JP2567011Y2 - 圧力制御弁 - Google Patents

圧力制御弁

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JP2567011Y2
JP2567011Y2 JP6966791U JP6966791U JP2567011Y2 JP 2567011 Y2 JP2567011 Y2 JP 2567011Y2 JP 6966791 U JP6966791 U JP 6966791U JP 6966791 U JP6966791 U JP 6966791U JP 2567011 Y2 JP2567011 Y2 JP 2567011Y2
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聡 窪沢
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車載の4輪操舵装置や
その他産業機器等に適用される圧力制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧力制御弁として、例えば、特開
昭57−182811号公報に記載されているようなも
のが知られている。
【0003】このような従来の圧力制御弁は、バルブス
プールの両端部にフィードバック液圧導入孔を介してフ
ィードバック液圧が導入されるピストン摺動孔が形成さ
れると共に、このピストン摺動孔にパイロットピストン
が摺動自在に挿入され、このパイロットピストンの端面
に、ソレノイドのプランジャが当接され、また、バルブ
スプールの両端部がリターンスプリングにより弾性支持
された構造であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の圧力制御弁は、ソレノイドの押圧力とこの
押圧力に対抗する方向に作用するスプリング力及びフィ
ードバック液圧とが釣り合う位置にバルブスプールが配
置されて、出力液圧が制御されるようになっているため
に、そのユニットの動特性に限界があるものであった。
即ち、フィードバック液圧による押圧反力の周波数が、
バルブスプールの質量,リターンスプリングのスプリン
グ力,フィードバックゲインによる固有(共振)振動数
近くの特性となると、バルブスプールがそれに共振して
ハンチングを生じ、さらに、過応答を生じ、出力液圧が
減少するという問題点があった。
【0005】また、通常、ソレノイドに印加される電流
には、バルブスプールの摺動抵抗を低減する目的でディ
ザが重畳され、このディザによりバルブスプールを微小
振動させるようにしているが、この振動が大きすぎる
と、出力液圧の圧力変動を生じさせることになる。
【0006】そこで、このような問題を解決するものと
して、本件出願人が先に出願した実開平1−14907
2号公報に記載の圧力制御弁がある。
【0007】即ち、この先願の圧力制御弁は、前記フィ
ードバック液圧導入孔に、フィードバック液圧の周波数
がバルブスプールの固有振動数になると液圧低下を生じ
させるフィードバック液圧低下手段としての絞りを設け
ることにより、この絞りによるダンパ作用でハンチング
作用,過応答,出力液圧の減少及び変動を防止するよう
にしたものである。
【0008】ところが、この先願の圧力制御弁では、フ
ィードバック液圧導入孔に液圧低下手段としての絞りを
形成するための細径の孔加工が非常に困難であることか
ら、コスト高になるという問題がある。
【0009】そこで、本考案は、ハンチング等を防止す
るフィードバック液圧低下手段としての絞りの形成が容
易で、コストを低減することができる圧力制御弁を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の圧力制御弁では、バルブ穴内に摺動自在に
設けられ、この摺動に基づいて出力回路の出力液圧を制
御可能なバルブスプールと、該バルブスプールを出力液
圧が上昇する方向へ押圧する押圧手段と、前記バルブス
プールを出力液圧が低下する方向へ押し戻すリターンス
プリングと、前記押圧手段による押圧方向側の前記バル
ブスプールの端部に軸方向に穿設され、フィードバック
液圧導入孔を介して出力液圧のフィードバック液圧が導
かれるピストン摺動孔と、該ピストン摺動孔内に摺動自
在に挿入され、一端がフィードバック液圧を受圧するこ
とで前記バルブスプール端面から突出する方向に押圧摺
動されるパイロットピストンと、該パイロットピストン
