出管80の上端部は上記ジョイント金具79に連結されて
連通し、上記第2導出管80の下端部は上記ジョイント金
具79から前下方に向って延び、この第2導出管80の下端
部は、車体の一側部がわである前記左右後フレーム40,4
0のうち左側の後フレーム40に形成された貫通孔81を通
ってこの後フレーム40内に挿入されている。また、この
後フレーム40の下端内部を外部に連通させる排出孔82が
形成されている。しかして、収集部76に収集された油は
各第1導出管78と第2導出管80とを通って左側の後フレ
ーム40下端内に導かれ、ここから排出孔82を通って排出
される(第5図中矢印D)。
ところで、第2図で示すように、車体の一側部である
左側リヤアームブラケット6の下端にはサイドスタンド
83が上下街道自在に枢支されている。そして、このサイ
ドスタンド83を下方回動させて、このサイドスタンド83
の回動端を接地させれば、第16図で示すように自動二輪
車1をわずかに左に傾けた状態でこの自動二輪車1を自
立させて駐車させることができるようになっている。
第15図と第16図において、上記したように、サイドス
タンド83を使用して駐車させたとき、車幅方向でみて、
最低所となる各収集部76,76の底部が、前記した第1導
出管78,78により互いに連通させられている。より具体
的には、前記したように各第1導出管78は各収集部76の
底部左端から前下方に延び、しかも、第2導出管80は車
体の左側に位置していることから、上記のようにサイド
スタンド83により自動二輪車1を自立させたときには、
収集部76内の油はここに残ることなく、各導出管78,80
を通って円滑に排出される。つまり、自動二輪車1の駐
車中においては、油の排出が合理的に行われる。
上記の場合、各導出管78,80はいずれも耐熱性、可撓
性のゴムホースで形成されている。ただし、この各導出
管78,80は金属製であってもよい。
一方、サイレンサ26aの前端内部を外部に連通させて
上記と同じように各サイレンサ26a内に溜った油をそれ
ぞれ排出させる他の導出管84が設けられる。この両導出
管84もゴムホース製で、それぞれ一旦後方に延びた後、
左側サイレンサ26aの左方で両者互いに合流し、更に、
その後、リヤフェンダ35内を通ってこのリヤフェンダ35
の下端にまで導かれ、油はここから排出される(第1図
中矢印E)。
(発明の効果) この発明によれば、左右に並設される排気管を車体に
支持させ、上記各排気管から排出される未燃油を収集す
る収集部を上記各排気管にそれぞれ形成し、上記車体の
一側部にサイドスタンドを支持させた自動二輪車におい
て、 上記サイドスタンドを使用しての駐車時に車幅方向で
みて最低所となる各収集部の底部を互いに連通させる第
1導出管を設け、この第1導出管の中途部を上記各収集
部の底部よりも低く位置させ、上下方向に延びてその上
端部がこの第1導出管の中途部に連通し下端部が上記サ
イドスタンドを支持した上記車体の一側部がわで所定の
排出位置に延びる第2導出管を設けてある。
このため、上記各排気管の各収集部に収集された油
は、それぞれ、まず上記第1導出管の中途部に流れ、次
いで、上記第2導出管を通って所定の排出位置で排出さ
れる。よって、排気管から排出された油により自動二輪
車の外観上の体裁が低下させられるなどの不都合の発生
が防止されて、自動二輪車の外観上の体裁が良好に保た
れると共に、ライダーの汚損も防止される。
そして、上記の場合、各収集部の油を所定の排出位置
に排出させる上で、これら各収集部の間で第2導出管が
共用されたことから、各収集部の油を所定の排出位置に
排出させるための構成は、各収集部に個別に導出管を設
けることに比べてより簡単となる。
また、上記したように、第1導出管は、サイドスタン
ドを使用しての駐車時に車幅方向でみて最低所となる各
収集部の底部を互いに連通させ、しかも、上記第2導出
管の下端部は、サイドスタンドを支持した上記車体の一
側部がわで所定の排出位置に延びているため、上記駐車
時に、車体がサイドスタンドを支持した車体の一側部が
わに向って傾斜したとき、上記各収集部内の油は、ま
ず、上記各第1導出管に円滑に流れ込んでその中途部に
向うこととなる。また、上記したように第2導出管の下
端部は、上記車体の一側部がわに開口していて上記第2
導出管はより低く位置させられるため、上記各収集部か
ら上記第1導出管に流れ込み、かつ、その中途部に流れ
てきた油は、上記第2導出管に円滑に流れ込んで所定の
排気位置に円滑に排出される。
よって、前記したように、各収集部の間で第2導出管
を共用させた場合でも、車体をその一側部がわに傾けて
駐車させたとき、上記各収集部内の油が円滑に流出し
て、油の滞留が生じることが防止される。
しかも、上記したように、各収集部の内底部を互いに
連通させる第1導出管は、その中途部が各収集部の内底
部よりも低く位置させられていて、上記第1導出管の中
途部に第2導出管が連通させられているため、上記した
ように、車体を傾けても、上記一方の収集部から他方の
収集部に向って上記第1導出管を通し油が流れ込んでこ
こで逆流が生じるというような不都合の発生は抑制さ
れ、もって、前記したように、各導出管の油が円滑に流
出させられて、滞留が防止される。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図は第2図の部分拡
大一部断面図、第2図は自動二輪車の全体側面図、第3
図は部分平面図、第4図は第1図の部分拡大図、第5図
は第4図のV−V線矢視断面図、第6図は同上第4図の
VI−VI線矢視断面図、第6図は同上第4図のVI−VI線矢
視断面図、第7図は第3図のVII−VII線矢視断面図、第
8図は同上第3図のVIII−VIII線矢視断面図、第9図は
第1図の部分拡大断面図、第10図は第9図のX−X線矢
視断面図、第11図は第1図の部分拡大断面図、第12図は
第11図のXII−XII線矢視断面図、第13図は第12図のXIII
−XIII線矢視断面図、第14図は第1図の部分拡大断面
図、第15図は第14図のXV−XV線矢視断面図、第16図は自
動二輪車を自立させたときの背面図である。 1……自動二輪車、2……車体フレーム(車体)、26…
…排気管、74……油導出装置、76……収集部、78……第
1導出管、79……ジョイント金具(中途部)、80……第
2導出管、83……サイドスタンド。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右に並設される排気管を車体に支持さ
    せ、上記各排気管から排出される未燃油を収集する収集
    部を上記各排気管にそれぞれ形成し、上記車体の一側部
    にサイドスタンドを支持させた自動二輪車において、 上記サイドスタンドを使用しての駐車時に車幅方向でみ
    て最低所となる各収集部の底部を互いに連通させる第1
    導出管を設け、この第1導出管の中途部を上記各収集部
    の底部よりも低く位置させ、上下方向に延びてその上端
    部がこの第1導出管の中途部に連通し下端部が上記サイ
    ドスタンドを支持した上記車体の一側部がわで所定の排
    出位置に延びる第2導出管を設けた自動二輪車の排気油
    導出装置。
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JP2577021B2 (ja) 1987-12-05 1997-01-29 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車の排気装置

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JPH02193789A (ja) 1990-07-31

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