JP2566989Y2 - 排気管構造 - Google Patents

排気管構造

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JP2566989Y2
JP2566989Y2 JP9238592U JP9238592U JP2566989Y2 JP 2566989 Y2 JP2566989 Y2 JP 2566989Y2 JP 9238592 U JP9238592 U JP 9238592U JP 9238592 U JP9238592 U JP 9238592U JP 2566989 Y2 JP2566989 Y2 JP 2566989Y2
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JP
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pipe
outer shell
vehicle body
inner pipe
exhaust
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上兼  正之
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、排気管構造に関し、特
に、自動車などの内燃機関から発生する排気を車両後方
に通すための排気管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内燃機関の排気管構造に於ける排
気消音器には、例えば特開昭63−239306号公報
に開示されているように、耐食性や遮音性に優れた合成
樹脂材にて外板部材としてのアウタシェルを形成し、耐
熱性を要するインナパイプを金属材で形成して両者を組
み合わせて構成したものや、両者共合成樹脂材にて形成
して組み合わせたものがある。
【0003】上記したような従来の排気消音器に於い
て、図3に示されるものがある。図3に示される排気消
音器は、膨張室を画定するアウタシェル21と、このア
ウタシェル21の中間部を貫通するインナパイプ22と
からなっている。なお、インナパイプ22の図に於ける
左端が、図示されないフロントパイプを介してエンジン
に接続されている。
【0004】アウタシェル21は、中空のケーシングを
上下に2分割してなる上側外板部材23と下側外板部材
24とからなり、インナパイプ22を上下から挟むよう
に両外板部材23・24が形成されており、アウタシェ
ル21のインナパイプ22の貫通方向両端の壁部が、そ
れぞれジョイントパイプ25を介してインナパイプ22
に組み付けられている。なお、両外板部材23・24の
内面には所定の厚さのグラスウールマット26a・26
bが貼着されている。そして、両外板部材23・24の
互いに対向する各合わせ部23a・24a同士が接着固
定されている。
【0005】しかしながら、上記従来の排気消音器で
は、アウタシェル21が合成樹脂材または金属材で形成
されていることに限らず、インナパイプ22とアウタシ
ェル21とが互いに一体に固着されている。従って、車
体に装着した状態では、エンジンの振動によりアウタシ
ェル21が上下・左右に変位するため、アウタシェル2
1を車体に固定することができないという問題があり、
図に示されるようにインナパイプ22の両端部に設けら
れた両取り付けブラケット27a・27bを弾性部材を
介して車体に組み付けていた。そのため、アウタシェル
21と車体との間のクリアランスを大きくする必要があ
るばかりでなく、車体下面に大きな凹凸が生じて空力上
好ましくない等の問題があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本考案の主な目的は、パイプを受容する
ケーシングによる車体下面の凹凸を極力小さくし得ると
共に、車体とのクリアランスを小さくしてより一層大き
な容量のものを取り付け得る排気管構造を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、第1の部分と第2の部分とを有するケーシ
ングと、前記ケーシング内に受容され、前記第1の部分
を気密に貫通する入口部分及び出口部分を有するパイプ
と、前記第1及び第2の部分間の隙間を密閉するべく両
部分間に設けられた可撓性シール部材とを有することを
特徴とする排気管構造を提供することにより達成され
る。
【0008】
【作用】このようにすれば、パイプをケーシングの第1
の部分に固着し、パイプを受容するべく第1の部分と組
み合わされる第2の部分と第1の部分との間に可撓性シ
ール部材を設けたことから、エンジンに連結されたパイ
プを一体に支持する第1の部分の変位の影響を第2の部
分が受けることがないため、第2の部分を車体に直接的
に固定することができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の好適実施例を添付の図面を参
照して詳しく説明する。
【0010】図1は、本考案が適用された自動車用排気
消音器の分解組み立て斜視図である。図1に於いて、排
気を通すための金属製インナパイプ1が縦長のU字状に
曲成されており、第1の部分としての偏平な有底円筒状
をなす金属製パイプ支持体2の底部である端板部2a
に、インナパイプ1の入口部分1a及び出口部分1bが
気密に貫通するように例えば溶接により固着されてい
る。このようにして、インナパイプ1とパイプ支持体2
とがカートリッジ化されている。
【0011】上記カートリッジ化された状態では、図に
示されるように、インナパイプ1のU字状をなす中間部
1cが、パイプ支持体2の筒状部2bの軸線方向であっ
て開口部外側に突出するようにされ、インナパイプ1の
入口部分1a及び出口部分1bが互いに平行に端板部2
aの外側に延出するようにされている。なお、入口部分
1aが、図示されないフロントパイプを介してエンジン