が突出する方向に摺動した時にその摺動を停止させるこ
とにより前記パイロット液圧導入孔内の液圧を上昇させ
てその反力でバルブスプールを出力液圧が低下する方向
に押し戻すストッパ手段と、前記フィードバック液圧導
入孔内に挿入され、該フィードバック液圧導入孔内周面
との間に絞りを形成する絞り部材とを設けた。
【0011】
【作用】本考案の圧力制御弁では、押圧手段により押圧
してバルブスプールを出力回路増圧方向へ摺動させる
と、それに応じて出力回路の出力液圧が増圧される。
【0012】また、この出力液圧は、フィードバック液
圧導入孔を介して、フィードバック液圧としてピストン
摺動孔に導かれる。そして、パイロットピストンは、一
端の受圧面で、このピストン摺動孔に導かれたフィード
バック液圧を受圧して、バルブスプールから突出する方
向へ押圧される。
【0013】そして、このパイロットピストンの摺動を
規制するストッパ手段により、パイロットピストンを押
圧する力がバルブスプールに対し反力として作用し、こ
の押圧反力によりバルブスプールは押し戻される。
【0014】このようにして、バルブスプールは、押圧
手段による押圧力とフィードバック液圧による押圧反力
及び弾性部材による弾性力とが釣り合う位置に配置さ
れ、これによって、押圧手段の押圧力に比例した出力回
路の出力液圧が得られる。
【0015】ところで、バルブスプールはリターンスプ
リングにより弾性支持されていることで、固有の振動数
を有している。そこで、ソレノイドへの印加電流の周波
数に対応して、フィードバック液圧の周波数がその周波
数に近づいてくると、フィードバック液圧導入孔内に挿
入された絞り部材により、フィードバック液圧導入孔内
周面との間に形成された絞りによってこのフィードバッ
ク液圧が低下される。
【0016】これによって、押圧手段の押圧力とこれに
対応するフィードバック液圧との関係が変化することと
なって、即ち、フィードバックゲインが低減されること
となる。従って、押圧手段の押圧力(フィードバック液
圧による押圧反力)の周波数が、その固有振動数と略等
しくなっても、バルブスプールが、それに共振すること
はない。
【0017】また、押圧手段がバルブスプールを微小振
動させるべくディザを重畳させた電流で駆動する場合
は、前記絞りによるダンパ作用でバルブスプールの振動
が抑制され、これにより、出力液圧の圧力変動を低減す
ることができる。
【0018】尚、絞りは、フィードバック液圧導入孔内
に絞り部材を挿入することで形成されるので、細径の孔
を形成する場合に比べて絞り形成のための加工が容易
で、コストを低減することができる。
【0019】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面により詳述す
る。
【0020】まず、実施例の構成について説明する。
【0021】図1は、本考案一実施例の圧力制御弁を示
す断面図であって、この圧力制御弁は、第1出力回路S
1及び第2出力回路S2の出力液圧P1 ,P2 を選択的
に制御するもので、即ち、一方の液圧を制御する際には
他方をドレーン圧とする制御を行なうものである。この
ような制御は、例えば、後輪の舵角制御装置の作動に用
いられ、このような舵角制御装置では、第1出力回路S
1の出力液圧上昇及び第2出力回路S2の出力液圧下降
により後輪が右に転舵され、逆に第1出力回路S1の出
力液圧下降及び第2出力回路S2の出力液圧上昇により
後輪が左に転舵されるというような作動が成されるもの
である。
【0022】図において、1はバルブボディであって、
このバルブボディ1には、バルブ穴11が穿設されてい
る。そして、このバルブ穴11には、第1出力ポート1
1a及び第2出力ポート11bが形成され、両ポート1
1a,11b間位置には液圧供給回路2が接続され、ま
た、両ポート11a,11bの外側位置にはドレーン回
路3が接続されている。さらに、前記バルブ穴11の両
端には、大径の第1背室1a及び第2背室1bが形成さ
れている。
【0023】尚、前記第1出力ポート11aは第1出力
回路S1に接続され、一方、第2出力ポート11bは第
2出力回路S2に接続されている。また、前記液圧供給
回路2にはポンプPからの液圧が供給され、一方、ドレ
ーン回路3は、フィルタFを介してリザーバタンクTに
接続されていて、大気圧となっている。
【0024】前記バルブ穴11にはバルブスプール4が
摺動可能に内蔵されている。このバルブスプール4に
は、前記第1出力ポート11aにアンダラップ状態で設
