JP2566638B2 - 脱硫制御装置 - Google Patents

脱硫制御装置

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JP2566638B2
JP2566638B2 JP63280186A JP28018688A JP2566638B2 JP 2566638 B2 JP2566638 B2 JP 2566638B2 JP 63280186 A JP63280186 A JP 63280186A JP 28018688 A JP28018688 A JP 28018688A JP 2566638 B2 JP2566638 B2 JP 2566638B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、燃焼炉などからの燃焼ガスに含まれるSOx
を低減するための脱硫制御装置に関する。
従来の技術 従来から脱硫を行うために、燃焼炉からの燃焼ガスに
水を噴射して洗浄し、これによつてSOxを低減してい
る。噴射する水の量が多すぎると、装置の腐食が生じる
ので、その腐食を防ぐために負荷変動にかかわらず、そ
の水を噴射した後の燃焼ガスの温度が露点以上となるよ
うに、噴射する水の流量を少なめとしている。
発明が解決すべき課題 このような先行技術では、燃焼ガスに含まれるSOx濃
度を充分に低減することが困難である。
本発明の目的は、装置の腐食を防いで脱硫を充分に行
うことができるようにした脱硫制御装置を提供すること
である。
課題を解決するための手段 本発明は、燃焼ガスに水をノズルから噴射して脱硫を
行う脱硫制御装置において、 ノズルよりも下流側の燃焼ガスに含まれる水蒸気分圧
を演算し、この水蒸気分圧に基づいて水の露点を演算す
る露点演算手段と、 ノズルよりも下流側の燃焼ガスの温度を検出する温度
検出器と、 温度検出器によつて検出される温度が、露点演算手段
によつて演算される水の露点よりも予め定める温度だけ
高くなるように、ノズルから噴射する水の流量を制御す
る手段とを含むことを特徴とする脱硫制御装置である。
作用 本発明に従えば、燃焼炉などからの燃焼ガスにノズル
からの水を噴射し、この水の噴射後の燃焼ガスに含まれ
る水蒸気分圧を演算し、この水蒸気分圧に基づいて露点
を求める。またノズルの下流側の燃焼ガスの温度を検出
し、この温度が露点よりも予め定める温度だけ高く維持
されるように、ノズルからの水の噴射流量を制御する。
これによつて水が多すぎて焼ガス温度が露点以下とな
り、装置の腐食を生じることなしに、効率よく脱硫を行
うことができる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の断面図である。燃焼炉
1では、始動のために管路2から灯油が供給され、また
管路3から微粉炭が供給され、さらにまた管路4から燃
焼用空気が供給される。燃焼炉1の燃焼室5では、灯油
および微粉炭が燃焼し、その燃焼ガスは管路6からスプ
レクーラ7に導かれ、ノズル8から噴射される水によつ
て洗浄され脱硫される。このSOxが低減された燃焼ガス
は、バグフイルタ9から管路10を経て煙突11に導かれ
る。
ポンプ12からの水は、管路13を経て流量制御弁14によ
つてその流量が制御されて、ノズル8に供給される。こ
の水の流量は、流量計15によつて計測される。ノズル8
よりも下流側における燃焼ガスの温度は、温度検出器16
によつて検出される。
第2図は、第1図に示される実施例の電気的構成を示
すブロツク図である。露点演算手段17では、ノズル8か
ら水が噴射された後の燃焼ガスの露点を演算して求め
る。演算した露点に予め定める値αを加えた設定信号
は、ライン31を介して、比例および積分などを行う制御
回路18に与えられる。制御回路18には、温度検出器16か
らの出力が与えられる。制御回路18は、露点演算回路17
によつて演算された露点と温度検出器16によつて検出さ
れた温度との偏差を表す信号を、ライン19に導出して、
比例および積分などを行う制御回路20に与える。制御回
路20には、流量計15によつて測定されたノズル8の水の