に接続され、出口部分1bが、車両の後方に延出された
図示されないテールパイプに接続される。
【0012】また、パイプ支持体2の円筒部2bに同軸
的に組み付けられる第2の部分としのアウタシェル3
が、組み付け状態でパイプ支持体2と共働してインナパ
イプ1を受容するように比較的細長の有底円筒形状に形
成されている。そのアウタシェル3の外径は、パイプ支
持体2の円筒部2bの内径より所定量小さくされてい
る。そのアウタシェル3の内周面及び底面にはグラスウ
ールマット4が敷設されており、同様に、パイプ支持体
2の端板部2aの内面にもグラスウールマットが敷設さ
れている。なお、グラスウールマット4を敷設する代わ
りに、グラスウールを充填するようにしても良い。
【0013】パイプ支持体2の円筒部2bの開口端近傍
には、図2に示されるように、半径方向内向きに突出す
るように形成された突条部5が全周に亘って設けられて
いる。円筒部2bの内周面には、突条部5と開口縁との
間に環状のシール部材6が挿着されている。このシール
部材6は、V字状断面形状をなしその先鋭部を半径方向
内向きに向けたゴム製のリップ部と、そのリップ部を半
径方向内向きに付勢するべくV字状の溝部に装着された
環状コイルばねとにより構成されている。なお、円筒部
2bの外周面の開口縁部にはL字状断面形状の抜け止め
リング7が嵌着されており、上記突条部5と抜け止めリ
ング7とによりシール部材6が抜け止めされている。
【0014】そして、パイプ支持体2の円筒部2bをア
ウタシェル3に図1の矢印に示されるように同軸的に嵌
合して、排気消音器を組み立てることができる。このと
き、アウタシェル3の外周面に、図2に示されるように
上記したシール部材6のリップ部が密接し、パイプ支持
体2とアウタシェル3とにより膨張室が画定される。な
お、アウタシェル3の外周面には、一対の取り付けブラ
ケット8が半径方向外向きに立設状態に一体成形により
設けられており、図示されない車体に、両取り付けブラ
ケット8を介してねじ止めにてアウタシェル3が固定さ
れる。
【0015】このように、インナパイプ1を一体化され
たパイプ支持体2とアウタシェル3とにより排気消音器
が組み立てられているが、アウタシェル3に対して図2
の各矢印に示されるようにパイプ支持体2が上下・左右
全方向に変位可能であることから、図示されないエンジ
ンに連結されたインナパイプ1にエンジンの振動が伝わ
って、インナパイプ1すなわちパイプ支持体2が変位し
ても、その変位がアウタシェル3に伝達されない。
【0016】また、合成樹脂製のアウタシェル3の材質
を熱伝導率の低いものを選択することにより、アウタシ
ェル3の外壁面の上昇を抑えることができ、シール部材
6に特別に耐熱性の高いものを用いる必要がなく、通常
のシール部材6を採用し得る。従って、アウタシェル3
に近接する他の部品に対する熱害の影響が少なく、上記
したようにアウタシェル3を車体に固定しても、何等問
題を生ずることがない。なお、本実施例では排気消音器
について示したが、排気消音器に限ることなく、排気管
の中間部にプリチャンバとして設けることもできる。
【0017】
【考案の効果】このように本考案によれば、パイプを一
体化した第1の部分と第2の部分とを互いに固着するこ
となく、第1の部分にシール部材を介して第2の部分を
組み付けてパイプを受容するケーシングを構成すること
ができ、その第1の部分の変位の影響を第2の部分が受
けることがなく、第2の部分を車体下面に対して隙間を
設けることなく固定することができる。従って、第2の
部分による車体の下面に於ける凹凸を極力小さくし得る
ため、車体下面の空力特性を好適に向上し得るばかりで
なく、車体とのクリアランスを極力小さくすることがで
きることから容量を大きくし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された自動車用排気消音器の分解
組み立て斜視図。
【図2】図1の排気消音器の組み立て側断面図。
【図3】従来例を示す部分破断側面図。
【符号の説明】
1 インナパイプ 1a 入口部分 1b 出口部分 1c 中間部 2 パイプ支持体 2a 端板部 2b 円筒部 3 アウタシェル 4 グラスウールマット 5 突条部 6 シール部材 7 抜け止めリング 8 取り付けブラケット 21 アウタシェル 22 インナパイプ 23 上側外板部材 23a・24a 合わせ部 24 下側外板部材 25 ジョイントパイプ 26a・26b グラスウールマット 27a・27b 取り付けブラケット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部分と第2の部分とを有するケー
    シングと、前記ケーシング内に受容され、前記第1の部
    分を気密に貫通する入口部分及び出口部分を有するパイ
    プと、前記第1及び第2の部分間の隙間を密閉するべく
    両部分間に設けられた可撓性シール部材とを有すること
    を特徴とする排気管構造。
JP9238592U 1992-12-23 1992-12-23 排気管構造 Expired - Lifetime JP2566989Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9238592U JP2566989Y2 (ja) 1992-12-23 1992-12-23 排気管構造

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Publication Number Publication Date
JPH0653712U JPH0653712U (ja) 1994-07-22
JP2566989Y2 true JP2566989Y2 (ja) 1998-03-30

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