けられてバルブ穴11との間に絞りq,rを形成する第
1ランド4aと、第2出力ポート11bにアンダラップ
状態で設けられてバルブ穴11との間に絞りs,tを形
成する第2ランド4bと、両端部の端部ランド4c,4
dとが形成されている。そして、このバルブスプール4
は、図中右側に摺動すると、第1出力ポート11aでは
ドレーン側の絞りrが狭められると共に液圧供給側の絞
りqが広げられることにより出力液圧P1 が上昇され、
一方、第2出力ポート11bでは液圧供給側の絞りsが
狭められると共にドレーン側の絞りtが広げられて出力
液圧P2が減少される。
【0025】また、バルブスプール4が、逆に図中左方
向に摺動された場合には、絞りq,tが狭められると共
に絞りr,sが広げられることにより第1出力ポート1
1aの出力液圧P1 が減少されると共に、第2出力ポー
ト11bの出力液圧P2 が上昇される。尚、前記バルブ
スプール4は両端をリターンスプリング41a,41b
に弾性支持されていて、両出力液圧P1 ,P2 が同じ液
圧となる中立位置に配置されるよう摺動付勢されてい
る。また、リターンスプリング41a,41bとバルブ
スプール4との間には、リテーナ42a,42bが介在
されている。このリテーナ42a,42bには、バルブ
スプール4が中立位置となるとバルブボディ1に当接さ
れるフランジ43a,43bが形成されていて、バルブ
スプール4の中立位置や、リターンスプリング41a,
41bから離れる方向へ摺動した状態では、弾発力がバ
ルブスプール4へ伝達されないようになっている。
【0026】前記バルブスプール4の摺動は、第1,第
2ソレノイド(押圧手段)5a,5bにより成される。
即ち、バルブ穴11の両端位置のバルブボディ1には、
それぞれ、第1ソレノイド5a及び第2ソレノイド5b
が設けられていて、両ソレノイド5a,5bに通電する
と、その発生吸引力によりプランジャ51a,51b
(押圧手段)がスライドしてバルブスプール4を押圧す
るもので、第1ソレノイド5aへ通電すると、バルブス
プール4は図中右に摺動されて第1出力ポート11a
(第1出力回路S1)の出力液圧P1 が上昇され、逆
に、第2ソレノイド5bに通電すると第2出力ポート1
1b(第2出力回路S2)の出力液圧P2 が上昇され
る。
【0027】尚、プランジャ51a,51bのスライド
は、ソレノイド5a,5b内の各ストッパ面52a,5
3a,52b,53bにより規制される。また、プラン
ジャ51a,51bは、それぞれ、スプリング54a,
54bによりバルブスプール4に対してプリセット荷重
が与えられている。
【0028】前記バルブスプール4の両端部には、軸方
向に第1ピストン摺動孔63a及び第2ピストン摺動孔
63bが形成されていて、さらに、このピストン摺動孔
63a,63bには、第1パイロットピストン64a及
び第2パイロットピストン64bが摺動自在に挿入され
ている。前記両ピストン摺動孔63a,63bは、バル
ブスプール4のランド4a,4b部分に径方向に形成さ
れた第1フィードバック液圧導入孔61a及び第2フィ
ードバック液圧導入孔61bと、該導入孔61a,61
bの中間部とピストン摺動孔63a,63bとの間を連
通すべく軸方向に形成された第1フィードバック液圧導
入孔62a及び第2フィードバック液圧導入孔62bと
により、それぞれ、第1出力ポート11aと第2出力ポ
ート11bとに連通されていて、両パイロットピストン
64a,64bは、一端面側がフィードバック液圧を受
圧する受圧面65a,65bとされており、また、他端
にはストッパフランジ66a,66bが形成されてい
る。
【0029】このストッパフランジ66a,66bは、
バルブスプール4の端面に係合して両パイロットピスト
ン64a,64bがピストン摺動孔63a,63b内に
潜り込んでしまうのを防止するもので、また、この端面
には前記プランジャ51a,51bが当接されていて、
このプランジャの押圧力がバルブスプール4に伝達可能
となっている。
【0030】また、前記ピストン摺動孔63a,63b
と同軸に形成された軸方向のフィードバック液圧導入孔
62a,62b内には、絞り部材としての円柱状のピン
67a,67bが挿入され、その先端が径方向のフィー
ドバック液圧導入孔61a,61bの側壁に形成された
孔内に嵌合固定されることにより、このピン67a,6
7bの外周面と軸方向のフィードバック液圧導入孔62
a,62bの内周面との間で環状の絞り68a,68b