流量測定値が与えられる。この制御回路20は、流量制御
弁14によつて制御される水の流量、すなわち流量計15に
よつて測定される水の流量が、ライン19を介する制御回
路18からの温度偏差が零となる流量に制御する。こうし
て温度検出器16によつて検出される温度が水蒸気の露点
よりαだけ高い温度となるように保たれる。こうしてSO
x濃度が効率よく低減されるとともに、水が多すぎてス
プレクーラ7およびバグフイルタ9などの腐食を生じる
おそれがない。
第3図は、露点演算回路17の具体的な構成を示すブロ
ツク図である。管路2から供給される灯油の流量は灯油
流量計22によつて計測され、また管路3から供給される
微粉炭の流量は微粉炭流量計23によつて計測され、さら
にまた管路4から供給される燃焼用空気の流量は空気流
量計24によつて計測される。入口水蒸気流量計算回路25
は、微粉炭流量計23の付着水分と固有水分とを求め、ま
たその灯油および微粉炭の燃焼によつて生じる水の量を
演算し、さらにまた空気に含まれる水の量を演算し、こ
うして燃焼炉1から排出される燃焼ガスに含まれる水の
流量を求めて加算回路26に与える。加算回路26には、流
量計15によつて計測される噴霧水の流量を表す信号が与
えられる。こうして加算回路26は、スプレクーラ7より
も下流側の燃焼ガスに含まれている水の総和を表す信号
を水蒸気分圧計算回路27に与える。水蒸気分圧計算回路
27は、燃焼ガスの水蒸気分圧を求め、蒸気表回路28によ
つて、第4図に示されるように飽和蒸気線図1に基づ
き水蒸気分圧Pに対応する飽和温度すなわち露点Tを求
める。蒸気表回路28からの露点を表す信号は、加算回路
29に与えられる。
加算回路29には、予め定める値αを設定する回路30か
らの信号が与えられる。この予め定める値αは、ノズル
8からの水の噴射量が多すぎて燃焼ガスの温度が露点未
満になることを確実に防いで腐食の発生を防止し、脱硫
効率を向上するために定められる。加算回路29からライ
ン31に導出される信号は、バグフイルタ9の出口の燃焼
ガス温度の目標値として、前述のように制御回路18に与
えられる。
第5図を参照して、燃焼ガスの脱硫効率ηは露点Tよ
りもα1だけ高い温度で最大となることが本件発明者の
実験によつて確認されている。したがつて前述の予め定
める値α=α1とし、これによつて脱硫効率を向上でき
る。
発明の効果 以上のように本発明によれば、燃焼ガスの露点よりも
予め定める温度だけその温度を高く制御することによっ
てSOx濃度の低減を図り、また水の供給過多による腐食
などの損傷を防いで脱硫を行うことができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は本発明の
一実施例の電気的構成を示すブロツク図、第3図は露点
演算回路17の具体的な構成を示すブロツク図、第4図は
蒸気表回路28の構成を示すグラフ、第5図は燃焼ガスの
温度と脱硫効率との関係を示すグラフである。 1……燃焼炉、7……スプレクーラ、8……ノズル、12
……ポンプ、14……流量制御弁、15……流量計、16……
温度検出器、17……露点演算回路、18,20……制御回
路、25……入口水蒸気流量計算回路、27……水蒸気分圧
計算回路、28……蒸気表回路、30……設定回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼ガスに水をノズルから噴射して脱硫を
    行う脱硫制御装置において、 ノズルよりも下流側の燃焼ガスに含まれる水蒸気分圧を
    演算し、この水蒸気分圧に基づいて水の露点を演算する
    露点演算手段と、 ノズルよりも下流側の燃焼ガスの温度を検出する温度検
    出器と、 温度検出器によつて検出される温度が、露点演算手段に
    よつて演算される水の露点よりも予め定める温度だけ高
    くなるように、ノズルから噴射する水の流量を制御する
    手段とを含むことを特徴とする脱硫制御装置。
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