JPS6178420A - 腐食監視制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕　　　　　′ 本発明は、火力発電所等の排ガスを脱硫する設備の腐食
度を的確に予測し、腐食を制御する発電プラントの腐食
監視制御装置に関する。

〔発明の背景〕

発電プラントにおいて、ボイラより放出される排ガスは
、排ガス設備を通って大気中へ放出される。この排ガス
中には、ＳＯ３分が含まれ、ＳＯ３の濃度によりガス−
ガス熱交換器が腐食するということ、また、これをオン
ライン計測器等で監視するということは、例えば、雑誌
［火力原子力発電Ｊ　ｖＯＩ、、　２８　　第２５０号
等で知られているが、この腐食を制御用計算機を用いて
オンラインで制御する例がなかった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、発電プラントで発生する排ガス中に含
まれる８０３により、プラントがどの程度腐食するかを
監視し、かつ、腐食の進行全最小限にとどめる之め、腐
食監視制御装置を用いて、腐食の監視、制御に係る情報
を常時、監視、制御できる方法を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明の要点は、腐食監視制御装置を、腐食監視装置、
腐食制御装置で構成し、プラントからのデータを基に腐
食度係数を求め、排ガス設備の腐食監視に必要な情報を
出力し、この情報を基に腐食の進行が最小限となるよう
に必要な演算を施こし電気集じん器を制御することにあ
る。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第５図により説
明する。

第１図は、腐食監視制御装置を火力発電プラントに適用
し九場合の一例を示すブロック図である。

本図において、ボイラ１内で発電用燃料が燃焼し、排ガ
スが発生する。この排ガスは電気集じん器２、ガス−ガ
ス熱交換器３、脱硫装置４を通り、再びガス−ガス熱交
換器３′５ｃ通って煙突５から大気中へ放出される。

この排ガス中にＦ′ｉＳ　Ｏｓ分が含まれており、この
ＳＯ３によって排ガス設備に腐食が生じるため腐食監視
及び腐食制御が必要となってくる。

腐食監視を行なうには排ガス温度Ｔ１排ガス中の水分Ｈ
２０、ガス−ガス熱交換器媒体温度Ｔ　ｏａｍのプラン
トデータが必要であり、これらは第１図のａ、ｂ、ｃ点
より腐食監視装置６へ取込まれる。

腐食監視装置６では、プラントデータを基に必要な演算
処理を行ない、その結果を出力装置８に出力することで
、腐食監視に必要なデータを適時・的確に参照可能とな
る。

腐食制御を行なうには、腐食監視装置６で得た結果を腐
食制御装置７へ取込み、必要な演算処理を施こし友後、
電気集じん器２０制御データを作成し、電気集じん器２
へ出力することで可能となる。

以下に腐食監視装置６、腐食制御装置７から構成される
腐食監視制御装置について説明する。

第２図は、腐食監視装置の詳細図である。

第２図において、ａ、ｂ、ｃ点エリ取込まれ九プラント
データは、プロセス入力装置９に入り、必要な変換を施
こした後、５Ｏｓａ度演算装置１０、硫酸露点温度演算
装置１１、腐食度係数演算装置１２に入力される。１３
は出力制御装置である。

過去に求めた排ガス温度ＴとＳＯｓ濃度ＳＯＳＯｓ間係
を記憶域１４に格納しておき、この関係を式（１）とす
る。

ＳＯｓ’　　＝　’　（Ｔ’）　　　・・・・・・・・
・　（１）この関係を基に１プラントからの排ガス温度
ＴデータからＳＯ３濃度Ｓ０３を式（２）で算出する。

５ｏｉ−ｆ（’ｒ）　　　・・・・・・・・・・・・　
（２）過去に求めた排ガス中の水分Ｈ２０’と補正温度
α′の関係を記憶域１５に格納しておき、この関係を式
（３）とする。

α’　＝　ｆ（Ｈｉｄ’）　　・・・・・・・・・・・
・　（３）この関係を基にプラントからの排ガス中の水
分Ｈ２０データから補正温度αを式（４）で算出する。

α＝ｆ（Ｈｚｏ）　　　　・・・・・・・・・・・・　
（４）次に、式（２）テ算１ｆｊしたｓＯｓ濃度８０３
　と式（４）で算出した補正温度αを基に、式（５）の
関係を用いて硫酸露点温度Ｔｄｔ−算出する。