が形成されている(図2参照)。
【0031】そして、前記ピン67a,67bは、この
環状の絞り68a,68bがフィードバック液圧の周波
数が低周波数であるときにはその流れを妨げることがな
く、所定の高周波数となると減衰力が作用してフィード
バック液圧を低下させるような断面積となるように、そ
の外径寸法が設定されている。尚、この所定の高周波数
とは、前記バルブスプール4の質量,リターンスプリン
グ41a,41bのスプリング力,印加電流とフィード
バック液圧との関係であるフィードバックゲインにより
生じるバルブスプールの固有振動数に近い値である。
【0032】次に、実施例の作用を説明する。
【0033】(イ)中立時 通常、バルブスプール4はリターンスプリング41a,
41bの付勢力によって中立位置に保持されていて、液
圧供給回路2から導かれた高圧の作動液は液圧導入側の
絞りq,sを通過してそれぞれドレーン側の絞りr,t
からドレーン回路3を通ってリザーバタンクTへ還流さ
れる。
【0034】これにより、両出力ポート11a,11b
の液圧は等しく保たれ、かつ、両出力回路S1,S2の
出力液圧P1 ,P2 は等しく保たれる。
【0035】(ロ)第1ソレノイド5a駆動時 第1ソレノイド5aに通電されると、発生吸引力により
プランジャ51aがパイロットピストン64bを介して
バルブスプール4を図中右方向に押圧して摺動させる。
このバルブスプール4の摺動により第1出力ポート11
a及び第1出力回路S1の出力液圧P1 が上昇され、か
つ、第2出力ポート11b及び第2出力回路S2の出力
液圧P2 が低下される。
【0036】また、この第1出力ポート11aの液圧
は、第1ピストン摺動孔63aに伝達され、第1パイロ
ットピストン64aは、このフィードバック液圧を受圧
面65aで受圧することにより図中右側にスライドさ
れ、第2ソレノイド5bのプランジャ51bを右側へ押
す。そして、プランジャ51bの右行がストッパ面53
bにより規制されると、第1パイロットピストン64a
によりプランジャ51bを押圧する力の反力がバルブス
プール4に対して図中左方向に作用し、バルブスプール
4は押し戻される。
【0037】そうして、第1ソレノイド5aの通電電流
に比例した押圧力(FSOL )に対してリターンスプリン
グ41aのばね力(FS )とフィードバック液圧による
反力(FR )とが釣り合う位置(FSOL =FS +FR
なる位置)にバルブスプール4が配置され、両出力回路
S1,S2は、このときの絞りq〜tの開度、即ち、第
1ソレノイド5aへの通電電流に比例した出力液圧に制
御される。
【0038】このとき、第1ソレノイド5aに通電する
電流の周波数が低い場合には、絞り68a,68bには
減衰力が生じず、上述のFSOL =FS +FR が成り立
つ。
【0039】しかし、この第1ソレノイド5aへの通電
電流の周波数が高くなって、バルブスプール4の固有周
波数に近くなると、絞り68a,68bに減衰力が生
じ、フィードバック液圧が低下される。このために、第
1パイロットピストン63aによる液圧反力FR が、こ
の絞り68a,68bがない状態に比べ小さくなり、従
って、フィードバック液圧による押圧反力にバルブスプ
ール4が共振することがなく、ハンチングの発生が防止
される。
【0040】また、通電電流の周波数が高くなること
で、第1ソレノイド5aの押圧力が減衰することがあっ
ても、このように、液圧反力FR の方も小さくなるた
め、見かけ上減衰が生じないのと同じになり、応答性が
低下しないことになる。
【0041】また、第1ソレノイド5aの通電電流にバ
ルブスプール4を微小振動させるディザが重畳されてい
る場合は、前記絞り68a,68bによるダンパ作用で
バルブスプール4の振動が抑制され、これにより、出力
液圧P1 の変動を低減することができる。
【0042】(ハ)第2ソレノイド5b駆動時 第2ソレノイド5bに通電した場合には、上記第1ソレ
ノイド5a駆動時と逆に、第2出力回路S2の出力液圧
2 が上昇されると共に第1出力回路S1の出力液圧P
1 が低下されるもので、その作動は、上記の場合と対称
的であるので説明を省略する。
【0043】以上説明してきたように、この実施例の圧
力制御弁にあっては、フィードバック液圧導入孔62
a,62bに絞り68a,68bを形成することによ
り、この絞りによるダンパ作用でハンチング作用,過応
答及び出力液圧の減少を防止することができると共に、
ディザの重畳に基づく出力液圧P1 の圧力変動を低減す
ることができるという特徴を有している。
【0044】また、この実施例では、フィードバック液
圧導入孔62a,62b内にピン67a,67bを挿入
して、該ピン67a,67bの外周とフィードバック液
圧導入孔62a,62b内周面との間の隙間で前記絞り
68a,68bを形成するようにしたことで、細径の孔
を形成する場合に比べて加工が容易になり、これによ
り、コストを低減することができるという特徴を有して
いる。
【0045】以上、本考案の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、例えば実施例では、バルブスプールの両側にソ
レノイドが設けられ、かつ、2つの出力回路の出力液圧
を制御するものを示したが、ソレノイドが1つで、1つ
の出力回路の液圧を制御する圧力制御弁にも適用するこ
とができる。また、実施例では、絞り部材として円柱状
のピン67a,67bを用い、フィードバック液圧導入
孔62a,62bの内周面との間に環状の絞り68a,
68bを形成するようにした場合を示したが、図3及び
図4に示すように、軸方向のフィードバック液圧導入孔
62a,62b内にピン71を直接嵌入させ、このピン
71の外面側に軸方向に形成されたスリット71aや平
面部71b等で絞り72を形成させるようにしてもよ
い。また、径方向のフィードバック液圧導入孔61a,
61bに絞りを形成することもできる。
【0046】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案の圧力
制御弁では、フィードバック液圧導入孔内に挿入した絞
り部材により、フィードバック液圧導入孔内周面との間
に絞りを形成するようにしたことで、細径の孔を形成す
る場合に比べて絞り形成のための加工が容易になり、こ
れにより、コストを低減することができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の圧力制御弁を示す断面図であ
る。
【図2】実施例の絞り部材部分を示す拡大断面図であ
る。
【図3】本考案の他の実施例を示す要部の拡大断面図で
ある。
【図4】本考案の他の実施例を示す要部の拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
4 バルブスプール 5a 第1ソレノイド(押圧手段) 5b 第2ソレノイド(押圧手段) 11 バルブ穴 51a プランジャ(押圧手段) 51b プランジャ(押圧手段) 53a ストッパ面(ストッパ手段) 53b ストッパ面(ストッパ手段) 62a 第1フィードバック液圧導入孔 62b 第2フィードバック液圧導入孔 63a 第1ピストン摺動孔 63b 第2ピストン摺動孔 64a 第1パイロットピストン 64b 第2パイロットピストン 67a ピン(絞り部材) 67b ピン(絞り部材) 68a 絞り 68b 絞り 71 ピン(絞り部材) 72 絞り P1 出力液圧 P2 出力液圧 S1 第1出力回路 S2 第2出力回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ穴内に摺動自在に設けられ、この
    摺動に基づいて出力回路の出力液圧を制御可能なバルブ
    スプールと、該バルブスプールを出力液圧が上昇する方向へ押圧する
    押圧手段と、 前記バルブスプールを出力液圧が低下する方向へ押し戻
    すリターンスプリングと、 前記押圧手段による押圧方向側の 前記バルブスプールの
    端部に軸方向に穿設され、フィードバック液圧導入孔を
    介して出力液圧のフィードバック液圧が導かれるピスト
    ン摺動孔と、 該ピストン摺動孔内に摺動自在に挿入され、一端がフィ
    ードバック液圧を受圧することで前記バルブスプール端
    面から突出する方向に押圧摺動されるパイロットピスト
    ンと、 該パイロットピストンが突出する方向に摺動した時にそ
    の摺動を停止させることにより前記パイロット液圧導入
    孔内の液圧を上昇させてその反力でバルブスプールを出
    力液圧が低下する方向に押し戻すストッパ手段と、 前記フィードバック液圧導入孔内に挿入され、該フィー
    ドバック液圧導入孔内周面との間に絞りを形成する絞り
    部材と、 を備えていることを特徴とする圧力制御弁。
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