Ｔｄ−ｆ（ＳＣｈ、α）・・・・・・・・・・・・　（
５）過去に求めた硫酸露点温度Ｔｄ’とガス−ガス熱交
換器媒体温度ＴＧＧＦＩ’と腐食度係数δ′の関係を記
憶域１６に格納しておき、この関係を式（６）とする。

δ’　＝　’　（Ｔｄ’　、　Ｔｏｏｙ＋’）　−−−
（６）この関係を基に式（５）で算出した硫酸露点温度
Ｔｄとプラントからのガスーガス熱交換器媒体温度Ｔａ
ａ１１データから腐食度係数δを式（７）で算出する。

δ−ｆ　（Ｔｄ、　Ｔｏ＋ＩＦ＋）　　　　・・・・・
・・・・　（７）第３図は、腐食制御装置の詳細図であ
る。

１８は制御量演算装置、１９は出力制御装置である。

第３図において、ｅ点は腐食監視装置の腐食度係数δデ
ータの取込み口である。以下に電気集じん、器の制御プ
ロセスを説明する。

過去に求め几許容腐食度係数の偏差６８′と電気集じん
器の制御量Ｃｅ’　　データの関係を記憶域１７に格納
しておき、この関係を式（８）とする。

Ｃｅ’−ｆ（δａ′）　　・・・・・・・・・　（８）
この関係を基にｅ点より取込んだ腐食度係数δと許容腐
食度係数δＢとの偏差δａｔ一式（９）にて算出する。

δａｍδ　−δ　　　・・・・・・・・・　（９）偏差
δａを基に弐〇〇で電気集じん器の制御量Ｃｅを算出す
る。

Ｃｅ＝ｆ（δａ）　・・・・・・・・・・・・　αＯこ
れらの過程を第４図、第５図にまとめた。

１ず、腐食監視装置ではブラントエリプロセス入力装置
にデータを取込む（１０１）。次に、データを基にＳＯ
ｓ濃度の算出（１０２）、硫酸露点製置の算出（１０３
）、腐食度係数の算出（１０４）ｔ−行ない、算出結果
の出力要求があった場合１０５、出力装置に出力する（
１０６）。

そして腐食制御装置では腐食監視装置より腐食度係数を
取込み（２０１）、許容腐食度係数（２０２）との偏差
を算出しく２０３）、電気集じん器制御量を決定（２０
４）Ｌ７を後、電気集じん器へ制御量データを出力（２
０５）する。

以上で電気集じん器の制御量Ｃｅが求まり、腐食監視制
御装置を用いることで排ガス膜流の腐食進行を最小限に
押えることができる。

−７へ発明の効果〕 一シ′本発明によれば、発電プラントにおける排ガス設
備の腐食監視、制御において、排ガスの状態を知る検出
器により、排ガス中のガス成分やガス温度、ガス濃度を
検出し、その情報に基づいて腐食監視制御装置を用いる
ことで腐食の監視及び制御を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のプラントブロック図、第２
図は第１図の腐食監視装置の詳細図、第３図は第１図の
腐食制御装置の詳細図、第４図、第５図は第２図、第３
図のフローチャートである。 １・・・ボイラ、２・・・電気集じん器、３・・・ガス
−ガス熱交換器、４・・・脱硫装置、５・・・煙突、６
・・・腐食監視装置、７・・・腐食制御装置、８・・・
出力装置、９・・・プロセス入力装置、１０・・・Ｓｏ
ｗ濃度演算装置、１１・・・硫酸露点演算装置、１２・
・・腐食度係数演算装置、１３・・・出力制御装置、１
４・・・記憶域１．１５・・・記憶域２．１６・・・記
憶域３．１７・・・記憶域も１図 °　　宋２図 躬５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、発電プラントにおける排ガス脱硫設備において、 排ガス中のＳＯ＿３濃度を排ガス温度より求め、前記Ｓ
   Ｏ＿３濃度と前記排ガス中の水分より硫酸露点温度を求
   め、前記硫酸露点温度と装置媒体温度とから腐食度係数
   を求め、前記腐食度係数を基に腐食の進行度を最小限に
   押えるような情報を作成し、前記情報を排ガス設備に出
   力することで腐食の制御を行なうことを特徴とする腐食
   監視制御装置。